ブログ記事3,146件
『「禁断」新婚旅行〈14〉』新婚旅行。四日目。朝からホテルに引きこもり中。ウンスはヨンを引きはがす。「もう・・やめて」体がいたい。加減をしてといっている。その言葉を無視をしていたずらをし…ameblo.jp前回の話はここです。深夜になりホテルの庭先にタクシーが止められた。二人は乗りこんだ。最初にこちらを確認してください。説明書を読んでくださいとカードを渡された。二人は読んでからサインもした。では最初に向かう場所は運転しながら話を進めていく。タクシーの運転手は話も上手。知る人
ヨンと久しぶりに休みを堪能して仕事に戻る。「今日はこのまま仕事にいく」「そう・・いってらっしゃい」見送ると嬉しそうにヨンはでかけていく。疲れた体をいやすようにウンスは昼寝をする。気が付けばそのまま寝ていた。「「「来年のこのぐらいにはうまれていると思うわ」夫人が楽しそうにお腹を撫でている。使い古しの紙をつかいなにやら作っている。「それは?」「暦というの」むこうの世界で言うところのカレンダーよね。なんだかさみしそうな顔をしているので夫人がわかりやすく話をしている。「時間
かつて私は将軍だったあなたの夫人だった。何度も夢でみている二人は前世の二人だった。あの人は苦労ばかり背負っていた。「すまない」私のさいごのときまで謝っていた。天界にかえりたいのではありませんか?いっつもそればかりだった。今は彼との時間が取れる。まるでやり直しをしている気分だ。さてと頬を叩き仕事に頭を切り替える。「そういえば・・・聞きたいことはなに?」かつては生まれた日を祝うということもなかった。聞きたかった。「何月生まれ?」六月生まれだよ。ウンスは?「私は四月生まれよ
ふっと目を覚ます。ヨンはいつものくせで目覚めてしまう。「そうか・・今日は休みだった」習慣とは恐ろしいな。腕の中で眠る愛おしい温もりはそこにある。するりとベッドを抜け出すと身支度をしていく。脱ぎ散らかした服を着ていく。それからコーヒーをいれよう。湯を沸かし・コーヒー豆をすりつぶしていく。全ては自動でしてくれる。便利な世の中になった。「イムジャがコピが飲みたいといっていたな」このところよく思い出すことが増えてきた。まるでここで恋を楽しんでいるように。「イムジャには苦労ばかりさせて
ウンスはもぞりと動きだす。寝心地のいい場所。ヨンがタオルで寝ている間に清めてくれていたらしい。「ヨン?」どこというと戻ってきた。扉が開き閉じる音がした。「くん」シャンプーの匂い?がした。どうやらシャワーをあびてきたらしい。「ああ・・ずるい」わたしもいきたかったのにという。「あとににしたら?うごけないだろう」がくがくしている。体に力が入らない。無理だということはわかっていた。犯人はしれっと立っている男だ。隣にすべりこんできた。かつてそうしてくれたようにヨンは腕を枕に差し出す。
「質問は?」「あるある」もがくように手を動かす。「ヨンの事知りたいのは本当」他に付き合ったことは?「タン・ミリ以外はいない」「本当に?」疑うように後ろにちらりと視線を向けた。ヨンは胸から手をはなす。ほっとするが甘いと耳に吹き込まれる。腰に手を当ててきた。「まだ・・終わりじゃない」今度はズボンのひもをほどきだす。ヨンのせいでほとんど乱されていた衣服。今度はそのズボンの中へ手をすべりこませていく。下着の中にだ。「なんだ」その感触にヨンは嬉しそうに笑う。感じていたこと
「やるわ」ウンスはやる気に満ちていた。目の前でヨンはすっかり上半身をさらしている。引き締まる美しい肉体がそこにあった。見惚れるほど美しい。モデルもやっているのかもしれない.無駄な肉などどこにも存在していない。その顔も整っている。創作したもの「整形」したようにも見えない。明るい部屋の中でその人はいた。ぐいと腕を引かれた。気が付くとウンスはぎゅとされていた。片腕は肩にもう片腕は腹に回される。「それで聞きたいことって?」「いいの?」すると服の裾をめくり始めている。素肌をなぞりだした。「
ウンスがキッチンにいきラーメンを作る。ヨンは席についてまっている。邪魔をすると怒られる。作りながら気になっていることがあった。夢に出てきた将軍のことはわかってきていた。今は目の前にいるヨンのことだ。私は何も知らない。「どうかしたの?」「明日は休みだから連絡きてもするなってリンに頼んでいた」ヨンはスマホを置いて立ち上がる。運ぼうとしたら先に持ってくれた。「自分の分ぐらい持つよ」そういえばウンスは?先に食べたわよ。という。確かにこの時間だ。時間は十二時を過ぎていた。器用にはしを使
「「叔母上がかけつけてきた。「嫁ご・・まことか?」静かな声で聴かれてそっと手を握られる。「はい」答えるとくると背を向ける。「おめでとう」元気な子を産むのだぞ。袖でごしごしぬぐう」」はっと目を覚ます。あの叔母にも涙が。驚く。そのとき気が付く。ブランケットがかけられていることに。それをどかしてすたすた迷いなく暗闇の中を進む。こんこんと扉を叩く。がちゃとうち扉が開かれた。「おきた?」「うん」あくびをした。撮影は順調?静かな声で聴いてきたので目だけで答える。大丈夫。そ
ヨンはやっとマンションに戻ってきた。そのまま部屋に入りソファに倒れていく。隣で音が聞こえてきたので帰宅したと思った。ウンスは隣に続く扉を叩いた。返事がない。しかたなく鍵をあけて中に入る事にした。ソファに倒れこんでいる姿を見つけた。「ヨン」すうと寝息が聞こえてきた。どうやら寝落ちしたらしい。ブランケットを体にかけてあげた。「あかりもつけないで寝てしまったのね」起こさないようにそのまま自分の部屋に戻っていく。静かに扉をしめた。鍵はかけないで。ウンスは仕事を終わりにさせるた
ウンスは先にマンションに帰ることになった。さっそくパソコンに向かう。さて・・この前の続きを書いていく。ウエブではストップ中。ファンたちからの声が沢山来ている。先生。この続きはどうなるの?この謎の男は?ユ夫人とテホグンの恋の続きが気になります。などなど書き込みがきていた。現実にいる男を刺激したくないんだけど。どうしようか。パソコンの前で考え込んでしまう。コーヒーにして気分を変えてみる。「「奥様・たいへんです。」窓の外で声をかけいた。「王妃様の具合が」夫人が姿を見せる
「「あたたかい・・肌で感じる。ウンスはあたりを見て回す。あ・みつけた。なにをしているのか。景色が冬より春へと変わる。あらゆるいきものたちが目を覚ます。今にも聞こえてきそう。鳥たちのささやき声が。かなり近くなってきていた。屋敷の庭先で話をする二人がいた。「話しがあるの」「ああ」昼間倒れたばかりで外に出ても平気だろうかと夫は心配している。「どこか悪いのか?」心配を通り過ぎて顔色が蒼くなっていく。「やだ・・落ち着いて」屋敷に入ろうと誘う。「こういうとき・・なんていったらいいのかし
少しの休憩をはさみ撮影が再開される。「「あのころは皆が間違えていた。メヒ・隊長・王も。しばらくしてテホグンはミリのもとにきた。「二度は言わん」期待はするな。そしてあの方に近寄るな。「そのときは・・斬る」たとえメヒの妹だろうと許さない。ミリはわかっていた。知っていたはずなのに甘えてしまっていたのだ。メヒオンニと私は違うというのに。このテホグンならと思っていた。私の気持ちをわかってくれるそう思っていた。これ以上は踏み込んではならない。その足でここを去ることを決意した。」」や
「「ミリとともにいたはずのテホグンがふいに動きだす。ゆったりと兵士たちの間を歩ていく。皆がヨケイナことを言わずに鍛錬に集中している。「脇」短い言葉を告げていつも握っている鬼剣の鞘でその場所を示した。「すきだらけだ」「はい」斜め前にいる兵士に向かっていく。「肩」それでは腕をなくすぞと言われる。「すみません」慌てて兵士が構え方を正す。兵士たちの指導しながら別のことを考えている。「テホグン・・かわりますか?」隊長がやってくる。「いや・・たのむ」言いかけて隊長にその場をま
引き続き撮影は続く。「「ねぇ・・。大きいな瞳を細めると夫人は甘えるようにねだる。次には肩をつかんでひきはなされた。「やはり・・やめておきます」楽しみはとっておきましょう。額にちゅとしたはなれていく。次に真剣な顔をする。「そのかわり・・都にもどったら・・もうまちません」甘く耳元にささやいた。自分の額に手をあてて赤くなる。「大人しゅうしておって・・ください」テホグンは部屋の外へ出ていく。」」「カット」場面がかわる。次の撮影になる。「「テホグンはあの女とあわねばと切り替える
王妃様のご懐妊が分かってより、イムジャの口を借りるなら、一番“浮かれている”のは王様だ。(コモに聞かれたら、このバチ当たりめが!とゲンコツが飛んできそうだが)俺でさえも思ってしまう程、危機感が無さすぎるのだ。“国中から名だたる僧を興王寺(フンワンサ)へ招き、安産の為の祈祷をさせよ”そう出された王命により、続々と都入りする者達の数といったら……僧だけではない。それに仕える下男や下女……ひとりふたりではないのだ。各門での出入りはもちろん、当の興王寺でも、しっかりと身元確認はしている。だ
撮影は進んでいく。ヒョンミと密着する。ヨンはいやな顔をしだす。嫌悪感を抱く。「ストップ」スタッフがあわわてて駆け出す。「チェヨンさん・・どうされましたか?」ここは夫人と抱き合うシーンだ。それほど距離をつめないとできない。役者だ。それくらいできるはず。感情がついていかない。何度かやってみたが無理だった。「困ったな」「すみません」謝るがこの女とは抱き合う気になれない。何度かためすができそうにない。そこで今回だけユ先生を使ってみてはという話になった。仲もいい・雰囲気も出ている。
そこにいるにいるのはチェヨン将軍だ。「イムジャ・・信じてくれ・・おれにはあなたしかいない」「ヨンァ・・わたしも・・同じ気持ちよ」片手をウンスの頬に伸ばす。やさしく撫でてきた。「ちょっと・・」「しい」しばいか・そうでないのわからなくなる。その姿をはなれた場所でみているものがいた。チョウ・ヒョンミという。新人女優だ。ミリもまた二人のことを睨んでいた。ヒョンミはこれはチャンスだと思っていた。突然持ち上がる配役。うまくすればあのトップスターとも中を深めることができる。よこしまな
「「テホグンが迎えにきた。夫人は嬉しいというようにかけていく。兵舎に歩いていく。そのとき・・ミリとであう。無視をして夫人を自分の部屋に案内していく。「あの」ちらりとミリに目を向けたが気にしなくていいと言われた。あきらかに態度がおかしい。「なにか」「いいえ・・何もありません」という。ミリは二人を見送ると暗い喜びを感じていた。「オンニを忘れてない」わたしはオンニを忘れるほど大切な人とはどんな人か知りたいと思った。そしてオンニと同じように苦しみと痛みを味合わせたい」」「カット
ヨンたちを迎えにテマンがきた。車を駐車場所に止めてある。マンションを出て支度をすませて現れた。ヨンの荷物をウンスがもっていた。急ぎ車に乗って集合場所に向かう。「間に合いそう?」「はい」ここからすぐです。大丈夫ですよ。それならついてからでも朝ご飯を食べられる。撮影の現場ではすでに用意のためにスタッフたちは動きまわっている。「ユ先生」丁度いいところに来てくださいました。監督が声をかけてきた。朝の挨拶をしてさっそく確認したいことを聞かれた。「ええ・・おまちください」台本を荷
ここはウンスがかりてるマンションの部屋の寝室。どうやらヨンもここに泊まったらしい。ヨンに夢でみたことを伝えた。「そうか」大丈夫。ここにいるから安心して。「うん」体を横に戻す。犯人はまだつかまっていない。キム・トクもだった。それに過去に起きたことだ。自分たちには何もできない。「「夫人は兵士のふりをしたものに気が付いていない。いつもと同じように過ごしている。その男がついに動き出す。テホグンにようがありむかえがこられなくなったらしいと知る。話を聞いてうっすらと笑った。「会議で遅
ウンスは先に帰る用意をすませていた。「先生のってください」「ありがとう」そのまま休ませてもらう。アン・ジェウク。かえるぞとカメラマンの先輩がいう。明日も忙しい。「先に帰っていてください」目の前にチェヨンが通り過ぎていく。「話しがある」俺にはないと無視をされた。そのまま車に乗り込んだ。「ごめん・・おまたせ・・出してくれ」はい。わかりました。テマンがすぐに車を出す。マンションに到着した。ウンスは疲れて寝ていた。ヨンは車からそっと抱き上げて移動する。「ウンス・・
控室でヨンとウンスは向き合う。他の人もいることを忘れていた。「どうかしら?都合のいいことだけを夢でみせているだけかもしれない」「ありえぬ」俺を信じられぬか?ウンスの肩をつかんだ。がしと。四年間ずっとそなたを待ち続けたのだぞ。女人のことなど知らぬ。というと。頬をつねった。「いた」ぎゅーと頬を横にひっぱっていた。ヘナさんがあわててウンスを引きはがす。「先生・・なにをしているんですか?」いけません。その手をはなしてください。リンも慌てて引きはがす。「何をしてるの」ばれるわ
隠れて二人は向き合う。休憩中。「ねぇ・・約束守ったわ」私はあなたをみつけたでしょう。「そうだな・・だが・・かけは俺の勝ちだ」「どうして?」最初に見つけたのは俺の方だ。将軍と夫人になっていた。自然と顔をよせていく。「だめ」いけない。うっかりキスをしかけていた。ヨンの口を手でふさぐ。むぐとヨンはふてくされた顔をした。「今は立場が違う」自分の口をふさぐ手を握り額にキスをしてはなれていった。「これぐらい・・許せ」ふっと笑い去っていく。休憩が終る。「ずるい」ヨンは楽しそうだっ
この馬はなかなか人になつきません。名前も決まっていないのですという。のりこなせる人もいないのです。まったく・・困った奴だ。ヨンはかつての相棒をみていた。つーんとしらないというように顔をそらす。我儘具合はこの方と同じか。甘えるように首を伸ばして肩にのせてくる。「チュホン」そう呼ぶと嬉しそうに尻尾をゆらす。「チュホン・・その馬の名前ですか?」「決めてしまっていいですか?」はい。どうやら気に入ったようです。装備を身に着けてヨンはなれたようにさっと馬上の人になる。「よかったね」チ
アップにするときに必要だという。男たちはそれぞれに分かれて練習をしている。弓道をするための場所をかりた。まずは主役のチェヨンにやってほしいという。「ユ先生も近くでどうぞ」ぜひ見てください。という。武芸の専門の人もそこにいた。こそりと聞いてみる。「どう・・できそう?」「たぶん」時代劇はしたことがないけど・体が覚えている。弓を一本手にしてみる。かつての自分が目を覚ます。そんな感覚がしてくる。肩はばに足を開き弓をかまえた。ゆったりとした動作で矢をつがえて的をさだめている。鋭い目
それで私に話があったのでしょう。この前もそんなこといっていたしね。「もめていると?」ハーブティーを飲んで口を開く。「ヘナさんからは?」何も聞いてないのか?ヘナさんとヨンのどうつながりがあるのだろうか。ウンスは不思議そうに座っている。「疲れている?」「疲れた」本当は今すぐ横になっりたいぐらい。疲れた様子のヨンをみていてウンスはふいに思った。ソファに座ったまま額に手を当ててうつむく。ウンスはふいに立ち上がると隣に腰を下ろした。膝をぽんポン叩く。「え?」「膝をかしてあげる」
王妃様のご懐妊に続いて、医仙様のご出産——私…スンギョンにとっても、それはまさに慶事の重なり。ああ、なんておめでたいの!でも、医仙様のご出仕は、しばらくないわね……お目にかかれない淋しさはもちろん、王妃様のお身体を思うと、少し心配もあるけれど、典医寺には頼もしい“ちーむ”とやらがいるし……きっと大丈夫よね。王妃様のご懐妊が分かってすぐ、医仙様にはご指導を仰ぐ事が出来たし。王妃様の為に、私に出来る事を……いろいろ教えていただけたのだから。これから、もしかしたらお具合が優れなくなるかも
チェヨンの方はというと。もめていた。話し合いが難しいことになっている。最近はやりのウエブ小説をドラマ化するというもの。まず原作者の許可が必要になる。何度も話をしているが断られている。「チェヨン」頼むと監督から話がきた。その先生というのがユ先生だった。「先生は頑固ものだ」簡単にはいかないと思う。「友人だとききました」監督さんはどうしてドラマにしたいと?「現代・・もっとも注目をあびている話だからだ」ストーリーがいい。コメント欄にも・いいねも沢山ついている。熱意をもってせまってきて
トッキオンニから、何となく匂わされたその夜。お風呂上がり。ヨンがいつものように、浮腫みがちな私の足を、マッサージしてくれている。反り気味で痛む腰は撫でるように、頭から首、肩にかけては、ツボを押さえながらのもみほぐし……あああ。極楽。贅沢。本当にプロだわ、私の夫は。けどね〜……こんなにしてもらってて、ちょっと聞きにくいけど、やっぱり気になる……私は、じぃっ…と視線を送り、ヨンが何事かと気づくのを待った。「?どうしました?」案の定、気づいたヨンが、私の手をマッサージしながら、