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「世界の終わりの最後の殺人」著者:スチュアート・タートン出版社:文藝春秋(2025/3/12)告白しますと、スチュアート・タートンの第1作『イヴリン嬢は七回殺される』を私は読み終えることができませんでした。2019年の「週刊文春ミステリーベスト10」で第2位に選ばれた話題作なのに、投げ出した自分にちょっと落ち込みました。どうやら私は、ミステリの中でも「特殊設定」や「奇想系」との相性があまり良くないようです。ところが今回の新作『世界の終わりの最後の殺人』は、その
森バジルさんの『探偵小石は恋しない』のレビューになります。こちらは今年流行った本格ミステリということで読んでみることにしました。かなり話題になっているのと、各SNSでも絶賛コメントで溢れているのを見て気になっていたんですよね〜。ざっくりとしたあらすじはこんな感じ・ミステリ小説オタクの小石は、自らがスカウトしてきた蓮杖と探偵事務所をしている。しかし実際の依頼の9割9分は色恋調査ばかりでやる気が出ない。・プロローグ+第四章からは、照屋、春風、一吾、ニ斗、藍沢姉弟、雪村先生という謎のメ
8/24に表参道で行われた「あなたが犯人かも展」に行ってきました。以下、ネタバレはしませんが、多少内容について言及するので、気になる方はブラウザバックしてください。公式ページにもあるように、本イベントは犯罪捜査を主眼に置いた参加型イベントです。会場に展示されていたり、受付後に配布される資料をもとにして事件の真相を探っていくことになります。本イベントの特徴として挙げられるのは、3つ用意され
ミステリと言う勿れ17巻発売日いつから?発売予想と過去傾向から分析!販売ページはこちら【先着特典】「ミステリと言う勿れ」Blu-rayBOX【Blu-ray】(抽選キャンペーン応募シリアルコード(後日配信))[菅田将暉]楽天市場31,020円ミステリと言う勿れ(16)(フラワーコミックスα)[田村由美]楽天市場594円[新品]ミステリと言う勿れ(1-15巻最新刊)全巻セット楽天市場8,778円ミステリと言う勿れ17巻発売日いつ
ハヤカワミステリマガジンのミステリベスト10で堂々1位となった前作「ハウスメイド」。刊行当初からシリーズ化が予告され、ミステリファン界隈をざわつかせていた待望の続編がついに登場しました。本作の舞台は前作から4年後。裕福なギャリック家のハウスメイドとして雇われたミリーは、雇い主のダグラスから「何があってもゲストルームには入らないこと」を強く言い渡されます。「静養中の妻ウェンディを煩わせないため」という説明に納得したミリーでしたが、ある日、血に染まったガウンを見つけたことで夫の虐待を疑い始め
小説紹介のけんごさんがオススメしていたので読みました。織守きょうやさんの『ライアーハウスの殺人』。内容は、ミステリ小説の王道=館×クローズドサークル×計画犯罪といったものになっております。さっそくですが、以下にあらすじと見どころをレビューしていこうと思います!<注意事項>二度読み必須の結末!表紙と裏表紙、そして帯にも重要な意味が隠されている!登場人物みんな嘘つきという筆者からのヒントを忘れずにお読みください※表紙の絵を担当されている平尾アウリさんのキャラクターカードを
40年近く前の衝撃的な「十角館の殺人」から始まった綾辻行人さんの人気ミステリ「館シリーズ」を今年の初めから再読し始め、3月末までにシリーズ第6作まで読み終えたことは以前紹介した。『十角館の殺人と「館シリーズ」』昨年、インターネット情報で綾辻行人さんのデビュー作である「十角館の殺人」がドラマ化されたことを知った。十角館の殺人|日本テレビ定額制動画配信サービスhuluで…ameblo.jp6作目まではほぼリアルタイムで読んでいたので再読であったが、2007年刊行の7作目「暗黒館の殺人」は文庫
⚠️ネタバレありです。キャラクターよりの感想になってます。久しぶりのポアロシリーズ感想。今後はコンスタントに上げていきたいと思っていますが、どうなるかな…ビッグ4(クリスティー文庫)Amazon(アマゾン)「———あなたの偽名、変装——うまく相手を騙せるとは、ほんの一分間だって、私は思っていませんでしたよ」アガサ・クリスティ「ビッグ4」中村妙子訳早川書房2004年134ページよりなんという信頼感…!!というわけで、ポアロとヘイ
⚠️ネタバレしてます。ミステリと言う勿れ(16)(フラワーコミックスα)Amazon(アマゾン)初感想になります!田村先生の作品は「7SEEDS」の頃から読んでてかなり好きです「BASARA」はあんまり詳しくないけどちょっと知ってます。あとは龍三郎シリーズも好きで読んでたな〜。ゼミの顧問、天達が企画した夏季合宿に参加した整。過去の経験から友人の相良レンに「なにかあるかも」と耳打ちされるが、程なくして、合宿の裏の意図が明かされる。メン
今更ながら『葉桜の季節に君を想うということ』を読んだ。というか、聞いた。2004年にとにかくさまざまなミステリの賞を取ったこの小説、今までなんとなく触れずに来たのだが、オーディブルの聞き放題プランに含まれていたので聞いてみることにしたのだ。有名になった小説だけに、叙述トリックということだけは耳にしていたが、それ以外は全く情報を入れずに読んだ。叙述トリックだからと注意深く聞いていたせいか、その叙述トリックの部分はすぐに違和感を覚えて気付いた。「どんでん返し」というほどかな?分かる人はす
名古屋の大須に開店したばっかりのミステリー本専門店「謎解き生活」に行きました☆東海地方最大級で、新刊から絶版古書まで、国内外のミステリ作品が多数集められておりました。単なる本屋さんというだけでなく、展示品やお店の装いなんかが、ミステリのテーマ館のようで、本屋さんというより、ミステリのイベント会場に紛れ込んだような感じなところが面白かったです。こういうお店があるというだけでも嬉しいものです。さっそく、前から買おうと思っていた新刊の、城平京『虚構推理忍法虚構推理』を購入しましたが、本屋さ
現役書店員芸人カモシダせぶん(デンドロビーム)の木曜に、一冊、本の話を今回はー、五条紀夫の連作ミステリ短編集殺人事件事件に巻き込まれて走っている場合ではないメロス太宰治の名作、走れメロス。暴虐の王の元へ行き、自分の代わりに友人セリヌンティウスを磔にさせ、妹の結婚式に出て、走って帰ってくる。今作ではこの間に殺人事件にメロスが巻き込まれます。割と脳筋なメロス、とんちんかんなことも言い始めますが、そこには切れ物の友人イマジンティウスが現れて助言します。いやセリヌンティウスに名前近いなと思
NHKの吉岡さんが金田一のシリーズ独特の解釈で流れる音楽も引きこまれます3月に悪魔の手毬唄が放送されるようです!楽しみ青池リカさんが誰?!勝手に森口瑤子さん、深津絵里さん、松雪泰子さん思い浮かべました~由良のやっちゃんは?佐藤玲さん佐津川愛美さん仁礼の文ちゃんは恒松祐里さんや片岡凛さん別所千恵子(大空ゆかり)は玉城ティナさん、白石麻衣さん青池里子、、里子さんは伊藤沙莉さん橋本愛さん青池歌名雄さんは白洲迅さん、井上祐貴さん手毬唄
⚠️ネタバレありです。キャラクターよりの感想になってます。原作との比較が多いです。コックを捜せ、名探偵ポワロシリーズ、記念すべき1作目です。原作再現度は星五つ⭐⭐⭐⭐⭐あくまで個人的な評価ですが、ほぼ原作通りだったと思います。制作スタッフの皆様、ありがとうございます逆にシリーズ1の第1作目から原作ガン無視でオリジナル展開されてたら、制作陣の正気を疑ってしまいますが…ともあれ、そんな冒険はしないでくれて良かったページ数の少ない短編なので、話を
道尾秀介さんの小説『N』を読了しました。本作は、読む順番によって印象が大きく変わるという独特の構成が特徴のミステリ作品です。通常、小説は著者が意図した順番で読み進めるものですが、『N』では6つの短編がそれぞれ独立しており、読者が好きな順番で読むことができます。このユニークな試みが、物語の印象をガラリと変える要素になっているのです。今回は、ネタバレなしで本作の魅力を語りつつ、どのような順番で読むのがおすすめなのか、またどんな読後感を得られるのかについて詳しくレビューしていきます。『N』のあらす
読了しました。今回は櫻田智也さんよ「失われた貌」です。今回は帯を見て様々な作家の先生たちが絶賛されてるのを見て読んでみることにしました。帯で期待値が高かった分、読んでみて「そこまでかなぁ?」と思うのが正直な気持ちです。伏線がありすぎてどこまでが伏線で、相関関係や時系列が少し分かりにくくて、もう少しそこの描写が欲しかったなって言うのが正直なところです。ただ、からくりが分かるとこの本も面白くなっていきます。まさかそんなに細かい設定だと思っていなかったので、こんなところに話が繋がるんだなぁ
知念実希人さんの「となりのナースエイド」シリーズ2作をご紹介します。私は観ていませんが、ドラマ化もされたようですね。ということで、本作について。1作目の「となりのナースエイド」は、ナースエイドの澪が主人公となります。有能な外科医の澪はわけがあって、外科医をやめてしまいます。そのわけというのは、姉が、シムネスという奇病で命を絶ってしまい、それがだれかに殺されたらしい。。。天才外科医の竜崎とぶつかりながらも、次第に外科医の自分を取り戻していく、というのが強引なあらすじではありま
⚠️ネタバレありです。キャラクターよりの感想になってます。久しぶりの更新です!新年1発目はポアロ!雲をつかむ死(クリスティー文庫)Amazon(アマゾン)「やあ、ポアロさん、このあいだはあやうく、豚箱にほうりこまれるところだったじゃありませんか」「そんなことになれば、私の職業柄、大損害でしたでしょうな」アガサ・クリスティー「雲をつかむ死」加島祥造訳早川書房2004年95ページより2作ぶりに長編登場のジャップ警部とポアロ
10月7日は「ミステリー記念日」です。1849年のこの日、ミステリー小説(推理小説)の先駆者であるアメリカの小説家エドガー・アラン・ポーが亡くなったことに由来しています。世界初の推理小説は、エドガー・アラン・ポーが1841年に発表した短編小説『モルグ街の殺人』であることから、ミステリー小説の生みの親ともいわれています。以下HPよりミステリー記念日(10月7日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介|PRTIMESMAGAZINEprtimes.jpエドガー・ア
森昌磨さんの『あの日、タワマンで君と』のレビューになります。本書は、絶対に事前情報を見ずに読んでください!とのことで、本当に何も調べないで読みました。といっても、さすがにそれだけでは読む気になれないですよね。なので、以下に公式のあらすじに書かれている範囲でのプチ情報をまとめていきたいと思います。<あらすじ>主人公の山本創一はウーマイーツ(ウーバーイーツだと思ってください)の配達員をしながら生計を立てている。ある日、六本木のタワマンの最上階に住む「多和田」という男から依頼が
少し前に、この本を読みました世界でいちばん透きとおった物語(新潮文庫す31-2)Amazon(アマゾン)Amazon(アマゾン)で詳細を見る楽天市場で詳細を見る${EVENT_LABEL_02_TEXT}電子書籍が不可能な本ということで、電子書籍化されていない本なのですあらすじ大御所ミステリ作家の宮内彰吾が死去した。宮内は妻帯者ながら多くの女性と交際し、そのうちの一人と子供までつくっていた。それが僕だ。「親父が『世界でい
現役書店員芸人カモシダせぶん(デンドロビーム)の日曜に、一冊、読んでほしい本今回はー、ミステリアンソロジー小説集キリスト教において人を罪に陥れる七つの悪徳を「七」に縁のあるミステリ作家がそれぞれ短編小説で仕上げる。一応発売日は明日7/14。ところによっては一昨日には入荷あった書店さんもあったので紹介しますよっ。何せ僕も参加してるんで。この豪華面子に入れてもらえたの本当に嬉しかった、決め手は僕の芸名が「せぶん」だから、改名して約10年、今、この芸名に一番感謝してます。6名の作家さん
手足に微細な毛を持ち、どんなところでも上ることができる木陰良則。相手の懐から物を抜き取る「懐中殺」の使い手、雲川セイラ。どんな毒でも死なない体を持つ毒術使い、赤味敦彦。手裏剣をはじめ小物を巧みに操り、敵を攻撃するくノ一、一ノ坂はるみ。息継ぎなしで長時間水中活動ができる潜水術の名手、小岩瀬新八。江戸時代には重宝されていた忍びの者たち、甲賀忍者の末裔。あの三億円事件も忍者が絡んでた!?甲賀は現代の警察組織の深くに入り込んで事件を解決していくエンタメ作品。ニンジャそれぞれのキャラだ
マニアックすぎていわゆる【知る人ぞ知る】の作家さん、かも知れない……。No.0292024.3.8(金)エンデンジャー・トリック/門前典之/南雲堂/2020.2.10第1刷1800+10%新本格ミステリの「彷徨える創造者」。鮎川哲也賞受賞者には似つかわしい創造性を持ち、コアなファンが常に新しい作品が上梓されるのを首を長くして待つ、そんな作家の代表格である。何しろ作品がとてつもなく凝りに凝っている為にかなりの確率で「読者を選ぶ」。反対か。あまりにもマニアックな【変格ミステリ】
こんにちは!りょうです。ゲーム『都市伝説解体センター』をプレイしました。都市伝説解体センター-SwitchAmazon(アマゾン)あらすじ(Nintendoより)ーーー怪異、呪物、異界などの調査・解体を行う、都市伝説解体センター。主人公の福来(ふくらい)あざみは、都市伝説解体センターのセンター長であり、国内屈指の能力者である廻屋渉(めぐりやあゆむ)とともに、"都市伝説"絡みの依頼を解決していくことに……。ーーー都市伝説を追っていくうちに大きな事件の全容が明らかになる事件。これ
現役書店員芸人カモシダせぶん(デンドロビーム)の日曜に、一冊、読んでほしい本今回は、東野圭吾のオーディブル限定短編小説誰かが私を殺した。主人公はとある女性。数年前に亡くなった夫の墓参りをしている最中に背後から銃殺されてしまう。霊体となった彼女は現世に残り、自分を殺した犯人を捜査する刑事、加賀恭一郎の背後から事件の行末を見守る。東野さんのミステリでこの視点のものを読んだことがなかったので新鮮でした。他にもありそうですが。面白かったです。声を当ててる俳優さんも声優さんはじめ、寺島しのぶさ
⚠️ネタバレありです。原作との比較が多いです。他のポワロシリーズの感想が入る場合もあります。「ポワロと私デビットスーシェ自伝」原書房上記の図書より、引用している箇所があります。三幕の殺人、名探偵ポワロでは第12シリーズ1作目、通算62話目のドラマ化になります。小説における前作、オリエント急行の殺人と同じく、かなり後期での映像化になりました。原作を踏襲したストーリー展開女優のアンジェラさんがいなくなっていましたが、まあこの人は原作でも空
白川尚史さんの『ファラオの密室』読了いたしました。皆さまの記事にコメントにお伺いする余裕は全くありませんがなんとか読んではいます『ファラオの密室』は、文庫化されたことがきっかけで、チャレンジしてみようと思いました特殊設定作品というのが理由で、、避けてしまっていたのですが古代エジプト独特の死生観を生かした特殊設定は、かなり興味深かったです面白いと思いましたこんな特殊設定なら、私は好きです古代エジプトの人々の生活や文化、歴史を知れるのも楽しいですし正直、こんな過酷な時代に生まれな
「和菓子のアン」シリーズ4作目を読了しました。このシリーズは日常の謎系、和菓子屋でアルバイトで働くアンちゃんがお店でお客さんや同僚のちょっとした謎を解いていきながら成長していくという内容です。タイトルからして、まず殺人は起きないだろうなあと思われますし、そんなに意地悪な人も登場しないので、心が穏やかになりますね。謎は、和菓子の蘊蓄にかかわることもあったりで、本作を読むといつもいつもお菓子を食べたくなります。ということで4作目の本作は、(少々ネタバレとなりますが、トリックとか
シュマイ。こんにちは。昨夜は、Netflixで配信開始したばかりの『木曜殺人クラブ(TheThursdayMurderClub)』を主人と鑑賞木曜なだけにね(笑)キャスト陣もメチャメチャ豪華で、ストーリーもテンポが良くて楽しめました。ヘレン・ミレン演じる主人公エリザベスが、変装して、出掛けるシーンでは、旦那役のジョナサン・プライスが「クイーンみたい」と褒めるんだけど…そりゃ、そーだよねまんま、映画『TheQueen』の彼女でしたあと、彼女(エリザベス)の「前職」を早々に言い