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昨年、金融機関から一本の電話が入った。「金利見直し」という言葉に、正直、嫌な予感がした。弊社はホテルを購入する際、銀行融資を受けている。融資契約は、プライムレートにプラスして金利を上乗せすることになっているからプライムレートが上がれば、連動して返済金利も上がる。「0.5%上がります」そう言われても、ピンと来ない人は多いだろう。数字だけ見れば、たいしたことがないように感じる。だが、借りている金額が大きくなると話は別だ。100万円の0.5%は5000円。10億円の0.5%は500
年末が近づくと、頭をよぎるのが「税金」。給与明細を見て、これだけ引かれているのか、とため息をついた経験は誰しもあるだろう。給与所得者にとって、合法的に税負担を軽くする手段は実は多くない。医療費控除、住宅ローン控除、そして近年すっかり定着した「ふるさと納税」。選択肢は限られている。そんな中、意外と知られていないのが「エンジェル税制」だ。エンジェル税制は、1997年に始まった制度で、将来性のあるベンチャー企業への投資を後押しする目的で作られた。国や都道府県の認可を受けた「認定ベンチャー
今朝の新聞チラシに、近所のマンション広告が入っていた。105㎡で約3.3億円。かつては、1億5000万円ほどだった記憶がある。それなりのマンションではあるが、3億という数字は信じられない。22年前、僕が自宅を買った頃、都心でも「億ション」は特別だった。当時35歳。そこそこの収入があれば、80㎡を7000万円で検討する。無理をすれば手が届く。そんな現実があった。今、同じ条件で家を探せば、1億は軽く超え、1.5億はする。しかし給料は、当時と比べて大きく伸びてはいない。価格が
自転車が、自立しなくなった。原因に心当たりがある。うっかりスタンドを戻さないまま乗り、段差を降りた拍子に曲げてしまったのだ。自分で直すのは面倒だから、自転車屋に持ち込んだ。専用の台に載せ、スタンドを外し、曲がり具合を確かめる。さすがはプロ、無駄がない。ペンチで直そうとしてくれるが上手くいかない。「人力では難しいですね」と言われたので、「ちょっといいですか」と床に置いて自分の体重をかけると、少しずつ、元の形に戻った。それを自転車屋に渡すと、取り付けてくれた。「おいくらですか
先週末、ホテルの売り情報が回ってきて、週明けの月曜日に担当者が内見した。「かなりいい物件です」とのことなので、購入するつもりだ。今回の物件も、取引業者とのつき合いの中で情報をいただいた。さて、「ラブホテルを買いたい」という相談を受けることがある。しかし、ラブホテルの売り情報は一般に出回ることもほとんどない。その理由は、ラブホテルの売買は業界関係者に限られるためだ。売り情報が表に出ない理由まず、売主が売買の事実をギリギリまで秘密にしたがることが大きい。ラブホテルは事業として運営され
===現地ビジネス12年、バリ島の今とこれからを語る===来週、バリの大将こと八神が久しぶりに帰国する。それなら「5年ぶりに、やりますか」という話になり、バリ島不動産セミナーを開催することになった。前回の開催は、コロナ前。パンデミック中はインドネシアへの入国がほぼ不可能で、買いたくても現地へ行けない。ヴィラ稼働も低迷し、先行きも読めず、投資家の動きも止まっていた。しかし、コロナ明けの旅行需要回復、世界的なインフレ、そしてインドネシアの力強い経済成長。この追い風が重なり、バリ島
今週末、大学時代の友人と集まる。卒業して30年以上もたつと、差が出る。成功についての考え方はそれぞれだから、社会的な、あるいは経済的な成功が、人生の成功とは限らない。本人が「幸せだった」と思えれば、それが一番だ。一方で、様々な説があるが、お金の幸せは無関係ではない。実際、友人たちからも資産運用について、それとなく聞かれることは多い。皆、それなりに興味をもっているのだ。でも、50代までほとんど投資をしてこなかった人に、その話をしても「糠に釘」というか、「暖簾に腕押し」というか。。