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「筑摩現代文学大系(27)菊池寛・廣津和郎集」(ちくま書房、1977年、上の写真)で、広津和郎「若き日」ほかを読んだ。読んだのは、「怒れるトルストイ」、「志賀直哉論」、「一本の糸」、「藤村覚え書」、「徳田秋声論」と文芸評論が中心だったが、最後に読んだ小説「若き日」(大正8年)が一番良かったので、これをタイトルにした。評論の方を先に片づけると、「一本の糸」は二葉亭四迷「其面影」に見られた、自己反省の無さやインテリの弱さの自覚、現実適応主義、ルーディン(誰?)理解(これが「
3月26日に41歳の誕生日を迎えたキーラ・ナイトレイの作品を紹介しています。(1985年3月26日イギリス/ロンドン生まれ)『アンナ・カレーニナ』(2012)監督ジョー・ライト共演ジュード・ロウ,アーロン・テイラー=ジョンソン撮影シーマス・マッガーヴェイ【あらすじ】19世紀後半のロシア。アンナ・カレーニナは社交界の華と謳われる美貌の持ち主。しかし、夫である政府高官カレーニンとの間に愛を感じられず、満たされぬ日々を送っていた。そんなある日、兄夫婦のもとを訪れた彼女は
●幸福な家庭はすべて互いに似かよったものであり、不幸な家庭はどこもその不幸のおもむきが異なっているものであるから始まる、言わずと知れたこの超名作を、私は若い頃、二度も挫折しました。今回初めての読了です。上中下巻の合計1668頁の大作が単に長いというに加えて、挫折しやすい↓こんな理由があるんだろうと思います。(1)本筋に無関係(と感じる)な細かすぎるエピソードと心理描写が多く、物語の繋がりがわかりにくい。(2)その結果、読み進めば伏線だったと理解できる箇所がなかなか回収さ
俳優の仲代達矢さんがお亡くなりになったとのニュースを見て、真っ先に思い浮かべたのが、上記の映画です。この映画が公開されたのは1980年。まだ中学生だった私は、戦争映画ということもあって、友だちとそのお母さんの3人で映画館に見に行った記憶があります。当時は冷戦の真っ最中で、ソ連大使館から反ソ的で帝国主義賛美の映画を日本がつくったなんて、批判されていた時代です。映画は仲代さん演じる乃木希典と、小学校の教諭ながら、下士官としてとして予備役招集された小賀武志少尉(演・あおい輝彦さん)の2人を主軸