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白濁した湯は温泉のもとが入っているから大丈夫だと、申した。温泉のもととは、何なのだ?疲れがとれるとか?身体の大きいチェ・ヨンは、少し身を屈めて入った。ふ~っ、心地よい。良い香りもする。ウンス殿の匂いだ。風呂から出るとてーしゃつと、パンツを履いて膝丈位の昨日とは違うモノを履いた。何とも楽な衣だ。着てないみたいだ。高麗では、何故、あんなに着るのか?重ね着が多過ぎる!動き難い事に今更気付く。当たり前のように寝室に行く。あら?やっぱり、髪を切って正解ね!いい感じ
家に帰ると、ウンスはハングルをヨンに教えた。少し教えただけで…大体覚えました!はい?ビデオを観てただけでしょ?テレビも観てました。俺は、三才で読み書きできました。なので、この奇妙な文字は、面白く、直ぐに覚えました。ウンス殿のおかげです!ああ、それでね…一緒に暮らしてるから実家に貴方を連れて行かないとならないの。ウンス殿ではなくて、もっと気楽に呼んで貰えるかしら?なんと?父親がね…昔、教師だったの。かなり、無口で堅ぶつなのよ!殴られる覚悟はしておいてね!は?
中秋の名月…ブレた〜😓クゥ~クゥ~と眠りながら、寝返りを打って、チェ・ヨンの胸に顔を埋める。柔らかすぎるウンス殿。どうしたものか…下を見れば胸がはみ出そうだ…この方は、俺を男ではなく犬だと思っておるのか?しかし…こんなに下腹がうずくのは初めてだ。赤月隊でメヒとも雑魚寝したが、こんな気分にはならなかった…しかもウンス殿は寝相が悪い!短パンなるものを履いて、高麗では考えられない素足を惜しげもなく出し、布団の上にどんと乗せてくる。その度に直してやる。その白くスラリと
それから、使用人はウンスを労うようになった。イセン様?食が細くなりましたが、具合いでも?そんなに気を遣わないで下さい。ほら?お腹が大きくなって、胃を圧迫してるから、食べれないだけです。では、少しずつ、何度も食べて下さい。ありがとうございます。夜は冷えますので、また池の東屋に行くのでしたら、厚着して下さい。夜は天気が良い日は、其処に行って、月を見上げ、水面に映る黄菊や月を見ながら、レンに話しかける事が多くなっていた。ねえ?レン?ほら?綺麗でしょ?手を伸ばして取って
病院に入ると…ユ先生!大丈夫ですか?テレビ観ましたけど…ああ、キム室長?検査の準備はできている?はい。その前に院長室に来て欲しいと言付かってます。なんで?院長が今更、何の用?どうでもいいわ!検査に行きましょう!モデルではないかと思う爽やかでイケメンの男を連れて歩く。で、では、こちはへ。まずは問診を受けてから、血圧を計り、採血に行った。ウンス殿!何をするのですか?血をとって調べるのよ。チェ・ヨンは、血を見て気絶するタイプ?たいぷ?ああ、そう言う部類の
ジンは、紳士的にシネを送った後、あっちこっちに電話をした。チェ家の金塊と土地の件だ。部下も集まり、手分けして、走り回った。ウンスの実家では、トランプで盛り上がり、笑い声が絶えなかった。サシャの家では、野菜のパスタや、唐揚げ、チャプチェ等、テーブルに所狭しとご馳走が並んだ。そして、チュオンには、謎な黄色の様な食べ物なのだろうか?と思われる物が目を引いた。海軍といえば、やはりコレですよね?は?あっ、すみません。私は日本が好きでなるほど!と思ったのです。父上殿、気軽に
あっ…どうしよ?覚えてないわ…でも…パジャマが脱ぎ捨ててあるわ…。私…欲求不満でチェ・ヨンを襲ったの?でも…私の身体は大丈夫だわ。チェ・ヨンの初めてって…?はっ!もしかして、私がイカせてしまったの?どうしよう…朝ご飯の支度をしながら考えた。サッパリとしたイケメンが着替えて出て来た。け、今朝は、厚焼き卵と野菜のピリ辛炒めと鮭を焼いたものと、お豆腐とシイタケのみそ汁よ!それでね、考えたんだけど…責任をとるわ!は?貴方を襲った責任よ!どうやって取るのですか?結婚し
天門が開く前日の夜、ウンスとレンは東屋の縁側に腰掛けて居た。レン?母さま…怖いわ…父さまは、レンだけの父さまじゃないかもしれない…涙が溢れた。かぁしゃま?おむねいたいいたい?大丈夫よ。レンわぁ、とぉしゃまにあいたいでしゅ。でもぉ、いたいいたいしゅるなら、おじしゃんじゃ、いやいや?うん…母さまには、父さまだけしか愛せないの。しょですか。レン、とぉしゃまのことみるだけでいいでしゅ。かぁしゃまがいたいいたいなら、エイッてしまししゅ。一陣の風が吹いた。イセン殿!やは
チュオンが隊長を務める水軍だ!異変に気付くのも早い!もの凄い速さで、村まで近づく変わった物体。皆んなは、身構えた。スピードを落とし、岸まで着くと、ぞろぞろと降りて来た。た、隊長!将軍!こ、これは、いったい…なんですか?キム操舵長!これは、軍事機密だ!皆んな集めてくれ!隊員達が集まると、チュオンが話だした。ヨンとレンちゃんは、不思議な力を持っておるのは、気付いてるだろ?俺はその力で、医仙様が住んでいた天界へ行って来た。まさか?そんな事が?できるんだ!そして、彼女
式が行われる前にホテルのロビーでひと騒動あった。ロビーに集まったサシャの会社の企画部の者、重役達、総務部の者、それなりに着飾ってきたが、室長のミョンファとその仲間数人だけは見下したように、スリムのジーンズに水色のカットソーや、ブラウスにスカート、会社や遊びに行く様な服装だった。警備の者がやって来た。失礼ですが?こちらの方々は?な、何よ?チャ室長!失礼だぞ!はい…支配人がやって来た。新婦様の会社の方ですか?はい!そうです!親族の方から、ドレスも買えない方もいる
久々にグッスリ眠った二人。朝、ヨンに起こされた。イムジャ!イムジャ!なに?テジャン?だから、ヨンです!ヨン?どうしたの?厠は何処ですか?あっ、そうよね。驚かないでね?此処では当たり前なの。トイレに行って、使い方を教える。この紙を使って良いのですか?トイレットペーパーと言うのよ。こうやって、使って!わかりました。イムジャ?身体は?あっちこっち痛いわ。お腹空いたでしょ?何か作るわ。ヨンがトイレに入ってから、冷蔵庫の中を見た。昨日、オンマが持たせてくれた物があった
翌日、早くから皆んなで天門前に行った。今の所、何もないぞ?ジホとシウルが言った。ジホ!シウル!お前達は、うちの店でクッパを作ってろ!はあ?無理だよ。此処に作り方を書いておいた。まさか?天界へ行くのか?ああ、医仙を探しに行く!だったら、俺達も連れて行ってくれよ!捜すのは、得意だ!帰って来れないかもしれない!お前達は、俺達が無事に天門を潜った事をチェ尚宮に伝えてくれ!ちぇっ、わかったよ。昼前に天門に変化が現れた。開くぞ!ウンスと両親、ジンも、ポンウンサの天門
それから、チョモの両親も連れて来て、暫くは、危害が加えられないようにした。チリは、みるみる元気になって行った。師叔は、市中で噂を流した。イ・テピョンと実の娘は、不義な関係で、婚儀も偽りだった!偽の夫に見限られた!平和な世には、そのような噂が大好物のようで、ついには、娘は実の父親の子を身ごもったと言う話になっていた。イ・テピョンも娘のヌンジャも白い目で見られたり、石を投げつけられ、『恥知らず!!』と罵られた。その影響は、イ・ジェヒョンにも及んだ。一族諸共、『恥知
五日後に旦那様が戻った。産まれたと聞くと嬉しそうに奥様と部屋に来た。旦那様!あんなに軽いお産は、初めてでした。驚きました。身体の回復も早く、お乳もよくでます。面倒見の良いゼンジャが言う。そうか!大義であったな!イセン殿!どれ?赤子の顔を見せてくれ!あの人にそっくりなんです。ほお、良い顔をしておるな。しかし、赤子とは、こんなに小さいのか?少し早く産まれましたが、全く問題ありません!ゼンジャもみんなも、ようやった!あっ!そうだわ!奥様?脈を診せて下さい!私は、イセン
四月四日…レンが一才になった。本来なら、トルチャンチのパーティーをやって盛大に祝う日。この時代だから、仕方ない。屋敷では、やはり女の子は華やかで皆んなはミファにかかりっきりだ。レンもミファを可愛がった。夜になって、祝いの膳はないが、ウンスは、レンの髪に黄菊をさして、テジャンにそっくりなレンにおめでとう!と言った。レンが最初に放った言葉は…いたいいたいだった。レン?父さまが居たら、喜んだかな?あい!言葉も早かったが、心の中で話す言葉も相変わらずだった。「かぁしゃま
ヨンの新しいベッドで目覚めたウンス。昨晩の激しい余韻が残る中、布団から出ようとしたら、ズルズルと布団の中に引き込まれた。もぉ〜!ご飯支度しないと駄目なのよ?大丈夫!俺は三日は用も足さずに寝ていたし。なんですって!不健康だわ!脱水症状になるのよ?えっ?ちゃんと食べて用を足す!水分も充分とらないと、身体を壊すのよ?はい…。でも、イムジャが大変だ!やはり、家を建てたら、使用人を雇うべきでは?その時になったら考えるわ!バランス良く朝食を作った。パンでも平気?全く問題
沢山の物がテーブルに並んだ。お寿司、ピザ、チキン、ジャージャー麺コーラに烏龍茶等々。初めて食べる物ばかりだ!寿司は人気があった。ピザも美味いといって、コーラを飲んで、驚いて吹き出したマンボ兄。マンボ姐は、チキンが気に入ったようだった。テマンは、真っ黒のジャージャー麺を食べて見た。美味しい?ウンス母の言葉に。物凄く美味いです!とニカッと笑った歯が真っ黒で、皆んなの笑いを誘った。オンマ?マンボ姐さんの作るクッパは絶品なのよ?あら?それは、レシピを教えて貰いたいわ。
ドレスコードがない店だと電話で聞いたが、ワンピースとジャケット姿の二人は目立つ。イムジャ?歩くのが辛いなら抱き上げますか?へっ?いいわよ。恥ずかしいわ。恥ずる仲ではありません!それ以上の…口を塞がれた。あっ!ほら?此処よ!中に入るとお洒落な店だった。ランチタイムギリギリだったが、店は賑わっていた。いらっしゃいませ。ご案内します。美人とイケメンが来て、何かの撮影かと思う客達だ。本日のランチは、この三種類です。あっ、全部お願い!はい?だから、その三種類を二人
ウンス殿の実家は、ソウルから車で1時間半程の所にあるらしい。行く前にジンから結婚の申し込みについて、あどばいすを受けた。いいですか?俺は幼馴染みで向こうの両親も知っていましたが殴られました。男親とは、いくつになっても娘が可愛いようです。確かに、もし自分の娘が男を連れて来たら、殴るだけでは済まないと思います。まずは、良い印象を与える事です。ユ教授のご両親は元々は、教師です。手強いと思いますが、誠意を見せて下さい。それと、肩書が必要です!どんな仕事をしているのか?と
五月の末になると、時折、お腹が張るようになってきた。ウンスは、ヒョヌクにこっそり頼んで、同じ様な水晶の首飾りを買って来て貰っていた。ねえ?ヨン?ん?どうした?もしもの時は、子供を優先してね?駄目だ!ウンスも子供達も助ける!あの手術の手順も頭に叩き込んだ!婆さんもいるから、大丈夫だ。うふふ、でも、この子達、凄く温かいのよ?温かいとは?ヨンの子供だからかな?内功があるのかな?そうか?訓練を積んで内功を得た俺より強いかもしれないな?でもな…ウンスにも内功があるよう
「怜」…心が澄んでいて賢く悟りがよいテジャンの様になるようにそう付けた。四ヶ月で漢字も覚えたウンスだ。使用人もしながら、薬草を学び、漢字も学び、奥様の専属の医員になった。旦那様がお戻りになりました。使用人を取り仕切るゼンジャ。使用人達の間でも、日に日に大きくなるイセンのお腹の子は、旦那様のお子ではないか?と噂されていた。以前は、イセンと呼ばれていたのにイセン様と言われるようになった。おかえりなさいませ。旦那様!ああ、息災であったか?ええ。イセン殿?その腹は?はい
ダブルレインボー🌈わかりますか?17時過ぎに買物に言ったら、遭遇しました💕☆鏡花水月☆はかない幻のたとえ。目には見えるが、手に取ることのできないもののたとえ。感じ取れても説明できない奥深い趣のたとえ。何が足りなかったの?どうして…どうして…あの人の所へ戻れなかったの?今でも手を伸ばせば、イムジャと心配そうな顔が届きそうで届かない現実に涙が溢れて仕方ない…。此処に来て四ヶ月になろうしていた。イム・ユム…知ってるわ。武臣政権の最後の功労者…。それでも、知らない振りをして
ソン・ユが見せた日誌は、本人が書いたのではないか?と思ったんです。あの懐中時計を見て、ソン・ユが、100年前に書いた日誌かな?と。それを確かめたくて…。それと、あの手紙が気になって…。ああ、あれは、どのウンスが書いたか?わからないのよ。えっ?100年前に行った私は、何か違うと思ったけど、同じように、手紙を書いて、あの岩の下の置いて来たの。それぞれの私の記憶の断片かもしれないし、本当に書いたユ・ウンスが、誰か?まだわからないのよ。どういう事ですか?あの時、王宮に戻
二人は、屋敷内の来客用だと言う戸建ての家に案内された。夕餉まで、温泉に入って寛いで下さい。此処にはウダルチも居るのですか?はい。大国になる前から、皆さんが集まって来ました。隣りの屋敷には、チュンソク様とトギ様が住んでますよ。えっ?婚姻したのですか?はい。しかし、違う世界では、トギさんはチュオンさんと婚姻したと聞いております。旦那様と奥様だけは、どの世界でも一緒なんです。どの時代でもお二人は、結ばれる運命だったと思ってます。例え生まれ変わっても結ばれてます。では
全国にあるチェーン店に入った。ウンス?これは?あっ、豚肉よ?高麗では、まだ鶏肉くらい?みんなでパクパク食べた。旨い!なる程ね〜。でも飽きる味だ!そうよね?姐さんのクッパなら、何杯でも食べれそうだけど、此処なら二杯で飽きるかも?あら?マンボさんのクッパは、そんなに美味しいの?オンマ!明日、作って貰うといいわ!野菜もいっぱいで、凄く美味しいの!美味しくて、匙をくわえてたのに横取りされたの!誰に?この人に!いや、あれは…俺も腹が減ってて、無意識で…。ヨンさんは、
チュオンしゃん!しゃめは?えいってしてきたでしゅか?ああ、レンちゃん!ちゃんとしてきたぞ!チュオン!レンがな、鮫に驚いたようで熱をだしおった。そうか…まあ、初めてみたら、誰もが驚く。俺なんか、遠洋で潜ってる時に鮫に追いかけられたぞ?パクってしなかったでしゅか?モリでやっつけてやった!凄いだろ?しゅごーい!チュオン!務めを暫く休め!は?なにゆえだ?天界へ行こうと思う!お前も一緒だ!まあ、たまに変わった物を見るのも良いかもしれぬ。仕方ないから、付いて行ってやる!
チョモか?うわっ!チュンソクさん?なんですか?そのざまぁは?これ!預かってきました。一人一人に手紙と物を渡した。こ、これは、テジャンの筆跡か?達筆な文字は覚えてる!は?チェ・ヨンだと?無礼じゃないですか?チェ・ヨン将軍と呼んで下さい!体たらくなウダルチは、忘れられ、民は、チェ・ヨン将軍を崇めてます!知らないんっすか?楽して、戦に勝てたのは、俺のテジャンが国境を吹き飛ばしたからなんですよ?な、なんだって!!医仙様と100年前に飛ばされ、夫婦となり、力も増して、
ヨンと一緒にチュホンに乗って役場に行ったウンス。こ、これは、将軍!い…奥方様!帳簿に手こずってるとか、聞いたけど?そうなんです。なにぶん、量が多く…西洋数字がわかる人!手を挙げて下さい!は、はい!私、漢字は苦手なのよ。その借用書やら領収書?を表にして書き出すのよ。表とは?ウンスはソンムに造ってもらった、竹の線引きを取りだして、表を作った。いい?ここに支出を書くの。項目を書いて、その横の枠にはいくらか?数字を書いて。そして、こっちには、収入を書くの。例えば、人
ウンスは、使用人達とオシメを作り、楽しく話して毎日を過ごした。旦那様が上等な布を沢山用意してくれたのだ。ウンスのお産も一ヶ月を切った。夜は相変わらず、池のほとりに行った。テジャン?もうすぐ貴方の子供が産まれるわ。でも…まだいつ帰れるか?計算してないの…「かぁしゃま…レンいたいしないでしゅ」そう?ウフフ、早くレンに会いたいわ。「しょですか?レンも」翌日、いつも通り、奥様を診た。脈はまだ弱いが何となく滑脈が見られた。イセンさん?私にはお子は、無理なのでしょう
男は長身で、首の周りが火傷の跡で、右側の顔の鼻の所まで、その跡はあった。長い髪で隠していたが…直ぐにわかった。チャン先生…侍医か?驚いた顔で、小刻みに震える手で手話を何とかした。テジャン…医仙…声が出ないの…?ポロポロと泣きながらイムジャが聞いた。トギ?どういう事だ?あの時、入れてもらえなかったけど私の手で埋めてあげたくて、荷車にこっそり乗せて、運んだの…途中で、ガタッと音がしたから見たら、まだ息があった…。火傷と背中を斬られて虫の息だった。他にも足も斬ら