ブログ記事202件
チョモか?うわっ!チュンソクさん?なんですか?そのざまぁは?これ!預かってきました。一人一人に手紙と物を渡した。こ、これは、テジャンの筆跡か?達筆な文字は覚えてる!は?チェ・ヨンだと?無礼じゃないですか?チェ・ヨン将軍と呼んで下さい!体たらくなウダルチは、忘れられ、民は、チェ・ヨン将軍を崇めてます!知らないんっすか?楽して、戦に勝てたのは、俺のテジャンが国境を吹き飛ばしたからなんですよ?な、なんだって!!医仙様と100年前に飛ばされ、夫婦となり、力も増して、
チュンソク、チュソク、トクマン、トルベは、チャン侍医の鍼灸を欠かさず行い、薬湯も飲んでいた。年末も家に帰らず、年明けを迎え、言葉も交わす事も減った兵舎だった。ひと月程経ったある日…なあ…俺達…死ぬのかな?テジャンは、まだ血が?見るのが恐ろしくて…だが痛い…俺は、針に刺されたように痛く、たまに、吐き気もあり、痩せたような…テジャンもプジャンもまだ良い方です!俺は、心の臓が早鐘のようになり、呼吸も苦しくなります。とトクマンが言う。俺は…槍を持つ手が震え、武人として
正月から賑やかなチェ家。なあ?なにゆえ、医仙様だったのだ?と、アンジェが聞いた。はあ?何がだ?いや、その、天界で出会ったのだろ?ああ、最初は、ただ神医を探して来いと言う王命だったが、天界は、凄い所だった。馬のない馬車…車と言うらしい。夜なのに、昼間の様に明るく、天にも届きそうな建物が並び、どうやって、探したら良いのか?戸惑ってしまったが、丁度、和尚が通りかかって、聞いてみたんだ。医者を探しているなら、有名な医者達が今、いる所があると言って、場所を教えて貰った。
ヨン!立派になったなぁ。おじさん!お久しぶりです!こっちが妻のウンスで、子供達は、ヨンスとスヨンです。まあ、ヨンちゃんったら、とっても綺麗なお嫁さんを貰ったのね。あらら、双子ちゃんは、小さい時のヨンちゃんにそっくりだわ。女の子は、医仙様にそっくり!幸せそうで良かったわ。うちの馬鹿息子は、元嫁に振り回されて、大変だったのよ。おや?チュオンか?はい!おじさん、おばさん、ご無沙汰してます。あら?チュオンちゃんも大きくなって、立派になったわね。ヨンちゃん?チュオンちゃ
海辺の屋敷では、町役場の者が大勢来ていた。奥方様!表ができました!しかし、大量にあるので、試算に時間がかかります!表を受け取ったウンスは、うん!大丈夫よ!これなら、簡単だわ!ウンス?試算できるのか?たし算、ひき算、かけ算、わり算なら簡単よ!私ね、珠算は三段だったの!しゅ、しゅざん?とは?サンムさん?アレは?出来上がりました!十程造りましたが大丈夫ですか?すっごーーい!デキる男は、モテるわよ!はい!ありがとうございます!ヒョジュにだけ、モテれば良いです!とソロバ
アンジェは、離縁状を持って急いで家に帰り、言葉が通じない嫁に身振り手振りで説明して、署名させた。そして、王宮へ連れて行くと、まずは王妃様の所に預けた。久々の再会に喜んでいるようだった。アンジェは、離縁状を持って、王様に謁見した。どうしたのだ?息があがってるいるようだが、何事か?王様!心配すべきは、王様でございます。もしや、徳興君様は、玉座を狙っておるのではありませんか?うっ…。叔父上は、非常に長けた男で、余の補佐をしたいと申し出た。それが、策士の考える事で
ヨンと一緒にチュホンに乗って役場に行ったウンス。こ、これは、将軍!い…奥方様!帳簿に手こずってるとか、聞いたけど?そうなんです。なにぶん、量が多く…西洋数字がわかる人!手を挙げて下さい!は、はい!私、漢字は苦手なのよ。その借用書やら領収書?を表にして書き出すのよ。表とは?ウンスはソンムに造ってもらった、竹の線引きを取りだして、表を作った。いい?ここに支出を書くの。項目を書いて、その横の枠にはいくらか?数字を書いて。そして、こっちには、収入を書くの。例えば、人
こちらのウンスが言った。「戻りましょう!貴方、気にしてたじゃない?何度も王宮の方を見てたって言ったでしょ?」「もっと、自分に正直に生きろ!」「はい!戻ります!例え困難でもイムジャを必ず守ります!」「よし!では、まずは、王妃を助ける!」「あっ!そうだ!大事な事を忘れてたわ!王妃は、身籠ったの!でも、残念ながら、子供は助からないわ!」「えっ?早くないですか?」「そうなの。でも、薬と弱った体で結局駄目だったわ。」「イムジャ?早いとは?」「う〜ん、史実では、王妃が身籠る
「で、どの時に戻りたい?」「やはり…あの水場です!」「この人が荒み始めた時です!」二人の意見が分かれた。「王妃は?助けなくていいの?」「王妃は、トギが助けたと聞きました!死んだと思い込んで、王の心が壊れたとしても、結局、王妃が助かって正気を取り戻したようです。だったら、毎晩妓楼で呑み潰れていたチェ・ヨンを殴る様に、その時の私に言いたいです!」「そうかな?ユ・ウンス!貴女は、医者なのよ!まずは、助ける事が先じゃないの?あなた達の枝は終わったのよ!それを正そうと過去に
ジュンサンが町役場に行き、天界で言う出生届けを出した。えっ?子が生まれたのですか?可愛いオナゴです!未来?何と読むのでしょうか?奥様…此処では、医仙様と言ったらわかりますか?奥様が名付けてくれたミクルと言います。チェ家の方ですか?チェ家には、何故?子供が沢山居るのでしょうか?さあ?天からの授かりものでしょうか?あっ!あとは、清潔にする事です!清潔にする?とは?手には、見えない菌が沢山付くので、チェ家では、日に何度も石鹸で、手を洗い、髭も剃り、毎日湯浴みがあたり前
なんじゃ?皆んな、手際が良いな?大奥様!私達は100年前で、こうやって、支え合ってきました。思えば、旦那様と奥様があの屋敷に来てから、私達夫婦も本物の夫婦の始まりとなりました。タオが言う。そうなんです!私達は、辛い思いをしてきました。カシムさんは…とても辛かったと思いますが、奥様のおかげで、子供まで授かりました。アリも参加する。俺は、奥様に命を助けて貰いました。見て下さい!とお腹の傷を見せるヒョヌク。なんと!それは?山に入った時に誤って、尖った木の上に倒れ込ん
それから、チョモの両親も連れて来て、暫くは、危害が加えられないようにした。チリは、みるみる元気になって行った。師叔は、市中で噂を流した。イ・テピョンと実の娘は、不義な関係で、婚儀も偽りだった!偽の夫に見限られた!平和な世には、そのような噂が大好物のようで、ついには、娘は実の父親の子を身ごもったと言う話になっていた。イ・テピョンも娘のヌンジャも白い目で見られたり、石を投げつけられ、『恥知らず!!』と罵られた。その影響は、イ・ジェヒョンにも及んだ。一族諸共、『恥知
皆んなは、絶句していたが、こちらのウンスが悔しそうに言った。「あなた達は結婚して、幸せですよね?でも、私は高麗で死んだんです!」「其処に辿り着くまで、お互いの想いを知りながら、一年、二年、離れたら?戻って来たら、四年、六年経っていたら?ヨンの言う事が信じられる?」「私には、無理です!四年の間に他の女の人って、思います。」「そうよね。でも、ヨンは、第二夫人になろうが、私達の事を一番に考えてくれていたわ。あの時代は王命は、絶対だったわ!悔しいけどね。こちらのウンスさんは、
チェ尚宮がマンボの店に着いた。大丈夫だったか?万事オッケーじゃ!しかし、どこぞの小僧が後をつけて来たようじゃ。チェ尚宮様!テジャンは?本当に天界へ行ったのですか?お前は…ウダルチの…チョモです!ヨンに何か用があるのか?はい…テジャンに…ウダルチに戻って欲しいと思っていました。ウダルチには、テジャンがおるであろう?今更か?はい…チュンソクテジャンが…鍛錬してくれません。チュンソク殿にも考えがあるはずじゃ。部下が不満に思うなら、チュンソク殿に直接言えばよかろう?
そろそろ、いいわね!と、皆んな起き上がり、顔を洗った。気がついたマンボ兄は、生きていたのか?いったい何の儀式だ?た、たまげたよ!顔中緑で…おお!ほんとじゃ、肌が二十の頃の様になった気分じゃ!叔母上!それは、無い!!本当にスベスベです!奥様、これは?ウォルとヨンシも顔を触って言う。ビックリしたけど、肌にいいのかい?マンボ姐は、興味津々だった。まあな。100年前で畑仕事をしていた時にウンスが、シミになると考案したパックだ!師叔の様に顔に黒ずんだシミ防止と顔が滑ら
二日後…トウマ村では、苦戦していた。数が多いのだ。上陸を試みる敵もいた。地上戦で、何とか制したが、怪我人もいた。チュオン率いる水軍も砲弾の数に限りがあるので、接近しては、砲弾を撃ち込むと言う、もどかしい作戦になっていた。陣幕では、ブルブルと震える王と重臣達。王様!王宮に帰りましょう!そ、そうじゃ!王妃を守らねば!しかし、どうやって戻るのですか?馬に乗れる者は、一人しかいません!こうなると、王も重臣も関係ない。命惜しさに我先にと、飛び出した。死にたいのかっ!!
グダグダとして二日後に南のトウマ村に着いた時には、数多くの大小様々な軍船が遠くに見えた。か、数が多いではないか!!だから、申し上げました!300〜400と。もとより、大将は、先陣を切り、指示を出す者です!チェ・ヨンならば、先陣を切り、一人で数百を相手にしても、負け戦は、致しませんでした。なっ…そ、それで…我軍の軍船は?それも、わかりませんか…右側です!足りぬではないかっ!!足さなかったのは、王様でございます!今の高麗に攻め入るには、海しかありませぬ。其処に気
翌日、金ピカの兜を被った、王様と禁軍、ウダルチが出立した。止める重臣達も仕方なく、禁軍の鎧兜着てついてきた。一つ問題があった!王様は、馬に乗れないのだ。元で育ち、逃げたりしないように馬の乗り方は教わっていなかった。年寄り重臣もだ仕方がないので、王様はアンジェの前に乗せた。重臣達もそれぞれの馬に相乗りした。おお!見晴らしが良いな?王様…今だけです。夕方まで馬に乗りますので、体が悲鳴をあげます。都度、休憩をとりますが、急がねばなりませぬ。わかっておる!世は大将じゃ
男達は身構えた。目を覚ましたヨンは、右掌で、顔を覆い、流れる涙を抑えた。「えっ?とりこみ中だった?」連理之枝のウンスが言った。「私?誰?」こっちのウンスは初めてなので、混乱した。「まあ、無理もないな。初めての時は驚くものだ。」「初めての時って、やだぁーーっ!ヨンったら!」バンバンバンとヨンの背中を叩くウンス。「えっ?テジャンが二人?医仙も?あの時の?」「こんにちわぁ。レンもいましゅ。あれれ?いっぱいとおしゃま?かなしい?」「火苦毒だった…」「はっ?慶昌君様の事
アンジェは、ウダルチの兵舎へ行った。チュンソクテジャン!南の海に倭寇が400隻程、見受けられたようだ。明日、出立する!え?400ですか?そうだ!禁軍1000とウダルチで行く!王様は、大将をやる!はい?足りますか?足りんだろうな…水軍の隊長から、鳩の伝令があった!水軍?まだあったのですか?アンジェは、ため息をついてチュンソクを見た。水軍隊長は、ヨンと同じ位、剣の腕も立つ!甘くみるな!ヨン…テジャンですか?そうだ!お前達が剣を向けた、元ウダルチテジャンだ!ウダルチ
う〜ん…どうしたんですか?テジャン?チュソク?お前の所に、子はできたか?いえ…それがまだなんです。しかし、うちはまだ婚姻して一年です。二人で楽しくやっています!それに俺は次男なので、親にも何も言われません。しかし…お前も三十八?であろう。はい…まあ、子ができなくとも、兄の所に一人、娘がおりますので。うちは、大変だ!婚姻して三年、妻がいつも気にして、最近は、夫婦の仲も、ぎこちなくなっておる。あっ!うちもです!俺は一人っ子なので、親が煩くて、妻が小さくなっています。
ウンスの別荘の呼び鈴が鳴った。目を赤くして、出て来た。「入って下さい…」「すみません…失礼します。」と中に入った。此処の別荘は、チェ・ヨンも持っているが、一軒一軒の外観も内装も違う。藍色で統一されたチェ・ヨンの所とは違い、真っ白に統一されていた。リビングは広く、大きなソファに皆んなが座った。「此処に人を入れるのは初めてなの…コーヒーを入れるわ…」「いえ、私がやりますので!」とチョモが立ち上がり、別荘に付いているコーヒーメーカーの所まで行き、手際よくいれて、皆んなの
おっ!沢山来たな!旦那様!直ぐに鶏小屋を造ります!全く、苦労したんだよ!王宮にも居ない数だよ!ああ、すまんな。100年前では、あたり前だったんだ。牛の肉は?手に入らないか?へっ?牛か?国境が通れないから、山道からだが…行商に頼んでみるが、干し肉になるぞ?牛、一頭連れて来れないか?なんだってぇ〜っ!生きた牛を捌くのか?猪肉だって、同じだろ?旦那様!牛は、余す所なく、頂く事ができます!屋敷から一番離れた所、畑の向こうでやります!そうよね…殺生は残酷だけど、自然の
国が平和過ぎると小競り合いが増える。ウダルチは、市中の見回りをして、そういった諍いを止めたりする役目が主になっていた。王と重臣の間では、世継ぎ問題に関してだけが、重要な案件だった。王様!そろそろ側室を娶り下さい!このままでは、お世継ぎができないのでは?ならば、王家の血筋を辞めるが良い!優れた者をこの玉座に座らせれば良い事ではないのか?毎回、世継ぎ、世継ぎ、他に気にかける事はないのか?なにゆえ、拒むのですか?もはや、この国では、側室はあたり前となっております。正
翌日から、カシム、アリとタオがヒョジュと共に働きだした。カシムも八ヶ月に入ったがすこぶる元気だった。男達はソンムに聞きながら、屋敷の外の事をやった。ヨンや、早馬を都に頼みたい!なんだ?まさか、辞めるのか?そう思っておるが、一度戻らねばならぬ。しかし、今は孫守りをしていたい。屋敷の子供をみる者…ムガクシのウォルとヨンシをマンボの所まで行かせて、此処に連れて来て欲しい。ああ、鳩を飛ばしてやる!マンボおじさんの所でいいんだろ?おお、いつの間に気の利く男になった?頼むぞ
ウンスは別荘に帰ると、ジンに電話した。「ユ教授?どうしましたか?」「う〜ん、ソウルに帰って早々、悪いんだけど、明日、こっちに来て!」「はい??」「その前にプロポーズは、なかった事にして!」「やはり、俺が迂闊でしたか…」「そうじゃないわ。結婚より重要な事よ!プロポーズしてる場合じゃないわ!」「はい??何か…足りませんでしたか?」「そうね、過去のジンさんが誠実ではなかった事ね。」「えっ?あ、はい…確かに…若気の至りで」「シネさんって、知ってる?」「は、はい…」「本気で
皆んなを集めて、屋敷の中を案内した。チェ尚宮とソンムとヒョジュは、子守りだ。屋敷内の敷地は広く、使用人の家が幾つもあり、客人用の家、他にも沢山の家や納屋物置があり、屋敷の中は、とても広かった。庭は綺麗にされており、屋敷の裏の方には、川のような物があり橋を渡れば、広大な敷地に少しばかりの畑があった。ねえ?あの川って、温泉?足湯にもできるわね?あそこに竹で囲っている所も大きな湯殿だぞ?マジ?露天風呂なの?凄いっす!マジ、有り得ないです!前の屋敷の数倍はあります。
叔母上?チェ家の印章は持っておるか?あ、ああ、お前はもう死んだ事にすると持って来た。はっ、俺が天界で楽しく暮らしておると思っておったのか?ま、まあ…まさか100年前に居たとは、誰も思わぬだろう。して、あの者達は?俺とウンスは生き延びる為に、ある屋敷の使用人をしておった。夫婦者としてな。し、使用人?叔母様!使用人を見下したりしてはいけません!私達は、蒙古が彷徨く中で、皆んなで協力し合って暮らしました。給金も使う所がないので、大金持ちになりました!それに、1
ヨンは天門の様子を見に行った帰りに此処に来て、とてもお世話になったお婆さんの所へも寄った。おや、いつも寄らなくてもいいのに。いや、婆さん、そろそろ会えなくなる。そうか、帰るのか?一年と半年くらいだったか?子供達は元気か?して、いつなのだ?明日だ!べっぴんさんの奥さんを大事にするのだぞ。ああ、わかっておる。明日はわしも、天門とやらに行こう!このお婆さんが居なければ、ヨンとウンスは、ユ・チョンの屋敷で使用人をする事はなかったと感謝してもしきれないのだ。しかし、
大所帯になった屋敷だが、子供がいる者は、天界で言う有給休暇を旦那様が下さった。ジュンサンとカシムは、新しく入った使用人、ソヌとアロシジンとソヨンゴウンとアヒョンの働きぶりを見た。ウンスの身体は、ヨンに頼んで、腹筋したり、腕立てしたりで、すっかり元に戻り、双子が寝ている時は、二人で、庭や畑を散歩した。ソヨンは不思議に思った。カシムさん?あの二人は、本当に使用人なんですか?何だか描いたように美しいのですが?あの二人は、特別なんだよ。ヨンさんは、剣の腕が尋常じゃない