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論述形式の問題については、下記にアクセスしてください。キャリアコンサルタントの夢の形1級キャリアコンサルティング技能検定指導ブログ-4ページ目前回、タンタンミーティングのキャリアコンサルティング技能検定1級(実技・論述)対策として使用している、「第14回面接ケース内容1」を論述形式に変えた論述問題を提供しました。多くの方から、ご希望をいただき感謝いたします。その中には、タンタンの提供がおそくなり、まだ解答練習に取り組まれていな
今回は、第14回1級キャリアコンサルティング技能検定実技(面接)試験のケース内容1を用いて、論述形式に引き直した事例記録をもとに、ソクラテス式質問法の応答のやり取りで問1から問5の設問の解答を考えてみました。問1相談者Aが訴えた問題は何か、記述せよ。S「今回の面談で、Aさんが最も困っていることは何だと思いますか。」B「社長から注意を受けて、自信を失っていることだと思います。」S「なるほど、自信の喪失ですね。その背景には、どのような出来事や思いがありますか。」B「前
前回は、事例相談者Bの相談者Aに対する対応の問題で考えました。今回は、事例相談者B自身の抱える問題として、その対応に含まれるBの本質的な問題について、教育・育成的な問題の指摘が問われているのではないかという視点で考えます。それは信頼関係が構築できなかった要因として、キャリアコンサルタントの基本的態度である受容・共感・一致の姿勢の欠如にあると考えます。つまり、受容は「無条件の肯定的配慮」とも言われています。相談者Aは家庭を優先し、就職活動を一時的に休止して再開時期を考えたい
今回は、1級キャリアコンサルティング技能検定試験の制度設計に基づいて、第13回論述問題の各設問の捉え方について考えます。この事例を通してみると、1級キャリアコンサルティング技能検定実技(論述)試験の制度設計がどのように三つの能力、「キャリアコンサルティング能力」、「コーディネート能力」、「指導能力」を体系的に測定しているのかがよく分かります。各設問はそれぞれが独立しているように見えますが、実際には、相談者Aの支援から環境への働きかけ、そして事例相談者Bへの指導という三段構造を成してお
今回は、次の問5についての解答を考えます。問5問4で挙げた事例相談者Bの問題だと思うことの中から優先するもの一つを取り上げ、事例指導(またはスーパービジョン)における具体的な指導内容を記述せよ。問5の優先する問題と具体的な指導内容としては、【優先すべき問題は、Aへの共感的理解と信頼関係構築が不十分であった点である。事例指導では、Aの語りを通して喪失感や自責の念に丁寧に寄り添う姿勢の重要性を理解さ