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東京国立近代美術館の「大竹伸朗展」に行ってきました。《宇和島駅》外からもう展示が始まってます。最近は廃物廃材を使ったアートって珍しくないし、一つのジャンルになってると言ってもいいくらいですが、大竹伸朗は1980年代からやっていた先駆者の一人。七つのテーマ別展示で、作品には番号が付いてるだけでタイトルや説明はなし。スマホにアプリ「CatalogPocket」をインストールしてその中の「大竹伸朗展」から作品リストを開いて、展示の番号からタイトルを探します。ペーパーレスはいいけど、これけっ
10年ぶりくらいに、宇都宮美術館に行ってきました。現在、こちらで開催されているのは、“イヴ・ネッツハマーささめく葉は空気の言問い”という展覧会。スイスを代表する現代アーティスト、イヴ・ネッツハマー(1970~)の日本初となる大規模個展です。展覧会は、展示室に入る前、ガラス張りの廊下からすでに始まっていました。ガラスに貼られているのは、コンピューターによる線描画。動物だったり、顔にも見える何かだったり。どの線描画も、奇妙でどこかユーモラスな風合い
今回の北陸のツアーの最後は出発地点の富山市に戻って来ました。ガラスと薬の街・富山市は明治・大正期に富山駅を中心にガラスの薬瓶製造が盛んに行われていた歴史があります。昭和期にはガラス研究所が出来、平成期にはガラス工房がオープンし、数多くのガラス作家を輩出し続けている街です。ツアー最後は富山市ガラス美術館の見学の様子を紹介します。美術館は世界的建築家・隈研吾氏の設計による複合施設「TOYAMAキラリ」内にあります。6階の「グラス・アート・ガーデン」に常設展示されているインスタレーション(空間
昨年10月に、めでたく開館40周年を迎えた東京都庭園美術館。さらに、その本館である旧・朝香宮邸は、竣工からちょうど90周年を迎えました。それを記念して、現在、東京都庭園美術館では、“開館40周年記念旧朝香宮邸を読み解くAtoZ”が開催されています。こちらは、日本を代表する“アール・デコ建築”で旧朝香宮邸の見どころを、「AidaandoCarumen」など、AからZを頭文字に持つキーワードで紹介する展覧会です。東京都庭園美術館では過去にも、建物の魅力
フオリサローネ2024その6Nendoさんの展示を楽しんだと、歩き移動でアクセスできる展示会場へ。ここは、会場の建物が好きなので、展示内容は二の次です。RubinetterieStella-Flowthroughthecolors(matchwiththestar)c/oFonderiaNapoleonicaEugenia鋳物工場だった建物が、あまり手を入れられずに展示会場となっていて、雰囲気がとてもよろしいのです。去年は、ゼネコンが自社の施工作品を一覧展示し
現代美術と映像の合流、現在からの見直し「ヴィデオを待ちながら映像、60年代から今日へ」展(初出「ecce[エチェ]映像と批評」2号(森話社,2010.3)pp.178-184)今日、現代美術の展覧会を見に行くと、「投影された映像」を使ったインスタレーションがあふれている。少なくとも10年ほど前からのはっきりした傾向だ。現代美術のマルチメディア化、物語や神話への関心、DVカメラとパソコン編集の普及、DLPプロジェクターの急速な技術革新など、多様な要因が絡む現象なのだろうが
こんにちは今週は2回ほどセーラムに行きました。娘っちは目下ファイナル中だけど、来週ファイナルが終わったら速攻で寮を出なければいけないのでちまちまと荷物を取りに行ってあげてます。うちの車は大きく無いのであと最後の1回で全部荷物が積めるのか?謎〜💦1回目は大雨の中、足を伸ばして海岸まで行ってずぶ濡れになってから、アウトレットで着替えを買って(荷物増やしてるし)ご飯食べたりしてきました。雨の日は出かけない家訓で育ったわたしなのに夫くんも娘っちも雨でも出かけるの好きで困ったもので😤
現在、広島市現代美術館で開催されているのは、“崇高さに関する抽象的な覚書”という展覧会です。こちらは、ウィーン在住のアーティストの田口和奈さんが着想したグループ展で、同じくウィーンを拠点に活動を行うアーティストの松原壮志朗さんが構成を担当したもの。それだけに、キュレーターによる一般的な展覧会とは違って、普段は作品が展示されないデッドスペース的な場所にも作品が設置されていました。また、一見すると、現代美術とは、縁の無さそうな物故作家の作品も展示されていまし
現在、東京都現代美術館で開催されているのは、“ホー・ツーニェンエージェントのA”という展覧会です。シンガポールを拠点に活動する現代アーティストで、今もっとも国際的に注目されている作家の一人、ホー・ツーニェン。その東京では初となる大規模個展です。ホーのデビュー作《ウタマ—歴史に現れたる名はすべて我なり》から、本展のために制作された60分の超大作《時間(タイム)のT》まで。展覧会では、計6点の映像インスタレーション作品が紹介されています。そのタイムテーブルは、以下の通り。
横浜トリエンナーレの続きです。絵画や版画や写真といった平面ものが多くて現代アート展らしくないなと感じていたのですが、ここから一気に増えます。丹羽良徳のインスタレーションはどこで見たっけ?「ウィーンで手持ちのお金がなくなるまでATMで入出金を繰り返す」とか「商品を使用せずに期限切れまで持ち歩く」など意味ないことを考えて実行し、その映像などを作品として展示するパフォーマンスアーティストです。バカバカしいんですがアイロニーにもなっていて、特にここまで政治や経済格差など取り上げたシリアスな作品を数
さて、今年のGW休みも、はっと気づくと残りわずか・・・先日までは島根にお出かけしていて、その記事も書かなきゃいけないんですが、今日はまた好天に誘われてこちらへ(^0^;)等持院近くにある妙心寺境外塔頭の金臺寺通常非公開のこちらで、春の特別拝観として「小林勇輝展」が開かれていると知り行ってみました(^^ゞと言っても、小林勇輝さんや作品のことを知ってるわけでもなく、書家であり詩人、自作の詩と書と造形が三位一体となった作品を作り出している・・・と一夜漬けの知識だけを持って会場へ(^_^;)受
雨の日になると思い出す、雫好きのわたしが行きたい場所は、豊島美術館にある内藤礼さんの作品『母型』です。一度だけ訪れたのは、晴れの日でした。そこに行くには、四国、高松港から船に乗り、豊島に着いたら港で電動自転車を借り、30分くらいで美術館のある小高い丘に着きます。豊島美術館『母型』の白い建物の外観は水滴のなめらかなフォルムをしていて、どれが美術館?と戸惑うほどに、周囲の自然と同化しています。ぽっかり空いた小さな入り口から入ると、何もない空間(40×60m)が突然広がります。天井部分には楕
今回はワークショップもやります5/18千葉県習志野の森森のワークショップとインスタレーション参加費200円うち50円を森の保存活動に寄付します限定40名2023/11/14習志野の森インスタレーション11/4習志野の森にインスタレーション作品を展示しました京成大久保駅から徒歩15分習志野市東町3-9京成大久保から東邦中高に近く、習志野の森という場所があります。ここは国の持ち物で、年4回ほどオープンしますその森にインスタレーションをさせていただきましまた
国立新美術館の「遠距離現在Universal/Remote」後半はRemote「『リモート』化する個人」です。デンマークのティナ・エングホフの《心当たりあるご親族へ》のシリーズは、一人暮らしの住人が亡くなって居なくなった部屋の写真。デンマークではこういう人が亡くなると「心当たりあるご親族へ-男/女性,19xx年生まれ,自宅にて死去,200x年x月x日発見」という呼びかけが新聞などに掲載されるそうです。全ての写真のタイトルがその具体的な情報になっています。床に血が付いてる部屋や、服が掛
❣️ただいま開催中❣️埼玉県の寄居町の街中アート〜6日まで壺中居福島ハウジング蔵アトリエリカ空店舗跡喜楽私の作品は福島ハウジング蔵ですピンときた方はぜひ〜💕💕6日に壺中居の受付当番に入っていますよろしかったらお出かけください💕:::::::::::::::::::::::他の作家さんの作品たち寄居展本部壺中居展示場所「アトリエリカ」展示場
4/27(土)〜5/12(日)まで、日比谷公園でアート体験が楽しめるイベント「PlaygroundBecomesDarkSlowly」が開催されます。東京都は、花と光の演出によって都立公園の新しい楽しみ方を提案するライトアップイベント「花と光のムーブメント」を実施中。今回の日比谷公園でのイベントでは、新たに花と光に『アート』を掛け合わせ「PlaygroundBecomesDarkSlowly」と題したアートインスタレーションが行われます。はなのハンモックイベントでは「公園とい
横浜トリエンナーレ、今回で最後です。横浜美術館を出て左を行くと小さなギャラリー。プリックリー・ペーパー(チェン・イーフェイ&オウ・フェイホン)《揺れ動く草の群れ》作家たちはアーティストでもあり、中国で表現の自由やジェンダーなどの特集を組む雑誌の編集者でもあるそうです。段ボールの安っぽさが手作り感満載で、本国でも手作りのマイナーメディアやってるみたいです。意外にストレートなメッセージがある一方、隅に何種類ものステッカーが置いてあり、持ち帰ってもいいし貼ることもできます。これ子供が喜び