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ランチを済ませた二人は、ようやく展示エリアへ。さっきまでの明るくて広いロビーとは、もう雰囲気が全然違う。黒っぽい壁が光を吸い込んでいて、全体的に落ち着いた空気だ。展示台に使われているのは屋久杉。天然の木目が、いい感じに温かみのある光沢を放っている。ライトも控えめで、作品だけが自然に目に入るようになっていた。シーンとしているけど、嫌な圧迫感はまったくない。むしろ整然とした空気感が心地よくて、自然と歩くスピードもゆっくりになってしまう。小林はゆっくりと前に進みながら、展示を一つひとつ眺め
パスワード限定公開-Privatterprivatter.netめちゃくちゃ久々に裏書きました。アメンバー申請して下さったらパスワードわかります。フォローしてから申請お願いします🙇♀️
朝8時40分。始業まであと20分もあるというのに、フロアの空気はすでにピリついている。――カツン、カツン。規則的なヒールの音が響く。背筋の伸びた黒のパンツスーツに身を包み、タイトにまとめられた髪。その表情は一切の妥協を許さない、氷のような鋭さを帯びている。「……小林主任、来た……」「今日のチェック、何人落ちるかな……」周りの社員たちが自然と背筋を伸ばし、タイピングの手を早めるのがわかる。狂犬なんて異名を持つ女。小林由依、主任。私の、教育係、、、。「森田さん、
由依side朝。まぶたの裏に、ふわっとした光が差し込む。それと一緒に、やわらかくてあたたかい布団の中の温度が、肌にじんわり広がってくる。――その“温度”が、自分ひとりのものじゃないことに気づいて、私は、そっと目を開けた。「……っ……」すぐ目の前にあったのは、頬にかかる髪と、寝息の混じる穏やかな吐息、そして――私の腰にまわる、ぴたりと吸いつくような腕。(……夢じゃ、なかったんだ)昨夜のことが、少しずつ、フラッシュバックのように脳裏に蘇る。キスの味、肌に這う指先の熱、身体
空気が、じわじわと輪郭を持ち始める。重さだけが、部屋の隅から隅まで広がっていくようだった。キッチンの換気扇が、低く唸る音だけが聞こえていた。私たちの間にあるものを、かろうじて繋ぎとめているのは、その機械音だけだった。「……午後は、誰といたの?」沈黙を切り裂くように、私の声が落ちる。問いは尖ってはいなかった。むしろ静かで、淡々としていて――それだけに、深く沈んだ。由依は、テーブルの縁に置いた指先を、かすかに動かしただけだった。答えようとする気配がありながら、口元は硬く結ばれたまま
ステージ裏照明が落ちて、収録が終わった静かなスタジオ夏「お疲れ様でした」理「あ〜、夏鈴ちゃん、ぎゅーーー」夏「ちょっと理佐さん、苦しいです」理「えーいいじゃん」理佐の声が響くあの、ふわっとした声で夏鈴ちゃんに抱きついていたーーーーまたやってる。最近、理佐のたらしが加速していってる気がする笑いかけるのも、距離が近いのも、目を見て話すのも、私だけじゃない……私のこと、まだ好き?言えないまま、私は荷物を片付けていた理「由依、帰るの?」由「うん……ちょっとだけ、先に帰ってる」
由依と理佐は、誰にも言えない関係を静かに育てていた。2人でいるときだけ、世界はやわらかくなる。何も言わなくても伝わる空気、指先が触れるだけで満たされる安心。そんな日々を、由依はずっと続くものだと思っていた。けれどある日、由依は突然、理佐の両親に呼び出される。重たい空気が落ちる。理佐の母は、冷たく笑った。「私たちの家系では同性愛は許されていません。由依さん、あなたと付き合い続けるなら_____理佐には家を出てもらうことになります。」心臓が一瞬で冷えていく「さあ、理佐のこれから
渡邉理佐×小林由依由依side20:30今日も私と理佐の戦いが始まる絶対に一緒にお風呂に入りたい理佐と、一緒に入りたくない私。もう同棲してだいぶ経つけど理佐の体なんて何回見ても見慣れないし恥ずかしいものは恥ずかしいし。最近は負けてばっかりだから、今日こそは、、由「そろそろお風呂沸かすね」夕飯が終わってのんびりし始めたところで理佐に声をかければ理「ありがとー」ニコニコしながらお礼を言ってくれたそれ以上の言葉はない順調、順調。20:50軽やかなメロディーに続い
由依sideカーテンの隙間から、やわらかい光が差し込んでいた。目覚ましをかけない朝は、時間の感覚が少し曖昧になる。私は先に目を覚まして、まだ灯りの消えた暗い部屋でしばらく天井を見ていた。休日なのに、目が覚めた瞬間から頭の中で仕事のことが忙しなく回り始める。最近ずっと、出口の見えないところに立っている気がしていた。隣で、理佐が寝返りを打つ。その気配が近くにあるだけで、ひとりじゃないことを思い出す。「……起きてる?」まだ眠そうな声。「うん」それだけ返すと、理佐は目を開けてゆっくり
リクエスト121個目!このリクエストで書かせてもらいました!理佐side保「ゆいぽんさん可愛い〜」最近この小娘は由依のことを溺愛している由依が動く度に可愛いだのゆいぽんさんだのほんっとにうるさいそりゃあの由依だもん何もしなくても可愛いのは当たり前だってのはぁ〜由依はずるい生き物だ保「ゆいぽんさんの好きなチョコありますよ〜」由「ほんとー?どれどれ〜」保「こっち来てください〜」由「うわぁほんとだ〜いただきまーすっ!」保「あはっ、チョコついてますよ」由
由依side完全に寝不足だ少し寝てよ理「ねぇ」「ゆうかりん」友「ん?」理「こば体調悪いの?」友「知らないよ」理「聞いてきてよ」友「だって今寝てるよ」理「ん~~」友「仕方ないな」理「ありがと」友「ゆいぽん?」由「ん?ゆっかーか」「どした?」友「体調悪いの?」由「あー…」「ただの寝不足だよ」友「そっか」「夜更かし?」由「ゲー…あっ録り溜めしてたドラマ一気見してた笑」友「あぁ笑」由「気にしてくれてありがと」友「理佐だよ」由「え?」友「ゆいぽん突っ伏し
夕食を食べ終え、食器を片付け、ソファに腰を下ろした私の彼女ーー小林由依はキッチンから冷たいお茶を持ってきて隣にちょこんと座る理「ん、ありがと」由「うん……」由依の声はどこか含みがあった何か言いたそうで、でも迷ってるようなそんな空気を感じた私は、視線を向ける理「どうかした?」由「……あのね、理佐」理「うん」由「"愛してるゲーム"って知ってる?」思わず眉をひそめてしまったいや、驚いたとか困ったわけじゃないただ、あの静かな由依の口からそんな可愛い言葉が出てくるなんて思ってもな
渡邉理佐×小林由依リアパロ----------------------------------------------------理佐side由)はぁぁー…由依は助手席に乗り込むとすぐに大きな欠伸をしてトロンとした目を擦る理)今日長かったもんねお家着いたら起こすから寝てていいよ由)んーん、寝ない別にねむくないし理)ほんとに?由)ん…由依は優しいから運転する私に気を遣って起きていようとするでも、由依の瞼はもう閉じかけていて言葉もどこかふにゃ
段ボールはまだいくつか積まれたまま。だけど、家の中には少しずつ“ふたりの暮らし”の空気ができつつあった。朝。私が洗面所で歯を磨いていると、キッチンからコトコトという小さな音が聞こえてくる。覗くと、エプロンをつけた由依がフライパンの前に立っていた。「……おはよ」「あ、おはよう。ごはんできるまでちょっと待ってて」「うん。……なんか新鮮だね、朝から由依が料理してるの」「失礼だな。私だって、やる時はやるんです」そう言いながらも、由依はちょっと照れたような顔をしていて、思わず微笑んだ。
今年のクリスマスは2人で過ごせるグループ在籍時はなんだかんだでみんなと過ごしていたから思い返せば2人でって初かも「クリスマス2人で過ごすの初めてだよね?」「そうだね。ゆいがまだグループいる時はテレビ出てたからね〜(笑)」「確かに(笑)なんか新鮮だね2人だけの空間」「いつもメンバーが誰かしらいたからね(笑)」「どうする?らしくなくパーティとかやっちゃう?」「いいね(笑)」「じゃあご飯の仕込みしようかなぁ」「作ってくれるの!?」
由依side気がついたら、あたたかい腕の中にいた。いつもなら、もう起きてリビングでまったりしてるはずの理佐が、今日は隣で私をじっと見つめていた。「おはよう、ゆいちゃん」朝の光より優しい声で、名前を呼ばれる。眠い目をこすって顔を上げた瞬間、柔らかくて大きな腕に抱きしめられた。「ちょ、え……てか、なんでちゃん⋯呼び?」まだ頭がぼんやりしてるのに、ぎゅうっと胸元に引き寄せられいつもはしないちゃん呼びに驚く。体温も、香りも、心地よすぎて、目が覚めるどころかとろけそうになる。「照れてるの
部屋を出ると、夜の涼しい風が肌をなで、残っていた酒の気をすっと連れていった。羽織の裾を少し引き寄せ、渡邉はその隣を同じ歩幅で歩く。二人は石畳の小径を抜け、庭へ向かう。足元の行灯が柔らかな光で樹々の影と紅葉を映し出していた。かすかな水音が、夜の静けさに溶け込んでいる。二人は言葉もなく歩き続け、灯りが少なくなった頃、足元は湖へと続く桟道に変わった。水面には夜の色が揺れ、透き通った月明かりが星空をいっそう澄ませている。自然と足を止め、湖畔のベンチに腰を下ろした。渡邉は空を仰ぎ、広が
渡邉理佐×小林由依ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー理「由依ー構ってー」急に理佐がこっちに来たと思えばこんなことを言う由「やだここ楽屋だよ?」理「えーいいじゃん由依のこと好きなんだもん」由「…///」普段そんなこと言わないじゃん由依呼びだし理「あっ照れた」由「照れてない!」理「絶対照れた」「嘘つかれたらりさちゃん悲しいな〜」由「とにかく離れて」「皆にバレちゃうよ」理「バレてもいい!」「その方がいつでもイ
レッスン終わりスタジオを出た瞬間、私は思わずため息をついた汗だくのTシャツを摘んで仰ぎながら、理佐の姿を探すでも、理佐の姿はなかった由「ちょっとー……なんで先に帰ってんのよ」誰に向けたでもない文句を口にして、スマホを取り出す未読の通知は一つだけお疲れ。帰るby理佐文章短すぎ既読をつけるか迷って、結局つけなかったつけたところで返事が来るとは限らない最近の理佐はなんだか素っ気ないいや、素っ気ないというか……なんか冷たい分かってる。きっと私のせいこの前、些細なことで