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Yusideなぁちゃんが卒業してから数ヶ月。最初の頃はなぁちゃんが居ないという実感が湧かなくて、個人の仕事が忙しくて会えないだけなんじゃないかって思ったりもした。けどさすがに数ヶ月も同じ現場にならないと卒業してしまったことを実感する。おんちゃんや後輩メンバーは日を重ねる事になぁちゃんのいない現場に慣れていく一方、私は日に日に弱っていく。お「ねぇ大丈夫?」「うん。大丈夫だよ、」本当は全然大丈夫じゃない。けど、卒業した事実はいくら嘆いても変わらないし、時間は止まってくれない。だか
sideN『お世話になりました!』"お大事に!"ペコリと頭を下げて、お世話になった病院関係者へ挨拶を。小さな鞄を片手に、病院の外へ出る。ウィーン『ふぅ。』生憎の曇り空だが、念願の退院に心はフッと軽くなった気がした。【手続き完了!今から帰ります!】ゆうちゃんに報告ラインを送ると、"【退院おめでと!気をつけて帰ってね!】"すぐに返事
Yuside私には、過去に愛していた男がいた。指が細くて長い。とても綺麗な人だった。そして決断力があり、食事もデート先もすぐに決めてくれて、私が理想とするタイプそのものだった。私も案外、人に尽くすタイプだったらしく。彼のためならなんでもしてあげた。でも、、、それが彼に隙を与えてしまうことになるとは想像もしていなかった。彼にまんまと浮気現場を見せつけられ、相手の女とニヤニヤしながら、離れていった。私が今まで尽くしてきたのはなんなんだ、、彼のために苦手な料理を覚え、彼の
Naside先に新郎様のご入場ということで、暖かい拍手に迎えられながらバージンロードを歩く。まさか、こんなトントン拍子に進むとは、、、「続いて新婦様のご入場です。」司会の人からそんなアナウンスが流れる。ガタン大きな扉が開き。ゆうちゃんのお父さんと共に入場してきた。そして私の目の前に歩いてきて止まる。「ふふ、今までで1番綺麗ですよ。」私はそう言ってゆうちゃんの顔にかかるベールをあげた。「ほんと、不意打ちで言ってくるのズルい!」顔を赤らめながらゆうちゃんは行ってきた。「なぁ
Yuside前になぁちゃんのおばあちゃんが言ってくれたっけ、独りじゃないから周りに助けを求めるんだよ、ってでもさ、やっぱり私は独りみたいだ。誰もいない、枯れたように映る世界で、臆病な私はやっと言えそうだ。地球最後の告白を。「なぁちゃん!愛してるよ!」いつか見た夕焼けはあんなに綺麗だったのに、恋なんて呼ぶには遠回りしすぎたみたい。そして君が知らずに手遅れな灰になった後で、私は今更、君が好きだって。君が好きだったって言えたよ。数年後、「ゆいりさんって、テレビに出る時もレ
Yusideそれからというもの、なぁ君と茂木宮君が率先して体術を使い、敵をいなして行く。こうして無我夢中に突き進み、日が昇る頃には追っては来なくなっていた。「はぁ〜!疲れた〜!」「茂木宮、だらしないですよ。もっと王子らしく、」「別にいいじゃねぇか!今はただの旅人だろ?」「そうだよ〜なぁちゃんも今だけは旅人なんだから!あんまり気にしなくていいんじゃない?」「ほら、おんちゃんも言ってるぜ?」「まぁ、それもそうですね、」そう、私達は自分達の意思で国を捨てた。正確に言うと国に戻らな