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お能のお稽古は、先ずは「謡」と「仕舞」から習い始めます。「謡」のお稽古では、季節ごとに謡われる小品の形として「小謡」として習い始めるかもしれませんし、一曲を頭から習い始めることもあると思います。そして舞のお稽古は「仕舞」からお稽古が始まることと思います。何気なく「仕舞」と言われて始めますが、「仕舞」の説明を受けた方は少ないかもしれませんね。演技の形式の一つで、装束や能面も付けずに謡と舞で演技する形式になります。「仕舞」には、クセ・キリなど呼ばれるものがありますが、
舞台働キをさせていただきますと、装束や作り物の用意、装束付けが滞りなく行われるように動いているわけですが、舞台が始まると、御幕や鏡の間の補助、切戸口の開け閉めなど演者や作り物、御道具などの出入りがスムーズに進むように気を配ることになります。話は少し逸れますが、私たち能楽師は幕のことを「幕」とは言わず、必ず「御幕(オマク)」と呼びます。御幕を開けてもらうタイミングで「おま~く」と(開けゴマ)のような感じで声掛けをします。御幕の近くでしたら、見所からも聞こえると思いますので、耳