ブログ記事1,103件
そこからは一分一秒がとても長く感じた。目の前から息子がいなくなったことで急に現実に引き込まれ、恐怖に包まれた。息子が救急搬送されたのが20時前。手術が始まったのが21時前後だったと思う。翌日は月曜日だからまずは職場に連絡をとらねばと思い、院長に電話。その後同僚に連絡したけど繋がらず、グループLINEにとりあえず息子が脳出血で手術を受けていることを伝えた。突然のことでスマホのバッテリーも少なかったことを覚えている。手術待合いで椅子に座っていることもできず、時折恐怖の波で涙が込み上げてく
翌日一睡もできないまま朝を迎えた。ひたすら病院からの電話を待つ。午前中、主治医の先生より電話があった。脳圧は昨日より低下している。脳室ドレナージは不要。午前中のCTで血腫はほとんど残っているが、それは想定内。麻痺は重度とまではいかないのではないかと思っている。午後より原因探索のために血管造影を行うことを告げられた。午後より面会。人工呼吸器に繋がれ、鎮静がかけられているため眠っている息子。看護師さんから目が覚めた時不安にならないように家で使っていたもの、好きなもの、写真など
三日目鎮静を少し弱めているようで昨晩から覚醒している時間もあり、従命動作(手を握ってみてなど)に応じたり、開眼しているとのこと。意思表示もうなづき、首振りで見られているようで、「痛い?」と聞くと首を振って「痛くない」と教えてくれるとのこと。今後更に顔面腫れてくるが数日でひいてくるくるから心配しないでねと看護師さんから言われた。→一回目の術後、私としては思ったよりは顔面の浮腫はそこまでではないと感じた。(後々の二度目の手術はとんでもなく腫れた)熱も出ているが出血によるもので解熱剤はあまり
『脳卒中はある日突然に起こる』ということはわかりきっているつもりだった。かくいう私は総合病院に15年以上勤務したリハビリ職。それこそ脳外科病棟を中心にやってきて、今も脳卒中後のリハビリに携わっている。でも。まさか我が子が。である。その日は日曜日で、コロナ禍があけて5年ぶりの家族旅行を1週間後に控えていて旅行に着ていく服や靴を買いにショッピングモールに日中出かけた。帰ってきてからもSwitchをして盛り上がり、宿題に大苦戦しと変わらぬ日常だった。夕飯の準備の間にお風呂に入ってもらい
2019.11.4次女の頭の腫れはピークを過ぎてくれた。次は再出血のリスクを減らすための手術をすることになる。手術の説明を受ける。娘の脳出血の原因は脳動静脈奇形(AVM)これは脳の中にできた動脈と静脈の血管が毛細血管にならず、かたまりのようなもの(ナイダス)で直接つながっていている状態のこと。脳動静脈奇形(AVM)ができただけでは症状がなく、長寿を全うする方もおられるとか、しかし、脳内は本来であれば細い毛細血管でつながっているのに、動脈と静脈が太い血管でつながり静脈瘤ができ、動脈の圧
今回のblogは、前回の「緊急検査」の内容の続きのような感じとなります。今回は「決断」となります。今までの話を少しまとめます←夜中の入院→朝アンギオ検査→その後という感じです🌱後頭葉の出血🩸また、出血が拡大し、硬膜外にまで広がりどんどん圧迫されている状態。検査の結果、出血の原因はやはり…脳動静脈奇形(AVM)が、あるということがわかりました。原因が分かった以上、その根本を取り除かなければなりません。私は、そう決心しました。※また、一度出血したAVMは再出血をおこしやすく、その
信じたくない自分とどこかものすごく冷静な自分がいて、すぐに119番通報をした。消防指令室の方から聞かれる質問にも冷静に受け答えをしていた記憶がある。「今から10分かからず到着します」と言われ、救急車を待つ間、仕事道具から血圧計やパルスオキシメーターを取り出して血圧を測ったり、パルスオキシメーターで酸素濃度を測定し、恐怖で泣いている息子に「大丈夫だからね」と声をかけ続けた。10分もしないで救急隊が到着。自分が測定したバイタルを書いたメモを渡し、今までの状況について説明をする。すぐに救急車
今回は「緊急手術」についてです🥬まとめますが、脳出血→アンギオ検査→原因が脳動静脈奇形(AVM)と判明→開頭手術+血管内手術となりました。タイトルの緊急手術というのは、予定されておらず、休日であり、急遽決定したためです。脳出血を起こしてから、手術を受けるまでに、約1日しか経過していなかったことと、沢山の検査での疲労もあり、あっという間でした。そして、頭では〝手術〟ということを認識していても、頭痛が継続していることで、考える余裕もありませんでした。(ここだけの話、このパターンで良かったな
はじめまして。10歳になったばかりの我が子が脳出血で左片麻痺、高次脳機能障害となりました。脳卒中は圧倒的に高齢者が多い疾患であり、ましてや親世代や私でも夫でもなく我が子が脳出血になるなって夢にも思いませんでした。発症当初は私も若年性脳出血の経過が知りたくて眠れない夜は夜な夜なブログを検索したり、情報を集めていました。少しでも同じ病で苦しむ方の参考になればと思い、少しずつブログにつづっていきたいと思います。#脳卒中#10歳#若年性#脳出血#左片麻痺#高次脳機能障害
おはようございます☀入院してから約1週間は、ICUとHCUの個室に、その後の1週間は、一般病棟へ入院していました。なので、入院生活は約2週間くらいでした🌿最初は、患者さんをみる立場から、患者としてみてもらう立場になるなんて、、という感じでした。お世話してもらう時は、なるだけ自分で動かなきゃとか思ってたんだけど、段々と入院中はとことん甘えてお世話してもらおう!!ぐらいの感じでした笑。病院の空間に患者としておかれる、という生活を送ってみて、やっぱりその立場にならないと分からないことや思
『アンメット-ある脳外科医の日記-』というドラマが始まった。アンメットある脳外科医の日記|関西テレビ放送カンテレ杉咲花が、“記憶障害の脳外科医”に!前代未聞の医療ドラマで、フジ系連ドラ初主演&初の医師役。過去2年間の記憶を失ったうえに今日のことも明日には全て忘れてしまう…“私はまだ医者なのだろうか—”葛藤を抱えながらも患者を救う脳外科医を演じるwww.ktv.jp第1話は「失語症」がテーマ。今週は「未破裂脳動脈瘤」のお話だった。アンメットは漫画で全巻持ってる。元脳外科医である
まだまだ、引き継ぎしてもある程度しか仕事解らないです。1人でマンションを背負う責任もきつい。マニュアルがあってもないようなものです。何怒るかわからないので。でも私は人間関係1人なので気が楽です。限られた時間で仕事どうするか。頭で考えながら働いています。私は派遣ですので、直属の上司が急にきまして、○○さんの仕事ぶりで保険を入れた契約社員昇格しました。パートから約1週間で契約社員凄く嬉しかったです。1人だちして、2日目、仕事完全には覚える事できないので、コツコツ覚えて
ご無沙汰しておりますm(__)mカテーテル手術、開頭手術をした2023年1月からあっという間に1年以上も過ぎてしまいました💦ブログを書きたい気持ちはあったのですが…引っ越し転職等でブログが止まっています(・・;)(いつかは続きを書きたいと思ってます…苦笑)ありがたいことに後遺症などは何もなく本当に今まで通りの生活を過ごしておりますm(__)m・退院後のこと・現在のこと書きたいと思います!☆退院後のこと☆以前ここでもちらっと書きましたが…『経験者の方、良ければ教え