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※タイトルは違いますが、またもや以前に書いたやつの焼き増しですみません『君が怖いもの1』暖かい春の光が差し込む学校の中庭で「ねぇ…って、あれ?」お弁当を食べながら話しかけると、隣にいたはずの彼の姿が見えなくて「えっーと」辺りを見回すと、すぐ傍にある大きな木にもたれかかって目を閉じていた「寝ちゃったの?」昨夜もバイトで遅かったって言ってたもんねうー、どうしよう「なんだよ?」静かに目を開けてこっちを向いた表情は、やっぱり少し疲れてるみたいだ
『君が怖いもの2』もらったチケットでデートしておいて、文句を言える立場ではないが「悪かった。」「な、なんで謝るの?」「なんでって、そりゃあ…」映画の内容をきちんと把握しておかなかったことを後悔している俺に気を使って「ちょっと刺激的な映画だったけど、そんなに怖くなくて面白かったよ。」彼女はそう言ってくれたが、絶対嘘に決まっているたしかに、ジャンルとしたらホラーだったのかもしれないが成人指定にされていた理由は過激な暴力や流血シーンだけでなく、際
※1部の連載が終了した時からずっと気になっていた聖ポーリア学園ボクシング部のその後。先々月に発売されたクッキー9月号掲載『ときめきトゥナイトそれから』に新入部員がいたらしいカットを見つけて嬉しくて今回はそんなお話です(どんな話)『pure』「痛い?」どこで調達して来たのか、小さな氷の塊がいくつも入ったビニール袋を押し当てながら彼女が俺の足首を覗き込んだ「大したことねぇよ、ちょっと捻っただけだ。」「ほんとに?だいぶ腫れてるよ。」「大丈夫だっ
『longroad2』「いやー、マジでめでたいよな。」「もうそれくらいにしとけ、2日酔いになるぞ。」「いいから、おまえももっと飲めよ。」「春休み中の大学生と違って暇じゃねぇんだよ、俺は。」めんどくさいヤツに捕まってしまった新居への引っ越しを終え、彼女を送った帰りにばったり出会ったのは「おまえの門出を祝ってやってんのに、野暮なこと言うなよな。」高校時代の部活仲間だった友人で、前祝いと称して勝手に杯を重ね続けている「冗談抜きでやることがたく
https://ameblo.jp/veto826nan020/entry-12814485715.html『なるみ編【ときめきトゥナイト展】』https://ameblo.jp/veto826nan020/entry-12814405336.html『蘭世編③【ときめきトゥナイト展】』https…ameblo.jpここからは蘭世と俊の娘、愛良のお話。第3部の始まりです幸せそうな家族写真撮ってるのは鈴世ですね❗最初ムカつくんですけど、この開陸がいいんですよ❗いろいろあって、
『longroad5』「あらっ、まだ起きてたの?」結婚式の前夜リビングにいたお母さんから、心配そうに声をかけられた「うん、なんだか眠れなくて。」ソファで眠り込んでいるお父さんの方を見ると、その胸にはわたしが小さいころのアルバムがしっかりと抱きしめられていて「お父さん…」結婚したってお父さんとお母さんの娘であることには変わりはないのに、こんなにも寂しい気持ちになってしまうのは大切に育ててもらった証拠だよねそんな感慨に耽っていたら、ますます
※とりあえず、お誕生日企画第一弾(は?)ただし内容は誕生日とは関係なくて、よくある結婚前夜っぽいお話になる…かも(安定のノープラン)特に内容はありませんが暇つぶしに読んでいただけたら嬉しいですふたりが結婚した1990年4月の設定になっています💍『longroad1』「おいっ、呼んでるぞ。」「えっ?」寝室のクローゼットで荷解きをしていた彼が、ベッドメイクをしていたわたしの腕を軽く引っ張った「奥さーん、冷蔵庫の位置を確認してもらえますか?」階
『lovi'nyou』「おかえりなさい。」土曜日の夕方、バイトから帰るとアパートの部屋にウサギがいたいや、正確に言うと「…なんだよ、そのでっかいウサギの耳は?』頭にウサギの耳のカチューシャを付け、白いブラウスに淡いピンクのエプロンというウサギを意識したのであろう格好をした彼女が出迎えてくれて「今日って何の日か知ってる?」男が最も恐怖を感じる質問を天使のように愛らしい笑顔で投げかけてきた「さあ?」9月の半ばに恋人同士で盛り上がるようなイ
※『スポーツの日』なので、今回はいちおう卓と愛良ちゃんが小学生の頃の運動会のお話です。(卓も愛良ちゃんもまっったく登場しませんが)『jealous』ひんやりとした空気が漂う夜のキッチンでいつも彼女がやっている様子を思い出しながら見よう見まねで、ガラスポットに茶葉を入れて熱い湯を注ぐ「…なにやってんだかな。」小声で愚痴をこぼしながら、ティーカップとともにトレイに乗せリビングへと運び「寝る前はハーブティーで良かったんだよな?」ソファでうとうとして
『ときめきトゥナイトそれから』2巻までで物語が一区切り。今回の騒動は“鏡の世界”ていう現実とそっくりだけどそこに生きている人間の性格があべこべになってる別世界からもうひとりの蘭世や真壁くんがあらわれてわちゃわちゃするっていう話。あべこべ人格だから、鏡の世界の蘭世は上品で陰気でマイナス思考、真壁くんはチャラ男なのです。昔だったら鏡の世界のこの2人、嫌いだっただろうなあ。だけどね、著者と作品とともに年を重ねてきた読者だからなのか、あべこべ人格の2人の中にも本来の蘭世や真
『備忘録1』えっといつも拙い妄想話を読んでくださってありがとうございますおかげさまでこちらのブログを始めてから約1年半が経ちましたタイトルも結構な数になり、自分自身でも内容を思い出せない話が増えてしまいとりあえず、いちばん数の多い『高校時代』のお話だけでも簡単にまとめておこうと思います。あくまで自分用ですし、ほぼ『おんなじ話』と言っても過言ではありませんが…興味のある方はお暇な時にチラッとのぞいてやってくださいませ
ときめきトゥナイト展@新宿高島屋え!そんなんやってんの?!って気づいたの、6日夜10時。明日、最終日やん!行くしかないやん!と、今日さっそく、えっちらおっちら行ってきました。乙女のバイブル。ときめきトゥナイト蘭世&真壁くん鈴世&なるみ愛良と、大きくは3世代に分かれるんだけど、そりゃ〜もちろん、蘭世&真壁くんゾーンを中心に観てきました。そこだけ行ったり来たり三往復はしたね。展覧会はオール撮影可❣️池野恋センセ〜❣️❣️好きー!!!見て!元祖壁ドン!!みんな蘭世になれるよ!
『longroad4』周囲の人間に言わせればこの年齢での結婚は早い方なのかもしれないがここに辿り着くまで、ずいぶん長い道のりだった気がするのはきっとひんやりとしたシーツの上で、複雑な表情を見せている彼女も同じに違いないから「わかったよ。」あと3日くらい我慢できないわけはないそう、自分に言い聞かせた数分前「なんで、ジーンズ…」思わず声に出してしまった俺に組み敷かれたまま「なんでって、今日もここで片付けやお掃除をしていたからに決まっ
『13日の金曜日2』26年前の4月と言えば当時18歳のおとうさんは魔力を失い人間になっていたはずだから、なにかあってもあたしの方に分があるよね?そんなことを考えているうちに、たどり着いたのは「ここって…」ほんの一時期だけ、おじいちゃんちの隣にあったっていうお屋敷の中なんだろうか?目の前にあったドアをそっと開けると「おとうさん?」薄暗い部屋のベッドの上で、今よりも若いおとうさんはぐっすり眠っているようだったそして机の上にはさっきリビングでみたキ
『13日の金曜日3』えっと『それはない』ってどういう意味?いつのまにか草の上に寝転んでいたおとうさんは、眉間にしわを寄せぎゅっと目を閉じている「あいつとはもうすぐ別れるんだから、そんなこと絶対にありえないんだよ。」あああたしをちゃんと、おかあさんの娘だって認識してくれたんだだから、おとうさんは未来の自分におかあさんによく似た娘なんているわけないって思っちゃったのか「ねぇ、ほんとにおかあさんと別れちゃうの?種族が違うからってだけで、なんでダメだ
※このお話は「chocolate3」から20年後の設定になっていますので苦手な方はご注意を私個人の勝手な妄想で原作とは一切関係ありません『chocolateおまけ』「…ったく、なんで俺が隠れなきゃいけないんだよ。」日が暮れ始めた頃、トレーナーの仕事が終わって家の前までたどり着くとおそらく、デートの帰りなんだろう庭を囲っている柵の外で中学生の娘とそのボーイフレンドが話し込んでいるのが目に入った邪魔をしたくない…というより、どんな顔でふたりの横を通
『備忘録2』えっと備忘録(自分用)の続きです。今回は1話完結の短いお話を超適当にまとめて、簡単な説明をくっつけとこうと思います。(懲りずにまたおんなじ話を書いちゃう気がしますが)それにしても読み返しているうちに(いろんな意味で)出来の悪い話がたくさん目についてたまらずにいくつか削除してしまいましたが、いつかまたセルフリメイクして書き直せるよう頑張りますなんとなく胸キュン系(?)『rain』『rain』「今日はバイトは無いから。」お昼休みに
※このお話にはオリキャラが登場しますのでご理解の上でお読みください。girlfriend(6)それから半月もしないうちに瑠美とかいうガキは両親の仕事の都合で海外に引っ越して行きいつもの日常が戻ってきて彼女の体調も元通りになり今日も一緒に昼飯を食べる約束をした部室に少し遅れてやって来た「ごめんね、遅くなっちゃって。調理実習で後片付けに手間取っちゃって。ねぇねぇ、これ見て。」そう言って嬉しそうに鞄から取り出したのはいつもよりずいぶんデカい弁当箱「瑠美ちゃ
こんばんは~小花です。いや~地球の悲鳴を感じる暑さですね。小花は昨年と先日、熱中症をやらかしてしまいました。皆様も、くれぐれも気をつけてくださいね。小花は極力引きこもるか、夜行性で行きます。さて、明日はいよいよクッキー9月号発売です。読みきり、なんとか無事描き上がりました。久々に紙版の方にも載ってます。地味~なお話ですが、お読みいただけたら嬉しいです。久しぶりの原稿は、やはり大変でした。今後のためのリハビリになればと思いましたが、気力使い果たしちゃったかもしれん。。
※今回は2012年4月13日(金曜日)のお話になります。内容は18歳の真壁くんvs高校3年生の愛良ちゃん(意味不明ですみません)です!!『13日の金曜日1』「なんだろう?」学校から帰るとリビングのテーブルの上に、ずいぶんくたびれたキルト地の巾着袋が置かれていた「おかえりなさい、冷蔵庫にケーキがあるけどまだ食べちゃダメだからね。」キッチンから顔を出したおかあさんの声はいつもの3割増しで弾んでいるそうだった今日は4月13日「はいはい、おとうさんの誕
※個人の勝手な妄想ですので、原作とは一切関係ありません『花嫁衣装』「欲しいの?雛人形。」結婚式まであと1か月ちょっとに迫った、3月最初の週末新居で使う雑貨やキッチン用品を買いたいと言う彼女につきあって、午後からデパートに来たのはいいのだが「んなわけないだろ、おまえがあんまり待たせるから暇つぶしに見てただけだ。」女の買い物は、とにかく長いスプーンだの調味料入れだのを選ぶのに理解に苦しむくらい時間がかかるので、エレベーター近くの休憩ス
『fear』誰かに、見られてる気がする彼のアパートに差し入れを持って行く途中気のせいだって分かってるけど、何度も何度も後ろを振り返りながら歩いていると「きゃっ!」曲がり角で誰かにぶつかってしまった「何やってんだ、ちゃんと前を見て歩け。」「あっ!」わたしの肩を抱くようにして体を支えてくれたのは他ならぬバイト帰りの彼だった「いったい何であんなに後ろを気にしてたんだよ。」「えっと…」彼の部屋に着いてすぐに聞かれた質問にわたしは口籠った
『catchacold』どうやって誤魔化そうか朝から少しだるい感じはあったが元々の体力があるせいか学校もジムもいつも通りに乗りきったのは良かったが夜になってバイトから帰宅する頃にはどう考えても体調が悪いことを自覚するようになり子供の頃から健康だけが取り柄で風邪なんて片手で数えるほどしか引いたことがないから体温計すら持っていないが、多分そういうことなんだろう体がかなり熱い気がするまずいことにアパートに帰るとこんな日に限って彼女が食事を作って待って
先日予約していたロクシタンの限定セットを購入するため高島屋に行きました。エスカレーターで四階へ行く途中で…え?え?えー?ときめきトゥナイトときめきトゥナイト展|高島屋『ときめきトゥナイト』連載開始40周年記念!不朽のラブコメディ漫画初の展覧会を、新宿高島屋と京都高島屋で開催。貴重な原画をはじめ、今展のための描きおろし原画や「りぼん」のふろくやアニメ関連の展示、フォトスポットなども登場。いつでも心に“ときめき”をくれる世界に出会えます。www.takashimaya.co.jpこ
※今回は高校1年が終わった春🌸の設定で(←どうでもいい)『cherryblossom』「いい天気だな」まるで台風のような強風が吹き荒ぶ公園で、大きく伸びをしながら彼が言った「えっと…どこが?」もうすぐ4月だと言うのに、冬物のコートを着てくれば良かったと思うほど寒いうえに「まぁ、こんなに気温が低けりゃ桜も咲かねぇだろ。」お花見に来たというのに、肝心の桜が全然咲いていないなんて「おかしいなぁ、テレビの開花予想じゃ今日くらいには咲くって言って
『back5』「後ろから…ってのもそそられるけど。」上半身を捻った態勢で交わした背中越しのキスに、すっかり酔いしれているわたしの耳元で囁くと。「へ?」彼はわたしの体をひっくり返して仰向けにすると、頬に熱い手のひらを押し当てた。「やっぱり、こっち向いててくれ。」いつのまにか灯されていたベッドサイドの明かりに浮かぶ、色を帯びた眼差しに心臓が破裂しそうなくらいドキドキして。「えっ…と。」それって、つまり?「ちゃんと顔見てしたい、って言ってんだよ。」
相談所に希望の条件を言えば言うほど、ハイスペには会えなくなる話兵庫県高砂市、宝殿駅前の結婚相談所、結婚物語。の仲人Tです。(ブログに登場する会員様には掲載許可を頂くようにしておりますが、今日登場する方については連絡方法が分からなかったため、許可を得ていません。お読みになられていると思うので、不快でしたらご連絡下さい。すぐ消します!)先日、当社に、1人の女性がご相談に来られました。お電話の時からとても愛らしい声で、所長や私たち社員は、どんな方かな!?と楽しみにしてい
『淡雪』「悪い、遅くなって。」久しぶりにバイト帰りに彼女の家に行く約束をしていたのに、かなり遅い時間になってしまい謝ると「ううん、それはいいんだけどなにかあったの?」「急に残業頼まれて…っていうか。」3月になって以降ずっと暖かかった気候が今日は一転、雪が舞っているほど冷え込んできたというのに「なんで家の中にいないんだよ?」彼女は門の外に出て俺が来るのを待っていた「あのね、雪が降ってたから…」「雪が降ってんだから、こんなとこに突っ立っ
『chocolate2』数日ぶりに彼女が会いに来てくれたのは、もちろん嬉しかったのだが「おじゃまします。」今夜は部屋の中に『見せたくない物』あることを思い出し「夕飯は食べたのか?なんだったら外に食べに行こうか。」さりげなく『見せたくない物』が入っている紙袋を隅に追いやりながら、この部屋から出るための提案をすると「えっと、簡単な物で良ければわたしが作るけど…冷蔵庫の中に何かある?」「いや、おまえも今日は疲れてんだろ。」「ううん、全然。あっ
※今回は再びプロポーズ後のお話になります。『getdrunk2』ボクシング部のみんなにお祝いしてもらい、かなり酔った状態でアパートの部屋に帰り着き部屋に入るなり眠り込んでしまった彼のシャツのボタンを外しているととっても不思議な気分になった。だっていつも一方的に脱がされるのはわたしの方だから、こんな風にボタンを外している時に彼もやっぱりドキドキしているのかな…なんて考えて。長袖のコットンシャツのボタンをすべて外すと薄いアンダーウェアの下のたく