LSC

本日は亀田総合病院。骨盤臓器脱に対する「子宮温存」の腹腔鏡手術。3時間弱、出血少量、3時間後に歩行、食事開始。明日退院です。都内からの60代の方で、骨盤底筋の良い使い方が全くできない状態でした。「早く手術して治してほしい」と希望されていましたが・・・「骨盤底筋の良い収縮(骨盤底を守る体勢)」ができていないと、いくら手術で整復しても再発(再度骨盤臓器脱になる)可能性が高くなります。約3ヶ月間、骨盤底リハビリテーションで身体の使い方を整えての手術です。手術は、内膜症を患っていらっしゃ

昨日は亀田総合病院にて、子宮温存のLSCでした。stage4の方で、完全脱と呼ばれるタイプです。腟粘膜をアコーディオンのようによせ、腟が薄くならないように一手間かけて、メッシュをそれぞれ充填し整復しました。子宮温存する施設は少ないように感じます。低侵襲手術とは入院期間が短い事と同じ。初期研修医の先生から「泌尿器科は楽しくて、手術も魅力があり、泌尿器科に決めました！」と調子良いことを言ってくれ、嘘でも嬉しい。誰の目にも、違いがわかる手術手技を身につけておくと、若手採用に有利かも知れ

2年前に書きました、以下の記事。母性を、女性であることを嘲笑うような女性泌尿器科医に心の底から怒りが込み上げる。これは4年経っても変わらない。『母の日でしたけど追記』お腹痛めて命がけで子供産んで子供を育て上げてその後に骨盤底筋を痛めたところから病気になってそれをどうして若いへらへらした医者に笑われ、おもちゃにされ、からだで…ameblo.jp最近、膣の中、尿道が交互にキリキリ痛くなる。ストレスを感じるとテキメン、来る。専門医取ったって、ベストドクター名乗ったって、倫理観が無ければ医

最近は、メッシュ手術関連の合併症の手術を相談される事が増えてきました。先日は骨盤臓器脱で4年前にLSCを施行され、昨年から腟の痛み、膀胱炎を繰り返されていた方です。婦人科受診の際GSMと診断されレーザー治療を受けるも痛みは治らず受診となりました。カメラで観察すると腟断端にメッシュが露出し、腟粘膜の発赤も強く痛々しい状態でした。先日、腹腔鏡下に全メッシュを摘出し、腟を腹腔鏡下に形成しました。手術時間2時間30分、出血は微量でした。2泊3日で退院されました。今後は、陰部、腟粘膜のケ

また、アクセスランキング一桁になってしまった。腟ガーゼの話。男性読書を喜ばせてしまった。どうして#泌尿器科なのかご存知でない方のために少しご説明しておくと。まぁ、泌尿器科医が診療をやってるからです。膣をいじくることを。女性泌尿器科という領域が、泌尿器科の中にあり、女性の泌尿器関連だけでなく、骨盤臓器脱という領域も含まれてしまうのです。骨盤臓器脱とは子宮、膀胱、直腸などが膣の方へ落ちてくる病気です。経産婦に多いです。主に婦人科領域だと、今でも私は思っていますが、この病気の半分は泌尿器

9月は9/17火曜から熊本ウロギネ週間、開始です9月の熊本週間は9/17火曜日から始まりまーす！1週間の診療・手術予定もてんこ盛りです、相変わらず♪この週はLSC多め。この機会に熊本、ひいては九州の皆様、骨盤臓器脱、尿失禁などなどで困ってる方がいらっしゃれば、ぜひ来てください4月からの5か月間を振り返る大型台風ってことで、木曜日からベランダの荷物を中へ運び込み昨日のうちに相方が買い物を済ませておいてくれたので完全におこもりモードの週末。衝動的にNetflixにも加入し

先日のまるぽこ。先生のブログにもまたまた衝撃を受け、書けない、いや、書いてしまおう、とグズグズしていました。（今までにもあまりに酷いことは書けていない）心臓がばくばくして、メンタル悪くするけど。腟に入れるガーゼ、たんぽん。出すのを忘れられた方の件、病院へ手紙案件ですって。亀田の野村先生の、あの、患者の全身裸体の写真もあるひどい論文には5連ガーゼを腟に入れるって書いてありました。竹山先生にかかり始めた2021年6月ごろ、竹山先生に電話でお尋ねしたら、出血が多かったら入れるが普通は入れない

本日は沖縄県立中部病院でLSC(子宮温存)ハンズオン。70歳代でした。「歳を取ったら子宮はいらない？」それは患者さん本人が決めることです。手術する際に、子宮がんのリスク、卵巣がんのリスクなどなどあるから・・・そしたら、胆嚢炎のリスク、虫垂炎のリスクなどあれば切除します？って考えます。人によっては「一緒に切除希望！」って言う方もいらっしゃいます。子宮頸部残ってたら希望叶えてませんが・・・。全摘したらメッシュ露出のリスク増えますし・・・。その時はどちらもないような手術方法を提案

またまた驚くことが。まるぽこ。先生のブログを読んでいたら、術前、術後のヘモグロビン量のことが書いてあり、そこから手術時の出血量がわかるそうです。私の手術のときを思い出すと（カルテは見たくないので見ていませんが）術後、血液検査なんてしてない！データもたしか、カルテになかった。手術時の出血は5ccって言ってたし書いてあったけど、それはいい加減な数値なのかぁーーーわざわざ出血量測らないですね。出血量5ccは学会発表と論文で自慢したいからかな。しかも学会発表の承諾は術前も術後も取ってな

メディカルノートを久しぶりに見たら新しい記事がありました。私は有料会員登録をしていますが無料の登録もあり、この記事は無料でしたので以下、少なめに貼ります。JAとりで総合医療センター泌尿器科部長川村尚子先生子宮脱のロボット支援下仙骨腟固定術は、基本的に年齢制限はありません。開腹手術を複数回受けていない方、かつ手術に耐えられる基礎体力がある方であれば、幅広い患者さんに対して適応となる手術法です。再発した症例に対しても適応可能ですし、当院では80歳を過ぎて手術を受けた方もいらっしゃいます。

LSCACADEMY中里ひろこです！毎日、ドラマチックに「生きてる」を楽しんでいますか？！これって、ただ楽しい毎日のことではありません。みんな毎日喜怒哀楽いろいろあるもので、それをどう意味付けるか自分らしく何を選択するのか実感を伴えると「自分を生きている」と思えるのでないかしら？！実は先月、94歳の義父が突然入院した。ある夜、湯船から立ち上がれない2日後には着替え中に尻餅をつき起き上がれなくなった。理由はいつのまにか腰椎骨折を発症していて入院し、たった

また、電話相談キャンペーンですね。情報共有です。病院が増えてきました。困っている方々に、正確で良い医療が届きますように。また、ひまわり会20周年の記念講演があるようです。9月18日（金）。大阪だけど、行ってみたいな。参加方法などはまだ発表されていませんね。関係ないんですけど、9月9日、骨盤臓器脱の日は、ウチの愛するワンコの命日なんです💦あの日を思い出します。。

さきほどの安倍先生のブログと、名犬からのご質問にも答えてくださいましたので、リブログさせて頂きます。メッシュの露出について、再手術についてなど、お読みくださいませ。

タイトルだけで男性読者が喜びそうだけど。まるぽこ先生のきょうの話題ですね。先生が使うのは、SかSSですってー。わたし、手術1ヶ月後の検診で特大（LorLL？）を使われましたよ。あのM医師、本人が私の質問への返事で文字にしてるんだから本当でしょうね。もちろん激痛で叫びましたよ。何度も。押さえつけられたし。その前には指で引っ掻き回されたし。これ、つい最近の当時40歳前のM医師です。ほんとにサディスティック。楽しんでました。異常ですね。まるぽこ先生、「おい、おっさん聞いてるか」っ

腹腔鏡下仙骨腟固定術(LSC)の正しい適応と限界(jst.go.jp)こちらもフリーアクセスです。以下に貼ります。抄録原文のまま改行、太字部分は名犬が付けました。腹腔鏡下仙骨腟固定術(Laparoscopicsacrocolpopexy:LSC)は高い安全性,有効性から骨盤臓器脱手術の第一選択とされることは多いが,LSCは全ての骨盤臓器脱に対して万能なわけではない.LSCはレベル1（挙上）の修復に関しては強力だが,レベル2（接着）の補強には限界があ

LSCの合併症とその対策(jst.go.jp)合併症がいちばん気になりますよね。フリーアクセスで提供されているので概要を以下に貼ります。北水会記念病院は茨城県水戸市にある病院です。抄録抜粋本邦では,腹腔鏡下仙骨腟固定術が保険収載され,7年が経過した.腟断端脱や子宮脱の治療法として腹腔鏡下仙骨腟固定術は確立された術式である.近年は,膀胱瘤,直腸瘤の合併を認める多区画骨盤臓器脱にも適応が拡大され,普及している.骨盤臓器脱の疾患の病態,自覚症状,診

だそうですよ。婦人科医のまるぽこ先生だから仰れる真実ですね。素人の名犬も全振りで賛同いたします！まるぽこ先生は、その前にはロボット手術は侵襲性が低いなんてことはない。超低頭位で患者への負担は大きいとも書いていらっしゃいました。もうもう、名犬の考えてきたことと一致してます。バカのひとつ覚えのLSCしかできない医者はやめましょう。患者に幾つもの選択肢を示し、説明をし、患者の自己決定権を尊重する医師を選びましょう。日本弁護士連合会：患者の権利の確立に関する宣言www.nichibenr

ネタ提供、いつもありがとうございます。ちょっと今日は言いたいことある。ややこしい話なので、興味のない人はそっぽむいてはなほじしててOK牧場。腹腔鏡下腟仙骨固定術、人呼んでLSC（Laparoscopicsacrocolpopexy)が保険収載されここ日本でも全国の「子宮が落ちてきて困っているマダム」に適応されている。この手術は、みかんのネットみたいな人工物（メッシュ）を腟や子宮頸部に縫い付けて引き上げ、仙骨の前面にそのネットの端を縫い付けるというものでぐ

最近は3週間ごとくらいです。誰にも話せない秘密の話がいっぱいあって、いろいろ聞いてもらっています。少しほっとしました。メンタルの薬、2種類、3年間飲んできて、リーゼ（ベンゾ系）を6週間くらいまえにやめた…だけど、調子悪い。からだがこわばる。ゾワゾワする。つまり、最近元気に暮らせていたのはやはり薬のおかげ。反応を鈍くさせる、ぼーっとさせる薬。M医師にあれだけのことをされて、我慢して、でも、いじくられた尿道と腟の中に痛みの感覚がそのまま残って、しかも、ほかにもワイセツなことを言われ

我が家は薔薇の花盛りだ。花後剪定を早めにしているのでダイニングのテーブルの上にも薔薇がいっぱいだ。昨日はセンハンスロボットを用いたLSC５例目を執刀した。今回も前壁剥離と前壁メッシュ縫着のパートをセンハンスを用いて行った。１ヶ月ぶりでさすがに流れるようにはいかない。シザースが３回目だと全く切れず、コールドカットができない。来週も同じパートをする予定で、そろそろブレイクスルーが欲しい。IUGAのポスターの締め切りが明日なので、頑張って作っている、この泥縄状態はいつまで続くのだろう？

なぜか3年前の記事が「泌尿器科」アクセスランキング5位になってる。だれがそんなに読んでいるんでしょ。ランキング、他はみんな現在の記事。最近、学会発表でダヴィンチ無いですね。むしろ国産のヒノトリ。『ダヴィンチの続き』ダヴィンチは、ライセンスがいりますし、いろいろと条件が厳しくなっています。それはダヴィンチの提供元の条件と思います。最初の手術にはプロクターを付けるのは必須に…ameblo.jp私、プロクターについて「信じたいです」って書いてたけど、信じてもダメだったみたい。あの時の方が

竹山先生が日本泌尿器科学会でTVM（経腟メッシュ手術）について発表されたのに、閑散としていたとのこと。つまり、泌尿器科医はLSC（仙骨腟固定術→経腹）にばかり興味があるらしい。しかも、ロボット支援？竹山先生は、尿漏れから女性泌尿器科へシフトされたそうで納得しますが（そもそも開拓者だし）、これからの骨盤臓器脱の診療は泌尿器科ではないように思います。画一的にLSCってなに。技術が未熟だと致命的な合併症（つまり失敗）が出るとのこと。いろいろな術式をできなくて骨盤臓器脱を診るの？まるぽこ先

本日、1ヶ月目のフォローアップの方の受診でした。1ヶ月前にLSC+TVTを行い、2泊3日で退院。「パットはしてません」「ただ変わったことに(手術後の身体の変化)、最初ついていけなくて」と「手術前は気になって、すぐにトイレに行く習慣だったのに、どれだけトイレ行かなくて良いのかとか、こんなに行かなくて良いのかとかに戸惑いました（笑）」と、お話しされていました。「変わったことについていけなかった」のお話には、少しドキッとしましたが、そういうことね（笑）で良かった良かった。骨盤臓器

本日は静岡厚生病院でLSCハンズオン。部長の中山先生のご指導で、子宮温存、上部切断、全摘など、患者さんの希望、適応、さらに術前術後のリハビリの重要性などを理解されている数少ない病院の一つです。特筆すべきことは、4月から勤務されている「古川琢麻先生」！古川先生が富士中央病院にいらした頃に、LSCのハンズオンを行った事があり、その当時も飲み込みが早く、きっちりと手術をされていて、若手とは思えない手術でとても驚いた記憶があります。さらに本日久しぶりのセッションでしたが、腕に磨きがかかり、

本日は遠州病院婦人科でハンズオン。腟の血流を維持ができる子宮全摘のLSCを行いました。向先生に気に入って頂き、精度を高めています。意味不明だと思いますので、↓↓↓1.通常、子宮摘除する時は子宮上部切断が行われています。腟の血流を維持するためです。血流が無くなると、メッシュの露出の確率が上がります。ただ、頸がん検診などメンテナンスは必要です。2.だからと言って全摘すると腟の血流が遮断されるので、1.腟長が短くる→性交痛の可能性2.メッシュ露出→感染、出血3.腟壁の萎縮

今日も暖かい一日だった。病院では新年度初の朝礼があり、多人数の新入職員が一言ずつ挨拶しておられた。氏名などとても覚えられない。今日は手術日、LSC、TVMUPB、UPBの前方再発のリペアの３例、３例とも予定通り無事終了した。今日から、婦人科の八木Drと泌尿器科の土井Drがウロギネに来られた。早く戦力になってもらいたい。

本日は東京からの方。70代で子宮摘除を迷われましたが、当科での治療成績は変わらない事をご説明し、子宮温存のLSCとなりました。術前は「下剤」も「浣腸」も無し手術後は、3時間で「離床、水分、食事オッケー」「膀胱留置カテーテル無し」明日退院です。低侵襲手術だと日帰りもできるかも^^

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iPhoneを回収できたので、JPOPS２日目の報告をする。LSC講習会とランチョンセミナーの座長のフォトを供覧。帰りは空港空席待ちでプレミアムクラスにアップグレードできたので、ちょっとリラックス。夕日に追われて帰阪した。

昼からは弾丸で静岡厚生病院婦人科へLSC導入時よりサポートさせて頂いています。Grade4の骨盤臓器脱でした。患者さんの希望に応じて、子宮を温存する術式を取り入れ、実践される婦人科はほとんど無いと思います。なので、婦人科の先生達に「子宮温存」のLSCがあることを知ってもらいたいと足を運んでいます^^軽度の骨盤臓器脱なら自分の組織を寄せて何とかなりますが、高度な骨盤臓器脱は「鉄骨」を入れてあげた方が治療成績は良いと考えます。「骨盤臓器脱になった」＝「押し出す力が働きやすい」、