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前日に行った野毛の「山陽」で飲み過ぎたのか、富士登山に行く予定だったのに少し寝坊してしまい、取り敢えず洗濯を済ませてから新五合目まで行って車中泊でもしようかと悩んで居たら、「中央市場に連れてってよ」と友達から電話があり、富士山に登るとしても夜中の予定だったので、10時30分に迎えに来てもらい中央市場に朝食兼昼食として食べに行きました。向かったのはいつもの「カネセイ」ですが、昨日は土曜日とあっていつもの通勤途中と比べて外待ちも既に出来ており、8月20日に「カラシビ味噌らー麺鬼金棒」に行って以
2010年に初めて作ったデザインの額縁に「bianca-1」があります。biancaとはイタリア語で白(額縁は女性名詞なので女性形)という意味でして、ご覧の通り白い額縁、角に模様をパスティリアと線刻で入れてあります。柔らかい雰囲気の額縁でございます。この額縁は古色が付けてあり、アンティーク風に仕上げています。古色付けには、わたしはフィレンツェの額縁師匠パオラ&マッシモ夫妻から教わった秘伝レシピ(大げさですが!)の茶色いワックスを調合していますが、そのワックスを塗る前は、まさに純
カツカレー。#かねせいはるかぜていのmyPick楽天市場おとなの市場見学子どもと一緒に楽しめる[市場研究会2012]1,650円君も市場で働いてみないか。すすめないけど。Amazon(アマゾン)魚市場で働く(なるにはBOOKS補巻)497〜4,850円飯がうまいぞ。楽天市場横浜中央卸売市場から厳選してお届け!ねぎとろたっぷり500g入り【同梱3,900円(税込)以上送料半額、6,900円(税込)以上送料無料※沖縄・離島別途送料1,00
ルネッサンス期にフィレンツェを中心に活躍した画家、ドメニコ・ギルランダイオの作品「ジョヴァンナ・トルナブオーニの肖像」のテンペラ画模写をはじめました。オリジナル作品は腰から上の姿ですが、わたしは顔だけアップで。▲完成までの道のりはまだまだ長い。ギルランダイオの作品は、フィレンツェの教会や美術館で、またローマのヴァチカン美術館でも観ることができますが、いわゆる「すごい人気作家」ではありません。今回模写に使っている画集はフィレンツェの美術専門古書店で2018年に買いました。
インスタグラムにて、自作の小箱や額縁の写真(たまに謎のご飯写真)と一言コメントを出しています。ブログは文章メインで日本の方々に見て頂いていますが、インスタは海外の方の方が多いかも?といった感じです。▲先日作った小箱。他にやること山積みなのに、逃避制作。インスタでは、まず拙いイタリア語、それから日本語、そして変な英語と3か国語でコメントを書いています。(イタリア語、英語は間違いだらけだけど、書かないよりずっと良いだろうよ!と開き直っております・・・!)そうすると、インスタだけでや
文字装飾でラテン語を入れましたシリーズ。オウィディウス(PubliusOvidiusNaso前43年3月20日-後17年または18年)の詩を引用しています。"artibusingenuisquaesitaestgloriamultis"高貴なる藝術によりて多くの人々に光榮は獲得せられたり。例によって、ラテン語文章の内容には重きを置かず、文字装飾として。オウィディウスに敬意を払いつつ!蓋の模様とラテン語文字はマイクロ点々(細いメノウ棒で極
ご注文いただいた額縁を作っているとき、何が一番怖いかって、サイズ間違いです。材木を切った時点で間違いに気づけばまだ良い方で(材はもったいないけれど、他でも使える場合があるので)、ある時など金箔作業も終わって完成間近、仕上げの時に気づいたこともあります・・・。納品後に発覚!という最悪パターンはまだ無いのが不幸中の幸いですが、それもいつかやってしまう恐怖がいつもあります。いや、それにしても気づいた時のショックと言ったらありません。納期が間に合うか、材料が足りるかなど、もう本当に心
8月の半ばのいちばん暑いころ、「禅の友」編集のMさんと、フォトグラファーの浅野カズヤさんが我が家へお越しくださり、額縁と小箱の撮影をして頂きました。曹洞宗の月間冊子「禅の友」の2023年一年間の表紙にKANESEIの額縁を使っていただくのも、あと3回になりました。早いものです。撮影目的のメインはもちろん冊子用の写真なのですが、編集Mさんのご厚意で、浅野さんが撮ってくださった写真をわたし個人でも使うご許可をいただきました。そんな訳で!嬉々としてKANESEIのショップカードを一新いた
先日、美容院に行きました。なんと8か月ぶりでした。以前はもう少し自分のお手入れも色々していたのですが、頻度や使うお金も減る一方でした。髪を長くしているとどうにかなってしまうので、つい後回しにしておりましたけれど、美容院の帰り道の爽快さと家族の笑顔で、手抜きをしていたことに気づいたのでした。要るものと要らないものを選別するのが苦手で、整理整頓はわたしに欠ける才能である!・・・と自他ともに認めておりますが、コロナ禍で否応なくシンプルになった面もあります。人間関係ですとか、恐怖心ですとか。
ででーんひょっこり「禅の友」9月号です。立秋とお盆を過ぎて日もだいぶ短くなって、「禅の友」表紙背景もすこし深い色になりました。この額縁は「サンソヴィーノ」スタイルと呼ばれるデザインで、渦巻きとウロコが特徴です。例によって摸刻でして、オリジナルは1500年代後半に北イタリアで作られたものです。日本人の「死」に一番近い宗教でもある仏教(もちろん違う考えの方々もいらっしゃいます。)、この「禅の友」でも、自分や家族の死を迎えるにあたっての気持ち、ひとりで物事を考え整理す
さて、日本で一番多いイニシャルはなにかご存じですか?インターネットで調べましたところ(ですので、正確かどうか不明です)、女性はM、男性はTなのですって。自分の友人知人を考えてみると、ううむ、確かにそうかもしれません。そんな訳で、Mの文字を入れた小箱を作りました。極小の豆小箱にホワイトゴールド(おおよそ金と銀が半々の合金属)箔を貼り磨きまして、マイクロ点々でMを入れています。あまり主張せず、でも反射の角度によってキラキラと白く輝くイニシャルです。古今東西、名前のイニシ
つくづく、インターネットって便利です。いまさら何を言っているのだとお思いでしょうね。インターネット無しの日々はすでに成り立たない世の中になって、もうずいぶんになりますから。先日インスタグラムから「見知らぬ人がわたしについて何やら投稿しましたよ」とお知らせが届きました。(あなたをメンションしました、のお知らせ)「イタリアからお気に入りを持ち帰った。ラヴェンナのガッラ・プラキディア廟堂の天井モザイク模様を描いた手作り一点物の小箱だ。」のコメントともに、居間らしき部屋に置かれた小箱の
ことわざ額縁制作以来、わたしの中で復活しました文字装飾ブームは続いております。今日の小箱もラテン語の詩の一節を入れてみました。Crasamet,quinumquamamavit,quiqueamavit,crasamet.▲中はライトグレー「明日は愛せ、愛を知らぬ者よ。愛を知る者も明日は愛せ。」というような内容だそうで、有名な詩の最初の一節だとか。愛する対象があるのは幸せなこと。その対象が自分自身でも。上の写真、ちょっと・・・やりすぎ感漂う1枚
わたしがフィレンツェに行く時には必ず会いたい、そして会う人は何人かいますが、その一人は小箱珍道中に付き合ってくれたL。そしてもう一人はベルリン在住のドイツ人Kです。Kはわたしの滞在に合わせてベルリンから来てくれます。この2人は特に大切な友人です。2人ともPalazzoSpinelliの木工修復コースで共に学び、お互いに家族も知っているし、若気の至りの恥ずかしい思い出も知っていたりして、もはや隠すことも無く安心して受け止めあえると言うような間柄です。この人たちと会えたことは、留
作業を続ければ、いつか終わりは来るものですね。なんとか完成と自分に言えるところまでたどり着きましたエミリア額縁です。▲ちょっとブロマイド風試行錯誤してなんとか丸め込んだ感じ。技術不足でオリジナルとは違うデザインになってしまったけれど、現時点でのわたしの能力テストといいましょうか、確認もできました。▲疲れた時は発泡酒ではなくビールを飲むことを許可する・・・金箔の繕いにつぐ繕い。合間にビールを飲んでやさぐれていましたら、家族が「なんかぁ・・・ギラギラ過ぎて形が見えない
怒涛の勢いで(自分比)快進撃を続けておりますエミリア額縁の摸刻・・・と書き出しましたけれど、実際のところは動悸息切れ激しいわたしです。とにもかくにも完成間近になりました。・・・まだ完成していませんけれども。▲ボローニャ石膏を塗ります。木地に下ニカワを塗り、薄めシャブシャブのボローニャ石膏を細い筆で塗り重ねます。溝に液溜まりができないように細心の注意を払います。▲地獄の石膏磨きなにせカーブや凹凸が激しいので、紙やすりも届きにくい。ここでモノを言うのが石膏塗の跡です。石
ここのところ、新調して「つくづく良かった!」と思うものがふたつあります。ひとつは冷蔵庫。我が家の冷蔵庫はかれこれ30年近く使っていて、ドアパッキンが緩くなるし、たまに変な臭い(たぶんフロンガスが漏れている・・・)がしていて、電気代も高騰の折、新しい冷蔵庫をお迎えしました。ひと回り大きいサイズ、冷凍庫もたっぷり、ドアも両開き。そして何より氷が自動にできて、いつでも使い放題なのですよ!魔法のよう!・・・もうずいぶん前から自動製氷機能搭載の冷蔵庫が一般的なのは知っておりますが、実際
前回ご覧いただいた「ルネッサンス風」ほぼレプリカ額縁の制作過程をご紹介いたします。とはいえ、これまた以前ご覧いただいた「ことわざ額縁」と同じ技法で重複しますので、もしご興味がありましたら、ご覧いただけますと嬉しいです。さて、木地は参考にしたオリジナルの額縁と今回額装する作品とのバランスを考えて、簡単なデザイン画を起こしてからお客様にご相談。微調整をして最終確認を頂いて・・・いつものように千洲額縁さんへ木地をお願いいたしました。▲写真は千洲額縁さんインスタよりお借りしました。
曹洞宗の冊子「禅の友」8月号です。この額縁も7月号同様、イタリア・ピエモンテ州で作られた額縁のレプリカです。7月号の額縁が1700年代、この額縁は1600年代末。100年近いひらきがあります。さわやかなレモンイエローの背景に青葉色のロゴ。夏らしくフレッシュな感じです。偶然ながら(または編集さんの楽しい企みか)、表紙の写真と額縁実寸が同じ!小さい額縁ですから、それが可能だったのですね。▲実物額縁を探せ!・・・すぐばれますね。でも面白い。毎月編集の方がこの「
ずいぶんと時間がかかってしまった額縁が先日ようやく完成しました。ルネッサンス時代に作られた、とある額縁を参考にしたデザインで、いわば「ほぼレプリカ」であります。当時流行していたcassetta箱型額縁にprezzemolo植物文様を入れたデザイン。特にトスカーナ州(フィレンツェがある)で好まれた形で、割と典型的なルネッサンススタイルの額縁です。ご注文くださったお客様は「まさにあなたがお好きな感じの額縁でしょう?」とのこと。「ハイッッ!まさにまさに!」と嬉々としてお受けしたも
先日、友人と話していた時のこと。「猫を飼っている人は抜けたヒゲを大切に保存することが多いから、猫ひげ小箱の需要は実はあるかも・・・」と教えてくれました。▲友人が送ってくれた猫の毛ボール写真。愛があふれて、ボールも小箱からもあふれている。なにせペットは猫はおろか一切飼ったことがありませんので、「猫のヒゲが幸運をもたらすお守りになる」のは知りませんでした。これぞまさに、目から鱗が落ちました。さっそく手元にある細長い小箱をふたつ選んでいそいそとネットショップに上げました。おついでの
イタリアの北の街に、医師の友人がいます。寡黙で穏やかで博識な美食家、といった人で、きっと病院ではスタッフや患者さんに信頼されているだろうと感じます。この人は人間のお医者様で毎日患者さんを助けているけれど、野生動物も頻繁に助けています。今日もまた「昨夜遅くにメスの狐が車にはねられていたのを急いで救急病院へ運んだ。ひどい骨折だ。今日まだ命があれば手術になる。」と知らせてきました。▲可哀そうな狐ちゃんは車で緊急搬送。動物病院への連絡用に撮った写真を、後に私にも見せてくれた。この
しばらく休んでいた額縁摸刻ですが、ここ数日に集中して自宅で作業し、彫刻はどうにかこうにか終わりが見えました。イタリアのエミリア地方で17世紀に作られた額縁のレプリカです。▲サイズはB5くらいで、結構小さい・・・けれど。上の写真がノクロなのは半分カッコ付けていますが、もう半分はカラー自粛であります。というのも、白木に赤い血の跡が点々とあるのです。彫刻刀で小さな切り傷を作ってしまっても、ティッシュでチャッと拭いてそのまま作業をするのですが、当然止血はしておりませんから、気づくと赤
先日、アトリエLAPISの生徒さんとおしゃべり中に「趣味は何ですか?」と尋ねられました。わたしの趣味・・・はて、何だろう。以前はピアノを弾くこと(家族が留守の時のみ。人に聞いてほしくない。)でしたが、最近はめっきり。お茶(裏千家)の稽古は10年以上続いていますから、これはまぁ趣味と言えるかも。だけど積極的な何か・・・例えば、アトリエLAPISの生徒さん方が制作に傾けるような情熱やひたむきさを持って臨む趣味は、無いなぁ・・・と気づいたのです。最近、父の大切な友人からの頼まれ事で、
この小箱は全面純金箔を貼り磨き、マイクロ点々と普通サイズの点々を打って模様を入れました。(未だに何と呼んでよいか分からないこの装飾技法。箔上に小さな点を打って模様を表現する方法・・・シボ加工?)四隅と中央に、小さな丸のパスティリアでポッチも入れました。磨いた金は黒く吸い込むような輝き、点々部分は光が乱反射してキラキラ白く輝きます。この小箱を作りはじめた時、頭の中の予定では、葉模様部分は彩色しようと思っていました。でも途中でなんだか気が変わり、点々装飾に転向。たまにあるこ
良く晴れた乾いた午後に、修理する額縁の洗浄をします。湿らせた綿棒で丁寧に汚れを取り除きます。そして装飾が無くなっている部分をリモデルして補彩、と進める予定です。この額縁の持ち主であるお客様は当初、壊れているし新しい額縁に交換しようかな、と仰いました。その時わたしには・・・額縁の悲鳴が聞こえた気がしたのです。もちろん「気がした」だけです。わたしは物を擬人化する悪癖がありますので、変なことを言っているのは重々承知なのです。子供じみたことは止めよう・・・と思いつつ、実はこの「擬人化癖
久々に食欲出た。カツカレー。#かねせいはるかぜていのmyPick楽天市場おとなの市場見学子どもと一緒に楽しめる[市場研究会2012]1,650円君も市場で働いてみないか。すすめないけど。Amazon(アマゾン)魚市場で働く(なるにはBOOKS補巻)497〜4,850円飯がうまいぞ。楽天市場横浜中央卸売市場から厳選してお届け!ねぎとろたっぷり500g入り【同梱3,900円(税込)以上送料半額、6,900円(税込)以上送料無料※沖縄・離島別途送
曹洞宗の冊子「禅の友」7月号です。この額縁も例によってレプリカでございます。オリジナルは18世紀にイタリア・ピエモンテ州で作られた額縁です。ピエモンテ州とはイタリアの北西部で州都はトリノ。フィレンツェやローマよりずっとスイスとフランスに近く、洗練されてリッチな街というイメージです。(行ったことがありませんけれども。)18世紀といえば、すでにルネッサンス時代ははるか昔、ロココ様式が始まっていて、フランス革命とナポレオンの登場、産業革命が起こる頃だとか。額縁の様式もま
右往左往に紆余曲折あったフィレンツェ小箱営業でございます。2月半ばに帰国し、フランチェスコ父さんにお礼やら進捗伺いなど何通かメールをお送りしたのですが、一向に返事も無し。どうしたもんかと思いつつ時間は刻々と過ぎ・・・嗚呼、イタリア。そうでした。彼らには彼らの都合とペースがある。もはや細かく説明するのは省略しますが、やきもきしつつ「もはやフランチェスコさんの気が変わって、小箱を置くのは止めちゃった?!」と不安になりつつ数か月。その間も友人Lがわたしとフランチェスコさんの仲介を続
息切れしつつ、2023年1~2月に滞在しましたフィレンツェでの突撃小箱営業のお話のつづき。どうぞお付き合いください。日本出国時に「この営業はダメ元。上手くいけば運が良かった程度に思っておこう」と自分の精神に保険をかけておいたのですが、それでも落ち込むものは落ち込みます。そろそろ気力体力が尽きてきて、もう諦めようと思う・・・と泣き言をLに言ったころ、最後に訪ねたポルタ・ロマーナ近くの工房でご紹介していただいたのが老舗の高級文具店でした。夕方に2人で訪ねたそのお店は、ドゥオーモ広場