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MX-1000Homage(ほまげ)。Ver.Aの現状で、おためし空気録音をしてみました。録音は音源から4.7m離れた遠点です。相変わらず、風呂の中で聞いているような残響音が付帯してしまいます(聴感はまったく異なります)。録音レベルが満足に稼げないのでS/Nも悪い。。。でも現状はこの品位の録音が限界なので、録って出しで上げます。あまりご参考にはならないかも知れませんが、ウルトラワイドレンジの片鱗は伺えます。最初のトラック:ほんの小音量のパイプオルガンです
MX-1000Homage(ほまげ)。年を越えても調整は続いています。前年までのおさらい昨年、低域のディップが気になるということと、トゥイーターの能率が思ったように上がらない、という所が課題になっていたかと思います。低域のディップについては、昨年サブウーファーの第1キャビに詰め物をすることで、暫定的に対策をしました。これで多少はディップが埋まるはずです。続いて高域ですが、ーVer.ARev03のヘッド特性ー初期のフルレンジとトゥイーターには能率にして7
MX-1000Homage(オマージュ)。高域レベルが上がらない?前回のRev03ではヘッドブロックの周波数特性がこんな感じでした。ーVer.ARev03のヘッド特性ーおかしいな、高域がなかなかレベル上がらないね。というところで終わりました。原因ははっきりしました。BSCがバッチリ利いたからです。これはシミュレーター(改善前・Rev02)BSCありとなしで比べています。BSCのせいで、もともとレベルの高い400Hz周辺の能率がいっそ
MX-1000Homage(オマージュ)。前回のRev.02はこんなf特でしたよね。ーRev.02特性Fixの図ー温かくまったりした音でこれも悪くはないんですが、音場型なのだから高域はもう少し繊細・高分解能で爽やかな切れ味を見せてほしい。せめてあと3dBは能率を上げたいので、背面を開けてXoverをいじります。Xover再調整シミュレーターをいじっていて、シミュレーションと大きくずれた原因がわかりました。なんと、W3-2141の能率設定で-3dBのパッドがあ
MX-1000Homage(オマージュ)。現状。測定もしていないし未調整の状態をVER.AのRev.01とするならば、その特性を実測し、修正し、Rev.02へ移行したいと考えています。疑似無響計測の必然性脱線。マトリクススピーカーがこの世に誕生したころ、疑似無響計測は(存在はしていましたが)日本において一般的でありませんでした。私も1980年代はこんなものを手に入れて、計測のマネゴトをしていました。「これでも測らないよりはマシ」なのか、それとも「狂ったものさしは無いより悪
MX-1000Homage(オマージュ)。視聴を繰り返すことで、徐々に全貌が明らかになってきています。毎回長文でグダグダが続くので、もはや何を言いたいんだかも良く判らなくなりつつありますが、要約するとこうです。前回は、思ったよりダメな感じ~で今回の原稿が、あっ、狙った音に近いの聴けたかも!です。おしまい。今日もやたら長いので、上記サマリのみで離脱も、強くオススメできます。おっそろしく、聴く環境、聴き方、音量、ソースを選ぶ。オマケ
MX-1000Homage(オマージュ)。音質に対する総合的な所感は前稿で説明しました。今回は選定ソース毎にどんな感想になったかをツラツラ書いていきたいと思います。MX用のせとり前稿でも書きましたが、マトリクススピーカー専用のせとりを準備しています。ANDROMEDAで聴いていると、サウンドステージ感が特に優れているもの。あるいは位相をいじっていることがアリアリで、スピーカーの超外側、真横まで定位が広がるようなもの。今回はこのせとりを中心に聴いていきます。ただし、ステ
MX-1000Homage(オマージュ)。とうとう完成して音が出ました。完成して音出ししたという嬉しさもあり、今回も量的大爆発の大長編ですげんなりすること請け合い、早期離脱を強くオススメいたします。MX-1000HにはREV.があるMX-1000Hにはいくつかのヴァリエーション、つまりバージョンが予定されています。まずはそのバージョンについてご説明しておきたいと思います。Ver.A:パッシヴクロスオーバーとパッシヴ配線によって行列を形成する(アン
MX-1000Homage(オマージュ)。アンプはまだまだ直りません。アンプが直らなくても出来ることって無いかな。。。そうだ!!インピーダンス計測ならばできる!まだだから、測っておきましょう!システムインピーダンス計測ドライバ単体のZMAは計測していましたが、システムとしてのインピーダンス計測は初めてです。ラウドスピーカー側から眺めた半導体アンプの出力端は0.08Ω未満と極端に低く、ほぼショートされたのと同じに見えています。このため、被計測チャネルと逆側の
MX-1000Homage(オマージュ)。このラウドスピーカーシステムは、私のような特殊環境を持つ人間でなくとも、「誰にでも使えるラウドスピーカー」を標榜して作られました。もし「私」だけがターゲットであるならば、パッシヴクロスオーバーは制作の必要さえありませんでした。全てをディジタル処理して処理すればコトは済んでしまうからです。だがしかし、オーディオにも様々なレイヤーの方がいらっしゃいます。このスピーカーだけをハイドーゾと渡された場合、リテラシの高い方であればご自身で全
MX-1000Homage(オマージュ)。アンプが燃えてしまったから音は出せないものの、工作は進められます。(アンプは重いから、腰も重いのです)パッシヴXoverの実装先日、シミュレーションが完了しましたので、それに従って実装をしていきましょう。その後、手持ちのパーツと整合するため、定数は少し微調整しています。その結果、一層フラットな特性になりました。(あくまでSim値ですが。)最終回路。そのときの模擬特性はこちら。クロス周辺が相当にフラットです。上図でアコ
MX-1000Homage(オマージュ)。本日も長大な理屈の記述と、延々詰まらない解析のお話がつづきます。理屈の嫌いな方、必ずしもオーディオを科学的に解明したいとまで思わない方は今すぐ離脱をオススメします。フルレンジとトゥイーターは一般的なパッシヴXoverで融合しますので、本日はそこの特性補償と整合をシミュレーションします。測定用のセットアップ拙宅のminiDSPを利用すると、テストにおける計測対象のスイッチングも実にカンタンなのです。例えば、こちらはSub
MX-1000Homage(オマージュ)。とうとう音が出ます。・・・といっても、音楽鑑賞した感想文が出てくるわけではありません。測定して演算して検証して・・・とひたすら退屈な話がつづきます。「個人的な音質の感想文が大好物」で、ロジカルな話題、数値的な話題がお嫌いな方は今すぐ離脱をお願いいたします。まずは低周波ブレイクインサブウーファーの実測から始めたいと思います。その前にまずは、バスドライバ(W3-2108)のブレイクインを行います。と言っても、わずか2H前後ですが..
とうとう組立も含めて外観が仕上がったMX-1000Homage(オマージュ)。大きさを3Dで比較思っていたよりも押し出し感があり、部屋に設置すると、圧迫感もありました。これに比べれば、過去にスタンドに乗せていたLS-11ESの方が、ずっと可愛らしかった(内容積だけなら同じくらいなのです)。そこで、市販システムと大きさ感を比べてみましょう。といっても、3D映像のフェイクですが・・・。一番右側にあるのが、DIATONEのDS-2000Zという大型のブックシェルフです。純正スタ
MX-1000Homage(オマージュ)、長い制作期間でしたが本日遂に、一挙にその全容を現します。このため、本日の記事は長編になります。大理石のザブトンを準備ほまげの下に敷く天然大理石です。床面養生のため、大理石の裏側へ厚紙を貼っていきます。いつもなら裏側は極薄のコルクボードを貼るのですが、手抜きとコストカットでボール紙にします。これでも十分に養生にはなるのです。これナシで床を擦ると床が傷だらけになります。貼れた。貼れたので床に設置してみる。