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デルトリンテムよりも、更にレアで非常に人気のある、幻のポロの名機と言われていたオーバーコッヘンであるが、Bタイプだけでなく、通常の8✕30にも、前期モデルと後期モデルが存在する、という事実を、最近新たに確認したので、記事にしようと思う。(前期と後期の中間の中期モデルも存在する。)これは、私も最近まで知らなかった事実である、と言うよりも、これまで気が付かなかった。また、この事実をこうして公開
先日、珍しい双眼鏡の修理依頼があった。カールツアイス・イエナCARLZEISSJENAの、デカリスDEKARIS10✕50と言う機種だ。これは、デカレムDEKAREM10✕50のIFバージョンである。依頼頂いたS様は、この機種を数十年前に、新品で購入されたそうだ。つまりは、ワンオーナー品である。S様からは、心良く承諾頂いたので、修理過程を掲載させて頂こうと思う。
皆様のお陰様を持ちまして、この度、デルトリンテムやオーバーコッヘン等、ヴィンテージカールツアイス双眼鏡の専門ショップ、BLRMY'zOPTICAL(ワイズオプティカル)を、8月6日にOPEN致す事と、相成りました。http://blrm-yz.com/ネットショップのようなものとなりますが、安心して、すぐに使用出来る、メンテナンス済みの、カールツアイスヴィンテージ双眼鏡を扱い、修理やオーバーホ
久し振りに、デルトリンテムの新ネタ記事である。デルトリンテムに関しては、書き尽くした感があったのだが、何のなんの、次から次へと、新しい情報や、謎が出て来る。GERMANY刻印が印字された、選別品があった!?と言う噂、CARLZEISSJENAの文字は無くても、三角マークに1の文字の入ったケースは、1stクォリティを表す、1Q時代の純正ケースであった、等、様々な噂や情報が、色々と出て来る。どうやら、まだ
私が、ヤフオクに出品の際、商品説明欄にリンクを貼り、入札頂く前に、必ず読んで頂くようにお願いしている、デルトリンテムDELTRINTEM&VINTAGEZEISS購入時の注意点と言う記事を以前書いたのだが、その続編である。(前記事も、適宜内容を更新しておりますので、是非前記事も併せて、御覧下さいませ。)私なりに、警笛を鳴らしたつもりであったが、あれからも、ヤフオクで、購入された方からの、
先日、ザ・リアルマッコイズTHEREALMcCOY'Sの、辻本仁史社長の、神戸のヘッドオフィスに、双眼鏡を持って、お邪魔して来た。あの、ギターの神様エリック・クラプトンも、何度か訪れた事があると言う、大人の秘密基地のような、まるで、パワースポットのような由緒ある場所である。辻本社長とは、オーディオ、双眼鏡、時計、カメラ・・・と、共通の趣味が多くあり、とても有難いことに、親しくさせて頂いている
最近、つくづく思うのだが、双眼鏡マニアと、オーディオマニアは、それぞれ、色んな意味で、非常に良く似ている。まず、これらの「マニア」と呼ばれる人達は、それぞれ、大きく2種類の人間に分かれる。ある意味、対極に位置する存在なのかも知れない。(あくまでも、”大きく分けて”なので、以下、あまり細かい突っ込みは不要で願います。)双眼鏡で言えば、覗いた時のインスピレーションや、自分が感じた感
少し前に、本ブログのプラットホームである、Amebaさんから、公式ランキング!?か何かへの招待があった。そういうのには、私は無頓着な方なので、何の事だか、あまりよく分からなかったのだが、どうやら、そこそこ、私の記事へのアクセスが多いらしい。それは、それで、非常に光栄な事であり、とても喜ばしく、嬉しい事ではあり、感謝しているのだが、と、同時に、私はある覚悟をしなければならなくなった。露出度が高くなれ
通常、普通の人からすれば、双眼鏡は1つあれば十分なのだろう。高性能な(否、例え高性能じゃなくとも、ZEISSじゃなくとも。)双眼鏡が1台あれば、それで必要十分じゃないか!!それが、一般の人の意見の大半なのかも知れない。例えば、CARLZEISSVictoryHT8×42光学性能的には、殆ど究極である。私がこれまでに所有して来た双眼鏡の中では、否、現在この地球上に存在
私は、途中まで記事を書いて、そのままアップし忘れている記事が、いくつもあったりするのだが、今回の記事もその一つだ。最近は、カメラ関係の記事ばかりだったのだが、久し振りの双眼鏡の記事である。世界で1台!?の、DELTRINTEMリヒターモデルの記事だ。私の大好きな双眼鏡の一つであり、CARLZEISSの双眼鏡マニアの方々からも、非常に評判の良い、デルトリンテムのリヒターモデルだが、
大変、有り難い事に、色んな方から、デルトリンテム等、オールドZEISSのポロ双眼鏡の、修理、メンテナンスの問い合わせを頂いている。ブログ内でしか、告知していないので、殆ど知られていないと思うのだが、運良く、縁あって巡り会えた方とのご縁は、大切にしたいと思う。さて、今回は、オーバーコッヘンのメンテを依頼された、K様の修理例をアップしてみたいと思う。CARLZEISSOberkoche
前回に引き続き、双眼鏡の修理依頼例である。デルトリンテム・リヒターモデルディオプター他、フルメンテナンス修理例今回は、F様より依頼頂いた、1930年台半ばの、デルトリンテム・リヒターモデルだ。デルトリンテムリヒターモデルは、非常に人気があり、特に、双眼鏡を何台もお持ちの、ベテランな方ほど、絶賛され、虜になられる方が多いようである。この双眼鏡に行き着いて、やっと理想の双眼鏡に
少し前から、CARLZEISSのデルトリンテムや、シルバレム、またはオーバーコッヘン等、オールド・ツァイスのポロ双眼鏡の修理やメンテナンスの受付を秘かに始めたのであるが、(実は、本ブログでしか告知していないので、ブログ読者しか知らない。)早速、何件か、修理依頼を頂いたので、その中から、ブログに掲載を了承頂いた方々の例を、参考までに、今回と次回に分けて、アップしようと思う。1Qデルトリンテム
私は、suu4312のIDで、デルトリンテム等、CARLZEISSJENAの双眼鏡を中心に、ヤフオクによく出品させて頂いているのだが、当然、私以外にも、色んな方が出品されている。中でも、最近目立って、最も多いのは、カメラ転売等をされている転売屋さんだろう。もっとも、それ自体は、何も問題は無いだろうし、デルトリンテムは欲しいが、私からは買いたくない!!なんて人も、中にはいるだろ
先日、天気の良い晴れた日に、何台か、双眼鏡を持って、また覗き比べに出掛けた。今回は、7×42BGAT*P*、同じくT*P(西ドイツ製)、そして、ビノクテム7×501Q、そして、デルトリンテム・リヒターモデルだ。覗いてきたのは、こんな景色達である。山の頂上には展望台があるのだが、いずれの双眼鏡も、木で造られた展望台の枠組みや、ディテールまで、細かく観ることが出来た。ま
もし、私が山間の静かな湖畔のほとりに、別荘を所有していたとする。そして、その別荘の広いリビングの窓からは、湖や、その向こうの山々の美しい景色が見える・・・これは、今からもう20年程前に、アメリカのロッキー山脈の麓にある、とある元大リーガーの別荘に招待された時のもので、私の別荘では無いのだが、ちょうど、こんな景色のイメージだ。もし私も、こんな別荘を持っていたとすると、こんな感じで、その窓辺に、いつも
今回も、前回に引き続き、再びデルトリンテムの登場である。子猫とデルトリンテム(笑)今回は、これまでには書かなかった、初登場のデルトリンテム軽量モデルの話題だ。このモデルも、リヒター同様謎が多い。。。過去記事等で、デルトリンテムに関しては、語り尽くしてきた感が、無きにしも非ずだが、何せ、戦前~戦後を得て、約70年もの長きに渡る、製造期間を誇る、超ロングセラーのデルトリンテムな
去年の暮れに、デルトリンテムを、メンテした様子を記事にしていたのだが、アップするのをすっかり忘れてたので、忘れない内に、アップしておこうと思う。今回、メンテしたのは、1925年製のデルトリンテムだ。レンズやプリズムには、カビは無かったが、全体的に、かなり汚れ、曇っていた。何せ、100年近くも、昔の双眼鏡である。それでも、グッタペルカ等は、全くビクトもしていないので、この時代の、ツァイス・イエナが、いかに丁寧で、
デルトリンテムは、1920年に世に出された訳だが、私の手元には、その1920年代初期のデルトリンテムが、数台ある。いわゆる、創生期のデルトリンテムである。デルトリンテム・ジェネシスだ。1925年製DELTRINTEMGENESIS私が所有している、この時代のデルトリンテムは、1924年~1927年くらいまでのデルトリンテムである。(1930年以降は、別扱いとする。)
元々は、LEICAが好きだった私は、デルトリンテムとの出逢いがキッカケで、ZEISSに再度、注目するようになり、(以前は、あまり好きでは無かった。)更に、デルトリンテムに興味を持ってから、その後オーバーコッヘンとも出会った。そして、次第にLEICA派から、ZEISS派となっていった。私をZEISS好きにさせるキッカケが、デルトリンテムであった。左=CARLZEISSOBERKO
以前、デルトリンテムのリヒタータイプについて、記事を書いたが、※前回の記事は、こちら↓ツァイスイエナデルトリンテム謎多きリヒターCARLZEISSJENA※リヒターと、王者などとの覗き比べの記事今回は、見え味を中心に、このリヒターモデルの、続編を書いてみたいと思う。CARLZEISSJENADELTRINTEM1935Richterこの非球面リヒターレンズを使
デルトリンテムバカの、BLRMです(笑)さて、以前に、私がお譲りさせていただいた方から、お譲りしたオールドデルトリンテムについて、非常に貴重で、素晴らしい感想をいただきましたので、以下に紹介させて頂きます。デルトリンテムの驚愕の潜在能力を推し知る事の出来る、驚くべき報告でした。通常、双眼鏡は天体望遠鏡に比べ、光路が複雑で、わずかな光軸のズレがあり、どうしても不利となります。極僅少なずれのため、昼間に風景を見る分には
少し前に、CARLZEISSOberkochen8×30オーバーコッヘン8×30を紹介させて頂いた訳であるが、こちらも忘れてはならない存在だ。CARLZEISSOBERKOCHEN8×30Bである。つまりは、眼鏡使用者対象のモデルだ。(眼鏡使用者専用ではない。)と言うよりは、眼鏡使用者も使用出来るように、光学系を含め、オーバーコッヘン8×30を1ランク、グレードアップさせ
この世に、双眼鏡は星の数ほど、沢山あり、(星の数ほどは無いか!)良い双眼鏡も沢山あると言うのに、何故、私はこんなにも、デルトリンテムDELTRINTEMに惹かれるのだろう。。。もう、殆どデルトリンテムバカである。という事で、デルトリンテムの魅力をまとめてみたいと思う。①見え味の魅力周辺像の崩れ等、ツッコミどころは沢山あるのだが、中心像のキレとシャープさ、そしてコクのある
デルトリンテムは、1920年~1990年と、製造期間が極めて長いので、私はふと自分と同年齢のデルトリンテムが欲しくなり、ある時、それを探し続けた。私は、1965年生まれなので、ツァイスイエナのシリアルで言うと、大体、341万台くらいからが、1965年製だ。347万台になると、1966年製となる。なので、その間くらいの個体が、1965年製だ。また、私は11月生まれなので、そうなると、大体345~
(新情報入手の為、2019年4月25日に追記・改定)まだの方は、まずはこちらをどうぞ♪前々回、CARLZEISSJENADELTRINTEMツァイスイエナデルトリンテムの世界前回、続編ZEISSDELTRINTEMツァイスデルトリンテムの世界~製造時期詳細の比較時は、1900年代初頭。第一次世界大戦当時の話である。この時代は、ドイツ国内でも双眼鏡への需要が非常に強かった。この当時、双眼鏡は重
では、今回は時代と共にディテールが変化して行った、デルトリンテムの細かい部分に触れてみたいと思います。前回がまだの方は、こちら↓CARLZEISSDELTRINTEMの世界では、まずは、デルトリンテムが誕生した年、1920年から、5年後の1925年に製造されたと思われる、初期の、創生期のデルトリンテムです。実は、以下の画像のモノよりも、更に古いバージョンも存在するのですが、私は敢えて、このバージョ
今回は、ポロ式双眼鏡の元祖的存在であり、世界初の8×30規格の広視野双眼鏡、ザ・双眼鏡、双眼鏡の鑑、とも呼ばれる、カールツァイスイエナデルトリンテムCARLZEISSJENADELTRINTEM8×30について、語ってみたいと思います。CARLZEISSJENADELTRINTEM8×30RichterModelCARLZEISSJENADELTRINTEM8×30
皆さん、おひさしぶりです。お元気にされてますでしょうか??さて、今回はギターではなく、「双眼鏡」の話を、何度かに分けて、してみたいと思います。双眼鏡=「Binoculars」です。私は、実は子供の頃から、双眼鏡が大好きで、双眼鏡に、ロマンを感じていました。これが、なかなかに非常に深い世界でして。。。此処から先は、興味のある方だけ、読んで頂ければと思います。私は物心が付いた幼少の頃よ