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2部に分けて投稿しています本文はこちらです行動・心理症状(BPSD)のとらえ方とケア暴力④他職種に伝えること暴力で入院になった際には関係職種に漏れなく連絡を入れる・入院の目的、予想される入院期間、退院前のケア会議の必要性などを、関係するスタッフ間で報告及び確認します。暴力に対するケアのコツ点滴は短時間で意識をそらす工夫をする・点滴投与を拒否して興奮する場合は、できる限り行動を制限せずに、自己抜去することがないよう安全に実施する方法を考
2部に分けて投稿しています本文はこちらです行動・心理症状(BPSD)のとらえ方とケア暴力③ご家族に伝えること役割を持ってもらうことが大切・役割がないと、人は不安になります。・また、できないことを責められると不快な気持ちになり、不安も強まってしまいます。・認知症の人が今できていることを認め、些細なこと(玄関の掃除、植木の水やりなど)でもよいので、役割を担ってもらい、感謝を伝えるようにしましょう。無理強いはせず、その人のペースを
🌸認知症(中核症状・BPSD)☆認知症の主な症状は、中核症状と周辺症状に大別される⛳認知症の中核症状と周辺症状(BPSD)☆中核症状(脳の神経細胞の障害で起こる認知機能障害)*「新しいことが覚えられない」*「日付や場所がわからない」*「物事の段取りができない」等*初期からほぼすべての人に認めらる☆周辺症状(BPSD)*中核症状と環境要因・身体要因・心理要因等のの相互作用で生じる*様々な精神症状や行動障害を意味する*BPSDは中核症状にも増して、本
2部に分けて投稿しています本文はこちらです認知症の人の日常生活援助排泄のケア高齢者は老化とともに、少なからず排泄の問題が生じます。認知症の人も疾患の進行に合わせて、排泄場面での障害がみられるようになるので、その人の排泄に関する障害が生じる要因を考えてケアを行います。排泄は個人によって特にプライベートなことであり、その人の自尊心に十分に配慮したケアが大切です。認知症による排泄障害・認知症が進行していくと、様々な排泄障害がみられます。・認知症の人にみら
2部に分けて投稿しています本文はこちらです認知症看護の基本包括的なアセスメント認知症の人を全体像ととらえて、認知症だけでなく、その人のもつ身体的な特徴、健康状態、生活歴、性格、社会心理の5つの要素で情報を収集していきます。・認知症の人を理解し、パーソン・センタード・ケアを実践するためには、その人を包括的にアセスメントすることが大切です。・その人を「よくない状態」にさせている要因は何か、その人の全体像を考えることで見えてくるものがあります。・認
うちに短期間入所していたCさん。在宅でがんばっていたけど認知症が増悪してBPSDがひどくなり暴れる、噛みつく…。「施設が決まってるけどそこが空くまで預かって!!!」とケアマネに頼まれて1カ月ほど入所することになったんです。まあまあの暴れっぷりで(笑)薬も使ったけど次の施設に行くのにあんまり動けなくなっても困るかな~とほんの少しだけ。残りはスタッフの愛と工夫で乗り切りました(笑)。困ったけどそんなにすごくは困ってない…かな。いや、次
2部に分けて投稿しています本文はこちらです認知症の疾患をおさえる(疾患の知識)多職種による診断後支援認知症の診断後は、多職種チームで生活機能全般を評価し、診断後支援を行います。認知症を受け入れながら、患者さんご本人の望む生活を継続していけるようチームで支援します。認知症診断後支援(兵庫県の例)・認知症の早期診断が重要なのは、早くから抗認知症薬を飲ませるためではありません。・早くから適切な対応をとれば、BPSDが出現しない、出現しても軽度で済む
動揺してしまい、このところ何も手につかない。この結末は想定内。とくに驚くことは何も無いはずなのに‥‥母は精神病院に入院している。端的に言えば、母の命はいまそこで尽きようとしている。空を見上げこの空のどこかにいる30年ほど前に亡くなった母の妹に『どうかあなたの姉さんを迎えに来てください』と懇願する。認知症の孤独と混乱、そしてそこから来る苦しみから一刻も早く解き放たれて欲しい。そう考えてしまうワタシ。ワタシは冷酷な人間だ。そう、冷酷だからこそ母をこんな状況にしてしまった。
とても気になっていた認知症関連のオンラインセミナーがあったが、申込締切りの日にちを勘違いし、結果的には聞き損ねてしまった。スウェーデンの「BPSD登録」制度という僕にとっては耳慣れない制度に関するもので、ネットで調べても詳細がわからず、以来、上記のワードだけが引っかかっていた。BPSDとは、行動・心理症状のことである。それから1ヵ月が過ぎたころ、スウェーデンへの福祉視察経験のある若年性認知症コーディネーターさんと、ご一緒する機会があったので、「BPSD登録」につ
認知症の人に対しては、「否定はNG」といわれている。妻がアルツハイマーと診断される前は、そういうことを知らなかったので、「その話、先も聞いたからわかっているよ」と、何度か妻の言葉を遮ったことがあった。あのとき妻はどう思ったのだろうか?俳優で介護福祉士の方が主宰するワークショップのことが、4/7のNHK「おはよう日本」で紹介された。演技を通して、認知症の人の気持ちを知り、介護やケアに取り入れるというものだった。認知症は周囲とのかかわり次第では悪化をし、BPSD
75歳で認知症と診断され、医療保護入院を経て、老健入所中の母を見守る40代娘のあたふたブログです先日母の面会に行った際、始めのうちは穏やかに話していたのに…何がきっかけだったのか…『私の分身どうしてる?』『どうしてこんな事になっちゃったのか…』と泣きそうな顔に…あ~、また始まっちゃったか…と言うのも、医療保護入院時、ほとんどの期間、母は自分は双子だと言っていて…その時の記事はコチラ↓『母、双子になる(゚Д゚)』初めてのオンライン面会の翌日(実際には
若年性認知症の妻は、メマンチン(メマリー)のほかにも、抗精神薬、睡眠導入薬、便秘に対応する薬など7種類を服用していた時期があったが、多剤服用は介護者としては気になるところ。なかには本当に効いているか、疑問を抱く薬すらあるかもしれない。keroぴょんの妻の場合は、最初は頓服としてもらっていた薬が、いつしか常用薬となってしまい、この調薬のために入院することになった。また減薬する場合でも、急にストップしてしまうと、かえって悪影響となる抗精神薬がある。医師の管理の下
私が精神科病院で働いていた時のお話です。私は3年半認知症治療病棟【急性期】の病棟専従のリハビリスタッフでした。45人の認知症患者の個別リハ・集団リハを一人でやっていました。一人で見守りをしながら集団リハをするには患者さんの配置に工夫が必要です。しっかりしている患者さんの横に【身辺自立、独歩可、対人交流が出来る・SOSが出せる】暴力・暴言行為のある患者さんを配置。覚醒レベルが低くく、寝たきりの患者さんは1番後ろ。徘徊がある患者さんは自由に出入り出来るように扉付
一昨日実家にケアマネさんがいらしてくれたのですが、22時半ごろ姉から「ママが寝ないって言ってきかない」とLINEがありました。私に連絡が来た時には結構興奮状態だったようで、何を言っても「寝ない!起きてるんだから!」と語気強く言ってきたのだそう。眠くないなら寝なくてもいいのですが、リビングでテレビをつけた状態で起きていたいとダダをこねたそうで、そうなると、母が眠くなった時に誰かが母をベッドまで連れて行かなければなりません。なので、なんとかベッドには行ってほしい・・・。姉に・なんで寝
このお話の逆パターンです。『障害児が定型発達児と一緒に過ごすことで社会性が伸びるのか?』障害児が定型発達児と一緒に過ごすことで社会性が伸びるのか?って聞かれることがありますが…私の今までの経験からいうと他人に興味・関心を示す場合は成長する。息子も…ameblo.jpこれは私が認知症治療病棟【急性期】の病棟専従リハビリスタッフだった時のお話です。認知症の周辺症状(BPSD)が落ち着いている方が周辺症状(BPSD)が酷い患者さんに影響されて周辺症状が悪化日常生活動作能力が低下
妻と離れ離れとなって、今日でまる2年となった。2022年3月11日は、僕にとっては長い一日だった。「keroぴょん、お腹が痛いの」夜中3時台後半、眠っていた妻がそういって僕を起こした。そのころアルツマイマーが週替わりで進行し、興奮、多動、失認が極みに達していた妻が、診断前の状態に戻り真顔で訴えた。5時台に2度目の痛みを訴え、妻は布団から抜け出すと、アルツハイマーの症状が表舞台に現れ、お腹の痛みを凌駕してしまった。そこから、この日が本格スタートした。妻
2部に分けて投稿しています本文はこちらです高齢者のナイトケア❶高齢者にとっての夜(生活の場からみた夜)⑴認知症高齢者の理解1)認知症高齢者にとっての夜暗く長い夜がもたらす苦痛・健康な高齢者であれば、夜間眠れない原因はある程度自身で把握でき、他者に伝えることやセルフケアができます。・たとえば、「心配ごとがあったから」「疲れすぎたから」「昼寝が長かったから」など、自身で解釈したり、起床時刻を調整したり、昼寝をしたりなど、心身の疲労を軽減させる方法をと
2部に分けて投稿しています本文はこちらです高齢者のナイトケア❶高齢者にとっての夜(生活の場からみた夜)⑴認知症高齢者の理解1)認知症の薬物療法と非薬物療法・現在の医学では、認知症を完治することは不可能です。・認知症の治療は病気の進行を遅らせて、少しでも症状をやわらげることを目的としています。・認知症の治療は薬を使っておこなう薬物療法と、薬を使わない非薬物療法があります。薬物療法⑴対症療法としての薬物療法中核症状に対する薬・認知症はまだ
昨日は夜勤。大きなトラブルもなく、無事に朝を迎えることができた。夜間、眠れない利用者様がいて困っている、ということはないだろうか?もし、そうであれば、ひとりずつつ、改善していけば良いと思う。その対処法はこちら。『介護が手薄な夜間帯に増えるBPSD』認知症の人の介護でたいへんなのが、「夜間帯に起こるBPSD」である。代表的なものに大声を出す、トイレや居室で問題行動を起こす、転倒する、おなかなどの痛みを訴え…ameblo.jpまた、睡眠の質を上げることも大事だ。『認知症最
今回の迷子事件をヨメの機嫌が良い時に聞いてみたが、そんなことがあったのってくらいの反応だった。ヨメのエレクトーンネットワークの実力を知ったが、ご迷惑を掛け続ける訳にはいかない。何か良い方法はないかとネットで探していると”玄関に何個かカギをつける”とか、”防犯カメラをつける”とか、どれも何か監視するみたいで、躊躇した。調べていくとGPSを入れられる靴を発見。これならば、持っていくのを忘れる事もないし、周囲の人が見ても違和感がない。早々に、ぽちっと購入。すぐに届いて、ヨメに説明。やは
75歳で認知症と診断され、医療保護入院を経て、老健入所中の母を見守る40代娘のあたふたブログです先日、私の、つい人に甘えたくなる悪い癖が出てしまって…ご近所さんに『最近、ちょっと鬱々としていてさ…』と言ってしまいました💦そんな事を言ってしまったのは、ただ『そういう時ってあるよね』って同調して欲しかったんだと思います。でも、世の中はそんなに甘くなくて…『時間が沢山あるからじゃない?』『マイナス思考の人って、いっつも自分の事ばっかり考えてる人らしいよ』『自分って
ともに認知症の両親その経過やBPSDに違いはあるが一つ共通することがある。それは、理性のタガが外れ頭で思ったことを何でも口にしてしまうこと。『脳から口の距離が短い』こと。⤵️『『脳から口までの距離』』最近知人から発せられた迷言ワタシ達中高年は、思ったことをすぐ口にしてしまう脳から口までの距離が短いから気をつけないとたしかに『またモヤモヤするLINEが来た』…ameblo.jp相手に対して失礼だ、との配慮もなく小さい子どもがするように指をさしながら、こう大声を上げる。『あの人
75歳で認知症と診断され、医療保護入院を経て、老健入所中の母を見守る40代娘のあたふたブログです実家対応デー🏠花が落ちて、ご近所さんにご迷惑をお掛けしない様、ほぼ毎週通って蕾を切ってきたサザンカ🌸そろそろ終わりの様です少しづつ暖かくなりつつある我が家地方。母の為にも私の為にも、またそろそろ動き出さないと…諸々、上手く行きます様に…
周りの職員みんなが疲弊している。私の前で辛さを堪えきれなくなったリーダーが突然泣き出されてしまった他のスタッフも苦しみ腹立ちを泣きながらわたしに訴えてくるわたしは‥ただ聴くだけしかしてあげれない上司に報告しても理不尽な答えが返ってくる‥上司自身も苛立ちを隠せないみんなの波長があわないご利用者様も疲れて不穏になるBPSDの悪化に拍車をかけるわたしも心身が疲れすぎてからだも心も恐ろしく鉛のようだ。
家族の多くは、自分の言ったことが利用者本人に通じていると思い込みたいのである。自分の親が認知症だと、認めたくないのである。「トイレに行きたくなったら、私を呼んで!と言ったのに、どうして呼んでくれなかったの?」と言ったところで、本人から見れば、「家族からいきなり怒鳴られた」となる。これが度重なると、「トイレ介助なんて必要ない、あっち行け」「嫌いな家族に世話をされたくない」と介護拒否や介護抵抗になる。認知症の場合、このようなコミュニケーションギャップから生じること
昨日は夜勤。これまでの夜勤とは違ったところがあった。S.I.様(要介護3)は右膝が痛いので、トイレに行くときは、車いすで。M.Y.様(要介護1)は、立ってトイレに行けないので、ベッド上でパットとオムツを交換。この2つに気を付けながら夜勤へ。夜間は昼間と違い、人手が少ない。転倒が伴う。S.I.様、夕食の後、18時30分に、就寝。2時間後、1回目のトイレ誘導。車いすをベッド前に出す。移り終えてすぐはずれ落ちそうな座り方だったが、座り直してトイレへ。排泄後、
ヨメはエレクトーン教室を開いていたが、ニュータウンの住民も子育て期間が終わり、なかなか生徒が集まらなくなっていた。そのため、5年ほど前から、お小遣い稼ぎに週3日ほど、自転車で通えるスーパ―にパートに出ていた。ある日、スーパーの店長から、電話があり、ご主人にご相談したい事があると。なにごとかと思い、翌土曜に店長に会いに行った。”実は、ちょっと困った事がありまして”なになに怖~いと緊張。”奥様が、休憩室にスナックや缶詰を売り場から持ってきて、机の上に置くんです。最初はキズモノの整理かと
利用者から「怒鳴られる」「暴力をふるわれる」などのBPSDを経験した家族は、被害者意識をもっているものである。利用者に対して「何度言ったらわかるの?」「何てことするのよ」「しっかりしてよ」と否定する言葉を返す家族もいる。こうした否定の言葉が出るのは親子の甘えの気持ちからであるが、利用者に向かって「しっかりして」と言うのは、虐待しているのと同じである。このように気づかないうちに、家族が加害者になっていることがある。何度言ってもわからないのが認知症である。いくら怒
75歳で認知症と診断され、医療保護入院を経て、老健入所中の母を見守る40代娘のあたふたブログです先日、母の面会に行った時に母から貰った物👛折り紙で作ったお財布人に物をあげるのが好きだった母医療保護入院直前くらいは、家の中のゴミと思われる様な物(何かが包まれていたであろうビニールの包み紙とか、食べかけのお菓子とか)をわざわざ宅配便を使って我が家に送ってくれていました(着払いで送られてきた事もあり、本当にトホホでした…💦)兄にも同じ様な物を送っていたらしく
ある日、デパートにお中元を買い行った。お世話になった人へ一通り選び終わり、発送依頼も終わったので、ちょっとトイレへ。ヨメも行くと言うので、トイレの前で別れた。用をたし、トイレの前で待っていたが、なかなか出てこない。しばらく待っていたのだが、出てくる気配が無く、中に入っていくのもはばかられ、入り口から大きな声で呼んだが、返事なし。意を決して、中に入ってみたが、姿が見当たらない。周りを見渡してもおらず、慌ててお中元コーナーに戻ったが、そこでも見つからなかった。血相を変えた私を見て、店員