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雄蕊と雌蕊が合着してできた蕊柱(単体雄蕊)が目を惹きつける仏桑花(アオイ科フヨウ(ヒビスクス)属、常緑低木)です。仏桑花の花など自生している地の多くが、夏の時季になる台風の影響もあり、花の構造を頑丈に、特に・・・蕊の構造を強固な状態にすることで、子孫を残せる確立を高めたのでしょう。たくさんの雄蕊が、一本一本の花糸で出ているよりも一つに合着た柱から役を出した方が、構造の強化になり、纏まった軸(柱)の周囲に葯が付くので、昆虫にたくさんの花粉を付けることにも寄与
比較的大きな5枚の花弁が爽やかな姿に見えてくる、日々草(キョウチクトウ科ニチニチソウ属、1年草)の花は・・・科の通りに毒性で名高いキョウチクトウ科の植物なので注意が必要!!!見る分には、毒性は伝わってこないので♪日々草の花も、花弁の姿と、ホンの僅かに見える雌蕊のモジャモジャの姿だけで、雄蕊の姿はまだ見ぬままに・・・それもそのはず、日々草の雄蕊は、5本出ているようなのですが・・・花の付け根の細く伸びた筒の深い位置に・・・花を分解しない限り見れない雄
ヘリオス(helios/太陽)とアンサス(anthos/花)が語源の夏の花、向日葵(キク科ヒマワリ属、1年草)がいっぱい。花の蕾ができたころから花茎に光が当たる反対側に、植物ホルモンのオーキシンが、たくさん生成されて、花茎がねじれる現象が見られます。茎のねじれは印を付けておかないと、分からないですが、花茎の先端についた蕾を見れば、光が当たる方向に、蕾の開口部分が向く、向日葵の生理現象の一つの様です。(茎のねじれは、日が当たらない方に、茎の繊維質がねじ
漢方でも利用されている沙参の仲間の岩沙参(キキョウ科ツリガネニンジン(アデノフォラ)属、宿根性多年草)です。ごぼうの様な姿をした根の部分が、沙参(シャジン)と言う生薬名になって、この岩沙参の根も同様に、生薬として、鎮咳や去痰・のどの痛みに滋養強壮・・・の生薬として用いられて。岩壁から垂れ下がるように茎を伸ばし、下向きに花を咲かせる姿は、この植物をよく見かける姿では、蛍袋の花の姿にも似ていますが、生態は岩沙参独特のサイクルで1年を過ごしています。その
ホンの少しの木漏れ日の場所が大好きな節黒仙翁(ナデシコ科センノウ属、多年草)も花を付け始めてきていました♪山野の薄暗い場所でも、この花が咲くと、周囲が明るく感じられるほどの、鮮やかな色が引き立ちます!!この花を見るたびに思うのですが、節黒・・・どこが黒いの?と。花の咲いている時でも、節が黒くなっている・・・と図鑑などにも書かれているのですが。節の部分に色素が集まって、沈着するから、その節の部分が黒っぽく見えるらしい・・・沈着度合いが少ないと、黒っ
鑑賞用から一気に野生化した朝鮮嫁菜(キク科ミヤマヨメナ属、宿根性多年草)の花は、淡い紫色の細い花弁が、開花時期が違うものの、野紺菊のようにも見えて・・・帰化植物の中でも、街中でも山野と民家の間でも、この時期になると、かたまって咲いているので、目につく花でも♪日本に入ってきた当時は、鑑賞用だったのも分かる気がする、この姿です。今では・・・野草化して、年々根で増殖して固まってたくさんの花を付けてくれますが、当時は貴重な花だったのでしょうね・
黄色い花弁で、蕊が独特な姿を見せてくれる狐の牡丹(キンポウゲ科キンポウゲ属、多年草)です。花の姿も狐の牡丹固有の姿ですが、タイトルにも書いたように、授粉してできた実(種)の姿が、金平糖に似ているので、コンペイトウグサとも呼ばれています。大昔・・・社の工場立ち上げで3年と少し出向していた山形県鶴岡市でも、山間に近い所に行くと、この金平糖の姿をした種が観られたモノですが、今はどうなのか・・・なかなかの見栄えも良い姿で、山野に咲く狐の牡丹の花ですが・・・狐
自生地すら分からなかった幻の植物と言われた鈴掛草(オオバコ科クガイソウ属、常緑多年草)です。半世紀前くらいになって、徳島県や岐阜県の一部地域で自生している植物と分かったのですが、昨今では、自生地でも激減し始めて、絶滅危惧種の真っ只中に^^;2度目の幻の植物になりそうな気配も・・・唯一見られる場所と言えば・・・植物園くらいなのでしょうか・・・そのくらいに自生地も瀕死の状態なのかもです。葉の柄の部分に、一際目立つ真っ青な小さな花が数個付きます。こ
長い茎を伸ばし、大空を舞うように・・・好みの場所は・・・微かな風が湿地帯の中を通り過ぎるような場所で営んでいる、鷺草(ラン科サギソウ属、球根性多年草)です。誰が見ても鷺草です!!と名前が分かるほどのこの姿で。鷺草にも花の後ろに距が出ています。蜜の貯まる場所ですね!!口吻が長い昆虫以外、鷺草の蜜が吸えない・・・これも鷺草の生存戦略で得て来た進化の結果なのでしょう!!!その昆虫・・・スズメガが一番多いと言われています。口吻の長さが短い昆
ポリネーターガーデン(虫を呼ぶ庭)としても有名な松虫草(スイカズラ科マツムシソウ(スカビオサ)属、宿根性多年草)も山野で咲き始めて!!(松虫草の果実(実/種)も花同様にきれいに♪)松虫草が植えてあるだけで、昆虫がやって来る確度が高まると言われている植物なのですが・・・なんでそうなるの?花の色も白系や淡いブルーにピンク色と、蜜蜂や蝶などが見やすい色で開花してくれるので、昆虫に目が留まりやすいと。それだけじゃ・・・無いのが松虫草。たくさんの花が集まってでき
白くて小さくて・・・甘い香りが5弁花星形の花の金柑(ミカン科キンカン(フォルトゥネラ)属、常緑低木)です。柑橘系類の花の中では、盛夏頃に咲く珍しいのでは・・・皮を剥いて中身の実だけを頂くことが多いみかん類の中で唯一・・・皮ごと食べられる金柑です。その丸ごと食べられる金柑の花って、ミカン科の中でも小さな花の持ち主なんです。冬に頂くみかんの花(花時期は5月頃)は、同じ5弁化ですが30㎜程の直径で咲くのです。それに比較したら・・・10㎜以下の大きさの花なんです。
鬼百合(ユリ科ユリ属、球根性多年草)の花被(外花被と内花被)がこんなにもカールしているのって・・・他の百合は、ここまでカールした花被を持っていないのに・・・何かが鬼百合の生態を、カールした花被にしたのか・・・その何かって・・・花には深~~い関係がある昆虫の様です。その昆虫が、アゲハ蝶の仲間の様です!!アゲハ蝶が飛んできて、何かも着地するときには、頭を上にして着地することが多く、頭を下にして止まることが苦手な昆虫でも。何かに止まってから、足で移動して逆さ
12時の続きです。~~~開花した花も、木漏れ日差す林床は、木々の隙間を流れてくる涼風になって、花期が終わり、秋の気配が強くなり、寒さが舞い込んでくるころには、地上で営んでいた蓮華升麻の姿も皆無に。落葉広葉樹の落ち葉が散る下で、越冬のに入ろうとしているころに。この営みを一株あたり、20年から30年・・・長生きの蓮華升麻ですと50年繰り返して、半世紀ほどの繰り返しで、蓮華升麻が好む自然環境が、維持出来た場所だけに蓮華升麻の自生地が福
今年の里山、山百合(ユリ科ユリ属、球根性多年草)は少し減少気味だった。実生で育ってきた小さな芽が、幾つか見られて、実生から芽が出るまで2年。芽が出てから花を咲かすまで4~5年。そのころには、鱗茎も育って、来年も花を付けてくれるように。鱗茎の寿命も平均10年の様で、実生から生きて来た山百合の花は、5年は確実に大輪を開いてくれそうです!!実生の発芽率も、自然界に依存していると50%くらいなのでしょうか・・・(人為的に管理すれば、60~90%とい
蓮華升麻(キンポウゲ科レンゲショウマ属、宿根性多年草)の自生地は、北海道から本州・四国・九州・沖縄と、網羅して自生している植物とは異なり、本州の福島県から奈良県の太平洋側に集中して分布しています。幾つかの都府県が含まれていますが、限られた地だけに自生している蓮華升麻なのです。自生場所をいくつか見れば、その場所が、蓮華升麻にとって、安住の地になった所以が見えてきます。蓮華升麻の自生地のほとんどが、落葉広葉樹林の林床に生息しているんです。
5枚の舌状花が所狭しと、花茎の天辺に咲く、鋸草擬き(キク科ノコギリソウ(アキレア)属、宿根性多年草)は、名前通り・・・鋸の姿をした葉から、名付けられたのが、一目見て分かる明快さ!!5枚の花弁(舌状花)には、1対の雌蕊が1本(先端が2裂)が付いて、花被の中央には、筒状花が幾つも見られ、雄蕊と雌蕊の両性花になっているようです。この植物の和名にもなった鋸の様な葉の姿、直射日光を適度に回避するために、楕円形の単葉だった葉が、少しずつ切れ込みが入り、長い年月で、
滋賀県と岐阜県の県境の伊吹山だけに自生している日本固有種の瑠璃虎の尾(オオバコ科ルリトラノオ属、多年草)。近場で見られる場所は・・・湘南北部でも見られる場所、貴重なお寺さんの境内で!!日本固有種ですが、山野草や園芸用として流通もしているようです♪瑠璃色の花被が穂状に咲く、虎の尾、夏本番の色合いとも言えそうな・・・自生している伊吹山で見たいものですが、ここだけの固有種のようで、他の自生場所が無い、貴重な植物です。~~~自生も群生で株を増や
日が短くなり夜の時間が長くなると花が咲く短日植物の秋桜(キク科コスモス属、1年草)ですが、夏咲きの秋桜は、日の長さに影響されにくい早生品種(園芸種)の秋桜で・・・盛夏の今も、強い日差しの中、細い茎を絶えず揺らして、点々と咲いてきてます。この場所も、以前は畑だった場所でしたが、休耕地になって数年で、野草がいっぱい。その中には、どこからかやってきた秋桜の早生の姿も。毎年点々と咲く秋桜なので、こぼれ種で咲いていいると思うのですが、一番最初に
やはり・・・外来種の台湾杜鵑草(ユリ科ホトトギス属、多年草)が圧倒的に多いです^^;在来種のように、葉腋から花が横向きに開いて咲いている杜鵑草は皆無でした^^;1株の台湾杜鵑草から地下茎でも増えて、こぼれ種でも発芽率よく、在来種の杜鵑草のように半日陰だけでなく、陽だまりの生でも平然と育っていく^^;翌年には・・・地下茎でも増えて、数株から数十株に増えていく・・・この数十株から翌年、数十株が増えると思うと、鼠算や階乗とでもいうくらいに倍々で増
日本固有種の玉紫陽花(アジサイ科アジサイ属、落葉低木)の自生地も興味深い一つです。福島県南部から中部地方の太平洋側や伊豆諸島など、温暖な地が多く見られる玉紫陽花なのですが、日本海側でも自生地が存在していたんです。その場所は・・・新潟・福井などの雪の多い地域なのです。玉紫陽花って、太平洋側に多くの自生地があるので、雪が降る地は・・・苦手な場所・・・と思ったのですが、寒さにも強く、谷合の渓流近くなどに根を下ろして、自生しているようなんです。新潟や福井と
見る分には爽やかさバッチリの星薊(キキョウ科イソトマ属、1年草)ですが・・・茎や葉に傷をつけると、毒性がある白い液(アルカロイド系)が出て、枝葉などを剪定するときには、手や皮膚に付着すると、かぶれや腫れ、痒みなどの症状に繋がってしまう植物でも^^;茎や葉に傷を付けなければ、とても見栄えが良い花を開いてくれます!!星薊の花・・・雄性先熟(ゆうせいせんじゅく)で、雄蕊が先に熟し、花粉を出し切った後に、雌蕊が筒状の中から伸びて熟し・・・自分の雄蕊の花粉で受
近所の公園に咲いていた赤い向日葵コロナ禍前は昭和記念公園の向日葵畑に写真を撮りに出掛けたりしていたけれどその頃最高気温が32-33度で撮影していた午前中はまだ30度ほどそれでも暑くて汗をかきながらの撮影だった。ここ数年の暑さでは最寄り駅から公園そして園内を向日葵畑までの40分ほどを歩いて撮影する気力も無く近所で済ませる(笑)+++おまけ+
池や沼・・・ビオトープなどの波が穏やかで日当たりの良い水辺で見られることが多い水雛罌粟(オモダカ科ミズヒナゲシ属、浮葉性多年草)。水底に根を下ろし、葉だけを水面に浮かせる浮葉の植物です。水雛罌粟は、伸びた茎(ランナー)から根を伸ばして、数年で2倍3倍に増えていくありがたい植物!!この植物のおかげで、水中の過剰なアンモニアなどの栄養素を吸収し、水質浄化にも高い効力がある様です。そして・・・水面で広がった葉によって、水温上昇を防いでくれることも♪池など
昨今の日本の夏の暑さは・・・暑さに強い百日草(キク科ヒャクニチソウ(ジニア)属、1年草)であっても過酷な気温なのかも。百日草の最適な気温・・・高くなっても30℃程度が上限の様で、それを超えた日本の夏は・・・暑さに強い百日草でも、種々の変化が出始めてきてしまう様です。顕著に見られるのが、色の変化だとか・・・余りにもキツイ陽射しの盛夏時季は、花に含まれている色素が生成され難くなることや生成された色素が高温で分解されたりして、薄れた・・・ボケたよう
この植物も種ができない三倍体の植物で、球根の分球で広がる狐の剃刀(ヒガンバナ科ヒガンバナ属、球根性多年草)クローン植物です。三倍体になる前の姿の名残が、狐の剃刀にも彼岸花にもみられるのです。そのれが・・・花被6枚(外花被3枚と内花被3枚)よりも長い雄蕊と雌蕊の姿です。昆虫に花粉を受け渡したり、昆虫から花粉をもらっりしていたころの姿で。虫媒花の典型的な生態が、三倍体になってしまった今でも残ったままに。受粉してもしなくても球根の分球で増やして生き
日照りでも植物内の水分を蒸散させない特殊な機能で夏を乗り切る花滑莧(スベリヒユ科スベリヒユ属、1年草)です。葉などにピーカンの陽射しを浴びて、大気中の二酸化炭素を吸収し光合成を行っているのが、植物の営み。二酸化炭素を吸収するときに、根から取り込んだ貴重な水分が、葉の気孔から蒸散してしまうのですが・・・花滑莧の葉は、明るい日中に葉の気孔は閉じられて、そこから水分が蒸散することが無い構造に。日中に気孔が閉じられているので、大気中の二酸化炭素が吸収でき
大きく開いた夏の花向日葵(キク科ヒマワリ属、1年草)でも無いのですが^^;品種名・・・だいぶ前に買った2種類の残り種を適当に撒いてみたら、たくさん花が咲いちゃいました♪どの花も小さいですが、暑さに負けないよ!!とでも言うように♪この向日葵・・・最適な気温もあるんです。蕾ができるまでの最適な気温って、20℃から25℃くらいで、蕾ができてから開花するまでは、20℃から30℃が向日葵が心地よく咲いてくれる気温だとか!!(男爵の様な髭以外に、ハート姿もあ
合弁花のなかでも、完璧な姿が観察できる、桔梗(キキョウ科キキョウ属、多年)です。桔梗も・・・合弁花になる前は、離弁花の植物だったのでしょう。花弁同士が結合した筋がハッキリと見えて。植物が子孫を残すために、花を付けて、雄蕊や雌蕊の器官が出来上がって、種を作り、新しい命に繋げて生き続けて。種を作るために、受粉したければならない・・・風媒花も虫媒花も、何らかの力を借りて、受粉して子房から実(種)へと。風媒花も虫媒花も、雌蕊に花粉を付けることが最大の関
関東地方と近畿地方の地の場所で咲く蓮華升麻(キンポウゲ科レンゲショウマ属、多年草)の花弁の色の違い・・・地域の違いで、異なった色になるのは、・・・なさそうです。萼の内側の筒状になった花弁の色、濃い紫に紅が混ざったような色合い以外にも、紅色が強く茶系統の色合も。地域差による違いではないようですが、根を下ろしている地の周囲環境が、ある程度関わっているようです。その地域差との関わりとは・・・自生場所の気温や土質、そして・・・日照量などの微妙な違い
咲いている姿を見て、これは変種だ!!と思ったのですが・・・園芸種ですが、どこからか飛び火したのでしょう・・・都忘れ(キク科ミヤマヨメナ属、多年草)の様でした^^;猛暑の夏に程よい色の舌状花も爽やか♪木漏れ日の中でこの色は、心地よいです!!!園芸種ですが山野草の分類にも入っている、他の植物との受粉で、この場所に即した生き方を見つけた、都忘れの花なのでしょう!!その地独特な都忘れになって行けば、園芸種でものちには、自生植物の仲間になっているの