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今日は、「構造化と自分軸のストローク」というテーマです。キャリアコンサルタントは、ストーロークについて自身の感覚で主観的な意見を持つことはやめましょう。キャリアコンサルタントは、根拠を持って客観的に説明できることが必要です。それには、「構造化ストローク」と「自分軸ストローク」の2つのストロークが重要です。(1)構造化ストローク1級キャリアコンサルティング技能検定における事例指導者のキャリアコンサルタントに対する事例指導の進め方で、構造化ができないと行き当たりばったりのロ
第13回1級キャリアコンサルティング技能検定試験の合格発表(Web発表)まであと10日間となりました。同時に第31回2級キャリアコンサルティング技能検定試験の合格発表もあります。令和6年にキャリアコンサルティング技能士が何名誕生するのかとても楽しみですし、また、それは今後のキャリア形成支援者の実践力や質向上を目指していくうえで重要な要素になると考えています。そしてこれは永遠に取り組んでいく必要があるものなのでしょう。見方を変え、CC技能士への挑戦というものは「キャリアコンサル
今回のブログのタイトルは「ストローク」にまつわるテーマにもなるのですが、あえて「ストローク」という言葉より、感覚的なものを文字にしてみます。「ストローク」と表現するとなんだか偏った感じがするので…。これも感覚ですね。CVCLABでは企業研修や講座等で肯定的なフィードバックを訓練する機会をもつことが多いです。勿論「フィードバック」という言葉の意味と「ストローク」の意味は似ているようにも感じますが異なる感じです。なにはともあれ、相手の行動や考え、その想いに触れたとき、そこから必
前回に続き、「第13回1級キャリアコンサルティング技能検定実技(面接)試験ケース内容1」について、課題解決ストロークで事例指導の進め方を考えます。事例指導者が事例相談者に対する具体的なアプローチによる課題解決ストロークは、以下のようなステップが考えられます。①フィードバックの提供まず、事例指導者は事例相談者の行動や対応についてフィードバックを提供します。具体的には、Aさんとの面談における係長の打診をどのように考えたらいいのかという問題についての、傾聴の態度や技法、助言や提
前回に続き、「第13回1級キャリアコンサルティング技能検定実技(面接)試験ケース内容1」について、問題把握ストロークで事例指導の進め方を考えます。問題把握のストロークとは、キャリアコンサルタントが相談者の問題や悩みを理解し、それに対する適切なアプローチや支援を提供するために必要なプロセスです。キャリアコンサルタントがAさんの状況や悩みを把握するために、次のステップで以下のように行いました。①詳細な情報収集Aさんの職歴やこれまでの経験、現在の状況、そして悩みや不安についての
今朝の福岡空港です。本日は朝から東京に移動。来年度(2024年度4月以降)に向けた企業様の研修会場の調整のため東京で午前中に打ち合わせです。日曜日の朝はそれほど混んでいないと思うので動きやすい一面があり助かります。本日午後には横浜に移動。第14回1級キャリアコンサルティング技能検定試験の実技(論述・面接)対策講座プログラムについて諸コンテンツの調整等があります。来月4月から慌ただしく様々な取り組みを開始しますので、今年1月中旬頃から新年度に向けた諸準備を少しずつ進めて重ねてまいりま
1級キャリアコンサルティング技能検定試験を考えるとき、まずキャリアコンサルティング技能検定のホームページへアクセスすることがあると思います。受検資格や試験の形式、そして評価区分や関連する内容等を確認していくのでしょう。書かれている文字たちから得られた情報を自分の中で現実的に立体化していくために、例えば、誰かが配信している動画や音声コンテンツを探してみたり、ブログやSNSサイトを回遊してみたり…。じきに知人や友人、学び仲間などからの口コミ等の情報や評価をたどり、講座や勉強会等に
あと14日間で新たな1級キャリアコンサルティング技能士が誕生します。特に第13回の1級は論述試験の出題形式が変更され初めての結果発表となるので、いろんな意味でドキドキしますね。3月21日発表のWebにおいては成績の詳細が分からず合否結果を先に知ることになります。だからこそ、Webでの発表は確認せずに、結果通知書が手元に届くまで「じっと待つ」という方もいらっしゃるかと思います。さて、今回は仲間同士(集団)による支持のあり方と、その効果について少し触れてみたいと思います。
企業様への研修やセミナーを実施した後、その担当の方から「おかげさまでこんな成果が出てきました」「スタッフから〇〇が参考になって実践で活かしてますと報告が届きました」といったポジティブフィードバックをいただくと素直に嬉しいもの。『この仕事をやっててよかった!』とモチベーションが上がるフィードバックのひとつです。私も相当単純です…汗(褒められてのびる)って表現をネガティブに解説する人が多いけれど、わざわざそのように言っている人ほど認められたい欲求が渦巻いているのかもしれませんね。
今日は、「第13回1級キャリアコンサルティング技能検定実技(面接)試験ケース内容1」について、タンタンのオリジナルの事例記録を用いて事例指導の進め方を考えます。事例指導者の自己紹介、キャリアコンサルタントの紹介が終わり、面談記録が渡った後から進めます。最初に、キャリアコンサルタントの相談したいことである「頑張ってきたことの成果として、今回の打診があったということに気づいてもらいたいと支援的にかかわった。」「育児・介護休業法などの情報提供も行い、前向きに検討できるよう進
本日は日帰りで大阪出張です。福岡も大阪もあいにくの雨模様。福岡の早朝は然程寒くなく今日は13℃くらいの気温になるようですが、先ほど伊丹空港に着いて外に出るとグッと冷え込みを感じました。伊丹空港に着陸した際の機内放送では気温が5℃と言っていたので寒いはずです。伊丹空港から新大阪までバスで向かっています。一昨日と昨日の2日間、このブログで募集しておりましたCC事例指導オンライン公開イベントについてはおかげさまで満席(60名様)のご予約をいただきました。ご予約いただきました方、またご
今日は、「バースペクティブ・テイキングの関係構築」というテーマです。事例指導では、事例相談者との関係構築ストロークが大切です。そこで、事例相談者との関係を整えるアプローチについて説明します。関係構築ストロークには、「情緒的アプローチ(感情的アプローチ)」があります。「情緒的アプローチ」とは、相手の気持ちに焦点をあて、相手の感情を理解しようと歩み寄るもので、他者の気持ちを汲みとり、感じ入るものです。情緒的アプローチ(EmotionalApproach)は、感情を重視
今回の記事ではキャリアコンサルタントのクライエントへの対応の問題を事例を使って具体的に考えてみたいと思います。事例は前回に引き続き、第13回1級キャリアコンサルティング技能検定実技論述試験問題を活用いたします。問4事例相談者Bの相談者Aへの対応について「問題」だと思うことは何か。事例に基づいて記述せよ。(25点)この質問について事例を読んで考えてみます。昨日の記事にも記したことですが、問題となる事象の指摘に留まるのではなく、その背景を含めて捉えていく過程が大事だと思います
3月21日(木)には2023年度第13回1級キャリアコンサルティング技能検定試験の合格発表があります。その結果で2024年度の再受験を考えられると思います。そして、第14回1級キャリアコンサルティング技能検定試験の日程は以下の図の通りです。学科試験と実技(論述)試験は、2024年12月8日(日)実技(面接)試験は、2025年1月~2月の間に設定合格発表は、2025年3月19日(水)です。再受験の方も初めて受検を考えている方も、様々
第13回1級キャリアコンサルティング技能検定実技論述試験の問4について、ひとつの考え方を記事にしてみます。この第13回の論述試験から出題形式が変化しているので、受検された皆様をはじめとして多くの方がこの試験問題に注目されていました。結果、この問4と次の問5の2問だけで計50点の配点となったことは、少しだけ驚いた方もいらっしゃるのかもしれません。それだけ事例指導の実技として重要な項目の問いであり、幅がある解答、深みがある解答が必要だとも考えられます。つまり、事例指導に大
今日は、視点と観点、多面的と多角的について述べていきます。「視点」と「観点」、そして「多面的」と「多角的」は、いずれも似たような意味を持つ言葉です。先ず、視点(してん)と観点(かんてん)について考えます。「視点」は、物事を見る位置や角度、あるいは個人の立場や考え方を指します。つまり、特定の立場や観点から物事を見る視座やアプローチのことを指します。人々が異なる視点を持つことによって、さまざまな意見や考えが生まれることがあります。「観点」は、ある事象や問題を考える際のアン
前回の記事でネットワークや環境に関することをひとつの考え方から書いてみましたが、読者の皆様はどのようにお考えになられたでしょうか。引き続き、第13回1級キャリアコンサルティング技能検定実技論述試験の問3について記事にしてみたいと思います。なお、このブログに書いていることは、試験における模範的と思われるような解答等ではなく、私自身が現場での実践に置き換えて考えてみている内容となります。※試験とか実践とか器用にその考えを変えることなど私にはできませんが…最適解があるとすればそこに近づ
今日は、「第13回1級キャリアコンサルティング技能検定実技(面接)試験ケース内容1」について、タンタンのオリジナルの事例記録を考えました。ロールプレイの練習に自由にご利用ください。
いよいよ3月がスタートいたしました。新たな1級キャリアコンサルティング技能士が誕生する月です。そして多くの地域で桜が開花する月でもあり、華やかさを感じる季節。本日3月1日は、CVCLAB合同会社が生まれた日でもあり、例年、この日が近づいてくるたびに「事業の持続」「信念」「社会貢献」等について改めて考える機会となっています。2019年3月1日が当社の法人設立日なのですが、決算月も3月として登記しています。会社の決算処理は最長で12ヶ月間と決まっていますので、結果、
第13回1級キャリアコンサルティング技能検定実技論述試験の問3について、ひとつの考え方から記事にしてみたいと思います。問3相談者Aを支援するために必要なネットワークは何か。相談者Aの置かれた環境への働きかけについて関係機関や関係者との連携も考慮し、記述せよ。(20点)今回のこの事例を読んでいくと、事例相談者Bは、相談者Aに対してよき先輩であろうという側面があったかもしれません。事例相談者Bと相談者Aのプロフィールをみても、事例相談者Bにしてみれば、心理的な距離感を含めてパラ
前回ブログにアップした記事内容を基に、第13回1級キャリアコンサルティング技能検定実技論述試験の問2について、ひとつの考えを具体的に示してみたいと思います。問2あなたが考える見立てに基づき、相談者Aが「問題」を解決するために取り組むべきことは何か、記述せよ。(20点)前回も書きましたが、ここで「あなたが考える見立て」というポイントをどのように認識するか、これは受検者の方によって異なるかと思いますので興味深いところです。事例相談者が、事例指導をうけるためにまとめた記録内
第13回1級キャリアコンサルティング技能検定実技論述試験の問2について、ひとつの考え方から記事にしてみたいと思います。前回の記事に続けて大事なポイントとして、問題の冒頭に太文字で説明されている「事例相談者Bが相談者Aとのキャリアコンサルティングについて事例指導をうけるためにまとめたものである。」ここを実技として忘れずに考えていきたいと思います。論述の全ての問いを考える際、事例を読む際の過程について上記前提を踏まえ、ここを意識することが事例指導の実技に必要だと考えます。問
「第13回1級CC技能検定実技(論述)試験問1を読み解く」をリブログしました。面接試験の内容については、現在、使用許諾申請書を提出しており、許可がおりしだい記事にしたいと考えています。もうしばらく、お待ちください。今日も、個別指導の方の第13回面接試験の振り返りを行っています。全ての人の振り返りが終了しましたら、その所感を記事にしたいとも思っています。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第13回実技(論述)試験問1を読み解いていきます。
第13回ロールプレイの振り返りから。事例指導者が事例相談者に面談経過の説明を求めると、事例相談者が、「記録に書いてあるでしょう」という反応を示す場合があります。事例指導者は、試験実施概要に以下の通り「事例内容についての説明を求めてください」と書いてあるので、事例相談者に説明を求めているのです。5.最初に受検者(事例指導者)から自己紹介(ご自身の専門領域や理論的な立場などについて1分程度で説明)し、事例相談者に対し事例内容についての説明を求めてください。その後の事例指導の進め
先日の記事に続き、第13回1級キャリアコンサルティング技能検定実技論述試験について、ひとつの考えを記事にしてみます。今回は、問1で問われている「相談者Aが訴えた「問題」は何か、記述せよ。」という問いの具体的な事例内容について触れていきます。前回この問題の考え方を書きましたが、具体的に示すと、まず興味深いところとして【事例相談者Bが事例指導者に相談したいこと】の記述に、「予算管理が苦手だという訴え」という箇所がありますよね。この事例相談者Bは、相談者Aが訴えた問題に
Amebaブログ「資格・試験」のジャンル2/23の「みなさんが注目している記事」で”第13回ロールプレイケース内容について”が第1位になりました。読者の皆さんが第13回のロールプレイケース内容に関心をお寄せていただいて感謝いたしております。ただ、まだキャリアコンサルティング協議会から許可されていないので、もうしばらくお待ちください。申請が下り次第、第13回ロールプレイケース内容を振り返った記事を投稿したいと考えています。
キャリアコンサルティング協議会のホームページに第13回実技(面接)試験のロールプレイ内容が掲載されました。現在、使用許諾申請書の交付申請を行っています。申請が通りましたら、ブログでも振り返りを行いたいと考えています。現在、個別指導を行っている方の振り返りを行っていますが、上手くできた方、上手くできなかった方、それぞれの結果をお聞きしています。トレーニングで練習したとおりに行った方は、十分に到達が望めるかもしれませんが、3月の結果が発表されるまでは実際のところはわかりません
昨日の記事では第13回1級キャリアコンサルティング技能検定実技論述試験について、ひとつの考えとして記しています。引き続き今回は、第13回論述の問1についての考え方を書いてみたいと思います。なお、今回の問1についての考え方と、それを踏まえての実際の事例を使った具体的な考えについて、記事を分けた形でアップしていきます。今回は問1についての考え方です。まず大事なポイントだと考えることに、1級(事例指導)では事例を読む際、事例相談者が相談者とのキャリアコンサルティングについて事例
今日は、(Aの対応が必要だ、何故ならAを支援していないからだ)というテーマについて考えてみます。いくら結論が事例相談者の課題に対する正しい答え(解決策)になっているとしても、なぜそういう結論に至ったのか、なぜそれで正しいと言えるのかを説明できなければ、事例相談者を納得させることができないことは、言うまでもありません。ところが、この根拠が怪しいのです。大抵の事例指導者は根拠を伝えたつもりになっていますが、事例相談者から見たとき、それでは到底、理由になってないという状態が散見されま
昨日、キャリアコンサルティング協議会のホームページに、第13回1級の実技面接試験におけるロールプレイケースが過去問としてアップされました。合格発表の3月21日までちょうどあと1ヶ月ほど。待ち遠しいと感じる方、不安だな…と感じている方、あまり期待できないな…と考えている方等々、様々な思いを抱いていることと存じます。さて、今回のブログでは久しぶりのテーマになりますが、1級キャリアコンサルティング技能検定実技(論述)試験について記事にします。第13回の1級学科および実技