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2025年度第15回1級キャリアコンサルティング技能検定実技(論述・面接)試験を受検する方の応援をしています。第15回1級キャリアコンサルティング技能検定面接対策講座タンタンミーティング:2026年1月の日程をお知らせします。2025年12月からは、時間と料金が改定になります。指導時間を1時間30分から、1時間に短くしました。1月は、受講回数を無制限にさせていただきます。(※キャンセルも可能です。但し、返金はいたしません。)2026年1月は、取り扱う「面接ケース内
第15回1級CC技能検定対策講座2026年1月の日程表のお知らせについて通常は午前7時にお知らせしていましたが、12時ぐらいにお知らせします。受講している方にはご迷惑をおかけしますが、しばらくお待ちください。よろしく、ご理解ください。タンタンミーティング谷口有
本日、大阪会場では今年最後の対面型講座を開催します。そして明日と明後日は横浜。こちらも今年最後となります。令和7年も本当に過ぎていくのがとても早く感じます。というか…時間が追いかけてくる、違うかな。私が必死に追いかけているのかもしれません。さて、今回のブログ記事ですが、ロールプレイについて書きます。ロールプレイの訓練はキャリアコンサルタントに限らず、あらゆる対人支援を学ぶうえで有効な方法として広く用いられています。また、接客業などにおいても頻繁にロールプレイ演習を実践
受検者の学習方法としての一人ロールプレイの意義について1級キャリアコンサルティング技能検定の受検者にとって、有効な学習方法の一つに一人ロールプレイがあります。一人ロールプレイとは、受検者自身が事例相談者と事例指導者の双方の立場を担い、相談事例に基づいて両者のやり取りを創造する学習方法です。この学習方法の具体的なやり方は、まず相談事例を読み取り、事例相談者がどのような意図や判断のもとで関わったのかを整理することから始まります。その上で、事例指導者であればどの発言に
今回も「一人ロールプレイ」として逐語に落として練習する方法の第2弾をアップしました。第14回面接ケース内容1を論述形式に作り直した事例記録をもとにして、事例相談者に気づかせる事例指導者の一つの対応の仕方を考えてみました。事例相談者:Aさんは社長から厳しく注意を受けたことで自信を大きく失っており、安易に転職を決めてしまう傾向もあると感じました。そこで、まずはAさんを肯定し勇気づけた上で、今後の方向性を整理するために、自己分析の準備としてキャリアの棚卸しを提案しました。事例指導者
第15回1級論述試験の事例を読み返していて、気になった理論は次の通りです。ハリィ・ジェラット(H.B.Gelatt)の意思決定論には、前期の連続的意思決定プロセスと、後期に展開された「積極的不確実性」という二つの段階があることです。前期理論では、不確実性はできるだけ小さくし、情報を集めて合理的に選択肢を比較することで、よりよい意思決定に近づいていくものとして考えられていました。しかし、後期のジェラットは、人生やキャリアの転機においては、不確実性は避けるべきもので
明日より、仕事のため大阪へ出張いたします。ただいまジタバタと出張準備をしているところです…苦笑そして、12月20日(土)・21日(日)・22日(月)の3日間にわたり、本年最後となる1級キャリアコンサルティング技能検定実技面接試験対策講座を対面形式で開催いたします。20日(土)は大阪会場、21日(日)・22日(月)は横浜会場です。現在、20日の大阪、21日の横浜で各1席ずつの空きがございます!!すでに日程が近いのですが、もしこの講座にご関心のある方は、CVCLABホームペー
第15回1級論述試験の事例を読み返していて、強く印象に残ったのは、この相談者Aが語っている内容のほとんどが、実は「予期できる出来事」で占められているという点でした。年齢と雇用の問題、子どもの成長、自宅のローン、母親の将来的な生活、組織の経営環境の変化──いずれも、突然降って湧いた出来事ではなく、時間の流れの中で想定可能な事柄ばかりです。A自身も、それらを十分に理解し、言葉として語ることができています。一方で、キャリア上の転機として本当に人を揺さぶるのは、予期せぬ出
先日の第15回1級キャリアコンサルティング技能検定試験から、早いもので3日が経ちました。実技論述試験は、唯一の正解があるものではないため、さまざまに振り返りを重ねながら、どこか落ち着かない気持ちで過ごしていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。一方で、すでに気持ちを切り替え、来年2月に実施される実技面接試験に向けて、実践的な準備を進め始めている方もいらっしゃることと思います。CVCLABでは、こうした時期にある受検者の方に向けて、昨夜、1月末から2月14日までの間に実施予
今回は、「一人ロールプレイ」を逐語に落として練習する方法をアップしました。その第1弾です。事例相談者に気づかせる事例指導者の一つの対応の仕方を考えてみました。事例相談者:相談者Aは将来の働き方に不安を感じておられたので、キャリアの棚卸しを行い、これまでの経験を振り返って、培ってきた能力や達成してきたことを整理し、キャリアビジョンやキャリアプランを明確にしていくことが必要だと考えました。そのため、その提案をしました。事例指導者:なるほど。相談者Aの不安に対して、これまでの経
特定非営利活動法人キャリアコンサルティング協議会から、「キャリアコンサルティング技能検定試験問題使用許諾申請」を受理していただきました。早速、今日から1級キャリアコンサルティング技能検定実技(面接)試験対策講座を開始しました。ZOOMで行うタンタンミーティングは、一人一人に真摯に向かう個別指導です。1時間の予定が指導に熱が入って、予定された時間を超えることは度々あります。それが、タンタンに指導を依頼される受検者への「心への思い」です。だから、「ベストを尽くして
第15回1級実技論述試験を受験された皆さんお疲れさまでした。キャリアコンサルティング協議会のHPに学科と論述の問題が掲載されていますね。論述問題は、問題が複雑になっていて、皆さん苦労されたことでしょう。あまり詳しいことは、お伝え出来ませんが、解答のポイントは違和感を感じたところです。一つ目は、相談者Aが自分自身で複数の選択肢(キャリアパス)を提案していることです。二つ目は、相談者Aが何に不安を抱えているか、一つに絞ることです。3つ目は、現在、どのような
第15回1級キャリアコンサルティング技能検定、学科試験および論述試験の受検、本当にお疲れさまでした。本日は12月15日。昨日の張り詰めた緊張感から解放され、まずはゆっくりと身体を休めたい、そんな気持ちでいらっしゃる方がほとんどではないでしょうか。例年にない寒さや天候の変化もあったかもしれませんし、何より1級という難関試験独特の、あの重厚な空気の中で長時間思考を巡らせ続けた疲労は、ご自身が思っている以上に深いものです。まずはここまで走り抜けてきたご自身を労ってあげてくださ
今日は、1級、2級(後期)のキャリアコンサルティング技能検定の学科および実技(論述)の試験日でしたね。受検された方はお疲れさまでした。私は、昨年度で1級まで全てパスしたので、今年はもちろん受験していないのですが、学科だけ、実技(論述)だけという年も含め、2017年から、毎年この日は受検に行って、季節行事のようになっていたので、ちょっと不思議な感覚です。ブログでもしっかり記録が残っていました。2024年12月8日論述試験本番2023年12月10日
今日、12月14日は1級キャリアコンサルティング技能検定実技(論述)試験当日になりました。試験会場に入場したら深く息を吸って、静かに問題用紙を開いてください。そこにある事例は、敵ではありません。これまで積み重ねてきた学びを、そのまま映し出すための「鏡」です。あなたはもう、「何を書く試験か」を知っています。相談者Aの声を聴き、事例相談者Bの立ち位置を見極め、一貫した見立てとして言葉にする力は、すでにあなたの中にあります。今日は、うまく書こうとしなくていいので
明日の試験に備えて、不慣れな宿泊先で前泊されている方もいらっしゃるでしょう。もちろん、試験会場に明日向かう場合は、今、自宅で静かに緊張を募らせている方もいるかもしれません。そろそろ心を休めて、早めにおやすみされてくださいね。睡眠はとにかく大事なことです。そして、明日は特別なことをしようとしなくて大丈夫。奇跡を願うのではなく、これまで積み重ねてきた「軌跡(あなたのキャリア)」を信じてほしいと思います。目の前の問題に誠実に向き合うだけ。やるべきことは、ただそれだけで
前回は、第14回の論述問題の解答例を示しながら、その指針についてキャリアコンサルティング技能の側面から触れていきました。そこで今回は、各設問ごとに軸は一貫して〈カウンセリング技能(基本態度・傾聴スキル)〉、しかも相談者Aの両価的感情をどう扱えたのか、扱えなかったのかを考察します。問1では、相談者Aの語りを評価・整理しない。否定的感情(自己PRの不安・再就職の焦り)と肯定的感情(家庭を大切にしたい・今は立ち止まりたい)を、そのまま併存する状態として把握することを指針とします。
今回は、明日(14日)に受検を控えている事例指導者のために、第14回の論述問題の解答例を示しながら、その指針について触れていきます。では、問1〜問5の解答例に共通する視点を指針とします。問1相談者Aが訴えた問題は何か、記述せよ。(10点)《Aは、子どもたち二人の大学進学を控え学費への不安を感じる中で、再就職を目指したい気持ちはあるものの、いつどのように再就職に取り組むべきか判断できず、転職活動に前向きになれない状態が続いていることを問題として訴えている。》基本指針としては
本日は大阪にて、1級キャリアコンサルティング技能検定実技論述試験の前日・直前対策講座を開催いたします。明日が試験本番ということで、強い緊張を感じていらっしゃる方も多いことと思います。だからこそ今日は、意味深く語りを交わしながら、お互いの緊張が少しでもやわらぐ時間を大切にしたいと考えています。同時に、明日の試験現場で考える力を発揮できるよう、頭と感覚の両方を穏やかに、そして豊かに活性化していきましょう。本日受講くださる皆様、どうぞよろしくお願いいたします。1級実技論述試験
本日は大阪に来ています。大阪市役所の正面には万博が終わってから2か月を経てもミャクミャクが健在。多くの方が写真を撮っていました。まだまだ人気者ですね。明日はこの大阪で1級キャリアコンサルティング技能検定実技論述試験対策講座を開催いたします。翌日が試験日なので超直前ということになります。私自身もこの1級CCやⅠ種メンタルヘルス、公認心理師や大学院入試などなど、どんな試験と向き合うときでも直前の直前まで準備を重ねています。それが試験本番での発想とひらめきにつながってきました。明日
キャリア相談の現場では、相談者自身が「これが問題だ」と語る内容と、実際にその人のキャリアに長期的な影響を及ぼしている問題とが一致していないことが多い。第13回と第14回の論述問題に登場する相談者Aはその典型であり、いずれの事例相談者Bも、Aの語る表層的な不安を中心に面談を進めた結果、問題の核心に触れ切れなかった。ここでは、もしBの見立てに基づいて面談が進み、その目標を達成したとしたら、Aはその後どのようなキャリアの軌跡をたどる可能性があるのかを考察する。第13回の相談者Aは、予
今日は大分で管理職の「マネジメント・メンタルヘルス研修」を実施してきました。研修を企画いただいた関係者の皆様、お忙しい中、研修を受講してくださった皆様、本当にありがとうございました。昨年よりこのテーマでの研修プログラムをお声がけいただいています。キャリアコンサルタントならではの視点からご提供できる内容にしています。こうした機会をいただき、大分へ出張できることが増え、とても嬉しく思います。さて、第15回1級キャリアコンサルティング技能検定試験も近づいてきています。ここで意外と
キャリアコンサルティング技能検定1級の論述試験では、多くの受検者が「相談者視点」「事例相談者視点」「事例指導者視点」という言葉を多用します。しかし、この三つの視点の中身を具体的に理解しないまま、「視点」というラベルだけを並べてしまうと、文章はそれらしく見えても、事例全体を俯瞰した論述にはならないのです。特に、相談者の問題をどこに焦点化するかを検討する際に用いられる「見立てる5つのポイント」をきちんと踏まえていないと、何をもって相談者視点と言うのか、事例相談者
《1級キャリアコンサルティング技能士を目指す場合の心構え》――心に思い、ベストを尽くし、楽しむ――1級キャリアコンサルティング技能士をめざす学習の過程で、タンタンは何度も「自分はどのような姿勢で支援を捉え、どのような視点で事例を読み解くべきか」という問いに向き合ってきた。そのたびに私の内側には、静かに湧き上がる声がある。それは試験の難易度や周囲の期待ではなく、「自分の心がどの方向へ進みたいのか」という自然体のメッセージである。進めるか、立ち止まるか。学習
今日は朝からこちらにきています。そう…大分です。今年最後の大分でのお仕事。本日は地元企業さんへの年末のご挨拶まわり。明日は朝から夕方まで「マネジメントとメンタルヘルス」に関する研修講師を務めます。大分に来たとき、昔からランチでお世話になっているお店。受検者の方々へのエールを込め、ここで「かつ丼」を食すのが私のルーティンでもあります^^この物価高時代でもカツ丼が税込720円というお値段。もしかしたらスタバの飲み物やコンビニのお弁当より安く感じるのかな。何はともあれお値段関
今回は、14日の論述検定試験まで、残り3日間になりましたので、高校生のありがちな問題を論述形式に構成し、事例として表現することで事例記録に作り上げました。さらに、その事例に対する相談者Aと事例相談者Bの抱える問題を解決するための基本的な取り組みを考えました。まだ、この時点で各問に対する基本的な解答の仕方を理解できていない受検者のために、以下の通り「試験モデル」と「解答モデル」を考えました。【高校生版:1級実技(論述)試験モデル事例】【相談者A】高校3年生(17歳)。普
今夜はオンラインにて、1級キャリアコンサルティング技能検定実技論述試験対策講座を開催いたします。ご参加予定の皆様、どうぞよろしくお願いいたします。本日のプログラムは、いよいよ事例指導の実践的なフェーズに入ります。具体的には、事例相談者の成長を促すための問題把握、そして具体的な指導の道筋を描く実践プランの策定を行います。論述過去問で言えば、まさに【問4】と【問5】に該当する重要なパートです。1級合格への鍵となる部分でもありますのでしっかりと学びを深めていきましょう。
今回の論述問題では、「相談者Aが抱える問題」と「事例相談者Bが抱える問題」の両方を、別の視点と構造で捉えて解答することを考えました。これは、1級キャリアコンサルティング技能検定が目指す“個人支援”と“支援者支援(スーパービジョン)”の両立を、1つの事例の中で表現するための設計です。■問1:相談者Aの訴えた問題問1では、A自身が語った事柄をもとに、Aがどのような問題を抱えているのかを整理します。ここではAの感情・価値観・置かれた状況を統合し、Aの問題そのものを明確化することが目
12月28日(日)日本キャリア・カウンセリング研究会(JCC)主催オンライン緊急開催「1級キャリアコンサルティング技能士による事例指導講座」のご案内です。講師は私(小林)が担当いたします。いよいよ12月14日(日)には第15回1級キャリアコンサルティング技能検定の学科および実技論述試験が実施されます。その後、来年2月1日からスタートする1級面接試験まで、時間も限られています。「面接は来年から準備をしようかな」と考えることもあるかもしれませんが、実はこうしたところにもったいな
今回は、受検日が迫っていることから、受検者の皆さんに問1から問5までの連動を考えてもらいたという思いで、問1から問5までの解答を出し惜しみせず公開します。なお、問1の「退職理由への負い目」とは、現実に即した相談者Aの不採用理由を指し、示しています。Aの「自己PRの苦手」は、事例相談者Bの先入観がもたらしたものです。Bの記述には、《Aは自己PRに強い苦手意識を抱いており、不採用が続いてしまったとのこと。》《自己PRの見直しを提案》《面接での自己PRに対して強い苦手意識を