兼家が亡くなった。夜中、庭へ彷徨い出た兼家は頓死のような死に様で倒れていた。明子の呪詛が功を奏したような描き方だった。止めのオーバーアクションが祟ったのか、明子は流産した。道長は忙しい。4年ぶりのまひろとの対面を何事もなく交わした道長は倫子に不審がられた。顔の表情がただならない様子だったのを倫子は見逃さなかった。賢い女性だ。この時の物思いに沈んだ道長の顔の表情がよかった。父兼家の死を見届けた道長の嘆きもオーバーな感じはしたが、見ている内に納得させられた。道長はそういう男だったとして描かれ、柄本佑