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3月22日(土)横浜みなとみらいホール指揮者:小林研一郎<チャイコフスキー>ヴァイオリン協奏曲ソリスト:中野りなソリストアンコール:<ピアソラ>タンゴエチュード第3番(休憩)<リムスキー・コルサコフ>交響組曲シエラザードアンコール:<マスカーニ>カヴァレリア・ルスティカーナ暖かくなって、外出が楽。ただ、急激に暖かくなりすぎて、それも体調にこたえる。チャイコのヴァイオリン協奏曲。聞き慣れた曲だけど、スタート直後から、ヴァイオリンの美しい音色に驚く。ソリストの中野
3月19日(水)国立能楽堂狂言『名取川』・カケリ入り(和泉流野村万作の会)シテ(旅僧)野村萬斎アド(名取ノ何某)野村太一郎囃子:能と同じ地謡:地頭深田博治(休憩)能『景清』(金春流)シテ(景清)本田光洋ツレ(人丸)本田芳樹ワキ(里人)福王和幸ワキヅレ(人丸の従者)村瀬慧笛:杉市和小鼓:久田舜一郎大鼓:佃良勝地頭:辻井八郎面:シテ「景清」(宝春作)ツレ「小面」(出目若満作)あまりに寒い。最大限の防寒着でも、しんしんと冷えて、悲しくなる。
3月16日(日)梅若能楽学院会館能『八島』・弓流・素働・那須与市語連吟『巻絹』仕舞『善知鳥』、『花筺』クルイ、『重荷』狂言『茶壺』能『望月』・白頭寒い、寒い日。気候変動、気温変化で身体がおかしくなる。完全防寒着で出かける。能『八島』。「八島」と「屋島」合わせて、7回目かな。仕舞でも、よく見るし。しかも、なんと言っても、去年10月に屋島を訪問し、謡蹟・古跡を歩いたので、その思い出の配当が沢山あって、まったく飽きない。高松旅行3日目のブログ見てください。行ったことがあると
2月2日の梅栄会(社中会)で一段落して、しばらく精神的にもお休みだったのだけど、新しく仕舞お稽古の曲を決めねばならぬ。源氏物語シリーズを進めていたので、「玉葛」キリをお願いした。先生のお手本を拝見する前に、形付けを入手して、詞章を読んでみると、あれまあ、何を言っているのかサッパリ解らない。大体の源氏物語での玉葛は知っていたけど、それとこの曲のキリの詞章が結びつかなくて、意味が取れない。まあ、仕方ない、意味を取れないまま、丸暗記して、道順を割り振っていくしかない。お手本を舞っ
3月8日(土)国立能楽堂解説「身分違いの恋の説話と恋重荷」狂言『八句連歌』(大蔵流山本東次郎家)能『恋重荷』(観世流観世会)寒い、寒い日。このところの急激な気候変動(気圧、気温)により、体調がおかしくなっており、楽しみな能会にも、足が進まない。でも、出かける。ケチだから。帰りは降雪。解説は、どこかの大学の先生。つまらん。熟睡。狂言『八句連歌』。東次郎先生の舞台の拝見は久しぶりの気がする。見たところお元気で、まだまだ問題なしの素晴らしさ。台詞も所作も。人間国宝
3月5日(水)国立能楽堂狂言『口真似』能『三山』本日から、役割や面は、後記することにした。狂言「口真似」は、3月1日に拝見したばかり。やはり、前回は、少々端折っていたんだろう。今回は、ストーリーが良くわかる。善竹家は、あまり観ないけど、良かったです。能『三山』、初見なのです。パンフやネットなどでストーリーは事前お勉強したけど、イマイチ良くわからないままに、会場へ。月初めなので、今月号のプログラムを買って、詞章を読み込んでやっとわかる。あらすじ程度ではわかりにくいが
3月1日(土)国立能楽堂能『自然居士』・古式(観世流観世会)シテ(自然居士)坂口貴信子方(女児)安藤継之助ワキ(人商人)宝生欣哉ワキツレ(人商人)宝生尚也アイ(雲居寺門前ノ者)山本則重笛:竹市学小鼓:飯田清一大鼓:亀井広忠地頭:観世清和狂言『口真似』(大藏流茂山家と山本家)シテ(太郎冠者)茂山逸平アド(主)山本則重小アド(何某)山本則秀(休憩)能『砧』(観世流銕仙会など)シテ(蘆屋某の北方北方の霊)谷本健吾ツレ(夕霧)板真太郎ワキ(蘆屋
国立大学前期が終了しましたね。さあ、どうなるか、、、。ところでネットニュースで流れていましたが京都大学はシンゴジラとかいうサークルがメインとなって受験生を激励する?立て看板を作っており、他にも折田先生像などがあって非常に面白いですね。今でも日本の大学で一番自治的な所が残っている、自由闊達な雰囲気など、やはり京大は憧れますね。なんとなく、大正時代の高等遊民的な雰囲気も感じます。ネットでは葬送のフリーレンの立て看板などが評判だったようですが、私が気に入ったのはこの2点。こちらは去年
2月22日(土)国立能楽堂解説「小敦盛絵巻と能の生田敦盛」小林健二狂言『吸取』(大藏流大藏宗家)シテ(男)大藏彌太郎アド(何某)大藏教義アド(乙)善竹大二郎笛:藤田次郎(休憩)能『生田敦盛』(観世流観世会)シテ(平敦盛)山階彌右衛門子方(敦盛の子)武田應秀ワキ(僧)福王知登笛:藤田次郎小鼓:鳥山直也大鼓:守家由訓地頭:浅見重好面:シテ「十六中将」国立能楽堂に通っている感じ。相変わらず寒い。今月の月間特集は「絵巻物と能」。という訳で、解
2月20日(木)前日が寒い寒い風の強い日だったので、完全防寒着で出かける。<三の丸尚蔵館>皇室の美術品を、公開展示する施設。どっかで聞いたことがあったが、訳あって、出かけることにした。というか、皇室所蔵美術の公開展示が出来るようになったということで、じゃあどこ?と調べたら、皇居の三の丸尚蔵館とのこと。どこにあるの?皇居だって・・。行ったことないし、そもそもどこ、と調べたら、広い意味での丸の内。大手町から徒歩で行ける。大手門から皇居に入る。その辺りで気付けば良いのに、学生時
こちらも合わせて読んでください『【QMAXVIII】アヴェノセイメイの誕生日』今日はアヴェノセイメイの誕生日。🎂動画版アヴェノセイメイのキャラバルーンをゲット!🙌プレーヤー情報『【QMAXVIII】メイン基本情報(2025年2月20…ameblo.jp夏目漱石の作品読んだことある?▼本日限定!ブログスタンプあなたもスタンプをGETしよう漱石の日(2月21日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介|PRTIMESMAGAZINEprtimes.jp夏目漱石
2月19日(水)国立能楽堂狂言『千鳥』(大藏流茂山千五郎家)シテ(酒屋)茂山七五三アド(主)茂山宗彦小アド(太郎冠者)茂山千五郎(休憩)能『隅田川』(喜多流)シテ(梅若丸の母)塩津哲生子方(梅若丸)塩津稀介ワキ(船頭)宝生常三ワキツレ(旅商人)舘田善博笛:一噌隆之小鼓:林吉兵衛大鼓:國川純地頭:香川靖嗣面:シテ「曲見」約1ヶ月ぶりのお能。途中梅栄会があって、拍子抜けした感はあるけど、久しぶりの能鑑賞。これだけ間隔が空くと、却って新鮮な千駄ヶ谷。
2月15日(土)初日この日は、通過点にある小田原で、懐かしのあれこれ。まず、裁判所近くにあり、裁判の前後でよく行った蕎麦屋に行こうと持ったら、「臨時休業」。土曜日でお城の近くで観光客も多い(外国人は少ない!)のに、お休みだと。懐かしいおそばで、仕事中は飲めなかったので、蕎麦焼酎でも飲もうと思ったのに。仕方なく、もう1件、お堀の近くの、別の蕎麦屋。完全に観光向きになっている感じ。初春の、良い時期だからね。懐かしい蕎麦で、蕎麦焼酎。カマボコ通りの、カマボコで飲めるお店。足湯が
文春文庫・上下2009年1月15日第13刷単行本:平成9年(1997年)5月文藝春秋刊何のテレビ番組だったか、島原辺りが和蝋燭の産地で、その原料である櫨(はぜ)がよく取れるという。そこで、どういう発想の流れか、藤沢周平の著作に、困窮した上杉藩の立て直しのために、和蝋燭を製造販売しようというのがあったなあ、と思い出して、書棚から取り出したのが、本書。その本は、漆の木を大量に植えて、殖産するというモノであったが、読み出したときには、漆と櫨の違いがわかっていない。その程度の記憶だ
今日は「ニートの日」だそうだ。知っていただろうか?もちろん、そんな日がカレンダーに載っているわけではない。「ニート」という言葉が2000年代初頭から聞かれるようになったのは、記憶に新しい。当時は社会悪のように扱われていた気がする。プロボクサーの亀田興毅が「ニートは死ね」と発言したり、「不肖宮嶋」でおなじみの写真家・宮嶋茂樹が「国の恥」と批判したり、ラサール石井が、まだ犯人像が浮かび上がらない事件に対して「ニートを取り調べろ」と発言したりと、ニートは叩かれ放題だった。当時の社会には、「労働
風は冷たいけど、陽差しはだいぶ強くなってきて、外に出て散歩などすると気持ちが良い。勿論天気が良い日だけ。曇りや雨の日は、籠もっているのがよろしい。体力の維持のためにも、健康維持のためにも、散歩が良いといわれているが、散歩目的で外出するのは、億劫。そこで、このところ取り入れているのが、「散歩ランチ」です。我が家周辺は、自然が豊かな地域で、散歩などにはうってつけで、山坂もあって運動になってよろしいのだけど、どうしても面倒。そこで、ランチとの組み合わせ。それまで昼食は抜いている日が
2月2日(日)梅若能楽学院会館番組(シテ名があるのが、紀彩の会)仕舞『経政』キリ、替え型Oさん『班女』連吟『野宮』Oさん、Fさん、ワタクシ仕舞『熊野』『蟬丸』『玉鬘』舞囃子『班女』『東北』『羽衣』『安宅』滝流仕舞『経政』Tさん『八島』『玉之段』O女史『天鼓』舞囃子『竜田』『敦盛』『井筒』『海人』替之型仕舞『頼政』Fさん『野宮』ワタクシ素謡『景清』番外仕舞『嵐山』梅若景英『山姥』梅若紀彰舞囃子『千手』『誓願寺』乏佐之翔『善知鳥』翔
1月25日(土)横浜みなとみらいホール指揮者:藤岡幸夫<武満徹>組曲「波の盆」<モーツァルト>フルート協奏曲第2番ソリストCocomiソリストアンコール<フォーレ>コンクール用小品(休憩)<ルグラン>交響組曲「シェルブールの雨傘」療養旅行の効果が薄れてきていて、更に、予報天気とは違って、とても寒い日。風も強くて。でも、行くのです。秋シーズンファイナル。一風変わった演奏会。クラシックか。「波の盆」は、1983年に日本テレビで放送された同名ドラマの挿入曲組曲
1月23日(木)~24日(金)体調が思わしくなく、主として精神的な病なのですが、どこか療養に出かけたいと思って、かつて何回か行ったことのある旅館のHPなど見ていたら、50歳以上の、HP限定割引というプランがあって、しかも、お一人様での受け入れの可能ということを知り、脊髄反射で申し込んでしまった。それが21日のこと。わずか2日前。療養目的なのだけど、申し込んだ後、一人旅で何をしようかと悩み、不安になって、行ける自信が喪失しかけて、却って、悩みは深まるという状態に陥ってしまった。箱根
1月20日(月)今年になってからは、金沢の孫娘と行った泉野桜木神社に1月1日。娘は熱発で寝込んでいた。お祓いをしてもらって、お守りを買って。2度目は、1月4日。例年の高幡不動。そして3度目が、この深大寺。別に初詣と言わなくても良いけど・・前日の日曜日に行こうかと思っていたが、天候が良くなかった。翌日の月曜日になって、朝は雨模様だったのが、突然晴れてきたので、出かける気力が出る。ずいぶん久しぶりだ。調布からバスだったなあ、という記憶くらいで、調布で降りると、駅前が様
1月17日(金)国立能楽堂講演「災害と霊性論ー生と死の〈はざま〉」金菱清(休憩)舞囃子『淡路』(観世流観世会)シテ(伊弉諾の神)上野雄三笛:八反田智子小鼓:鳥山直也大鼓:原岡一之太鼓:小寺真佐人狂言『舟船』(大蔵流善竹家)シテ(太郎冠者)善竹隆司アド(主)善竹隆平(休憩)能『芦刈』(観世流観世会)シテ(日下左衛門)上野朝義ツレ(左衛門の妻)上野朝彦ワキ(妻の従者)福王知登アイ(所ノ者)善竹大二郎笛:松田弘之小鼓:曽和正博大
愛されるのがこわい随分前のことになる。夜中に地上波を点けてたら、ロック歌手・大槻ケンヂ氏が映っている。NHK・Eテレ「江戸川乱歩」特集の帯番組の司会進行役で出てる。ボンヤリ観ていたら、いきなり彼は凄い発言をしたんだ。「……乱歩って作家は、ヒトから愛されたいけどヒトを愛せない人間なんだよね、きっと。僕はそう思います。」紛れもなくコレは、オオケンのオリジナルだ。耳にした瞬間、僕の脳内に雷撃が走った。コレまんま、「それから」の主人公・代助の人格の裏返しだ。代助は、女を愛せても、愛されるこ
1月11日(土)梅若能楽学院会館『翁』翁:梅若紀彰面箱:山本則孝三番三:山本則重千歳:鷹尾雄紀笛:竹市学小鼓:(頭取)飯冨孔明大鼓:亀井広忠地頭:山崎正道(休憩)能『鶴亀』シテ(皇帝)松山隆雄ツレ子方(鶴)松山結美(亀)松山こう美ワキ(廷臣)舘田善博アイ(官人)山本則秀笛:一噌隆之小鼓:曽和正博大鼓:安福光雄太鼓:梶谷英樹地頭:角当行雄狂言『末広』(大蔵流山本東次郎家)シテ(大名)山本泰太郎アド(太郎冠者)山本凜太郎小アド(
「遥かなるケンブリッジー11」藤原正彦✪16世紀末、サー・トーマス・スミスという一ナイトの試みた、ジェントルマンの定義について要約すると一、義務教育でなく、古典教養と数字という、あらゆる知的活動の基盤原理を会得していること。二、土地所有による地代という、不労所得により自主独立を確保していること。とりわけ利潤追求の仕事についていないこと。三、ジェントルマンとしての徳性、すなわち、公正、自制、勇気、忍耐、礼節、寛大などを備えていること。ひと言で言うと、高等遊民がイギリス紳士の理想の姿な
1月7日(火)国立能楽堂素謡『翁』(金春流)翁:金春憲和千歳:中村昌弘狂言『蛭子大黒』(大蔵流宗家)シテ(大黒)大藏基誠アド(蛭子)大藏彌太郎アド(男)善竹忠重笛:杉信太朗小鼓:岡本はる奈大鼓:柿原弘和太鼓:林雄一郎(休憩)能『海士』・懐中之舞(観世流観世会)シテ(海士龍女)浅見重好子方(房前大臣)武田智継ワキ(房前の従者)殿田謙吉アイ(浦人)善竹忠亮地頭:関根知孝笛:杉信太朗小鼓:観世新九郎大鼓:柿原弘和太鼓:林雄一郎
1月4日(土)高幡不動例年の高幡不動。形式的に、例年通りの初詣。結構な人混み。まだ、境内の屋台での座っての飲み食いは出来ない。もうこういうことは復活しないのだろう。今年の特筆すべきこと・・「桑の葉」うどん店が閉店していて、楽しみの夕飯がダメになる。炎のうちわが、500円だったのが、700円に値上がり。88か所地蔵廻り。今年は、86番目の志度寺のお地蔵様を発見し、仕舞『海人』を思い出す。謡・仕舞のお稽古の成果。こういうのは楽しい。早々に引き上げて、八王子の
去年は、12月29日に金沢に行って、30日は白山の宿泊まり、1月1日に能登地震に遭遇し、翌日1月2日に、動き出したばかりの新幹線で帰ってきた。今年は、孫が来年(2026年2月)中学受験するので、もはやそのお勉強モードの中での年末年始。娘は、完全リモートの仕事になっていて、テレビも撤去されていて、テレビ人間の爺としては、時間をもてあそぶのではないかと危惧してきた。12月28日(土)夕刻に金沢着。半年前から予約しないと行けない、料亭『貴船』を予約出来ていたので、すぐにその店へ。金沢
2025年1月3日市立図書館で3冊の小説と2冊の詩集を借りて来て、そのうちの三浦しをんの「愛なき世界」と彩瀬まるの「桜の下で待っている」については昨日紹介しました。今日は残りの小説、夏目漱石の「それから」と三好達治の詩集についての紹介です。夏目漱石の「それから」裕福な実業家の次男の永井代助は、大学卒業後も定職に就かず親の金で気ままな生活を送っている「高等遊民」です。「それから」には「高等遊民」の記載はないのですが、「彼岸過迄」だけに見られる用語で、「こころ」の先生などを含めて同じよ
サバ缶の一言いや、大学四回生のころ受験塾で1年は働いていましたから(キリッ)!
いずれも今年2024年に新刊になった本。作者には申し訳ないのだけど、いずれも公立図書館で借りて読む。『憶』2024年2月発行春陽堂(どうやらWeb小説を単行本化したらしい)新刊発行は知っていて、図書館で予約したところ、7月の予約で、なんと10番目。びっくり。やっと、12月に順番が回ってきて、借りだした。主として出身地新潟での過去(記憶)をたどりながら、現在と交錯する短編小説集。そういう意味での、私小説かな。『鎌倉幽世八景』幽世はカクリヨと読む。2024年10月発