2013年に高田郁さんが出された、短編集ふるさと銀河線。私はこの中で、車窓家族が1番心に残っていた。車窓から見える同じ景色を、電車に乗っている人が、いろんな思いで見つめている。特に、仕事からの帰りは、その日いっぱいの思いを背負って乗っているだろう。この話に出てくる車窓からの景色は、文化住宅の老夫婦の部屋。穏やかで変わらぬ生活が電車の停車時、見えるその風景に、1日の疲れや、過去の悲しみと未来への不安を紛らせ慰められる。たまたま、乗り合わせた、4人がその家族の部屋の電気がついてないことから、気にして