ブログ記事378件
安藤祐介さんの『退職クロスロード』を読み終えました。私が安藤さんの作品を読むのは初めてのことです。楽天ブックス(送料無料)退職クロスロード[安藤祐介]楽天市場2,035円退職クロスロード【電子書籍】[安藤祐介]楽天市場2,035円この小説の特徴は、大まかにいうと三つあります。一つは、描かれているのが、ほぼ1日の出来事であること。二つ目は、小説の舞台が、ある企業のビル内でほぼ完結していること。三つ目は、『退職クロスロード』というタイ
「空飛ぶ広報室」原作を最後まで読み返して、ラストの違いをすっかり忘れていてショックだった。ドラマのラストが幸せ過ぎて、空井くんのノロケも可愛くて「離れてても2人は空でつながってる」で、すっきりしてた。原作の最後は、被災地の自衛官の活動と報道の在り方について語る空井の言葉にリカが涙し「一生の指針をいただいた」と思う。泣いたリカに空井はとまどい、手を顔の前で泳がせる。リカは自ら手を頬に寄せると空井は涙を拭う。「バスが来ましたよ」空井の手が頬から離れるのをとっさに掴み両手で包み額に押し戴
原田ひ香さんの『月収』を読み終えました。楽天ブックス(送料無料)テキストを入力月収(単行本)[原田ひ香]楽天市場1,870円月収【電子書籍】[原田ひ香]楽天市場1,870円私は原田ひ香さんの小説が大好きで、見かけたら無条件に読み始めるのですが、この作品については、一瞬、気持ちの上で立ち止まってしまいました。『月収』とは、なんとあけすけなタイトルでしょうか。今はだいぶ軽減されてきたとは思いますが、日本人の多くは、お金に関
島田荘司先生が一番最初に書かれた小説です。(デビュー作は占星術殺人事件ですが)恋愛要素を多分に含んだミステリですが、読んでいて色んな方向に感情を揺さぶられました。ほのぼのとした気持ちから憤り、安堵や悲しみ。読んでいてこんなに感情を振り回される作品も珍しいなと思います。世間から変わり者と言われる者たちの寄り添い、友情、愛情そういったヒューマンドラマの視点としても秀逸な作品でした。そして、ミステリとしても私はまんまと騙されてしまいました。謎を解きつつ友人を救う御手洗潔の名探偵ぶりが格好良
今野敏の隠蔽捜査をお勧めします。エリートキャリア警察官が一度挫折して、警察庁から所轄署長に警視長の階級のまま赴任した物語です。自分より階級が下の人間が自分より上座にいる矛盾。同期生でライバルだった男が刑事部長と言う皮肉な話。読後の爽快感を味わえる面白い小説です。
芦沢央さんの『雨利終活写真館』を読み終えました。楽天ブックス(送料無料)雨利終活写真館[芦沢央]楽天市場682円雨利終活写真館【電子書籍】[芦沢央]楽天市場682円芦沢央さん『雨利終活写真館』昭和の時代、年配の方が「私が死んだら……」などと言おうものなら、「何、縁起の悪いことを言っているの!」とたしなめられ、すぐに話題を変えられる……そんな場面を何度か目にしたことがあります。「死」や「人生の終末期」について語ることが、タブーと
本日2回目の更新です。朝井まかてさんの『どら蔵』を読み終えました。楽天ブックス(送料無料)どら蔵[朝井まかて]楽天市場2,475円どら蔵【電子書籍】[朝井まかて]楽天市場2,343円朝井まかてさん『どら蔵』寅蔵、18歳。大坂で指折りの骨董商龍仙堂で修行中、丁稚の身だ。実家は同じく大坂・北久太郎町にある道具商松仙堂で、龍仙堂の別家にあたる。寅蔵は松仙堂の跡取り息子なのだが、本家の龍仙堂で七年間丁稚奉公をし、勤め上げ
本日2回目の更新です。2026年現在、40カ国で翻訳され、170万部を超える売り上げを誇る、柚木麻子さんの『BUTTER』を読みました。楽天ブックス(送料無料)BUTTER(河出文庫)[柚木麻子]楽天市場1,045円柚木麻子さん『BUTTER』主人公は町田里佳、33歳。週刊誌記者として、男性に負けない仕事ぶりを見せている。身長166cmで手足が長い里佳は、女子校時代には「王子」と呼ばれ、疑似恋愛の対象になることが多かった。つまり
☁️東野圭吾大好きな小説家📖著作106冊のうち半分ほどは読んだと思う📚これほど面白い小説を次から次へと…これから全部読みます📚東野圭吾の小説(作品)は永久に不滅です📖感謝🥲
今村翔吾さんの『幸村を討て』を読み終えました。楽天ブックス(送料無料)幸村を討て(中公文庫い143-2)[今村翔吾]楽天市場1,100円幸村を討て【電子書籍】[今村翔吾]楽天市場1,100円今村翔吾さん『幸村を討て』今村翔吾さんの『幸村を討て』(中公文庫)を読み終えました。2026年8月にOSK日本歌劇団で舞台化されるということで、観劇前に原作を読もうと思ったのです。私は、みのおエフエムで毎月第5水曜日に放送して
中島要さんの『うき世櫛』を読み終えました。楽天ブックス(送料無料)うき世櫛(双葉文庫)[中島要]楽天市場748円うき世櫛【電子書籍】[中島要]楽天市場748円中島要さん『うき世櫛』『うき世櫛』は江戸時代後期、天保時代のお話です。結(ゆい)は元は藩士だった父と二人、貧乏長屋八兵衛店に住んでいた。しかし父が亡くなり、15歳で天涯孤独になった。周囲の人のお世話により味噌屋に奉公することになったが、人使いの荒い
ホラーのような話ですが、しっかりとロジックが成立しており流石だなと感心させられる一冊でした。ミステリ小説としても秀逸な出来ですが、登場人物の心情や心意気など、ヒューマンドラマとしても非常に愉しませてくれるとても満足度の高い作品です。700頁ほどの長編ミステリですが、頁が少なくなってくるともっとこの本を読んでいたいという気持ちが抑えられません。シリーズもののミステリ小説を読みたいけど、何から読もうかと悩んでる方は御手洗潔シリーズを読まれてみてはいかがでしょうか。改訂完全版暗闇坂の人喰
宮島未奈さんの『それいけ!平安部』を読み終えました。楽天ブックス(送料無料)それいけ!平安部[宮島未奈]楽天市場1,760円それいけ!平安部【電子書籍】[宮島未奈]楽天市場1,584円宮島未奈さん『それいけ平安部』主人公の平尾安以加(ひらお・あいか)は高校1年生。祖父が書道教室を開いている影響もあり、お習字が得意で、非常に美しい字を書く。そんな彼女が高校で立ち上げようとしたのは、なんと「平安の心を学ぶ」という「平安部」
みのおエフエム「図書館だより」私がパーソナリティを担当している大阪府箕面市のコミュニティFMみのおエフエムの「デイライトタッキー」。その中の”図書館だより”は箕面市立図書館の司書さんが選んだ本をご紹介するコーナー。私は司書さんのコメントの代読をし、そのあと自分の感想も付け加えます。本日、2026年7月1日放送の番組では、金子玲介さん『死んだ山田と教室』(講談社)をご紹介しました。ちなみに、表紙の写真に写っている山田くんと思われる金髪の少年は、箕面市ご出
6月24日(水)辻村深月さんの「傲慢と善良」を読みました📚婚活で出会った婚約者が突然姿を消すという物語です。サスペンスものではなくてあくまでも恋愛小説ですが人間心理の奥が深くてなるほどと思うことが多々ありました💮自分の意志を持つということはなかなか難しいとも感じました。面白い小説でした✌
本日2回目の更新です。朝井まかてさんの『朝星夜星』を読み終えました。楽天ブックス(送料無料)朝星夜星[朝井まかて]楽天市場2,420円朝星夜星【電子書籍】[朝井まかて]楽天市場2,000円朝井まかてさん『朝星夜星』幕末の長崎に、220年続く傾城屋、引田屋(ひきたや)があった。そこで奉公しているゆきは25歳。12歳の時に肥後(熊本)から出てきた。ゆきの実家は貧しい百姓で、祖母、両親、弟との暮らしは食うや食わ
高田郁さんの『銀二貫』を読み終えました。2026年6月12日に宝塚バウホールで初日を迎える星組『銀二貫』。その観劇前に原作を読もうと思ったのです。実は宝塚歌劇団での『銀二貫』の舞台化は、今回が初めてではありません。2015年に雪組で上演されました。その際、主役を務めた月城かなとさんは、のちに月組のトップスターになられました。今回は星組での上演で、主役は松岡修造さんのお嬢さんである稀惺かずとさん。すっきりとした二枚目に成長された稀惺かずとさんを頭に思い浮かべながら
昨日、本屋さんでたまたま見かけた話題の恋愛小説「きみが明日、この世界から消える前に」を購入して一気読みしました。久々に面白い小説に出会えて楽しい時間を過ごすことができました。本書の著者である此見えこ氏が、恋に突っ走る女の子を目一杯書きたいと思って生まれたのが本作です。ヒロインの季帆はちょっとぶっ飛んだ性格ですが、真っ直ぐでどこか危うげな言動は魅力たっぷりです。数々のエピソードは考えさせられる部分もあり、感動し、心揺さぶられる場面もありました。税込み660円で2時間38分楽しませてもらえた
本日2回目の更新です。江戸川乱歩さん『黒蜥蜴』を読み終えました。先月(2026年5月23日)初日を迎えた宝塚歌劇団宙組公演『黒蜥蜴』。『黒蜥蜴』が雑誌に連載されたのは昭和9年(1934年)のことで、実に90年以上前の小説ではあるのですが、三島由紀夫さんの脚色により映画やドラマ、舞台化されて以来、何度も上演・上映されてきています。私はこれまで、江戸川乱歩さんの原作も、三島由紀夫さんが脚色したものも、どちらも読んだことがありませんでした。ですが、多くの名優たち
椰月美智子さんの『さしすせその女たち』を読み終えました。楽天ブックス(送料無料)さしすせその女たち(角川文庫)[椰月美智子]楽天市場638円さしすせその女たち【電子書籍】[椰月美智子]楽天市場638円椰月美智子さん『さしすせその女たち』皆さんはこのタイトルをご覧になって、どんな小説だと想像しますか?私はてっきり、料理に関する小説だと思いました。和食の「さしすせそ」といえば、さ:砂糖し:塩す:酢せ:醤油(
伊吹有喜さんの『鎌倉茶藝館』を読み終えました。楽天ブックス(送料無料)鎌倉茶藝館[伊吹有喜]楽天市場1,980円鎌倉茶藝館【電子書籍】[伊吹有喜]楽天市場1,980円伊吹有喜さん『鎌倉茶藝館』鎌倉に行ったことはありますか?私はありません。厳密には、2歳くらいの時に連れて行ってもらっているらしいのですが、もちろん記憶にはないのです。そんなわけで、私にとっては鎌倉は未知の土地です。かつて幕府が置かれたこともあり、歴史のあ
明治後期の日本の猟師を題材にした小説です。凄腕の猟師なのですが、人とは必要最低限しか関わらず犬のみを相棒として狩りをしています。熊と人間、雄と男の生命のやりとり生への純粋な欲望が描かれています。緊張感のあるシーンが多く、ハラハラしながらもページを捲る指が止まりませんでした。しかし、グロテスクな表現も少なからず出て参りますので、そういった意味では万人受けというよりは、読む人を選ぶ作品ではあります。ハマる人にはかなり深く刺さる作品かと思います。ともぐいAmazon(アマゾン)1,
柴崎友香さんの『帰れない探偵』を読了しました。楽天ブックス(送料無料)帰れない探偵[柴崎友香]楽天市場2,035円帰れない探偵【電子書籍】[柴崎友香]楽天市場1,925円柴崎友香さん『帰れない探偵』私が柴崎さんの作品を読むのはこれが初めて。こんな不思議な作品に出会ったのは生まれて初めてと言っても過言ではありません。この作品には7つの短編が収められています。どれも主人公「わたし」の語りで書き進められている連作短編と言っ
体重97,4キロ生理前なので太りやすいですね。朝約20分ほど歩きました。メルカリ危ないです。次から次へと面白い小説アップしてくるからつい買ってしまう。Amazonも駄目です。最近は文庫より単行本の方が買うのが多いです。今日は動画観ながら小説読もうかなと思ってます。まだ出品してないのがあるのでそれも片付けたいかな。
本日2回目の更新です。橘ももさんの『免許返納⁉︎』を読了しました。楽天ブックス(送料無料)免許返納!?(講談社文庫)[橘もも]楽天市場682円橘ももさん『免許返納⁉︎』私は財布の中に、自分の免許証と、2023年に亡くなった実母の免許証を入れています。正確には、返納して穴を開けられた、失効した免許証です。母は昭和14年生まれ。とても負けん気が強く、さまざまなことに挑戦する人でした。女性の社会進出がまだ珍しかった昭和30年代、母はいち
北村薫さんの短編集『月の砂漠をさばさばと』を読み終えました。楽天ブックス(送料無料)月の砂漠をさばさばと(新潮文庫)[北村薫]楽天市場825円月の砂漠をさばさばと(新潮文庫)【電子書籍】[北村薫]楽天市場825円北村薫さん『月の砂漠をさばさばと』主な登場人物は、小学3年生のさきちゃんとお母さんの二人。さきちゃんは最近、補助輪なしで自転車に乗れるようになりました。お母さんは、さきちゃんの言葉で言うと「お話を作る人」。さ
リチャード・ブローティガンの「ソンブレロ落下す」は1976年に藤本和子の翻訳で晶文社から出版された。「ある日本小説」と副題がついていて、谷崎潤一郎に捧げると記されているが、紙屑籠の中で狂いはじめる小説を捧げるとは、ブローティガンの意図はまったく分からない。文章は詩的で味わい深い。翻訳もいい。ただ、長らく絶版のままで、残念だ。再翻訳も改題もしなくていいから、復刊を望む。願わくば、文庫本での復刊を、、、
2026年1月に発表された第174回直木三十五賞受賞作、嶋津輝さんの『カフェーの帰り道』を読み終えました。楽天ブックス(送料無料)カフェーの帰り道[嶋津輝]楽天市場1,870円カフェーの帰り道【電子書籍】[嶋津輝]楽天市場1,800円嶋津輝さん『カフェーの帰り道』この作品は、次の5つの短編から構成されています。•稲子のカフェー•嘘つき美登里•出戻りセイ•タイ子の昔•幾子のお土産(嶋津輝さん『カフェーの帰り道
本日2回目の更新です。恩田陸さんの『珈琲怪談』を読み終えました。楽天ブックス(送料無料)珈琲怪談[恩田陸]楽天市場1,980円珈琲怪談【電子書籍】[恩田陸]楽天市場1,881円恩田陸さん『珈琲怪談』不思議なタイトルだと思って読み始めた、恩田陸さんの『珈琲怪談』。コーヒーにまつわる怪談、というわけではありません。仲間で集まって各地の喫茶店を巡り、コーヒー(時にはビール)を飲みながら怪談を披露し合う……そんな物語です。
なぜ芥川賞では“面白い小説”は選ばれないのか?202604101038-2597