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夜明け近くには冬の星雲星団が続々と昇ってきます。冬の代表的な星雲といえば、やはりM42・オリオン大星雲。オリオン座の三ツ星のすぐ下に位置し、肉眼でもぼんやりと存在が分かるほど明るい星雲です。望遠鏡を向けると、そこには“星が生まれる現場”が広がり、淡いピンクと青白い光が重なり合う壮大な姿が見えてきます。薄明までのわずかな時間で撮影しましたが、薄雲が発生してしまいました。撮影データ:2026/09/23AskerFRA600(D108,FL420mm,
ハート星雲(IC1805)は、カシオペア座に輝く巨大な散光星雲。若い星々が放つ強い光に照らされ、宇宙の暗闇に美しいハート型の姿を描き出します。隣には胎児星雲(IC1848)が寄り添い、ふたつで「Heart&Soul」と呼ばれる人気の領域を形づくっています。今回の撮影ではハート星雲で、胎児星雲は少し見えていますね。満月期でもなんとか撮影できました。撮影データ:2026/09/23SHARPSTAR61EDPHII+レデューサー(D61,f274
旧暦8月15日の月を指し、1年で最も美しい月とされる特別な夜。秋は空気が澄み、月が高く昇るため、丸く明るい月がくっきりと輝くのが特徴です。満月と必ず一致するわけではありませんが、「中秋の名月=美しい月」という文化は1000年以上続いています。今年の月は、薄雲でボヤッとした月になり、秋の澄んだ空とは行きませんでした。DWARFminiでサクッと撮影!
ブログ、更新しました。ご訪問いただき、有難うございます。本日は中秋の名月旧8月15日ですね。今年は満月前のお月さんになります。満月は、明後日の27日になります。残念ながら当地では曇っててまるで観えません。このところ、台風やら集中豪雨で天気が悪いでしょ。来週も秋雨前線や台風の影響でさっぱりの筈です。さて、入院中は暇ですからいろいろ考えてしまうのですよ。試したいことがムラムラと湧いてきましてね。従来の電視観望で観る景色これは入院前に屋外常設架台の最終チェッ
秋から冬にかけての夜空で存在感を放つぎょしゃ座。その中でも特に印象的なのが、赤い輝きが美しい散光星雲IC405(勾玉星雲)と、星形成領域として知られるNGC1893(おたまじゃくし星雲)です。いろいろ触っていると変なカラーバランスになってしまいました。撮影データ:2026/09/22SHARPSTAR61EDPHII+レデューサー(D61,f274mm,F4.5)ZWO2600MMPROSV165(D40,160mm)ASI120MM-Mi
秋の北天で静かに広がる巨大な殻状構造──CTA-1(SNRG119.5+10.2)。ケフェウス座の北側、クエスチョンマーク星雲の傍に位置する超新星残骸だ。フィラメントの中にはNGC40惑星状星雲があったのでそれを頼りに、導入を確認。位置情報でも、赤経は00h06m〜09m付近、赤緯は+72°台と示されている。この天体は、派手なフィラメントが走るタイプではなく、「とにかく淡い」という印象がどの作例にも共通している。海外での作例はたまに見かけるが、日本では殆ど見か
白鳥座の中ほど、天の川の濃い領域に浮かぶ三日月星雲(NGC6888)。その名の通り、赤い弧が三日月のように輝く姿が印象的ですが、実際に撮影してみると、周囲には淡く広がる青いベールがそっと寄り添っています。この青い光は、中心にあるウォルフ・ライエ星WR136が放つ強烈な恒星風によって、周囲のガスが高温に励起され、OIII(酸素)が青く輝くことで生まれます。赤いHαの殻に対して、青いOIIIがふわりと重なることで、まるで星雲が薄い羽衣をまとったような姿になります。撮影時間
秋雨前線がいつまでも途切れない毎日、またもや台風が近づきシルバーウイークもダメそうですね。そういう訳で今日も過去に撮影した星雲を複数日まとめて再編集しました。ケフェウス座ととかげ座の境界付近に、ライオンが横たわっているように見えるSh2-132(ライオン星雲)です。あんまり淡い部分を炙り出すとライオンらしくなくなってしまうので程々が良いですね。撮影データ:2024/08/01、23SHARPSTAR61EDPHII+レデューサー(D61,f2
NGC7822は天の北極に近いため、日本からは季節を問わず観望できます。ただし撮影に適しているのは秋〜初冬。透明度の高い空で、淡い赤い光がゆっくりと浮かび上がります。北極星付近の撮影で重要なのが、極軸合わせの精度。わずかなズレでも写野が回転しやすく、淡い星雲のディテールが流れてしまいます。NGC7822は、まさに“極軸の正確さ”を試される対象です。全く撮影できない今月は、過去の撮影データを再編集しています。NGC7822(QuestionMarkNebula)の中心部に
本ブログは一か月あまりの開店休業。どうなってるんかなあ?と、覗いて頂いた方もあるようでご心配をおかけし、申し訳ありませんでした(汗)やっと帰ってまいりました。手術入院しておりました。病名:腰部脊柱管狭窄症:腰椎変性すべり症手術名:腰椎後方除圧固定術どうでしょう、なんか難しそうでしょ。昨年は大腸癌で腸が20㎝ほど短くなりました。今年は脊髄です。下半身が痺れ歩けなくなりました。立ち止まり座って休憩するとその痺れが収まり歩けるんですが、しかし50~1
雨が降って今月は殆ど撮影できそうにないので、練習がてらTASC-onリコリモのリザルト(NGC1566/かじき座)を再編集してみた。NGC1566は、46個の銀河からなるかじき座銀河群の代表的な銀河のひとつです。渦状腕は、青く輝く若い星々が密集しており、星形成が活発に進んでいる領域です。一方で中心部は赤みを帯び、古い星々と塵が集まる落ち着いた雰囲気を見せています。その優雅な姿から、この銀河には「スペインのダンサー」という美しい愛称がつけられています。
DWARFminiで撮影したM45です。今回、天文スタジオでM45にスパイクを付けようとしたのですが、上手くスパイクが付かず、編集済みのファイルを一度削除し再編集しようと試みたのですが、初期化中と画面に出たままフリーズしてしまいました。何度試しても同じ?過去データを再編集できないのだろうか?フリーズ画面M45にスパイクを付けてみた。何故か1か所スパイクが付かない?変なM45になってしまいました。透かし文字のパターンがいつの間にか増えていました。話題の「DRACO」のS
秋のカシオペア座に、まるで宇宙に浮かぶシャボン玉のような星雲があります。その名もバブル星雲(NGC7635)。中心の恒星が放つ強いプラズマ風によってガスが押し広げられ、丸く膨らんだ“泡”の形が生まれている星雲です。写真で見ると本当に不思議で、宇宙の造形美を感じます。バブル星雲は比較的明るく、写真写りが良い散光星雲です。200mm前後の望遠レンズでも泡状の形が確認できるほどで、小型機のDWARFminiでも十分に楽しめる対象です。近くにはM52散開星団、Sh2-159が見
スマート望遠鏡が気になってAIに聞いてみた「DWARFLABDracoは買いか?」星見屋さんのHPからお借りしました結論:Dracoは「買い」になり得るが、用途がハッキリしている人向けの尖った機材。特にあなたのようにDWARF-miniで広角・星雲を撮るスタイルを持っている人には、Dracoは“補完機”としてかなり相性が良いです。ただし、万能ではないので、向き不向きをはっきり整理しておきます。🎯結論(要点)買いの人:銀河・小型星雲・惑星状星雲・球状星団を撮りたい人
久しぶりに反射望遠鏡の主鏡を洗浄しました。埃が気になってきたので重い腰を上げ、取り掛かりました。洗浄すれば光軸合わせもしなければなりません。屈折望遠鏡が楽ですね。たまたま夕方から晴れてきたので、光軸テストを兼ねて撮影をしました。晴れてはいたのですが、風がかなりありガイドが時々大きく振り切れてしまう風でした。そんな悪条件で撮影したのが、きりん座の一角に、青く輝く二つの反射星雲です。ソウル星雲のすぐそばにあり気になっていた、「VdB14とVdB15」です。初めての
天候がスッキリしないので細切れ撮影となりました。夜、毎日望遠鏡を出してはかたずけの繰り返しで設置のスピードが相当速くなりました。小さい望遠鏡(FMA135)なのでカメラもセットにしたままケースで保管します。三脚も同じ場所に設置するので水平を合わせずともピッタリ。極軸も微調整で済みます。設置から撮影まで20分もあれば開始できるまでになりました。タイトルに書いた「駆ける二頭の馬」。星雲を処理していて、だんだん天の川を二頭の馬が競って走っているように見えてきました。そ
夏の天の川が高くのぼる夜、DWARFminiを使って“北アメリカ星雲(NGC7000)”から広角で撮影してみました。小型なのに、天の川の濃い部分がしっかり写ってくれるのが本当に楽しいところです。北アメリカ星雲は、はくちょう座のデネブの近くに広がる大きな散光星雲。DWARFminiの画角でも、星雲の形+周囲の天の川の密度がちょうど良く入り、“天の川の一部を切り取ったような写真”になるのが魅力です。突然ですが、DWARFLABDracoの90mm大口径が凄く気になりますよね。相
ケフェウス座の一角には、肉眼ではほとんど見えないほど淡い塵の雲が広がっています。その中に潜むのが暗黒星雲LBN468、そしてそのすぐ近くで青く輝くギュルブダギアン星雲(GM1-29/HH215)。🌓LBN468―ケフェウスの“塵のリング”LBN468は、ケフェウス座に広がる暗黒星雲群の一部で、複雑な塵の濃淡がまるで“リング状の影”のように見える領域です。🔵ギュルブダギアン星雲(GM1-29/HH215)―形を変える“可変反射星雲”この星雲は
ケフェウス座には、淡い光がふわりと漂う散光星雲が点在しています。今回撮影したのは、「クワガタ星雲(Sh2-157)/シャボン玉星雲(Sh2-162)/洞窟星雲(Sh2-155)/ウィザード星雲(NGC7380)。」などを広角で撮影しました。撮影データ:2026/08/24AskerFMA135(D30,fl135mm,F4.5)ZWO2600MMProGain100H300s×12O300s×16O300s×12(200m)フィルタ
IC410は、ぎょしゃ座の方向に広がる散光星雲で、中心には若い散開星団NGC1893が輝いている。この星団の強い光と恒星風が周囲のガスを照らし、削り、形を変えながら、複雑な模様を描き出している。特に有名なのが、星雲の内部に浮かぶ“タッドポール構造”。これは濃いガスの塊が星団の光に照らされ、尾を引くように見える現象で、星形成が進む領域の象徴ともいえる存在だ。
「はくちょう座γ星サドル付近→チューリップ星雲(Sh2-101)」は、夏の天の川の中でも“最もドラマチックなHα帯を縦断するルート”です。サドルの巨大HII領域から、クレセント星雲(NGC6888)、WR134のバブル、そしてチューリップ星雲(Sh2-101)へと続く“赤い星雲回廊”が一本の道のようにつながっています。撮影データ:2026/08/18AskerFMA135(D30,fl135mm,F4.5)ZWO2600MMProGain
夏から秋の夜空。北の高い空に広がるケフェウス座は、まるで宇宙が描いた物語の舞台のよう。その中に、3つの個性豊かな星雲が静かに息づいています。🐘IC1396→星の誕生を守る象の鼻(象の鼻星雲)🦑Sh2-129→深海の怪物のような青い輪郭(ダイオウイカ星雲)🦇Sh2-108→夜空を飛び立つコウモリの影(フライングバット星雲)撮影データ:2026/08/21AskerFMA135(D30,fl135mm,F4.5)ZWO2600M
ペルセウス座とおうし座の境界線当たりに、夜空を淡く染める小さな星雲があります。それがNGC1333。青い光が漂い、黒い影が複雑に絡み合うその姿は、まるで宇宙が静かに作品を作り続けている“星の工房”のようです。中心部では若い星々の光が周囲の塵を照らし、青い反射星雲として浮かび上がります。その周囲には、濃淡の異なる暗黒雲が折り重なり、まるで墨を流したような模様を描いています。光と影が交差するこの領域は、写真にするとまるで宇宙が描いた抽象画のようで、見るほどに奥行きが深まります。
🦎トカゲ座に潜む“ヤモリ星雲”―暗闇の中でうごめく、宇宙の小さな影―夏の終わり、北の空を横切るトカゲ座(Lacerta)。その中に、まるで夜の壁に張りつくヤモリのような姿をした不思議な星雲があります。それがLBN437、通称ヤモリ星雲。光を放つ星雲ではなく、星の光を遮る“暗黒星雲”。そのため、肉眼ではほとんど見えませんが、長時間露光で浮かび上がるその姿は、まるで宇宙の影絵のように美しく、どこか物語を感じさせます。🌌LBN437とは?LBN437は、LyndsBrig
夏の天の川いて座に、そっと漂うように存在する銀河があります。それがC57BarnardGalaxy(バーナード銀河)。距離はおよそ180万光年、私たちの天の川銀河と同じ「局部銀河群」に属する矮小不規則銀河です。星々が規則正しく並ぶ渦巻銀河とは違い、バーナード銀河は“形が決まっていない”自由な姿をしています。その不揃いな光の集まりが、むしろ宇宙の素朴さや原始的な美しさを感じさせてくれます。🔭バーナード銀河の基本データ正式名称:NGC6822/Caldwell57
ケフェウス座の北の空に、まるで宇宙を泳ぐ“サメ”のような姿をした暗黒星雲があります。それがLDN1235(SharkNebula)。淡い分子雲がゆっくりと漂う領域の中に、細長い尾と大きな頭部が浮かび上がり、まるで星々の海をすべる深海生物のように見える不思議な星雲です。この一帯は、肉眼ではまったく見えないほど淡い分子雲が広がっていて、撮影すると背景の黒がほんのりと“煙のように揺らぐ”のが特徴。写真にすると、宇宙の静けさや冷たさがそのまま写し取られたような、とても繊細で美しい領域です。
はくちょう座の超新星残骸SNRG65.3+5.7を撮ってみた。夏の天の川の中でも、とびきり淡い対象として知られる「はくちょう座の超新星残骸SNRG65.3+5.7(Sh2-91/Sh2-94/Sh2-96)」。位置は、はくちょう座のβ星アルビレオの北側約2度。古い超新星爆発の痕跡が、巨大な楕円状に広がっている。この天体は、網状星雲のように派手なフィラメントが走るタイプではなく、「存在はしているのに、写し出すのが難しい」という、撮影者泣かせの超淡天体だ。冷却CMOS
DWARF-miniの気軽さのおかげでワイド側のレンズで、夏の天の川を撮りました。はくちょう座付近で北アメリカ星雲からわし座方面です。この後は、スマート望遠鏡で星雲星団巡りです。撮影ついでに、クジラ座の鼻先辺りにいる220P/マックノート彗星も撮りました。クジラ座の東側には、M45(スバル星団)も見ることができます。大きいので、アストロモザイク機能で全景が入ります。朝方、M33(三角座銀河)など秋冬の星雲星団が続々昇
先日撮影から約1週間ぶりに空も晴れ撮影に出かけました。彗星の様子はかなり変化があります。地球からどんどん離れているので暗くなってきましたが、逆に彗星の尾が長くなってきたようです。『220P/マックノート彗星静寂の宇宙を切り裂く彗星の力強さ!』8月13日未明に彗星を撮りに出かけました。午前0時過ぎの空の状況は絶望的だが、予報を信じ待つことにする。台風が過ぎた後の湿度が高い生温い風時折吹いてくる。こ…ameblo.jpメトカーフコンポジット
カシオペヤ座の中央で輝くγ星(ガンマ星・ツィー)のすぐそばに寄り添うように存在する、淡い散光星雲のペア。左側にIC63、上側にIC59が位置し、全体はSh2-185と呼ばれる星間ガスの一部です。IC63は「カシオペヤのゴースト星雲」として知られ、赤みを帯びた美しい輝きが特徴。IC59はより淡く、青みのある反射成分を含む星雲で、両者がγ星の強烈な光に照らされて浮かび上がっています。しかし、強烈な光がゴースト・フレアを発生するので撮影が難しい。フィルターを考えな