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感覚刺激と安心感新しくPica(ピカ)のあるクライアントを担当することになった。しかも今回は新人の同僚と二人でチームを組むという挑戦的な状況。Picaとは簡単に言うと食べ物ではないものを繰り返し口に入れてしまう行動のこと。私が初めてこの言葉を聞いたのはTAFEでのクライアントの問題行動についてのケーススタディだった。その時は実際にどうサポートプランを立てるか学んだことを思い出す。今回のクライアントは地面の上に寝転ぶのが大好き。その時に手の届く範囲の土や葉っぱを口に入れて
経験豊富な同僚と新人のチーム以前ブログで触れた誰も担当したがらないクライアントの件。NGなしの私に来た挑戦!『【CarertoWork】「無理です!」と言われたクライアント、私が受けることにした理由』プロとはつまりこう言うこと先月、新しく入る男性クライアントのトレーニングを受けた。レベル3の自閉症。突然叫ぶ、時々手が出るタイプ。ratioは「スタッフ1…ameblo.jpあれからクライアントが施設に来るようになって4週間が経っている。私以外に担当しているのは業界歴10年
知らないブランドは塗れないコスメ好きの直感オーストラリアの日差しは本当に“刺さる”レベルで強い。白人のクライアントなんて外に数分いるだけで肌が赤くなる。だから会社からは外出時は必ず日焼け止めを持っていくことというお達しが出ていて車にも常備されている。でもね、コスメ好きの私としては知らない激安ブランドの日焼け止めを自分に塗る気には絶対ならない。しかもその日焼け止め、夏はサウナ状態になる車の中で保管されている。品質絶対落ちてるよね?と思いながら私はずっと自分のを持参して
できたと言うことを積み重ねる先日、スーパーで買い物をしたときのこと。セルフレジでいつものように会計をしていると隣のレジから「3ドル50セント……ピッ!」「7ドル50セント……ピッ!」と、はっきりした読み上げの声が聞こえてきた。そちらに目を向けると青年が首にひまわりのランヤードをつけていた。ああ、サポートが必要な方なんだなとすぐにわかった。彼は一つずつ丁寧に商品をスキャンし、最後にカードで支払いを済ませると買った品物を手に軽やかに抱えて颯爽と店を出ていった。その後ろ姿を
積み上がった職場の歪み同僚同士の関係も壊されるNPDの特徴のひとつに“人を分断する”という作用がある。本人にその意図がなくても結果としてそうなる。問題のある同僚の場合も・一部の同僚には過剰にフレンドリー・別の同僚には攻撃的、無視、否定・噂話や一方的な主張を広げるこうした行動が静かに職場の信頼関係を蝕んでいった。「みんなが水面下で不安を共有する」そんな職場になっていった。NPDが職場に与える破壊力結局、このタイプの同僚が職場に与える影響はひとつではない。目に見え
あんな人見たことない!同僚達が叫ぶ職場に“問題のある同僚”は多かれ少なかれ存在する。しかし、自己愛性パーソナリティ障害(NPD)を疑わせるタイプの同僚がいる職場の空気は明らかに違う。空気そのものが張り詰め、濁り、周囲の人間がどこかで息を潜めるようになる。問題のある同僚がまさにそうだ。一見すると愛嬌があり、最初の数ヶ月は“フレンドリーで気さくな同僚”に映る。だがその印象は問題のある同僚と長く働くほどに薄れ、やがて「なにかおかしい」という違和感が胸の奥に沈殿していく。その違和
なぜ問題のある同僚に私達は疲弊しているのか問題のある同僚に対して私はただ「扱いにくい人だな」と思っていた。指摘をすれば怒り出し、業務の確認をしても受け入れず、突然怒鳴り声を上げる。誰かと何かが起きるとすぐに自分は被害者で周囲が加害者であるかのように話す。そのたびに職場の空気はピリッと張り詰め、同僚達は戸惑い、緊張と混乱が積み重なっていった。ある日、私はふとした瞬間にただの性格の問題ではないと気づいた。問題のある同僚の行動には一貫したパターンがあった。自分の立場や評価
心理的作戦計算通りミーティングでは、HRからこんなことを言われた。あなたは苦情を出した側だけれど相手の立場にもなってあげてほしい。思わず心の中で反発した。「なぜ被害者の私が加害者の立場を考慮しなくてはならない?」言い返そうとした自分を抑えたが心の中では納得できない気持ちが渦巻いていた。家に帰ってみいこ夫に話すと夫が言った。「わざとやったんでしょ?自分でコントロールできるから。君ならその程度の計算はする。」その通りだ。私は自分から仕掛けたのだ。相手がどう反応するか、
まだインシデント増やすのかHRとマネージャーからの指示がないまま、業務中にインシデントがまた発生した。たまたまクライアントのチェックイン作業をし、バッグからメディケーションを取り出そうとしていたところ、問題のある同僚が現れた。クライアントのメディケーションに関して確認するために声をかけたところ、問題のある同僚は突然大声で次のように怒鳴った。Don’ttalktome!Justleave!Youmademesick!Youmade9incide
業務上のコミュニケーション問題となっている同僚とは現在別の部屋で勤務しているが業務上どうしてもコミュニケーションを取らなければならない場面が約3週間前にあった。その状況について記録しておく。私は現在、グループホーム送迎を朝と午後に担当している。グループホームのバスが故障中!『【CarertoWork】グループホーム送迎でまさかのご近所トラブル…』私達は仕事をしに来ただけグループホームのバスが故障して、ここ2週間ほど送迎をサポート中。最初は「2週間だけ」って聞いてたけどどう
来た時に綺麗なのだから綺麗で帰すのは当然金曜日、私は普段担当している部屋ではなく、別の部屋で働くようになった。慣れたチームとは違う環境は少し緊張もあったけど新しい学びもたくさんある。その部屋は女性スタッフが多く、クライアントへの日々のケアがとても丁寧。例えば、マニキュアを塗ったり、髪をきれいに整えたり、顔を拭いたり。帰宅前には服が汚れていれば着替えさせ、必ず身支度を整えて送り出している。最初は「そこまでしなくても…」と思ったがある日同僚に聞いてみるとこう言われた。「
メンタルヘルス科目を終えて今月から新しいユニットが始まり、レクチャーとグループディスカッションが2日、そしてロールプレイアセスメントが1日というスケジュールに切り替わった。気づけばコース全体の修了日は11月28日。私はてっきり24日が最後だと思い込んでいたけれどよく確認するとその日はキャッチアップデーのようで本当にすべてが終わるのは17日。長かったような、あっという間だったような、不思議な気持ちになる。前回の科目はメンタルヘルス。コミュニティサービスを学ぶ学生には必
私はあなたのチームリーダーではない最近、とんでもなくモヤッとする出来事があった。前職の同僚から、突然リファレンス依頼のメッセージ。転職活動中だからサポートしたい気持ちはあるけれどその内容に目が点。「Youaremyteamleaderat前職😊」実際に来たメッセージ……え?私、チームリーダーだったっけ?いやいやいや、私はディサビリティサポートワーカー。しかも、一緒に働いた期間は半年ほどなのにメッセージの中ではしれっと「1年」になってる。盛りすぎやろ。お
オーブンを使う予定だった先週、仕事に行ったら担当クライアントの変更があった。急に「今日のクッキングをお願いね!」と言われて、私がメインでプログラムを担当することに。その日は肌寒いからパスタベイクにして「よし、オーブンを使おう」と考えた。予算は30ドル材料を買うところからプログラムが始まるんだけどチーズ代が足りなかったから急遽クリームパスタに変更。オーブンの出番はなかったのね。そうして無事にクッキングプログラムは終了。クライアントはチキン&ほうれん草クリームパス
この国のインクルージョンオーストラリアではグループホームってわりと普通の住宅街に溶け込んでいる。外から見たら、ただの一軒家。看板もないし、特別な雰囲気もない。でも実はその中でサポートが必要な人たちの生活が静かに営まれている。グループホームだけじゃなくて、レスパイト(短期宿泊)や障害施設が近所にあるのもよくある話。それがオーストラリアの“当たり前”になっている。ただ、どれだけ日常に溶け込んでいても近所の人すべてがその存在や事情を理解しているわけではない。今回の送迎トラ
私達は仕事をしに来ただけグループホームのバスが故障して、ここ2週間ほど送迎をサポート中。最初は「2週間だけ」って聞いてたけどどうやら延長になりそう。クライアント4人のうち2人は電動車椅子。12人乗りバス+後方リフトで“3メートルのスペース”が必須。つまり、バスを停める場所が難しい。先週の金曜日、同僚とチームリーダーが送迎したとき近所の住人が「ここに停めるな!」と怒鳴り込み、なんとカウンシルのゴミ箱を投げてきた…同僚が「数分だけです」と説明しても通じず、abuse
恐るべし天療術この2週間、仕事の流れが少し変わった。これまで週に1〜2回はビヘイビアのあるクライアントを担当していたけれどなぜか最近はそのシフトから外れている。きっかけを思い返してみると整体を受けたタイミングと重なる。天療術で「生き霊を送り返した」と言われたのだけど今思えばそれは“気持ちの整理”になったのかもしれない。実際にスピリチュアルな効果があったかは分からないが自分の中で「距離を取っていい」と思えたことが大きかった。その後、1週目はチームリーダーが私を代理として別
パーティをするのはいいけど職場で今年もハロウィンのイベントがあります。去年は張り切ってコスチュームを着てみたのですが正直…仕事の邪魔になりました。動きづらいし、カチューシャでさえ落ちたりして大変。なので今年はもう少し「実用的」にハロウィンっぽいシャツとさりげなく季節感を出せるハロウィンネイルにしてみることにしました。ダイソーで数年前に買ったネイルパーツ動きやすさも大事にしながらちょっとだけお祭り気分。これくらいのバランスが働くハロウィンにはちょうどいいかもしれませ
収集行動の心理的背景私が支援しているクライアントの一人には“収集癖”があります。バッグにはいつもたくさんの荷物が入っていて、施設に来るときはだいたい2〜3個のバッグを抱えて登場します。その日、私たちは外出支援の途中でガソリンスタンドに立ち寄りました。同僚が車に給油している間、私はクライアントをトイレに案内しました。身の回りのことはできるクライアントなので私はドアの外で待機。数分経っても出てこないので「どうしたのかな?」と思い、ドアをノックしました。反応がないので、少し
転職活動の近況共有10月の初め、ロングウィーケンドの週末にふと思い立って履歴書をアップデートしました。きっかけは職場で起きたformalcomplaintの件。精神的にかなり参ってしまい、「私の性格上、環境を変えた方が早い!」と思ったのが正直なところです。環境を変える選択『【CarertoWork】前向きな一歩』逃げるが勝ちの場合もある前向きに進みたくて、転職活動を始めた。そのきっかけは今回の事件。職場では、仕事の振り分けが公平でなく、負担に差があることが歴然。
武士道先週の金曜日、いつものように仕事をしていたら、同僚がスマホをポチポチ…。「何してんの?」って聞いたら、「Uberでランチ頼んでる〜✨」とのこと。で、「何食べるん?」って聞いたら、即答で「Sushi!!」……出た、また寿司。この同僚、ほぼ毎週金曜日に寿司オーダーしてるんです。だから思わずツッコミました。「いや、日本人の私より寿司食っとるやん!」すると周りの同僚たちが興味津々で聞いてくる。「え?日本人のあなたはどのくらい食べるの?」「うーん、たぶん月1くらい?刺
真実が重く響く時彼は静かに言いました。「辛かったでしょう?イベントでの件は僕はその場にいなかったと答えた。でも全てのインシデントはみいこの言っていることが事実だと伝えたよ。あの人の言動や行動のパターンについても詳しく話した。」その言葉を聞いた瞬間、涙が止まらなくなりました。「ごめんなさい……あの件だけはあなたに知られたくなかったのに。」でも同時に心のどこかでようやく誰かが真実を理解してくれたという安心感がじんわりと広がっていくのを感じました。調査は、私の話と証人
リスクと安心の間で仕事が終わったあと、私の証人でもある仲のいい同僚が少し控えめな声でこう言いました。「残って話ができないかな?」私たちは互いに分かっていました。formalcomplaint(正式な苦情)に関してはプライバシー保護のため原則として話をしてはいけない。お互いリスクを承知のうえで、私たちはマネージャーのオフィスを借りて、短い時間だけ話をすることにしました。椅子に座ると、彼はまっすぐ私を見て、「君の今の状態を確認したくて。メンタルは大丈夫か?」そうはっ
同僚の生き霊に思い当たる節がある一昨日・昨日のブログに書いた天療術の続きです。実は生き霊を飛ばされた理由、わかっていました。先週の火曜日、人事から連絡がありました。例のインシデントを起こした同僚に対し外部の調査員による正式な調査が入ったとのこと。そして、人事がそのことを本人に伝えたそうです。すると、彼女は泣きながら大騒ぎをし、かなり取り乱していたと聞きました。彼女の性格を思えば、それくらいの反応は想定内。けれど同時に「これから私は一段と気をつけなければ」と緊張感が走り
過去から続く因縁が原因しかも驚いたことに、整体師さんいわく、私と同僚は約330年前に出会っていて、その頃からの因縁が今も続いているとか。現世ではお互い理由もわからないけれど合わず、私が彼女の言動や態度を理解できなかったのもそういう背景があるのかもしれません。同僚からは、私は仕事ができて、他の同僚やクライアントと仲良くやっているように見えるのだと思います。そうしたことが、同僚の嫉妬や対抗心を刺激してしまったのかもしれません。さらに、私についていた「生き霊」の中にはオー
頭痛と不調の原因先週、いつものホリスティック整体に行ったのですが今回は「天療術(てんりょうじゅつ)」という施術も一緒に受けてみました。体の不調や心の不安がどこから来ているのかを探るもので心理学のような側面もある不思議な療法です。実は先々週の金曜日から吐き気と頭痛が続いていて週末には少し良くなったものの先週の水曜日あたりからまたひどい頭痛が始まり、毎日パナドールを飲まないと仕事ができないほどでした。さらに木曜日には仕事中に突然お腹を壊してしまい、初めてのことだったので正
職場での公平さってなんだろう?トラブルがあった同僚と同じ部屋で働かないようにするための対応が取られた。私はそのままで、相手の方が別の部屋に異動になった。ただ、その同僚は前から「自分が担当したいクライアントしか受けない」タイプ。重いサポートが必要な人は避けて比較的ラクな仕事だけを選ぶ。その結果、ロスターを組むスタッフがいつも困っていた。そして今、別の部屋に移ったその同僚が、そこの“簡単な仕事”を担当するようになって、今度はその部屋の人たちが「不公平だ!」と言い出した。
ほっこりエピソード週に1日しか施設に来ないクライアントにものすごくコミュニケーション能力の高い人がいる。話すパターンはいつも同じなんだけど持ち前の明るさでガハハハ!と大きく笑いながらいろんな部屋を巡ってクライアントたちに会いに行く。その人懐っこさが本当に愛らしい。普段は私の担当ではないから一緒に過ごすことはあまりないんだけど数回のお出かけのときに一緒になったことがある。そしてある日、私の部屋に新しいクライアントがやってきた。静かに過ごすのが好きで、暴力のリスクもあるので
話せなくてもわかってくれる人証人にあげた同僚の一人は私がカジュアルで働き始めたころから仕事を丁寧に教えてくれた経験豊富な先輩だ。とても繊細で、相手の気持ちを察する能力が高い。formalcomplaintの後、まだ証人として確認がない時期から同僚は私に向かってこう言ってくれた。「あなたの味方だからね。何か話せるなら話して」その鋭さに、正直ドキリとした。先週の火曜日、マネージャーから全員の証人了承が取れたと聞いたときこの同僚は私が関わっていると確信したのだろう。金
調査の影と張り詰める空気先週の火曜日、マネージャーから呼び出しがあった。胸の奥がざわつく――内容は、外部捜査員を使った調査の進み具合の確認と調査中の私と同僚のアロケートについてだった。まず伝えられたのは、私がノミネートした証人全員からコンセントが取れ、調査員との面談が始まるという知らせ。私があげた証人は、マネージャー、チームリーダー、同僚3人。正直、これで足りるのか不安でいっぱいだったが、その場でマネージャーに確認した。「あなたはパーティのダンスフロアで同僚が私の後