続きまして、阿部野神社です。住吉大社から車で15分ぐらいで着きました。ここは南朝方について各地を転戦した北畠顕家とその父、北畠親房を祀る神社で、延元3年(1338)に北畠顕家が足利方に敗れて亡くなったと伝承される地に、明治8年(1875)に地元の有志が顕家を祀る祠を建立した事に始まるそうです。北畠顕家は後醍醐天皇の信任が厚く、天皇が吉野に遷幸の後は吉野朝の中心人物として京都回復の計画を進めました。後醍醐天皇の崩御後は、後村上天皇の帝王学の教科書として「神皇正統記」を著しました。戦後火災に遭い、旧