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『人はかつて樹だった』(長田弘/著)を読む。フェリシモで購入。21編あるなかで、好きな詩は「樹の伝記」。大きくなって、大きくなるとは大きな影をつくることだと知った。(p31)という一節が、わたしの中に深く入ってきた。「影」は、人生においての「後悔」や「傷」なのか。それとも、疲れた人が安らげる「場所」なのか。たぶん、どれもつながっている。
昨日は仕事の関係の移動時間に、少し寄り道して散歩をしました。新宿御苑前から曙橋まで。新宿は坂の多い街です。神田川の流れる地域にも多いし、甲州街道と市ヶ谷の間、靖国通りの辺りは「谷」になっていて、そこにも坂道がたくさんあります。とくに四谷から曙橋辺りまでは靖国通りの北側が崖をなしていて、そこには多くの階段坂があります。新宿1丁目の大木戸坂下には、かろうじて「階段形式」の階段坂があります(写真1枚目)。この場所は「階段」にする必要がないと思われますが(写真の右側の舗装道路坂道を
人生の歯車がある日突然、ギクシャクして、早20年近く。かけがえのない人の自死は、遺された者の人生にも深く影響します。もし・・あの子が今も生きていたなら・・と、考えても何の意味もなく、虚しくなるばかり。なので、ある時から悲しく辛いこの事実を受け留め、こうなってしまった自分の人生をそのまま引き受けようと自身に言い聞かせる努力はしています。臨床哲学・死生学者のトーマス・アティッグが語るように、なすすべもなく悲劇に翻弄される受け身の状態から、「悲しみを営む」主体として、自分の人生も大事に
ジョン・エドワード・プライン(1946年10月10日–2020年4月7日)は、アメリカのカントリー・フォーク音楽のシンガーソングライターでした。彼は1970年代初頭から亡くなるまで、作曲家、レコーディングアーティスト、ライブパフォーマー、そして時折俳優として活動しました。彼は、抗議や社会的批判の要素を含む、しばしばユーモラスなスタイルのオリジナル音楽で知られていました。wikiよりJohnPrine-Wikipediaen.wikipedia.orgイリノ
今日は朝から雨が降り続いています。そんなに強くない春の優しい雨です。気温も今、12度。写真のハクモクレンも散ってしまいました。そんな春の移ろいを詩人・絵本作家の「長田弘」の「奇跡ーミラクルー」にみつけました。朝起きて、空を見上げて、空が天の湖水に思えるような薄青く晴れた朝がきていたら、もうすぐ春彼岸だ。心に親しい死者たちが足音も立てずに帰ってくる。ハクモクレンの大きな花びらが、頭上の、途方もない青空にむかって、握り拳をパッとほどいたようにいっせいに咲いてい
作:長田弘絵:荒井良二この絵本を読んだ後に絶対に空を見たくなります。最近、ウォーキングをしているせいか、空を良く見ます。主人と歩いているとき雲の形を見て「あれ見て~アイスクリームみたい」とか、「あれ、絶対に龍だよ」なんて、子どもみたいなことを言っている自分に気がつきます。空を見上げると人は童心にかえってしまうのでしょうか。主人も私と同じように見えるのか「ほんとだぁ~。」と、素直に応えてくれるところにあ、こういうのが幸せっていうんだろうなぁ。と、感じます
ブログを書くor読むどっちが多い?▼本日限定!ブログスタンプあなたもスタンプをGETしようホームとなるブログは15年目になりますが(今は備忘録になっている😅)書くより読む方が多いかもしれない……いろんな方のいろんな興味があること、お出かけの記録、綺麗な写真などなど、日々楽しく学ばせていただいています。感謝🙏💐今日は春彼岸にふさわしいと思う好きな詩を紹介させて下さい🐥『花を持って、会いにゆく』長田弘春の日、あなたに会いにゆく。あなたは、なくなった人である。どこにもいない
「風のことば空のことば語りかける辞典」(講談社)長田弘・詩いせひでこ・絵よりはな【花】pp.140~145より抜粋春がきたら。春になれば。春になったら。もうすぐ。もうすぐ。花は知ってるんだ。自分の好きな場所、自分にふさわしい場所を。花咲くのを喜んでくれる人たちを。………つぼみのあいだが長い。花咲くあいだは短い。花を見ると気がつく。何でも長いしっかりした準備が大切なんだ。花は何も言わない。でも、耳をすまして、聞いている。………花を、葉を、樹を見ながら
今日のピックアップ幼い子は微笑む(講談社の創作絵本)[長田弘]楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}詩:長田弘絵:いせひでこ講談社おはようございます。長田さんの詩を久しぶりに読んでみたくなり、本日はこちらの絵本をピックアップしてみました。いせさんの水彩の絵も、この詩にとてもあっています。長田さんの選ぶ言葉や発想は本当に偉大で、感慨深いものがあります。赤ちゃんの微笑は、確かに幸福なひとときですね。もちろん、本人が覚えていないというのがミソで、覚え
詩人の長田弘さんによると、記憶の庭に育つものが、人生。なのだそうだ。人は記憶によって育てられ、導かれる。その人らしさを支えるのが記憶だと。そうだとすると、私の記憶の庭は、殺風景なのではないか。良いことも悪いことも、割と忘れてしまうのだ。そのほうが、今を軽やかに生きられる気がしていたかもしれない。長田さんは、記憶とは、覚えているものではなく、自ら見つけ出すものだとも。今、朗読教室の、あるクラスでこんな本を読んでいる。少年が、橋の上から川をじーっと見つめている場面
書名最初の質問詩長田弘絵いせひでこ発行所講談社発行日2022年9月5日第21刷定価本体1500円税別読んでみたら7分15秒カラーの表紙カバーを外すと、本体表紙には白黒刷りのブランコに乗るこどもの絵だ。そして、最終頁に印象的な文章だ。時代は言葉をないがしろにしているーあなたは言葉を信じていますか。友人が大好きな絵本を、私にもプレゼントしてくれた。この絵本を見返すたびに、素敵な友
おかげさまで〈ねこまま朗読会in書肆猫に縁側Vol.2〉昨日、無事に開催できました日曜日ということもあって(かな〉Vol.1より多いお客様受講生さんやボラ仲間に加え初めてのかたもおふたりお店では、玄関にこんなお知らせもありがとうございますあいにくの冷たい雨でしたが楽しんで頂けたでしょうか途中、看板猫もちさんも参加してくれてうれしいねこままでした先日のような本のディスプレイはしないつもりだったの
こんにちは。小雨ふる寒い一日。いかがお過ごしですか?このところ2月とは思えぬ軽めの服装で過ごしていました。ところが今日はモコモコに重ね着しています。寒暖の差が激しすぎますねぇ。体調をこわさないように参りましょう。さて、ここ数回にわたり長田弘氏の作品について書いてきた私ですが、まだ止まりません。今日はこちらをご紹介したいと思います。長田弘「詩ふたつ」グスタフ・クリムト画クレヨンハウス出版社の紹介文です。長田弘の「絆」の詩篇に、クリムトの樹木と花々
こんにちは。2月にしてはおだやかな陽気の日曜日。いかがお過ごしですか?天気予報によれば、どうやら今週はあたたかな日が多そうだとか。ありがたいことです。が、気になるのは花粉です・・・。既に私の目や鼻にはきています。みなさんは大丈夫でしょうか?先日、額田がこちらの本を紹介していましたね。『2024年最初の本は、長田弘著「ん」』2024年お正月の日の衝撃から二週間が経ち、いまだ被災地では大変な思いをされている方がいらっしゃいます。心から一日でも早い復興をお祈りしています
この季節にいつも美しい姿を見せてくれる分かれ岐のボケの花を眺めていたら・・・ふぅわりとメジロが飛んできましたか可愛い~今日は最高にラッキー花屋さんで人気の469種決定版花図鑑[モンソフルール]楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}ぱっと見わけ観察を楽しむ野鳥図鑑[石田光史]楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}さて今月2回目の音読会ですまず桃太郎体操をし発声滑舌呼吸体操さらにうま
初めて私が自分の机を持ったのは小学校に入学するときした。父が日曜大工でつくったものです。自分の机をもったうれしさより、机で何をすればいいのだろう、という疑問の方がつよかった憶えがあります。すでに机を持っていた兄の後ろ姿はそのヒントにならず、遊ぶ、食べる、寝るで埋まっていた私の一日に、机の出番を想像することはできなかったのです。実際に、教科書置き場以外の用途で使うことはなく、宿題は茶の間のちゃぶだいですませていました。なにしろ昭和ですから。***◆**◆**◆**◆**◆**
2023東大第四問長田弘『詩人であること』🔲A:本文の構成(省略)→(B)を参照🔲B:論と設問の問の主旨内容の概略「社会」で用いられる既存の言葉に依存するだけで、自らの経験・実感に根ざした「自分の言葉」を持つ努力ければ自律した個人とは言えない。自律した個人でなければ自他関係が(同一ではなく)差異の自覚であり、差異において自らを疑う姿勢が持てない。差異の自覚、自らの限界の認識があって初めて他者理解への糸口を見出すことが可能となる。次の設問主旨では、「公共の言葉・全体の意
ご訪問ありがとうございます🍩先日、売り切れていた「ガレット・デ・ロワ」再チャレンジで、月曜日にミスドに行きました🤗1月ももう終わり!?ええっ?!『#1月ももう終わり!!ええっ!?』ご訪問ありがとうございます🍩#1月ももう終わりそんな寒い黄昏の街を、セバスチャンと共に彷徨う私!?いえ吟行ということに、していたはずです📝😅🎃大助うどんさん…ameblo.jpおかげ様で、無事Getできました!😄🎃#今週の自分へのご褒美♪🎃ミスド✕ゴディバコラボ商品を
今月最後の音読会はまず「柿の種」親類のTが八つになる男の子を連れて年始に来た~作者の寺田寅彦さんは俳句雑誌の「渋柿」に巻頭随筆を載せていて一冊の本「柿の種」になりました再び目を向けられたのは上皇様明仁様が毎朝音読されていると話題になったから・・・そう規則正しく生活されている上皇様は朝食後美智子様と音読されている皆さんと音読の良さを再確認しながら音読しました次は「火を囲んで」石川道雄火を囲んで話をしよう思っていることはなんでも
最近幼稚園で風邪が大流行しているみたいで、昨日律の咳が止まることを知らずで病院に駆け込みました。今日も大事を持ってお休みしているんだけど、ぴんぴんしてる律に戸惑っています幼稚園で集まる予定があったのになあと、、、人との約束に行けないと、申し訳なさと取り残された気持ちでいっぱいになります小心者すぎて困っています、、、最近わたしはいせひでこさんの本に出会いました印象的なのはいせひでこさんの絵。心を洗濯してくれるような吸い込まれるような絵を描いています読み終えたあとぼーっとする余韻があ
今日は今年度2回目の中学校での読み聞かせでした。担当は2年生家でどれにしようかと、あれこれ考えて(この選ぶ時間は相当楽しい)今日はこちらにしました。「百年の家」Jパトリック・ルイス作ロベルト・インノチェンティ絵長田弘訳奇しくも、今年度はじてに読んだ絵本が長田弘さんの詩の絵本「最初の質問」で、なんだか嬉しかったです。百年の家は、ある家(表紙カバーの家)の1900年から1999年までの100年の様子を描いた作品です。家の様子の全てのページが見応えあるのですが、生徒さんた
きょうは暖かな日でした。雨が降ると雪に変わるのかと恐れていましたが雨は雪をすっかり融かしてくれました。納屋や、軒下に置いている花鉢を日の当たるところに出しました。新しい小さな芽が顔を出しています。春が待ち遠しいです。きょうは、畑に出て大根、ニンジン、白菜を引き抜いてきました。黒豆を茹でたり大根と烏賊の煮物を作ったりと、普通に家事をしていました。少し暖かくなると体も元気に活発になります。昨日の本に書かれていた詩を書き写します。
最初の質問(講談社の創作絵本)[長田弘]楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}詩:長田弘絵:いせひでこ出版社:講談社2013年7月25日第1版おはようございます。今日の絵本は、長田弘さんの詩の絵本です。最初にこの絵本を読んだとき、詩であることを感じませんでした。自分に語りかけられているかのように最後まで問いを考えさせながら読み進めていました。「あなたは言葉を信じていますか」でこの詩は終わります
2024年お正月の日の衝撃から二週間が経ち、いまだ被災地では大変な思いをされている方がいらっしゃいます。心から一日でも早い復興をお祈りしています。そんな中で、私ができる事は今まで通りに、このブログで本の紹介をしたり、花音の活動を頑張っていることなどを明るく元気に書くことだと考えて、今年も私たちが関わった本や、気になる本を紹介させて頂こうと思います。今日は今年最初の本になります。昨年11月に薫さんが紹介していた記事に感化されて、私も図書館で借りた本があります。「小さな本の大きな世
100年の歴史の重みがこの本に詰まっています百年の家(講談社の翻訳絵本)[J.パトリック・ルイス]楽天市場作:Jパトリックルイス絵:ロベルトインノチェンティ訳:長田弘出版社:講談社2010年3月12日初版おはようございます。今日のピックアップは「百年の家」です。この絵本は家が語る100年の歴史です。素晴らしい作品です。昔は100年というと、大変長い年月であるように感じましたが、人が産まれ落ちてから亡くなるまでの月日と同じくらいなんですね。
雨の後には青空が待っています空の絵本(講談社の創作絵本)[長田弘]楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}作:長田弘絵:荒井良二出版社:講談社2011年10月10日おはようございます。お正月明けの本日の絵本は、長田弘さんの文に、荒井良二さんの絵が奏でる「空の絵本」。以前にこのシリーズの「森の絵本」と「水の絵本」はピックアップしているので、今現在出版されているこのシリーズの絵本では、最後になります。長田さんは、ぽつん。一滴
「最初の質問(講談社の創作絵本)」長田弘,いせひでこ質問というのは考える時間を生み、そうして問いに思いを巡らせ、考えることで成長する。質問にきちんと向き合うと真に大切にしたいものが見えてくるそんな質問が並んでいます。即答できない質問ばかり。問いと答えどちらも必要かもしれないが、正解はないものが多いのだから、問いに対して真摯に向き合う時間を持てれば答えに行き当たらなくても良い。
書くというのは、二人称をつくりだす試みです。書くことは、そこにいない人に向かって書くという行為です。文字をつかって書くことは、目の前にいない人を、じぶんにとって無くてはならぬ存在に変えてゆくことです。―長田弘「すべてきみに宛てた手紙」より―※以前紹介した方法を用いて縦書きで記載。俳句や短歌をブログに掲載したい方は使ってみてね。スマホのAmebaアプリでご覧のかたは横スクロール不可です。「ブラウザで開く」で閲覧ください。皆さ
ひとの人生は、やめたこと、やめざるをえなかったこと、やめなければならなかったこと、わすれてしまったことでできています。わたしはついでに、やめたこと、わすれたことを後悔するということも、やめてしまいました。煙草は、二十五年喫みつづけて、やめた。結局、やめなかったことが、わたしの人生の仕事になりました。―読むこと。聴くこと。そして、書くこと。物事のはじまりは、いつでも瓦礫のなかにあります。やめたこと、やめざるをえなかったこと、やめなければならなかったこと、わすれてしまったことの、そのあとに、それでも