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石器時代や縄文時代は短い弓を用いていた『日本書紀』に毛人(蝦夷)が弓の名手で毒矢を使うという記述があります。『吾妻鏡』貞応3年(1224年)2月29日條に夷弓が短いことに触れられています。夷弓は毛人(蝦夷)の弓です。夷弓のような短い弓は、連射性に優れ、腕力を必要とせず、馬上で扱いやすい利点がある反面、大きい弓に比べると射程距離や貫通力が劣っており、馬上戦に向かない環境や歩射には向かないとされています。夷弓は騎射による機動戦において真価を発揮する弓であり、射程や威力は毒で補っていました。また、見
※写真は江戸時代ころの空穂です。「空穂」は、「うつぼ」「うつお」「うつほ」などと訓みます。「靫(うつぼ/ゆぎ)」や「矢壺」とも書きます。靭は後世の誤用です。平安時代以降に用いられた「ヘチマ」形の腰や背につける盛り矢具です。矢を納める細長い筒の入れ物で、中は空洞になっており、外は植物の穂の形をしています。筒状の下方に矢を出納する口があり、蓋がついており、矢を盛る口を竈(かまど)といいます。矢が雨露に塗れたり、物に触れて破損するのを防ぐための矢入れ具です。下部は箙に似ており、箙を筒状のカバ
鎌倉武士体験処では、装束体験の際にプロのカメラマンを予約することが可能です。※季節によっては予約が困難な時期もあります。フォトメリー湘南の長田由夏里さんによる撮影です。江の島のスタジオ、もしくは鎌倉武士体験処での撮影となります。外での撮影には許可申請などを行い別途使用料がかかることがあります。鎌倉武士体験処での武士体験、およびプロのカメラマンによる撮影を希望される方は
鎌倉氏1100周年の記念Tシャツを販売。鎌倉もののふ隊の郎党(過去に一度でも鎌倉武士体験処で体験された方)限定です。
2022年6月19日(日)に放送された大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第24回の感想です。完全ネタバレなので、ご注意ください。NHK出版ガイドブックなどを補足で参考にいたします。第24回「変わらぬ人」なお、キャストの順番は以下の通り。北條義時(小栗旬)、北條政子(小池栄子)、北條頼時/北條泰時/金剛(坂口健太郎)、比奈(堀田真由)、畠山重忠(中川大志)、源頼家/万寿(金子大地)、大姫(南沙良)、安達盛長(野添義弘)、源範頼(迫田孝也)、岡崎義実(たかお鷹)、足立遠元(大野泰広)、三
2022年6月12日(日)に放送された大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第23回の感想です。完全ネタバレなので、ご注意ください。NHK出版ガイドブックなどを補足で参考にいたします。第23回「狩りと獲物」なお、キャストの順番は以下の通り。北條義時(小栗旬)、北條政子(小池栄子)、北條頼時/北條泰時/金剛(坂口健太郎)、北條時連/北條時房(瀬戸康史)、比奈(堀田真由)、畠山重忠(中川大志)、源頼家/万寿(金子大地)、大姫(南沙良)、安達盛長(野添義弘)、源範頼(迫田孝也)、工藤祐経(坪倉
2022年6月5日(日)に放送された大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第22回の感想です。完全ネタバレなので、ご注意ください。NHK出版ガイドブックなどを補足で参考にいたします。第22回「義時の生きる道」なお、キャストの順番は以下の通り。北條義時(小栗旬)、八重(新垣結衣)、北條政子(小池栄子)、比奈(堀田真由)、畠山重忠(中川大志)、実衣(宮澤エマ)、大姫(南沙良)、安達盛長(野添義弘)、源範頼(迫田孝也)、工藤祐経(坪倉由幸)、仁田忠常(高岸宏行)、岡崎義実(たかお鷹)、二階堂行
鎌倉武士の店(鎧屋星月)では、臑当を販売しております。素材は樹脂です。臑当Aタイプ(鎌倉時代以降の上下緖)臑当Bタイプ(平安時代の千鳥掛緒の筒臑当)臑当は、打ち合わせに綰(わな)があって後ろで紐を交差させる千鳥掛(ちどりがけ)に緖を編む古式の筒臑当(Bタイプ)と鎌倉時代以降にはじまった上下の緖を結ぶ(Aタイプ)の二法があります。※3枚の板の連結は蝶番でなく紐留です。Bタイプは『平治物語絵詞』や滋賀県兵主神社、岐阜県可成寺に残る臑当などを参考。#臑当#筒臑当#千鳥
2022年5月29日(日)に放送された大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第21回の感想です。完全ネタバレなので、ご注意ください。NHK出版ガイドブックなどを補足で参考にいたします。第20回「仏の眼差し」なお、キャストの順番は以下の通り。北條義時(小栗旬)、八重(新垣結衣)、北條政子(小池栄子)、北條時連(瀬戸康史)、畠山重忠(中川大志)、阿野全成(新納慎也)、実衣(宮澤エマ)、安達盛長(野添義弘)、源範頼(迫田孝也)、大姫(南沙良)、平知康(矢柴俊博)、岡崎義実(たかお鷹)、仁田忠常
2022年5月22日(日)に放送された大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第20回の感想です。完全ネタバレなので、ご注意ください。NHK出版ガイドブックなどを補足で参考にいたします。第20回「帰ってきた義経」なお、キャストの順番は以下の通り。北條義時(小栗旬)、八重(新垣結衣)、源義経(菅田将暉)、北條政子(小池栄子)、畠山重忠(中川大志)、阿野全成(新納慎也)、実衣(宮澤エマ)、安達盛長(野添義弘)、大姫(南沙良)、工藤祐経(坪倉由幸)、弁慶(佳久創)、足立遠元(大野泰広)、三浦義村
烏帽子のルーツは古代中国の頭巾烏帽子(えぼし)は、冠(かんむり)と同じく頭巾(ときん)という羅(うすもの)でできた薄い布の袋でできていました。羅(うすもの)とは絡み織(からみおり)をした目の粗い絹織物のことで、絹で織った網のような薄い布のことです。羅は元々は「鳥や小動物を捕獲するための網」という意味でした。4世紀前半に中国から渡来し、飛鳥時代には国産品も製作できるようになっていましたが、応仁の乱のころに技法の継承が途絶えたとされています。※古代中国では、冠や烏帽子(烏帽子の起源とされる
2022年5月15日(日)に放送された大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第19回の感想です。完全ネタバレなので、ご注意ください。NHK出版ガイドブックなどを補足で参考にいたします。第19回「果たせぬ凱旋」なお、キャストの順番は以下の通り。北條義時(小栗旬)、八重(新垣結衣)、源義経(菅田将暉)、北條政子(小池栄子)、畠山重忠(中川大志)、阿野全成(新納慎也)、実衣(宮澤エマ)、安達盛長(野添義弘)、岡崎義実(たかお鷹)、平知康(矢柴俊博)、弁慶(佳久創)、三浦義村(山本耕史)、和田義
2022年5月8日(日)に放送された大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第18回の感想です。完全ネタバレなので、ご注意ください。NHK出版ガイドブックなどを補足で参考にいたします。第18回「壇ノ浦で舞った男」なお、キャストの順番は以下の通り。北條義時(小栗旬)、八重(新垣結衣)、源義経(菅田将暉)、北條政子(小池栄子)、畠山重忠(中川大志)、阿野全成(新納慎也)、実衣(宮澤エマ)、安達盛長(野添義弘)、源範頼(迫田孝也)、平知康(矢柴俊博)、中原親能(川島潤哉)、三浦義村(山本耕史)、
2022年5月1日(日)に放送された大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第17回の感想です。完全ネタバレなので、ご注意ください。NHK出版ガイドブックなどを補足で参考にいたします。なお、キャストの順番は以下の通り。第17回「助命と宿命」北條義時(小栗旬)、八重(新垣結衣)、源義経(菅田将暉)、北條政子(小池栄子)、畠山重忠(中川大志)、阿野全成(新納慎也)、実衣(宮澤エマ)、安達盛長(野添義弘)、源範頼(迫田孝也)、工藤祐経(坪倉由幸)、仁田忠常(高岸宏行)、中原親能(川島潤哉)、弁慶
もう10年近く、直垂を普段着のようによく着てきて、ずっと疑問に思っていたことがある。古くから狩衣と同じように庶民の服、つまり活動着として用いられてきた直垂。にも関わらず、とにかく動きにくい。どうもおかしい。・狩りをする上で矢を射る・騎射するために乗馬する・戦うために鎧を着用する・農作を行うなど、普段着として着用されてきたはずだが、どうも動きにくいので調べてみた。結論からいうと、巷で販売されている直垂(鎧直垂)の類は、鎌倉時代後期以降の礼服化した後の直垂であって、決して活動
2022年4月24日(日)に放送された大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第16回の感想です。完全ネタバレなので、ご注意ください。NHK出版ガイドブックなどを補足で参考にいたします。なお、キャストの順番は以下の通り。第16回「伝説の幕開け」北條義時(小栗旬)、八重(新垣結衣)、源義経(菅田将暉)、北條政子(小池栄子)、畠山重忠(中川大志)、木曽義仲(青木崇高)、阿野全成(新納慎也)、実衣(宮澤エマ)、安達盛長(野添義弘)、源範頼(迫田孝也)、岡崎義実(たかお鷹)、平知康(矢柴俊博)、三
2022年4月17日(日)に放送された大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第15回の感想です。完全ネタバレなので、ご注意ください。NHK出版ガイドブックなどを補足で参考にいたします。なお、キャストの順番は以下の通り。第15回「足固めの儀式」北條義時(小栗旬)、八重(新垣結衣)、源義経(菅田将暉)、北條政子(小池栄子)、畠山重忠(中川大志)、木曽義仲(青木崇高)、阿野全成(新納慎也)、実衣(宮澤エマ)、安達盛長(野添義弘)、源範頼(迫田孝也)、岡崎義実(たかお鷹)、平知康(矢柴俊博)、三
2022年4月17日(日)に放送された大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第14回の感想です。完全ネタバレなので、ご注意ください。NHK出版ガイドブックなどを補足で参考にいたします。なお、キャストの順番は以下の通り。第14回「都の義仲」北條義時(小栗旬)、八重(新垣結衣)、源義経(菅田将暉)、北條政子(小池栄子)、畠山重忠(中川大志)、木曽義仲(青木崇高)、阿野全成(新納慎也)、実衣(宮澤エマ)、安達盛長(野添義弘)、源範頼(迫田孝也)、仁田忠常(高岸宏行)、岡崎義実(たかお鷹)、平知
2022年4月3日(日)に放送された大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第13回の感想です。完全ネタバレなので、ご注意ください。NHK出版ガイドブックなどを補足で参考にいたします。なお、キャストの順番は以下の通り。第13回「幼なじみの絆」北條義時(小栗旬)、八重(新垣結衣)、源義経(菅田将暉)、北條政子(小池栄子)、亀(江口のりこ)、畠山重忠(中川大志)、木曽義仲(青木崇高)、阿野全成(新納慎也)、実衣(宮澤エマ)、安達盛長(野添義弘)、源範頼(迫田孝也)、仁田忠常(高岸宏行)、岡崎義
2022年3月27日(日)に放送された大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第12回の感想です。完全ネタバレなので、ご注意ください。NHK出版ガイドブックなどを補足で参考にいたします。なお、キャストの順番は以下の通り。第12回「亀の前事件」北條義時(小栗旬)、八重(新垣結衣)、源義経(菅田将暉)、北條政子(小池栄子)、亀(江口のりこ)、畠山重忠(中川大志)、阿野全成(新納慎也)、実衣(宮澤エマ)、安達盛長(野添義弘)、源範頼(迫田孝也)、三浦義村(山本耕史)、和田義盛(横田栄司)、牧宗親
2022年3月20日(日)に放送された大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第11回の感想です。完全ネタバレなので、ご注意ください。NHK出版ガイドブックなどを補足で参考にいたします。なお、キャストの順番は以下の通り。第11回「許されざる嘘」北條義時(小栗旬)、八重(新垣結衣)、源義経(菅田将暉)、北條政子(小池栄子)、亀(江口のりこ)、畠山重忠(中川大志)、阿野全成(新納慎也)、実衣(宮澤エマ)、安達盛長(野添義弘)、源範頼(迫田孝也)、義円(成河)、伊東祐清(竹財輝之助)、三浦義村(
2022年3月13日(日)に放送された大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第10回の感想です。完全ネタバレなので、ご注意ください。NHK出版ガイドブックなどを補足で参考にいたします。なお、キャストの順番は以下の通り。第10回「根拠なき自信」北條義時(小栗旬)、八重(新垣結衣)、源義経(菅田将暉)、北條政子(小池栄子)、亀(江口のりこ)、畠山重忠(中川大志)、阿野全成(新納慎也)、実衣(宮澤エマ)、安達盛長(野添義弘)、源範頼(迫田孝也)、義円(成河)、伊東祐清(竹財輝之助)、三浦義村(
2022年3月6日(日)に放送された大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第9回の感想です。完全ネタバレなので、ご注意ください。NHK出版ガイドブックなどを補足で参考にいたします。なお、キャストの順番は以下の通り。第9回「決戦前夜」北條義時(小栗旬)、八重(新垣結衣)、源義経(菅田将暉)、北條政子(小池栄子)、畠山重忠(中川大志)、阿野全成(新納慎也)、実衣(宮澤エマ)、安達盛長(野添義弘)、伊東祐清(竹財輝之助)、仁田忠常(高岸宏行)、江間次郎(芹澤興人)、三浦義村(山本耕史)、善児(
2022年2月27日(日)に放送された大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第8回の感想です。完全ネタバレなので、ご注意ください。NHK出版ガイドブックなどを補足で参考にいたします。なお、キャストの順番は以下の通り。第8回「いざ、鎌倉北條義時(小栗旬)、八重(新垣結衣)、源義経(菅田将暉)、北條政子(小池栄子)、亀(江口のりこ)、畠山重忠(中川大志)、阿野全成(新納慎也)、実衣(宮澤エマ)、安達盛長(野添義弘)、伊東祐清(竹財輝之助)、仁田忠常(高岸宏行)、江間次郎(芹澤
2022年2月20日(日)に放送された大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第7回の感想です。完全ネタバレなので、ご注意ください。NHK出版ガイドブックなどを補足で参考にいたします。なお、キャストの順番は以下の通り。第7回「敵か、あるいは」北條義時(小栗旬)、八重(新垣結衣)、源義経(菅田将暉)、北條政子(小池栄子)、亀(江口のりこ)、阿野全成(新納慎也)、実衣(宮澤エマ)、安達盛長(野添義弘)、伊東祐清(竹財輝之助)、仁田忠常(高岸宏行)、江間次郎(芹澤興人)、三浦義村
2022年2月13日(日)に放送された大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第6回の感想です。完全ネタバレなので、ご注意ください。NHK出版ガイドブックなどを補足で参考にいたします。なお、キャストの順番は以下の通り。第6回北條義時(小栗旬)、八重(新垣結衣)、北條政子(小池栄子)、畠山重忠(中川大志)、北條宗時(片岡愛之助)、実衣(宮澤エマ)、安達盛長(野添義弘)、伊東祐清(竹財輝之助)、仁田忠常(高岸宏行)、三浦義村(山本耕史)、和田義盛(横田栄司)、武田信義(八嶋
2022年2月6日(日)に放送された大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第5回の感想です。完全ネタバレなので、ご注意ください。NHK出版ガイドブックなどを補足で参考にいたします。なお、キャストの順番は以下の通り。第5回北條義時(小栗旬)、八重(新垣結衣)、北條政子(小池栄子)、北條宗時(片岡愛之助)、実衣(宮澤エマ)、安達盛長(野添義弘)、伊東祐清(竹財輝之助)、仁田忠常(高岸宏行)、江間次郎(芹澤興人)、工藤茂光(米本学仁)、三浦義村(山本耕史)、善児(梶原善)、
大河ドラマは伊豆国からはじまっています。伊豆国を再考察してみたいと思います。流刑の地伊豆国伊豆国は平治の乱(1160年)で敗れて流罪となって源頼朝が配流された地です。意外と知られていませんが伊豆国は代表的な流刑の地であり、源頼朝以外にも流人として配流されてきた人たちがいます。保元の乱(1156年)後に源為朝、承安3年(1173年)に文覚、治承3年(1179年)に平兼隆、他にも伊勢国の加藤景員は平家の侍を殺害し伊豆国へ流罪となっています。なお流罪で伊豆大島に配流されていた源為朝(31)が謀反を
2022年1月30日(日)に放送された大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第4回の感想です。完全ネタバレなので、ご注意ください。NHK出版ガイドブックなどを補足で参考にいたします。なお、キャストの順番は以下の通り。第4回北條義時(小栗旬)、八重(新垣結衣)、北條政子(小池栄子)、北條宗時(片岡愛之助)、実衣(宮澤エマ)、安達盛長(野添義弘)、伊東祐清(竹財輝之助)、仁田忠常(高岸宏行)、江間次郎(芹澤興人)、工藤茂光(米本学仁)、三浦義村(山本耕史)、和田義盛(横田