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【鉱物言葉集】小池真理子『肉体のファンタジア』より石に関する言葉堆積された色とりどりの雲母は、その人個人の墓石のようなものである。人によって大きな墓石、情けない墓石、傾きかけた墓石、様々な形があろうが、ともあれ、墓石が完成された時、静かに幕がおろされる。小池真理子『肉体のファンタジア』(集英社、p.51)『肉体のファンタジア』は、人間の身体のパーツをモチーフにしたエッセイ集。この引用の一節のテーマは「顔」である。「自分の顔」に不思議さを感じた子どもの頃の記憶から始まり
40年来の友人がアメリカ🇺🇸にお嫁に行って30年!ところが!なんと一度も訪ねたことが無いという(笑)思い切って3週間のステイを楽しんで来ました!昨年の今頃の事ですが記事を残したいと思い書いています🎵◆Part11アメリカ滞在記『ゆったり過ごす夏休み♡始めて見るものだらけinDC』◆Part2アメリカ滞在記『まさかの大爆笑アクシデントから始まった!シカゴの旅』◆Part3アメリカ滞在記『雄大なミシガン湖!シカゴ郊外ローカル列車の旅』◆Part
【鉱物言葉集】夢野久作『ルルとミミ』より石に関する言葉むかし、ある国に、水晶のような水が一ぱいに光っている美しい湖がありまして、そのふちに一つの小さな村がありました。夢野久作『ルルとミミ』(青空文庫)『ルルとミミ』は、「水晶」のように澄んだ美しい湖を舞台にした物語。村では、その湖の水が黒く濁ると、悲しいことが起こるといわれていた。ルルとミミ。ふたりの父親は、鐘をつくる職人。父親は、作った鐘が鳴らなかったことを「恥かしがって」湖へ身を投げてし
【鉱物言葉集】岡潔『春宵十話』より石に関する言葉私たちは音叉が共鳴し合うように語り合った。また、一緒に石鏃を掘りに行ったり、カルナックの巨石文化の遺跡を見に行ったりした。もっとも私は巨石文化はあまり好きになれないので、せっかく行っても、その巨石にもたれて数学の本を読みふけっていたが。岡潔『春宵十話』(角川ソフィア文庫)『春宵十話』は世界的な数学者・岡潔の随筆集。岡潔は、多変数函数論の研究で世界的な業績を残し、昭和35年に文化勲章を受章した。若き日の彼は、研究のためにフ
【鉱物言葉集】蜂飼耳『空を引き寄せる石』より石に関する言葉机の上には、もう充分な数の石がある。灰色、深緑、縞模様。もし、屋外に捨てれば、その瞬間から文鎮ではなくなる。すんなり、石としての石に返る。どこにあっても、同じなのだ。蜂飼耳『空を引き寄せる石』(白水社)蜂飼耳さんのエッセイより。蜂飼耳さんは、旅先でも日常でも石を拾い、持ち帰るという。文鎮として使われる石。それは一見すると、暮らしの中の小さな道具のようにも見える。けれど蜂飼さんは、もしそれらの石たち
フローライト(蛍石)をコレクションしていますが買う時の基準は色彩ですね淡い赤紫色・・私の好きな色の1つです厚みは1cmぐらいです色彩解析アプリでの結果は灰色っぽい赤紫色・葡萄鼠・紫鳶真ん中に色々な色がみえていてとてもキレイ
【鉱物言葉集】アンニ・スヴァン「山のペイッコと牛飼いの娘」より石に関する言葉「石なら海辺で好きなだけひろえるもの、あんたの石なんていらないわよ」アンニ・スヴァン「山のペイッコと牛飼いの娘」(『夏のサンタクロース―フィンランドのお話集』岩波少年文庫)フィンランドの童話より。深い谷に暮らすペイッコは、緑色のひげと大きな耳をもつ。人間嫌いのペイッコだったが、明るく元気な牛飼いのむすめを好きになってしまう。精一杯のおしゃれをしてむすめの前に現れたペイッコは、自分の城へ誘
【鉱物言葉集】尾形亀之助『障子のある家』より石に関する言葉「つまづく石でもあれば私はそこでころびたい」尾形亀之助『障子のある家』(青空文庫)これは、尾形亀之助の詩集『障子のある家』の副題にある言葉である。そのあとの自序には、この詩集をまとめたのは、作品として読んでもらうためではない、と書かれている。二人の子どもが将来、父親についてたずねられたときの参考になるように。同じ意味で父母へ。そして、友情を示してくれた友人には、「しょうのない奴だったな」と思って
【鉱物言葉集】最果タヒ「永遠育ちの石」より石に関する言葉2秒しか生きられない生き物がいたら川が流れているということを認識することはきっとできなくて、同じように人は時が流れているということを本当の意味では認識することがきっとできなくて、もっと長い時の中で存在する石は、どんなふうに時を見ているのかとかたまに考える。最果タヒ「永遠育ちの石」(『恋できみが死なない理由』河出書房新社、p.29)詩人・最果タヒさんのエッセイより。「もっと長い時の中で存在する石は、どんなふうに時を見ている
【鉱物言葉集】枡野俊明『人生をシンプルにする禅の言葉』より石に関する言葉少水常流如穿石(しょうすいつねにながれていしをうがつがごとし)枡野俊明『人生をシンプルにする禅の言葉』より(だいわ文庫、p.28)「少水常流如穿石」は、禅の言葉。わずかな水でも、絶え間なく流れていると、やがて石にさえ穴をあけるという意味である。著者の枡野俊明さんによると、修行僧たちは規則正しい修行生活を重ねるなかで、自分の心や体調の変化にも気づきやすくなるという。日々同じことを繰り返し
【鉱物言葉集】外山滋比古『乱読のセレンディピティ』より石に関する言葉本を読んでものを知り、賢くなったように見えても、本当の人間力がそなわっていないことが多い。年をとる前に、知的無能になってしまうのは、独創力に欠けているためである。知識は、化石みたいなもの。それに対して思考は生きている。外山滋比古『乱読のセレンディピティ』「本を読む人って自分の考えがないよね」――これは10代の私に、母が何気なく言った言葉である。私はその言葉にハッとした。そのころ、夢中で本を読んでいたが、読
【鉱物言葉集】三島由紀夫『美徳のよろめき』より石に関する言葉節子の考えは、この日頃、すべて自分の盲目を前提にして動いていた。自分は恋をしており、そのために盲目であって、・・・・・・その結果、何ものにも目をつぶる権利があるのだ、という風に。それはもう確かなことだった。彼女が道のまんなかにある石につまずいて倒れたにしても、決して彼女が悪いのではなく、罪はただ恋だけにあるということは。三島由紀夫『美徳のよろめき』(新潮文庫、p.135)三島由紀夫『美徳のよろめき』は、上流社会の主
【鉱物言葉集】エミリー・ディキンスン詩集より石に関する言葉小石はなんていい小石はなんていいひとりで道にころがっていて経歴を気にせず世間の危機も恐くないあの着のみ着のままの茶色の上着は通りすぎていった宇宙が着せたもの仲間と交わりひとり輝きながら独立している太陽と同じことそして途方もない無邪気さで小石は天命を果たしているエミリー・ディキンスン『エミリ・ディキンスン詩集もし愛がすぐそこにあるのなら』(中島完/訳小林研三/絵)この詩を読んで私が気になったのは
【鉱物言葉集】ブレイディみかこ「珠玉の世界」より石に関する言葉Lifeisrockywhenyou'reagem.ブレイディみかこ「珠玉の世界」(『ベスト・エッセイ2022』所収、光村図書p.134)この言葉は、ブレイディみかこさんが息子さんから贈られたTシャツのロゴである。gemといえば…みかこさんは仕事を辞めるときに「あなたは本物のgemだった」と書かれたカードをもらったことを思い出す。gemみたいな人とは?不思議に思ったみかこさんは英和辞典
これは、インドラタンプールの瑪瑙。川を流れ、転がされた石である。全体にやわらかな紫色が広がっていて、左側に白い雲のような模様。右側にはフォーティフィケーション(城壁状縞)の小さな窓がある。この石を洗って、乾かしたら、こうなった。↓洗う前洗った後洗う前洗った後最初の写真と比べると、白かったところが白くなくなり、紫色が濃く見える。調べてみたら、石の表面には、研磨時の粉や微細な付着物が残ることがあるらしい。洗ったことで、石本来の色味や透明感が現れたと
【鉱物言葉集】山田英春『奇妙で美しい石の世界』より石に関する言葉私たちは真っ赤な石を前にして、火を、血を、夕焼けを、熟した果実を、花を、その他自分が生まれてから目にしてきたかぎりなく多くのイメージを同時に見ている。山田英春『奇妙で美しい石の世界』(ちくま新書)瑪瑙やジャスパーなどの模様を持つ石に焦点をあてた一冊である。著者の山田英春さんは、石のコレクターとしても知られる。私は山田さんの著書を読み、瑪瑙という石のバリエーションの豊かさに驚かされた。ノジュールと呼ばれる
【鉱物言葉集】夏目漱石『こころ』より石に関する言葉夏目漱石(WikimediaCommons)彼の重々しい口から、彼のお嬢さんに対する切ない恋を打ち明けられた時の私を想像して見て下さい。私は彼の魔法棒のために一度に化石されたようなものです。夏目漱石『こころ』(新潮文庫、p.268)『こころ』は、「先生と私」「両親と私」「先生と遺書」の三編から成る。ここでの引用は、「先生と遺書」から。先生の友人Kが、「お嬢さん」への恋心を打ち明ける場面である。先生もまた「お嬢さ
【鉱物言葉集】エラリー・クイーン「ガラスの丸天井付き時計の冒険」より石に関する言葉「この赤い斑点のある緑の石はなんだね」「ブラッドストーン〔血石〕です」「それじゃ、この皿の、赤や、茶や、黄や、緑の宝石は?」「みんなジャスパーです。ありふれたやつは赤や茶や黄色をしています。この皿のなかにわずかばかりある緑のものは、なかなか値うちものです。・・・・・・ブラッドストーンはジャスパーの一種です。実に、美しい。それに・・・・・・」エラリー・クイーン「ガラスの丸天井付き時計の冒
【鉱物言葉集】A・ヴォラール『画商の想い出』より石に関する言葉ポール・セザンヌ《アンブロワーズ・ヴォラールの肖像》(WikimediaCommons)四歳そこそこで、私は一個の蒐集家だった。家の中では、どんなものでも、絶対触れてはならぬと禁じられていたので、何人といえども取り戻しを要求しないだろうところの、庭の品だけで間に合わせた。かくして私は丸い小石のひと山をつくった。すでに、とても見事な「コレクション」を持ったのだが、ある日、この私の財宝が、忽然として姿を隠してしまった。
【鉱物言葉集】穂村弘『水中翼炎上中』より石に関する言葉きらきらと自己紹介の女子たちが誕生石に不満を述べる穂村弘『水中翼炎上中』より(講談社、p.83)教室での自己紹介の情景が浮かぶ短歌である。女子たちは、誕生石についてそれぞれ思うことがあるらしい。好みに関わらず割り当てられた石についてひとこと言わずにいられない。ざわめく教室で宝石たちの名前が小さくこだましている。モルガナイト(ダイヤモンドに加え、2021年に4月の誕生石に追加された)日本
【鉱物言葉集】平野啓一郎『マチネの終わりに』より石に関する言葉「ああ、そうじゃないんです。わたしが言いたかったのは、ただ、子供の頃のわたしが、いつか祖母の命を奪うことになるその石で、何も知らないまま遊んでたっていう、そのこと自体なんです。」平野啓一郎『マチネの終わりに』『マチネの終わりに』は、クラシックギタリスト・蒔野聡史と、ジャーナリスト・小峰洋子の恋愛を描いた作品である。たった3度しか会わなかったアラフォーのふたりが、離れた時間のなかで愛を育んでいく。ふた
【鉱物言葉集】坂口安吾「日本文化私観」より石に関する言葉問題は、汝の書こうとしたことが、真に必要なことであるか、ということだ。汝の生命と引き換えにしても、それを表現せずにはやみがたいところの汝みずからの宝石であるか、どうか、ということだ。坂口安吾「日本文化私観」(『堕落論』所収、角川文庫)坂口安吾「日本文化私観」は、日本文化や芸術について書かれた評論。安吾は刑務所、ドライアイス工場、軍艦に強く心を惹かれていた。これらに共通するのは、すべてが「必要な」機能によって成り
こんにちは。石好きのハーバリスト北方碧です。数年前に手放してしまったレッドスピネルが忘れられなくて、同じくらいのグレードの標本をずっと探していたのですが、先日ついに出逢えたので即購入。Xに投稿したら、すごい反応あってちょっとびっくりでしたが、石好きさんには似たような体験をされてる方も多いのかも。購入は、新潟市の鉱物標本店エヌズミネラルさん。鉱物標本・隕石標本の通販専門店|株式会社エヌズミネラル株式会社エヌズミネラルは鉱物標本・隕
こんばんは!子供から、自分が主役にお花と天然石であなたの可愛いをオートクチュール♡レジュフラワー講師クリスタルワイヤージュエリーデザイナーatelierAnnabelle(アトリエアナベル)ほうじょうくにえです。長かったGWが終わりましたね〜楽しい思い出、つくれましたか?わたしは遠出はしませんでしたが、近場でいろいろ楽しみました。GW後半は、葉山芸術祭に参加してレジンワークショップを開催したり、ギャザリングのワークショップに参加して、新しい
【鉱物言葉集】中島敦「木乃伊」より石に関する言葉そうだ。確かに、あの女だ。忽ち、一人の女の眼が、孔雀石の粉を薄くつけた顔が、ほっそりした身体つきが、彼に馴染のしぐさと共に懐かしい体臭迄伴って眼前に現れて来た。ああ懐かしい、と思う。それにしても夕映の池の紅鶴の様な、何と寂しい女だろう。それは疑もなく、彼の妻だった女である。中島敦「木乃伊」(『文字禍・牛人』所収、角川文庫)中島敦の短編。タイトルの「木乃伊」は、「ミイラ」と読む。古代ペルシアの武将パリスカスは、遠征でエジプトを訪
【鉱物言葉集】モーリアック『テレーズ・デスケルウ』より石に関する言葉窓をあけ、手紙を粉々に引き裂き、石の淵をのぞきこんでみた。(中略)引き裂いた手紙の片は、くるくる舞いながら下のバルコンに舞い落ちる。何か植物の匂いがするが、それはどこかの田舎からこのアスファルトの砂漠におくられてきたのだろう。テレーズは歩道の上につぶれた自分の肉体の黒いかたまりを想像してみる。モーリアック著/遠藤周作訳『テレーズ・デスケルウ』(電子書籍グーテンベルク21)この作品を愛した遠
どうも!恋梅です行って来ましたミネラルショー天然石が所狭しと並ぶ、鉱物好きにはたまらないイベントです!毎年、見るだけ見にいくのですが、、、今年はパワーストーンブレスレットをお迎えしました!!その名もスーパーセブン会場をウロウロしながら、今年は良いクラスターが多いな〜と思っていたら・・・呼ばれた気がした。うわ〜一体だけ呼んでくれてる子がいるな〜〜どこだ〜わからない〜〜と探すこと30分・・・色んなブースのスーパーセブンに
実際に参加する方のミラクルご報告。お名刺を作成している間、従業員さんがやめて、御自分がたくさん働くことになったそう(実はその場所でたくさん働きたかったそうで、魂で望んでいたこと)、やめた方は若干空気を乱す方とのことで、最適化が起きたそうです。もうそうるなるべきタイミングで起きただけかもしれませんが、お名刺のタイミングと合っていたそうです💪良かったですね〜🌟また、受け取り許可をたくさんしたら、100万入ったかたもいました!毎度みなさん流石です🙏黄金の座席の瞑想、楽しかったですね!案
【鉱物言葉集】飯間浩明『辞書を編む』より石に関する言葉…私にとって、この用例群は、どれもかけがえのない、宝石のように大切なものです。飯間浩明『辞書を編む』(光文社新書)著者の飯間さんは『三省堂国語辞典』の編纂にたずさわっている。その仕事のひとつに「用例採集」がある。本や新聞、会話や放送の中から、実際に使われた言葉(用例)を拾い、記録していく作業だ。今ある辞書にはない言葉や、実際の使われ方を確かめるために、欠かせない仕事だという。飯間さんは、集めた言
【鉱物言葉集】春日武彦「猫・勾玉」より石に関する言葉ときおり〈ねごと)が書斎に入ってきて、机の上をチェックしていく。勾玉には気付いたようだったが、2、3秒ほど訝しげに鼻で嗅いでからそのまま立ち去ってしまった。感想を聞きたいところだが喋ってくれない。やるだけのことはやったのである。茶トラの猫と虎眼石の勾玉とで、もはやわたしの運勢は盤石である。春日武彦著「猫・勾玉」(『作家と猫』所収、p158.159)「人生がつまらない」と感じていた著者は、ある日、占い師のもとを訪れ