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鈴木則文さん鈴木則文(すずきのりぶみ)愛称:コーブン、コーブンさん1933年11月26日生まれ、2014年5月15日、満80歳没。静岡県浜松市出身の映画監督、脚本家。代表作:『緋牡丹博徒シリーズ』(脚本)『温泉みみず芸者』(監督・共同脚本)『女必殺拳シリーズ』(企画・脚本)『トラック野郎』シリーズ(監督)1963年、内出好吉監督『続・てなもんや三度笠』にて脚本家デビュー(沢田隆治との合作)。1965年、『大阪ど根性物語どえらい奴』(主演:藤田まこと)
「カリブ・愛のシンフォニー」(1985)松田聖子と神田正輝が共演したラブストーリーをWOWOWオンデマンドで観ました。初見。監督は鈴木則文。TVCMはコチラ。23才の沢木彩(松田聖子)は枕営業を強要するファッション業界に嫌気が差して、デザイナーを辞めてメキシコ行きを決意。尊敬する国際的ファッションデザイナーの最首が住むメキシコで今後について相談しようとしたことと、15年前に家出してからメキシコにいるらしい父を探すことの2つの目的を兼ねての旅行です。ただ、メキシコシティの空港
東映娯楽の実力を知る1977年監督/鈴木則文1975年から1979年の5年間に、菅原文太、愛川欽也主演で計10作が製作された東映の人気シリーズ『トラック野郎』の第5作。トラック野郎シリーズは、父親に連れられ第6作『トラック野郎男一匹桃次郎』、第8作『トラック野郎一番星北へ帰る』、第10作『トラック野郎故郷特急便』を劇場で鑑賞しました。つまり我が家のお正月は『トラック野郎』だった(奇数作品はお盆映画)のです。当時ギラギラに飾りつけたトラックのカッコよさと、クライマックスのトラック
2025年は『トラック野郎』誕生50週年です。シリーズ第1作『トラック野郎御意見無用』『帰って来た女必殺拳』1975年8月30日公開前日の新聞広告(東海地区)※広告では「痛快シリーズ第1弾」とありますが、この時点ではまだ正式にシリーズ化は決定していません。実際、後の公開となる『お祭り野郎魚河岸の兄弟分』『冒険者カミカゼ』等、シリーズ第1弾を謳いながらシリーズ化されなかった作品が東映には在ります。『トラック野郎』のアイディアは、本シリーズにレギュラー出演していた愛川欽也によるもの
クリスチーナ(ChiristinaLindberg)の上司、ギネス(MarkDarling)は、自分たちの目的は日本という野蛮な国を第二次アヘン戦争の舞台にすることで、まずは大物政治家を狙わなけらばならない、しかし仕事のことをしっかり考えていないから拳銃を盗まれたりするのだと言って、彼女を張り倒す。そして犯す。*****黒川邸を訪問する岩倉(名和宏)。黒川(川津清三郎)がいなくなった隙に浮気相手の夫人、八重路(三原葉子)に迫る。「いけませんわ。こんなところで…」。夫人はもと、葛西刑事(殿
「パンツの穴」1984年製作日本かなり昔の話になるけれど、女友達が「初めてのデートの時に彼氏と観た映画が『パンツの穴』だった」という事を教えてくれた。その時は笑って、いくらなんでもそれはないだろうと、思ったものだ。でもタイトルで内容を想像しただけで、映画は見ていなかった。監督は、「トラック野郎」シリーズで有名な鈴木則文。"青春ラブコメ"、"童貞感溢れる青春エッチコメディ"、"日本版『ポーキーズ』"が企画コンセプトにあったといわれるが、鈴木則文がウンコネタ満載の下ネタ映画に変貌させた。
「パンツの穴」1984年製作日本かなり昔の話になるけれど、女友達が「初めてのデートの時に彼氏と観た映画が『パンツの穴』だった」という事を教えてくれた。その時は笑って、いくらなんでもそれはないだろうと、思ったものだ。でもタイトルで内容を想像しただけで、映画は見ていなかった。監督は、「トラック野郎」シリーズで有名な鈴木則文。DMMでその映画を配信していたので、視聴した。この映画で菊池桃子がオーデションに合格し、ヒロインを演じて注目された。また当映画が出発点で彼女はスターとなった。親しみや
東映任侠映画と実録路線の変わり目に位置する映画。国分勝は浅草界隈の老舗テキヤ菊水一家の若い衆で、謹慎を解いてもらった兄弟分の引地と、ノリの軽い佐貫を連れて、群馬から福島へ高市を回る旅に出た。群馬の興行に向かう女子プロレス団体を途中で拾い、上州三軒茶屋一家に草鞋を脱ぐと神社の祭礼に出店。すると矢倉一家の差配で興行を打つはずだった女子プロレスが、当日になってドタキャンされたという。三軒茶屋一家の女親分明石操は引地に仲裁を頼まれ、矢倉一家に話をつけに行くと、そこでは矢倉一家と浅
トラック音頭/菅原文太&愛川欽也東芝EMITP-100331975年からスタートした東映のシリーズものとしては『不良番長』の16作に次ぐ、10作まで続いた『トラック野郎』の三作目、1976年封切『望郷一番星』主題歌。お盆映画で封切だったからか、盆踊り向けに振付の解説付き。音頭もの(そんなジャンルあるのか?)のレコードには、踊りの振り付け図解って必ずあったよな。菅原文太のいいとこって、『仁義なき戦い』や、『関東テキヤ一家』シリーズのシリアスな役もやるけど、これとか『まむしの兄弟』シリー
女番長(スケバン)ブルース/八田富子クラウンCW-1195今月の東映チャンネルは女番長シリーズのリマスター版を待望の第一作目から放送。今月は第一作『女番長ブルース牝蜂の逆襲』、第二作『女番長ブルース牝蜂の挑戦』、第三作『女番長ゲリラ』の三作品。タイトルのまんま、『女番長ブルース牝蜂の逆襲』主題歌。もろ演歌です。池玲子主演第二作目。なかなかキュート。このシリーズ、DVDは全作リリースされたので、Blu-rayは出ないのかな?BOXがいいな。『恐怖女子高校』シリーズ
東映のエロ路線は日活ロマンポルノと対照的な作品が多い。東映は東映らしい反体制とエロチシズム。皮肉った笑いの表現そして俳優陣はほぼ同じメンバー。にっかつは低予算のためか青春、文芸そして時代劇と作風は自由。SEXシーンが二回は行っていれば良いという軽い縛りで自由な演出を監督に任せている。※今のTV業界で言えばにっかつがTV東京で東映がそれ以外のキー局みたいな感じ。今作は東映らしいぶっ飛んだ作風で度肝を抜かれた。あらすじ江戸時代中期田沼意次(安部徹)は
まずは切れば血の出る体験を書くことから始めるべきです。文学はきれい事ではありません!物書きの覚悟というのは地獄へ落ちることなんです。
ラピュタ阿佐ヶ谷〈狂犬暴走〉生誕80年渡瀬恒彦の役者稼業より製作:東映監督:鈴木則文脚本:志村正浩鈴木則文撮影:わし尾元也美術:富田治郎音楽:菊池俊輔出演:菅原文太野川由美子渡瀬恒彦梅宮辰夫南利明名和宏1971年2月13日公開国分(菅原文太)と五郎(南利明)は、池上・みそぎ祭りのために岐阜を訪れ、矢崎一家に草鞋を脱ぎます。その矢崎一家は、大薮興業によって秩父の梅ヶ崎一家に祭りのネタである提灯を運ぶのを妨害されていました。大藪興業は矢崎に秩父の槌田(名和
ひとつ前の当ブログで、『トラック野郎爆走一番星』(1975鈴木則文監督)の劇中、貧しくひもじい思いをしながら出稼ぎの父(織本順吉さん)の帰りを待つ姉弟のセリフをひきました。それに比べ、自民党の「企業・団体献金」にしがみつく様は何と倫理観に欠けているのだろうという話です。「倫理観」といえば、このところ、「政治倫理審査会」が行われていますが、多くの人の予想どおり、どいつもこいつも「知らぬ存ぜぬ」とほざくばかりです。そもそも、この連中に「倫理観」自体がないのですから、審査のしようもないのです。
ひとつ前の当ブログで書いたように、少数与党になった自民党は「政策活動費」廃止を主張する野党に対し、「プライバシー」とか「外交上の機密」とかゴニョゴニョ言って「要配慮支出」、さらにと「公開方法工夫支出」というネーミングを持ち出しました。「公開方法工夫支出」というこの訳のわからない日本語、「みっともない」の一言です。自民党の皆さんは大真面目に「よし、このネーミングで行こう!」って決めたんですかね?マトモな感覚の持ち主なら、口にするだけで「赤面」「苦笑」ものだと思いますが。もちろん、こんなのが通
「温泉みみず芸者」(1971)二大女優のデビュー作となった人気シリーズ第4弾を観ました。初見。監督は鈴木則文。予告編はコチラ。多湖家は、江戸時代にタコ漁用のタコツボを開発した伝統ある家系。さらに多湖家の女性は、タコツボ級の名器の持ち主でもあります。現在は初栄(松井康子)と長女圭子(池玲子)と次女幸子(杉本美樹)の3人が地元伊勢志摩の漁師町で暮らしています。当然、3人とも名器の持ち主です。大の男好きの母初栄はすぐ男に貢いでしまう欠点があり、いつも娘2人を困らせています。そんな
疲労困憊ストレスマックスにつき、鈴木則文関連情報をサーフィンする。鈴木則文-Wikipediaja.wikipedia.org「ジュテームはさよならの始まり」唄サンドラ・ジュリアン作詞すずきすずか(荒木一郎の変名)作曲荒木一郎-YouTubeYouTubeでお気に入りの動画や音楽を楽しみ、オリジナルのコンテンツをアップロードして友だちや家族、世界中の人たちと共有しましょう。youtu.be本日のBGM処方箋により、牛心隊長のイカすTVライブを視聴する。バンドの奇天烈な
BS松竹東急で連日放送されている“没後10年反骨のスター菅原文太特集”を録画している…ラインナップの中には、ちょっと前に東映チャンネルの無料放送でも放送された「現代やくざ与太者の掟」なんかもあったんだけど、チェンネルが統一している特集でコレクションしておきたかったので、一応、録画は行った。そんなわけで未見作品中心に鑑賞していく…まずは「関東テキヤ一家」を鑑賞。カタギさんには迷惑をかけねぇがモットーの昔気質のテキヤと…己の私利私欲のためならなりふり構わずな暴力団の死闘、もちろん文太さんは
『緋牡丹博徒お命戴きます』映画トーキー93分カラー昭和四十六年(1971年)六月一日公開企画俊藤浩滋日下部五朗脚本大和久守正鈴木則文加藤泰撮影わし尾元也音楽木下忠司美術吉村晟録音渡部芳丈照明中山治雄スチール木村文司擬斗上野隆三出演藤純子(矢野竜子)若山富三郎(熊坂虎吉)待田京介(常五郎)上岡紀美子(お文)関本健(三郎)沢淑子(よね)名和宏(小山貞治)内田朝雄(大村)
2024年-令和6年11月12日中楽坊情報館講師=上倉庸敬(大阪大学名誉教授)今回で3回目、本企画のラインナップは大阪らしさが際立っている作品を集めています。昭和40年制作の娯楽コメディですが、かなりシリアスで人情物な雰囲気です。上倉氏の解説で明治以降の葬儀屋さんの歩みが真面目に描かれている事を知り、本作品をちゃんと鑑賞したく成りました。娯楽作品だと気を抜いていてはいけません。史実を入念に調べているんんですね。脚本は中島貞夫と鈴木則文監督です。大阪ど根性物語どえらい奴[DVD]
1981年東映映画、鈴木則文監督作。当時、大人気でアイドル人気もあった真田広之主演のアクション映画。内容は他愛のないものですが、1981年といえば株式会社神戸市といわれた年でふんだんに神戸でロケしてるので神戸の勢いのあった時期が感じられて個人的には良かったですね。この映画以前にも神戸を舞台にした映画は数多くあったけれど、今はホントに少なくなったなぁ、横浜に大きく水をあけられた感はあるわ。大成功に終わったポートピア博覧会やらその当時の我が町のバブルがはじける
WOWOWの鈴木則文監督没後10年の特集でエアチェックしておいた「びんばりハイスクール」を鑑賞…同名コミックの実写版ということだが、どうやら少女漫画らしいので、まったく存在を知らなかった。内容は、いわゆるツッパリ不良少女が、学園にはびこる悪と対峙するみたいな…いかにもな感じ。ネットで調べた原作漫画の発表時期を考えると…きっと当時のドラマ版「スケバン刑事」あたりの人気に触発されて描かれたんじゃないかな?と推測してみる。当時のアイドルなどが起用されてるのか?存じ上げない方が多かったが、若かりし頃
WOWOWの鈴木則文監督没後10年の特集でエアチェックしておいた「文学賞殺人事件大いなる助走」を鑑賞…筒井康隆の「大いなる助走」を映像化したものだが原作は未読。文壇界の悪しき仕来りやらなんやらを大いに皮肉りながら、文学というものに翻弄される人たちの姿を描いた風刺コメディ。ひょんなことから小説を執筆し、有名文学賞の候補にまでなってしまう主人公のサラリーマン役を佐藤浩市が熱演…ほか、蟹江敬三、石橋蓮司、山城新伍、ポール牧といった、なかなか曲者ぞろいの役者が脇を固め、原作者の筒井も作家役で出演し
WOWOWの鈴木則文監督没後10年の特集でエアチェックしておいた「コータローまかりとおる!」を鑑賞…蛭田達也が少年マガジンで連載していた同名の学園コメディをエロとバカ満載、豪華キャストで実写映像化したもの。原作コミックは、昔、古本屋でチラっと立ち読みしたことはあるが…ちゃんとは読んでなかったので、もうタイトルくらいしか覚えてなかった。映画の存在も知ってて、なんか当時、どこかで見た記憶はあるんだけど…似たようなキャスト、スタッフの「伊賀野カバ丸」と混同している可能性も大…DVDも2025年2月
「吼えろ鉄拳」(1981)真田広之が米国、日本、香港で躍動するアクション活劇をWOWOWオンデマンドで観ました。監督は鈴木則文。予告編はコチラ。香港で日野原透(真田広之)が何者かに追われて銃殺されます。時を同じくして、米国テキサスに暮らす響譲次(真田広之)が父鉄心(石橋雅史)の死を看取ります。鉄心は本当の父でないこと。譲次は双子の片割れであること。鉄心が金持ち一家から譲次だけを誘拐して米国に逃亡。そのまま父と偽って育てていたことを死に際にいきなり告げられてショックを受けます
WOWOWで鈴木則文監督の没後10年の特集が始まっている、初日に放送された小林旭の「多羅尾伴内」は、10年くらい前にたまたま見ていたので、今回はコレクション用の録画のみを行った。そんなわけで、ラインナップ2作目の「吼えろ鉄拳」をエアチェックしておいたので鑑賞…先ごろ、配信ドラマ「SHOGUN将軍」(オイラは見てない)のエミー賞受賞が話題になった真田広之が若かりし頃に主演したアクション作品…師匠の千葉真一はもちろんのこと、JAC時代の仲間、先輩(?)志穂美悦子、悦ちゃんなども大きな役で出演し
今は亡き映画館、大井武蔵野館。品川区の名画座として90年代に「ここじゃなきゃ見られない」カルト作品の発掘に勤しんでいた。ここが当時封印扱いだった『恐怖奇形人間』を発掘したことで石井輝男の再評価につながったことは間違いない。だが大井武蔵野館はシネコンブームの波にのまれ1999年に閉館。2000年代を生き抜くことは叶わなかったが、「大井武蔵野館的な」企画は東京の各名画座に受け継がれた。閉館から25年を迎えた現代、「大井武蔵野館的な映画を集めてソフトリリース」するという企画を東映がぶち上げた
onLineの古本屋です。1950-60年頃の懐かしい映画パンフレットを出品に合わせて紹介しています。思い出したように3年ぶりのご紹介です。水上勉が1954年(昭和29年)9月26日におきた「洞爺丸遭難事件」(偶然、ブログを書いている日と同じ日なので驚きました)をヒントに得て書かれた小説を、内田吐夢が映画化した『飢餓海峡』(1965)の再上映時(1975)のものです。表紙は、映画のダイジェストのようなイラストレーション、「飢餓海峡」の書き文字が波濤の狂う海岸、孤愁を背負った人間の
「温泉スッポン芸者」(1972)温泉芸者シリーズ第5弾をAmazonプライムビデオで観ました。初見。監督は鈴木則文。予告編は見つかりません。京都でキャンパスライフを満喫している浅井夏子(杉本美樹)は男子学生たちからモテモテ。しかし、DX東寺の看板ストリッパー"三条さゆり"としてバイトしていたところをかぶりつきの客で来ていた大学教授(由利徹)に見つかった時、ニセ学生であることが発覚。その後、地元の城崎温泉で芸者をしている姉が交通事故死した一報を聞いて帰郷。スッポン料理屋をして
「文学賞殺人事件大いなる助走」「文学賞殺人事件大いなる助走」予告編1989年1月28日公開。文学賞を受賞できなかった若い同人誌作家が、選考委員の作家たちを殺していく。第100回芥川賞・直木賞に合わせて公開された作品。ソクブン渾身の力作。原作:筒井康隆『大いなる助走』脚本:鈴木則文、志村正浩、掛札昌裕監督:鈴木則文キャスト:市谷京二:佐藤浩市大垣義郎:石橋蓮司徳永美保子:甲斐えつ子時岡玉枝:中島はるみ保又一雄:蟹江敬三山中道子:泉じゅん鍋島