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「知性の罠」デビッド・ロブソン著日経ビジネス人文庫賢いインテリさんたちがなぜ、極端な陰謀論やスピリチュアルな話にのめり込んでしまうのか?かねがね疑問に思っていました。しかし、賢いからこそ陥ってしまう「インテリジェンス・トラップ(知性の罠)」があると、著者は主張します。とても納得がいく内容でした。詳しくは、こちら↓「知性の罠」デビッド・ロブソン著日経ビジネス人文庫|向後善之例えば、もし、予備知識がなければ、「粒子の位置と運動量を同時に正確に知ることはできない」とか「外か
「ポリコレの整合性」やっぱ、サザンはいいねぇ!と思いました。音楽の力は強く、ユニクロのコマーシャルと、つい先日の林修先生の桑田佳祐さんへのインタビューを見て、すっかり頭の中がサザンになり、「ミス・ブランニューデイ」で、気分よく目覚めているのですが・・・。林先生の番組で「女呼んでブギ」がかかっていたな。それ以外にもちょっとカラオケで歌うのが憚られる歌も流れていたよなぁ。なんて、考えていたら、そこで、ふと気づいたのです。桑田さんが称賛されている一方で、あるコメディアンは叩かれて
「権力者をネタにする」アメリカは、当たり前のように権力者を批判することができます。今、サタデーナイトライブ(SNL)では、盛んにトランプやバンスやイーロンマスクをパロっています。これって、とても健全だと思うんですよね。権力者を叩いているんだけど、それを笑いに変えている。日本も小泉純一郎が首相だった頃までは、似たようなことができました。小泉純一郎も田中真紀子もモノマネされていたし。そういえばお父さんの田中角栄も散々モノマネされパロられていました。安倍一強になったあたりから、そ
「戦略か?その場しのぎか?」戦略的に成功した画期的な作戦は、1の矢で相手を混乱させ、その後、2の矢、3の矢を打ち込んで、極力完全勝利に持っていく。確か、日露戦争時、秋山真之は7段の攻撃を用意していたと記憶しています。そこに東郷平八郎の勘と戦術が勝利をもたらしたわけです。一方、大失敗に終わった作戦としては、第二次世界大戦時の牟田口廉也によるインパール作戦があります。牟田口は、ビルマ側からインパールを攻略し、インドのアッサム州に進攻するという作戦構想を主張しますが、楽観的な想定で計画
「物差し」偏差値とか、年収とか、社会的地位とか、とても狭い範囲の物差しでしかないのだけど、とても多くの人が苦しめられてます。解決策は、原理的には簡単で、そんな外から与えられた物差しではなく自分自身が自分を評価する物差しを大事にすればいい。でも、それがなかなか難しい。とりあえず、自惚れてみるのもいいかと思うんですがねぇ。自惚れると、前に進むエネルギーが出るじゃないですか?例えば、「私は天才である」と宣言してしまえばいい。「なんの天才なのだ?」と聞かれたら、「『私自身』という
「妥協しないで良かった」昔のことをふと思い出し、「あぁ、あの時、妥協しないでよかったなぁ」としみじみ思いました。妥協していたら、大変なことになっていた可能性が高い。大抵のことは、いい加減にやっているんだけど、なぜか、あの時は妥協しなかった。そんなことがこれまでの人生の中で、数は少ないけど、何回かあります。あのとき、別の選択をしていたら、今どうなっていたのだろうと、時々思います。<オンライン無料カウンセリングセミナー>YouTubeチャンネル「酔いどれカウンセリング
「南海トラフ巨大地震に対する津波対策」3月31日に発表された南海トラフ巨大地震の津波予測で気になったので、ChatGPT先生に聞いてみました。Yousaid:最近のニュースで、南海トラフ巨大地震で予想される津波の高さが出ているのですが、例えば、伊方原発など、電力会社側で想定している津波よりも高い津波が来る可能性があると思います。そのような原発はどのくらいありますか?ChatGPTsaid:ご指摘のとおり、南海トラフ巨大地震に関する最新の報道では、これまでの電力会社の想定を
「平等についていま話したいこと」トマ・ピケティマイケル・サンデル著早川書房世界中で格差が広がっています。平等には三つあると言います。すべての人による基本的な財の利用機会。ふたつ目は政治的平等──発言権、権限、参加──、そして三つ目は尊厳です。この対談の中でかなり多く語られていたのは、最後の「尊厳」の部分です。詳しくは↓「平等についていま話したいこと」トマ・ピケティマイケル・サンデル著早川書房|向後善之トマ・ピケティと、マイケル・サンデルの対談です。世界中で格差が
「独裁者トランプへの道」町山智浩著文藝春秋トランプもマスクも超がつく大金持ちで、共に超一流大学出身のインテリです。強いて言えば、インテリっぽくない高学歴者と言えるでしょう。昔から、物分かりの良さそうな賢い不良って、それなりに人気ありますから、その延長でトランプは支持されたのでしょうか?詳しくは↓「独裁者トランプへの道」町山智浩著文藝春秋|向後善之僕が対話の素晴らしさを知ったのは、アメリカでの4年半の留学経験と言っていいかと思います。多様な考え方感じ方が受け入れられ、誰も
「沈む祖国を救うには」内田樹著マガジンハウス新書著者は言います。「民主政は公人に対する猜疑心をベースにすべきだ(p.65)」「民主政は「心を許せる者」に全権力を委ねるためのシステムではない。「心を許せない者」が決して権力を恣意的にふるまう自由を与えないための仕組みなのである(p.66)」民衆は、リーダーに対するチェック機構であるのが健全な姿なのでしょう。詳しくは↓「沈む祖国を救うには」内田樹著マガジンハウス新書|向後善之僕は、これまで政治家や経営者の誰かを熱狂的に支
「成果はまだ出ていない」トランプ大統領の考えや政策には賛成できないところがたくさんあるのだけど、唯一彼に期待しているのは、ラストベルトに代表される低収入・低学歴層に対する尊厳の回復です。格差が広がりすぎていると思うので。少なくともポーズとしては、ラストベルトに象徴される低所得・低学歴層を尊重しているけれど、それも、最近ちょっと怪しい。ロシア・ウクライナ戦争は、誰がトップでも2026年中に終わると僕は思っています。両国とも2027年以降、資金的に戦争継続が難しいとのことだったからで
「無人島のふたり」山本文緒著新潮文庫膵臓がんと診断された山本文緒さんの日記です最後の日記は、10月4日。最期まで山本さんは作家だったのだなと、静かに感動させてくれる文章で筆を置いています。合掌。素晴らしい本でした。詳しくは↓「無人島のふたり」山本文緒著新潮文庫|向後善之僕が初めて読んだ山本文緒さんの本は「自転しながら公転する」でした。その小説の中の「別にそんなに幸せになろうとしなくていいのよ。幸せにならなきゃって思い詰めると、ちょっとの不幸が許せなくなる。少し
「「中間層が一番楽」という世界」現代は、例えば士農工商の時代から比べると遥かに平等の立場が与えられています。努力は、報われると多くの人たちが思っています。でも、それは真実でしょうか?人は、自由競争をさせると、ほとんどの人が一度はトップを目指すようになるものです。しかし、トップになれるのは一握り。トップが上位2%(偏差値70に相当)とすると、努力は報われない場合がほとんど(98%)ということになります。そして、トップになれなかった人たちは、トップの小判鮫か喜び組を目指すか、足の引っ張
「なんか嫌〜な感じの報道」「自称」の時から、なんか嫌〜な感じの報道だなと感じているので、ちょっと記録しておこうと思っています。嫌〜な感じとは、「正義の名の下のイジメ」の気配ですね。別にヒロスエのファンというわけじゃないんだけどね。もちろん、本当によろしくないことがあったのなら、その部分については責められても仕方ないとは思うけど、まだ、何もわかっていないですからねぇ。後で見直す時、facebookとかSNSは便利ですね。事件を知って、「子どもがいるのに、子どもがかわい
「重要なニュースほど報道されない」ロシア・ウクライナの戦況は?ガザ地区はどうなっている?グリーンランドはどうなる?トランプ関税の影響は?・・・と知りたいことがたくさんあるのだけど。ある日のテレビでは、ずーっと、フジテレビの話題。まあ、出勤準備をしながら流しているだけなので、詳細は分からないけど、元々噂で多くの人たちが聞いたことのあるような話題ばかり。で、ウクライナはどうなる?ガザ地区は?と思っていたら、今度は、米の話題です。あっ、「米」と言っても、「アメリカ」のことではなく、「お
「倫理観」倫理観について考えています。・・・というのも、今、Noteで「カウンセラー倫理」について連載していることもあります。このところ、マスコミは中居くんフジテレビ問題で、ずーっとあーだこーだと言っています。なんで、あんなことになっちゃったんだろうという疑問に対して、「日本には宗教がないから、歯止めが効かないんだ」という人がいましたが、そうなんでしょうか?例えば宗教がある欧米が、倫理的かというと、甚だ疑問です・・・が、ひょっとしたら、宗教がなければ、もっとメチャクチャなことになっ
「魚雷型バット」昔ゴルファーの青木功が木製のヘッドに拘っていた理由は、確かに木製の方がスイートスポットが小さい。メタルヘッドの方が大きい。メタルヘッドだと少々スポットを外しても飛ぶので、フォームが乱れると言っていたと記憶してます。魚雷型バットを全員使うとは限らないかも。https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250401/k10014767191000.html?fbclid=IwY2xjawJfQ8dleHRuA2FlbQIxMQABHnFE7uD
「マスク氏離脱?」イーロン・マスク氏は、離脱するかもなんて噂が流れていますが・・・。どうするんだろうねマスクさんなんて考えていたら、ふと、1月にトランプ大統領就任式に馳せ参じたIT長者たちを思い出して、近未来小説のアイデアが浮かびました。ストーリーはこんな感じ。「SG(ShadowGovernment)と戦うぞ!」と勇ましく宣言していたTrap大統領もIT長者たちも実はSGの構成員で、その親玉は、なんと・・・!!!ってな小説。ドタバタコメディにしてもいいな。映画化
「虐殺のスイッチ」森達也著ちくま文庫僕は、この「相互忖度」という言葉に、注目をしたいと思います。部下からリーダーへの「忖度」とリーダーから部下への「忖度」の相互作用である「相互忖度」は、「リスキーシフト(過激化)」を招きやすいと言えます。詳しくは↓「虐殺のスイッチ」森達也著ちくま文庫|向後善之著者は言います。「社会は加害側の声を聞きたがらない。(p.113)」全く同感です。なぜ、オウム真理教の幹部を死刑にしてしまったのでしょう?彼らが何を考え、どんな気持ちでサリンを
「訂正する力」東浩紀著朝日新書「日本はもともと文化の国だった。政治と交わらない繊細な感性と独自の芸術をたくさん生み出す国だった。その伝統のうえに戦後日本がある。(p.153)」「戦争と平和、政治と非政治、作為と自然、現実と幻想といったもろもろの対立を超え、「自然を作為する」という第三の立場に立たないと、本当の平和はつくれないのです。(p.156)」という著者の言葉にとても共感しました。詳しくは↓「訂正する力」東浩紀著朝日新書|向後善之ワクワクしながら読みました。そうだ!そ
「チンギス記二鳴動」北方謙三著集英社文庫テムジンは、若いのに戦略的です。自分の戦力を冷静に分析し、爪痕は残すけれど、自軍の犠牲を最小限にとどめる戦いを続けます。詳しくは↓「チンギス記二鳴動北方謙三著集英社文庫」|向後善之テムジンは、若いのに戦略的です。自分の戦力を冷静に分析し、爪痕は残すけれど、自軍の犠牲を最小限にとどめる戦いを続けます。しかし、弟のカチウンが、タイチウト氏の長の一人タルグダイの妻ラシャーンに切られ殺害され(p.289)た時、無謀な戦いに打って出
「原因は空腹?」クライアントさんに「好きなものを思い浮かべてください」とお伝えした瞬間、僕の頭の中にパッタイのイメージが浮かんだ。「最近タイ料理食べてないなぁ」とカウンセリングに関係ないことを思い浮かべていたら、クライアントさんが「好きなものって、食べ物でもいいんですか?」と聞いてきたので、「はい、もちろんいいですよ」とお答えした。クライアントさんの答えは、「トムヤムウンセン」だった。・・・てなことが最近ありました。こういうことよくあるよなぁ。添付した画像。上がパッタイ、下がトムヤムウ
「逆ざや」解決策は、「逆ざや」復活か?米の「逆ざや」とは、農家に支払う米価(生産者米価)が、消費者に販売する米価(消費者米価)を上回る状況を指します。昔は、主食である米の自給率を高めるため、農家の生活を守るため、そうでした。30年ほど前から、そういうことがなくなったようです。https://news.yahoo.co.jp/articles/33231bd4eea0fd3dfd8daf95f1f66e4112f3d8b1?fbclid=IwY2xjawJYXFpleHRu
「商店街復活しないかな?」商店街は、どんどんなくなっています。まだ残っているところに出会うと、懐かしい気持ちがします。で、思うのですが、商店街の良さを残しながら、ショッピングセンター機能を活用するということができるのではないかと僕は思うんですよね。AIを活用して輸送システムが自動化したりしたら、そういうことも可能になるのではないかって思うんですよね。大型店と個人商店の給料の格差が少なくなっていくと、商店街は復活できるかも。<オンライン無料カウンセリングセミナー>Y
「動画で呟いています」最近、「GGTの独り言」という動画を始めました。GGTとは、ジジイセラピストのことです。思いついたことを呟いています。必ずしも心理学関係というわけではありません。【動画】太宰治の反骨精神?・・・GGT(じじいセラピスト)の独り言-YouTubeYouTubeでお気に入りの動画や音楽を楽しみ、オリジナルのコンテンツをアップロードして友だちや家族、世界中の人たちと共有しましょう。www.youtube.com【動画】発達障害について・・・
「創造性と効率」多様性は、創造性とは相関すると思いますが、うまくやらないと効率は悪くなる。多様性の反対、単一性は、創造性はなくなるが、効率はいいと思います。流れが生まれるときは多様性が有利、流れができてしまった後は、単一性が有利。これから20年くらいは、流れが生まれる時になるでしょう。<オンライン無料カウンセリングセミナー>YouTubeチャンネル「酔いどれカウンセリングセミナー」は、こちらです。酔いどれカウンセリングセミナーカウンセリングとは何か?カウンセ
「ペンネームを考えてみた」どーでもいいことなんですが・・・。ラジオに投稿する時のためのペンネームを考えてみました。今考えているのは・・・おくやみ焼き明石家たんま米酢玄師今日も迷わず先送りニンニクラーメン麺抜きでドクターイエローカードAdoちゃん風神雷神泉谷しげる国士無双13面待ち少牌きちんとした高田純次数の子族慌てる尊師業界の小物来年は消えると言われながら、まだいます孤独のスルメ昔の少年マガジンの後ろの方のページパワーオリバーストーン小島よしおV
「裁判とカウンセリング」歩いていて思いついたのですが・・。裁判は、正さの戦い。どっちがより正しいかを決める場。カウンセリングは、ダメさを受け入れる場。例えば、カップルカウンセリングでお互いのダメさを受け入れることができたら、万々歳。「あんた、アホやな」、「そういうあんたも、相当アホや」、「そうやな、お互いアホということで、シャンシャン!」「ところで、カウンセラーさん、ボケーっとして、そこでなにしとるんや?」「せやから、わてもアホなんや」「ほな、アホトリオやな!」・
「私のことは嫌いになっても、◯◯は嫌いにならないでください!」「私のことは嫌いになっても、テスラは嫌いにならないでください!」と、前田敦子のようにイーロン・マスクも、電動ノコギリを振り回しながら、叫ぶかもしれません。僕は、トランプ政権やマスクのやっていることに賛成できないところはたくさんあるけど、テスラには罪はない。こういう抗議の仕方(テスラに火をつけるなど)は逆効果だと思いますね。狂乱に狂乱で対抗したら収拾がつかなくなるし、逆につけ込まれる余地が生まれます。狂乱には、冷静
「占いとカウンセリング」占いとカウンセリングの違いとは?・未来を予測する:占い>>カウンセリング占いは、かなり断定的に未来を予測できる。カウンセリングで言えるのは、「こう言うことをすると、こうなるかもしれない」ぐらいのもの。ただし、占いで断定的に述べられた「未来」が、当たっているかどうかはわからない。・未来の出来事に備える:カウンセリング>占いカウンセリングでは、具体的な行動をクライアントとともに考えながら提案できる。・起きちゃったことに対する対応:カウンセリング>>