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架空の寄席、神楽坂倶楽部を舞台にした連作短編集。シリーズ3作目で今作は色物(落語以外の出し物)に焦点が当てられています。寄席の楽屋シーンが多く、落語入門にも良い一冊だと思います。帯にもありますが、あとがきのラスト1行は確かに衝撃的!え!!?あの人ってそうだったの!?#愛川晶#読書#寄席#落語#神楽坂
「月の立つ林で」青山美智子|shinku|読書ヒーリング「ただ誰かの力になりたいって、ひとりひとりのそういう気持ちが世の中を動かしているんだと思う」「月の立つ林で」青山美智子月の立つ林で(ポプラ文庫あ14-2)www.amazon.co.jp858円(2026年05月18日22:37時点詳しくはこちら)Amazon.co.jpで購…note.comみんな、いろんな悩みを抱えて生きています。思わず「助けて」と叫びたくなるような。でも、誰かのためになり
今回ご紹介させていただきますのは、コチラです⇩北村薫さんの、「覆面作家の愛の歌」です。覆面作家新妻先生シリーズ2作目の、連作短編集ですねえ🥹まあ結論から申しますと、今作でも、快刀乱麻というか真相を見破るスピード感が尋常ではなかったですね😂一つ目のお話は、寺に籠ったまま帰ってこない洋菓子屋の主人の話、2つ目は、下校途中の子供を捕まえて、血液型などを質問する変なオッサンの話、3つ目は、若い女優殺しの事件でのアリバイ崩しのお話。厳密には一つ目も犯罪っちゃ犯罪ですが、まあ気持ち分かる系。2つ目
埼玉県のマンションを舞台に、6つのエピソードが収録された連作短編集。【目次】「隣の事故物件」「華街道おんな旅」「老健のビアニスト」「女性理事長」「スーパームーン」「婚活無用」【あらすじ】主人公は、会計事務所に勤めている36歳未婚で独身の小坂香織。実家の相続問題を機に、西武線沿線のファミリータイプの分譲マンション『ヴィラージュさやまの森』の、新築から3年経過しても売れ残っていた3LDKの1部屋を30年ローンを組んで購入した。その場の流れからマンションの管理組合理事長に選
『花桃実桃』(著/中島京子)主人公の花村茜は人生の斜陽にさしかかった43歳。なのに父が急逝し職場では肩たたきに合い、父の遺したアパートを継ぐことに。茜は心機一転、アパートの大家として新たな道を歩むことになった。茜のやる気が『そこそこ』なのが読み心地がよい。我武者羅でもなく、かといってアパート経営を成り立たせるためには何もしないわけにはいかないという絶妙なところ。アパートの住人との関係も現代のあり方を考えると随分と近しいように見えるが、どこかお互いに心を許しきってない辺りがリア
タイトルのような連作短編集。どれも、思い切り友達じゃない、少し薄い関係、みたいな。最初のエピソードが衝撃的だった。こんな話を書かなきゃいけないなんて、そっちがつらいと思ってしまう。え、これはどういうこと?って、よく分からなくて読み返したエピソードもある。10年後の自分が箱に入ってる話は、それは、そうかもと思う。いろんな私がいて、それぞれの場所でそれぞれ過ごしてる。パラレルワールドみたいな。あのときこっちに来なかった私がどこかにいて……、みたいな。そういうのはいいな。
先日『少女は殺人の夢を見る』(阿津川辰海)を読んだ。久しぶりの阿津川さん。今回は連作短編集。タイトルそのまま、少女が殺人の夢を見るお話だ。ただ、その夢にはある特徴が。その夢に、周りの人間が巻き込まれてしまうということ。夢はすべて有名ミステリが元になっている。そして、夢の中での殺人事件では、元のお話と違う解決方法を求められる。結構、迷惑な夢!あらすじは公式サイトから引用。サークル〈月夜のお茶の会〉の読書会に参加した俺・獏田格は課題本のミステリー小説に酷
『春期限定いちごタルト事件』(著/米澤穂信)世にいう『小市民』シリーズの第一弾。先に第二弾となる『夏季限定トロピカルカフェ事件』と発行順としては第四弾、時効列としては二番目になる『巴里マカロンの謎』を読んでいる私。ようやくの原点回帰である。高校に進学したばかりの小鳩くんと小山内さん。二人は中学時代のトラウマから『小市民』でいることを決意し、その為にお互いを逃げの口実につかう『互恵関係』を結んでいる。目立たずに大人しく、周囲に埋没する小市民を目指す二人だが、そんな彼らをあざ笑うよう
今回ご紹介させていただきますのは、コチラです⇩坂木司さんの、「先生と僕」です。連作短編集になってます。新大学生の伊藤二葉は、屋外での読書中、中学生の隼人に声をかけられる。家庭教師のアルバイトの誘いだったが、考えた末彼の家庭教師を務めることに。しかし、推理小説に興味が無いのに成り行きで推理小説研究会に入る羽目になった二葉は、逆に推理小説に詳しい隼人のレクチャーを受けることになる。そして隼人はまた、ふとした日常の違和感から、犯罪の匂いを嗅ぎ当てる天才でもあって………こんな感じの物語です🤗先
『小鳥遊さんの京菓子暦~かわいい和菓子と甘くない謎』(著/杉元晶子)集英社オレンジ文庫なので私の時代ではラノベに分類される小説になるのだろうか。京都に越してきたばかりの少女と、寡黙なイケメン少年(和菓子屋の息子)が和菓子に纏わる日常の謎を解いていく爽やかな青春ミステリー。謎と言ってもそこまで深いものではないが、お互いのちょっとした誤解や解釈違いで拗れてしまった人間関係を解きほぐしていく過程が丁寧で微笑ましい。私達もそんなつもりではなかった一言で相手を傷付けてしまったり、他人が伝聞していく
『県警本部捜査一課R』(著/松嶋智左)元白バイ隊員という著者の警察小説。以前読んだ『大阪府警遠楓ハルカの捜査日報』も捜査一課の凄腕女性班長を主人公とした話だったが、同じような設定でも本作の主人公・宝尾玲の方が人間味が溢れている。班員が曲者ぞろいというのは同じでも、ハルカは顎で上手く使っているのに対し、玲は溜息を堪えながらなんとか支持を出している感じだ。クールなキャリアウーマンタイプも嫌いではないが、私は今作の主人公の玲のほうが好感を持てる。玲は本当は捜査一課なんて面倒な部署にはい
今回ご紹介させていただきますのは、コチラです⇩鳥飼否宇さんの、「死と砂時計」です。連作短編集です。ジャリーミスタンにある終末監獄。世界各国から死刑囚が集められるこの監獄に収監されている古株のシュルツと収監されて間もないアラン・イシダのふたりが主人公。監獄内で起こる様々な謎や事件をシュルツが解明していきます。そして、最終章では………こんな感じの作品です。本格ミステリ大賞受賞作ということで、かなり期待を寄せて読み始めましたが、期待は裏切られませんでしたねえ🥹一見かなり難解な謎がそれぞれ
三週連続の新幹線速いねー高いねー夜の恩寵[三浦しをん]楽天市場夜の恩寵(集英社文芸単行本)Amazon(アマゾン)夢のなかで生まれたものは、夢のなかに還っていく。「カリスマ」をテーマに描き出される五つの物語(帯より)〈2026年6月30日発行〉連作ありの短編集でした最初の2編が10年以上前に書かれたもの「カ
★★★「キッチンカー始動」「夜間労働者の悩み」「酔っ払い登場」「ドライバー親子の食事情」4話収録の連作短編集。早朝のみ営業するキッチンカー〈アルバ〉を舞台に、主人公の女性と訪れる客たちの物語が描かれる。家族に愛されながらも、ストレスによる不調で引きこもりを経験した彼女。再出発として選んだキッチンカーには、様々な事情を抱えた人々がふらりと訪れる。秋川作品ならではの美味しそうな料理描写はもちろん、一期一会の出逢いに心躍る。イタリア語で“夜明け”を意味するアルバ。その名が
『薬は毒ほど効かぬー薬剤師・毒島花織の名推理ー』(著/塔山郁)薬剤師・毒島花織シリーズの第5弾。古本屋で面白そうと手に取ったらシリーズ作品だったが、一巻ごとに完結しているので気にせず読んでみた。三作の短編が収録されている。物語は毒島さんではなく、彼女に密かな思いを寄せるホテルマンの爽太の目線で描かれている。毒島の職場の様子はどうやって知るのかというと、同じ調剤薬局に努める刑部が爽太に愚痴や相談事を零す形で語られる。爽太目線のためか、他の登場人物は『毒島さん』『刑部さん』とさ
成田名瑠子「東京すみっこごはん雷親父とオムライス」青森出身の同世代作家の料理小説シリーズ第2巻です。相変わらず、共同台所で作られる“家庭料理”の数々が美味しそうな作品でした。大きな流れとしてのストーリーも進み、更に魅力的な群像劇になっています。“読書”“食欲”の秋に向けて、おすすめの本です。声優を目指す女の子、亡き妻の味を求める老紳士、受験に振り回され頭が硬い小学生など様々な人々が、新たに関わる共同台所“すみっこごはん”です。昭和な雰囲気が漂う商店街の更に奥にあった古い食堂を使ってい
『謎解き茶房で朝食を』(著/妃川蛍)最初に書いてしまいますが、タイトルから連想するようなミステリーな展開はございません恋に破れ仕事に疲れた曄子が、職場の近くのいつもは通らない道の奥で見付けた蓮心茶房。カウンターと小さなテーブルふたつの小さなお店には柔らかで暖かな香りに満ちていて・・。店を切り盛りするのは和み系のイケメン店主、カウンターで食事をしていたのはお客ではなく店主の弟。滋味溢れるお粥と体調に合わせてブレンドされる中国茶に、心も身体も癒され元気になっていく。店に訪れる様
成田名璃子「東京すみっこごはん」青森出身の同世代作家の作品です。料理が繋ぐ様々な世代の人々の連作短編集になっています。ジャンルはよくあるグルメ小説ですね。ただ、その舞台「すみっこごはん」は、よくある食堂ではありません。ちょっと聞き慣れない“共同台所”です。その場所が起こす人間模様、奇跡の出会いが素敵な作品でした。昭和の雰囲気の残る商店街の脇道に“すみっこごはん”はあります。食堂ではなく、“共同台所”で毎日違ったメンバーが集まり料理と食事をします。料理当番は、くじ引きで決めます。料理が苦
先の土曜日はスッキリスッパリと目覚め爽やかな秋晴れ絶好の園芸部活日和でしたが所用あって庭へは出ず明けて日曜日は最悪の片頭痛体調絶不調夜明け前から薬を服用し寝たきりおばさん幕内の取り組みが始まる頃になってやっと復調しバナナとヨーグルトを食べシャワー晩御飯には沖キスを塩焼きするのが精一杯で他には特に家事もできず早めの就寝・・・寝る前にも服薬さらに明けて月曜日は
「夢」と「カリスマ」をテーマにした5つの連作短編集。【目次】「神馬に乗る女」「胡蝶」「夢見る家族」「金の糸」「夢の子ども」【あらすじ】「神馬(しんめ)に乗る女」広告代理店で働き、芸能人などとも会う部署からPR誌作成部署に異動になった輝久は、父の学から継母の喜久美がおかしいからとにかく来てくれと乞われた。輝久の実母は輝久と一緒に自転車に乗っていて事故に遭い、実母だけが亡くなってしまった。輝久は3年ぶりに福井の実家に帰ると、家の中にはなぜか杖がいっぱいあった。自分と10歳ほど
『夏越しの夜―蕎麦売り平次郎人情帖ー』(著/千野隆司)主人公の菊薗平次郎は今は長屋に暮らす屋台蕎麦屋だが、かつては南町奉行所定廻り同心であった。自分が関わった事件の相手から逆恨みをされ、妻と娘を殺されたことから隠居したのである。出汁に拘った平次郎の蕎麦は評判で、他の店より割高の二十二文でも客が付いている。普段の平次郎は市井で慎ましい暮らしをいるが、同じ長屋の連中や見知りの者が厄介事に巻き込まれると放ってはおけず、同心時代の手下や長屋の仲間と共に事件解決に乗り出していく。元の手下であ
森バジル「ノウイットオールあなただけが知っている」注目の新世代作家のデビュー作です。伏線回収が秀逸な連作短編集という前評判(奥さんより)で、伊坂幸太郎や道尾秀介を想像しながら読み始めました。どちらの作家とも違う連作(連鎖)短編集でした。ある都市を舞台とした、全く別ジャンルの5つの小説が互いに絡み合い、最後に収束する作品でした。ボリュームもそんなに多くなく、読みやすい作品でおすすめです。推理小説「探偵青影の現金出納帳」飄々とした名探偵が殺人現場を仕切ります。裏の裏の更に裏とは・
大山誠一郎「死の絆赤い博物館」、年頭からずっと読もうと思っていたのに延び延びになってましたが、やっと読了しました☆これまでずっと読んできた、ドラマ化もされた「赤い博物館」シリーズの文庫オリジナルによる第三作です。コミュ障でクールな無表情際立つ美貌の犯罪資料館館長・緋色冴子警視が、過去の事件の遺留品や証拠品、捜査資料の不審な点を見つけ出すと、部下の寺田聡と共に再捜査するシリーズで、第1話三十年目の自首第2話名前のない脅迫者第3話三匹の子ヤギ第4話掘り出された罪第5
『中野のお父さん』(著/北村薫)連続で北村薫氏の本である。『街の灯』は純文学寄りの文体だったのに対し、こちらはもっと親しみやすい文調だ。出版社に勤める娘と高校の国語教師でる父親の日常謎解きミステリー。8作の短編が入っているので通勤時に電車の中で読むのに最適である。娘の美希が仕事先などで出会った謎を、中野の実家に住む父に相談して解決していく。この父親、国語教師とはいえ博識で、美希から聞いた話だけで謎を解決する。安楽椅子探偵、ならぬ炬燵探偵だ。応募していない作品が新人賞に当選した謎や
★★★★「即興役者」「ロスジェネの落武者」「どこまでも王子」「生き埋め二十年」ひきこもりをテーマにした4話収録の連作短編集。『看守の流儀』『看守の信念』で城山マジックに衝撃を受けて以来、大注目の作家だが、本作は過去作とは趣が異なり強いメッセージ性を感じた。物語の舞台はひきこもり支援施設「リアルステップ」。主人公の矢島は、自身もひきこもり経験を抱えながら、当事者に対し世間でよく聞く“見守りましょう”とは真逆のアプローチで向き合っていく。8050や毒親など家族の闇を絡めつつ
こんばんは~いろいろな所で良い評判を聞いて、読むことに~「青い壺」有吉佐和子~無名の陶芸家の作品「青い壺」を巡る13の連作短編集~今の時代にも通じる人間模様が多くて、読みやすかったです~人のいろんな感情や価値観が書かれたステキな話でした~あらためて有吉佐和子ってすごい作家さんだと思いました~ではでは~
風野真知雄さん、稲葉実さん、輪渡颯介さん、岡本さとるさん、泉ゆたかさん、三國青葉さん、吉森大祐さん、7人の作家さんによる連作短編集です。江戸の下町にある保呂利長屋の住人たち、そこに住む人々の日常が切り取られたようなお話で大事件が起こるわけではないけれどそこに住むの人には大切なこと。懸命に生きる人々が描かれていて確かに、5分後にぽっと心が温かくなる結末が全部で17編。違う作家さんが同じ場所を舞台に描くっていうのが面白いですね。読後にイヤな気分になるものがないのがいい。五
阿津川辰海さんの特殊設定ミステリ、というか特異体質ミステリです。名探偵にあこがれる女子高校生・瀧花林。彼女の幼馴染である幣原隆一郎には、ある「特異体質」がある。それは隆一郎が好きになった女性は、必ず何らかの犯罪に関与していることである。悪女にどうしようもなく惹かれる隆一郎の特異体質を利用して、花林は数々の事件の謎を解き明かす。そして、隆一郎の恋は衝撃の結末を迎える―!?若き俊英・阿津川辰海が贈る、ラブコメ×本格ミステリ連作短編集!(出版社紹介文より)探偵役であり語り手でも
『街の灯』(著/北村薫)北村薫氏の著作は過去に二冊ほど手に取っている。『覆面作家は二人いる』と『六の宮の姫君』だ。『覆面作家~』のほうは初期の赤川次郎氏、もしくは東川篤哉氏を思い出させるコミカルで大胆な推理小説で、手軽に読める内容だった。対して『六の宮~』は文学を深く深く追求していくストーリーで、娯楽として読書を嗜む私には難解過ぎて途中でリタイヤしてしまった。私の堪え性の無さは横に置いといて、北村氏の作風の幅の広さに驚かされたのである。今作はどちらよりの話かと期待を警戒を合わせて
目が疲れちゃったのでミシンを返却楽しかったなーひだまりのストリート・ピアノ[河邉徹]楽天市場ひだまりのストリート・ピアノAmazon(アマゾン)ショッピングモールまーるにひっそり置かれた一台のピアノ今日も誰かがやってきて美しい音色を響かせる〈2026年3月3日発行〉☆←こちらが好きだった作家さん少し間を空けて手に取った五編からなる連作短編集でし