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タイトルのような連作短編集。どれも、思い切り友達じゃない、少し薄い関係、みたいな。最初のエピソードが衝撃的だった。こんな話を書かなきゃいけないなんて、そっちがつらいと思ってしまう。え、これはどういうこと?って、よく分からなくて読み返したエピソードもある。10年後の自分が箱に入ってる話は、それは、そうかもと思う。いろんな私がいて、それぞれの場所でそれぞれ過ごしてる。パラレルワールドみたいな。あのときこっちに来なかった私がどこかにいて……、みたいな。そういうのはいいな。
★★★「キッチンカー始動」「夜間労働者の悩み」「酔っ払い登場」「ドライバー親子の食事情」4話収録の連作短編集。早朝のみ営業するキッチンカー〈アルバ〉を舞台に、主人公の女性と訪れる客たちの物語が描かれる。家族に愛されながらも、ストレスによる不調で引きこもりを経験した彼女。再出発として選んだキッチンカーには、様々な事情を抱えた人々がふらりと訪れる。秋川作品ならではの美味しそうな料理描写はもちろん、一期一会の出逢いに心躍る。イタリア語で“夜明け”を意味するアルバ。その名が