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汐見夏衛さんの『あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。』のレビューになります。(ちなみに映画ではなく、原作のレビューなので、ご注意を!)既にご存知の方がほとんどだとは思いますが、本書は『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』の続編になります。『「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」汐見夏衛』本作は2016年7月にスターツ出版文庫より刊行された作品を新たに単行本化した一冊になります。もとは小説投稿サイト「野いちご」でケータイ小説として公開された作品…ameblo.jp前作では、現代
読書日記オリエント急行の殺人(クリスティー文庫)Amazon(アマゾン)『オリエント急行の殺人』(クリスティー文庫)アガサクリスティー《あらすじ》国際列車で起きた殺人事件乗客の鉄壁のアリバイをポアロが崩す!真冬の欧州を走る豪華列車オリエント急行には、国籍も身分も様々な乗客が乗り込んでいた。奇妙な雰囲気に包まれたその車内で、いわくありげな老富豪が無残な刺殺体で発見される。偶然乗り合わせた名探偵ポアロが捜査に乗り出すが
「食堂かたつむり」小川糸著ポプラ文庫2010年1月15日発行私にとって小川糸さんの作品は3冊目「食堂かたつむり」が小川糸さんのデビュー作だというので読む気になった「とわの庭」を読んだのをきっかけに興味を持ったこの「食堂かたつむり」には次の2編が載っている食堂かたつむり番外編チョコムーン物語の内容はインド人の恋人に突然去られて、何もかも失った主人公がショックの余り声を失って母親との確執があった田舎の実家に戻り
読書日記パンとスープとネコ日和(ハルキ文庫)Amazon(アマゾン)パンとスープとネコ日和(ハルキ文庫む2-4)群ようこ《あらすじ》唯一の身内である母を突然亡くしたアキコ。永年勤めていた出版社を辞め、母親がやっていた食堂を改装し再オープンさせた。しまちゃんという、体育会系で気配りのできる女性が手伝っている。メニューは日替わりの〈サンドイッチとスープ、サラダ、フルーツ〉のみ。安心できる食材で手間ひまをかける。それが、アキコのこだわりだ。そんな彼女の元に、
櫛木理宇さんの『鵜頭川村事件』のレビューになります。こちらはドラマ化もされているのですが、ドラマと小説ではストーリーが違うためご注意ください。ここではいつものように小説のレビューをしていきます。亡き妻の故郷へ墓参りにきた父と娘。突然の豪雨で村は孤立し、若者の死体が発見される。狂乱に陥った村から父と娘は脱出できるのか?(あらすじより)※以下はネタバレを含みます矢萩家vs降谷家の確執舞台は1979年の鵜頭川村。主人公の岩森明は、娘の愛子を連れて、亡き妻・節子の生まれ故郷で
こんにちは読書日記116冊目(2026年2冊目)「平場の月」朝倉かすみさん昨年、堺雅人さん主演で映画化された50代の元同級生同士の恋愛ストーリーです普段は恋愛小説はそんなに読まないのですがこの作品は主人公の年齢が私に近いのと男性側も女性側もパートナーとの離婚や死別を経験しているという点で甘々な恋愛小説ではないかな?と思い手に取りました映画の存在を最初に知って本当は観に行きたかったのだけど機を逸してしまったので原作である小説を読むことに・・朝倉かすみさん初めまし
この小説は、あなたの想像を超える。結末は、絶対に誰にも言わないでください。「突然のメッセージで驚かれたことと思います。失礼をお許しください」――送信した相手は、かつて恋人だった女性。SNSでの邂逅から始まったぎこちないやりとりは、徐々に変容を見せ始め……。ジェットコースターのように先の読めない展開、その先に待ち受ける驚愕のラスト。覆面作家によるデビュー作にして、話題沸騰の超問題作!お客様のY様に教えてもらった作品ありがとうございました。早く読めるとの事1時間かからなかったです(
読書日記バニラなバカンス(幻冬舎文庫)Amazon(アマゾン)『バニラなバカンス』(幻冬舎文庫か56-2)賀十つばさ《あらすじ》悩みを抱える人のためのちょっと変わったお菓子教室を始めた洋菓子店の白井とマダム佐渡谷。ところが、誰よりも元気だったマダムが恋人と別れて意気消沈。大好きなお菓子も食べず落ち込む彼女を励ますために、白井は「忘れるためのバスクチーズケーキ」を作るが。ショートケーキに、サブレに、フラン......。あなただけの人生のレシピあります。
80冊目「くろねこちゃこのぼうけん」作相野谷由起2024年初版第1刷発行小学館気がつけば、今日は2月22日にゃんにゃんにゃん、で猫の日でしたね実は単なる偶然。さておき…今月なんにも書いてない~~と図書館に駆け込んだものの、もう絵本ありすぎてうなりまして。作者「あ」の棚に行って出会ったのがこの本。カラフルでかわいくて楽しくて!読んでいてほっこりしましたストーリーとしては、タイトル通り、くろねこのちゃこがいろんなところを覗き込んではいろんな
読書日記絶対解答可能な理不尽すぎる謎(文春e-book)Amazon(アマゾン)『絶対解答可能な理不尽すぎる謎』(文春e-book)未須本有生《あらすじ》七人の素人探偵がともに日常の謎を解く!現代における「謎」は複雑すぎて天才探偵がたった一人で解決できる時代ではない!理系作家が新たに提案するのは「特殊な専門性」を持つ七人の素人探偵たちが「理不尽すぎる謎」を解き明かす「新感覚ミステリー」!ミステリー作家・高沢のりおの周囲には、「謎」に満ちた
藤まるさんの『時給三〇〇円の死神』のレビューになります。▼簡単なあらすじ「それじゃあキミを死神として採用するね」ある日、高校生の佐倉真司は同級生の花森雪希から「死神」のアルバイトに誘われる。曰く「死神」の仕事とは、成仏できずにこの世に残る「死者」の未練をはらし、あの世へと見送ることらしい。あまりに現実離れした話に、不審を抱く佐倉。しかし、「最後まで勤め上げれば、どんな願いも叶えてもらえる」という話を聞き、半信半疑のまま死神のアルバイトを始めることとなり――。初恋相手の幼馴染、
読書日記バニラな毎日(幻冬舎文庫)Amazon(アマゾン)『バニラな毎日』(幻冬舎文庫か56-1)賀十つばさ《あらすじ》閉店が決まった洋菓子店で、なぜか店主と常連客のマダムがお菓子教室を始めることに。生徒はあなた一人だけ。参加条件は悩みがあること。一歩踏み出す勇気が持てない会社員にはタルトタタン、過保護で心配性な母親にはイートン・メス、失恋ばかりして落ち込む男性にはザッハトルテ……。あなたの悩みを解決する、美味しい人生のレシピ教えます。(幻冬舎HPよ
こんにちは、本田健です。僕の本棚からおすすめの一冊をお届けしている「読書日記」。今日の読書日記は、願いを形にする一冊です。『叶える力~自分が願った通りの人生を生きる!』穴口恵子(著)願いを叶えたいと思うとき、私たちはつい、外側に向かいます。どうすればうまくいくか。どうオーダーすれば届くか。どうすればタイミングが来るのか。でも、この本が教えてくれるのは、少し違う視点でした。願いは、宇宙にオーダーする前に、自分の内側と一致させること。本当は望ん
読書日記二人道成寺(角川文庫)Amazon(アマゾン)『二人道成寺』(文春文庫こ34-2)近藤史恵《あらすじ》不審な火事が原因で意識不明となった歌舞伎役者の妻・美咲。背後に秘められた二人の俳優の確執と愛憎劇を、今泉文吾が解きあかす。以下、ちょろっとネタバレ注意!(未読の方はご注意ください)近藤先生の歌舞伎シリーズ小菊と師匠が出てくるシリーズとうとう全部読み終わってしまった二人の関係性が大好きで読むのが楽しかったので、もう二人に会えないと思うと辛い
読書日記牧師館の殺人(ハヤカワ文庫クリスティー文庫35)Amazon(アマゾン)『牧師館の殺人』(ハヤカワ文庫クリスティー文庫35)アガサクリスティー《あらすじ》嫌われ者の老退役大佐が殺された。しかも現場が村の牧師館の書斎だったから、ふだんは静かなセント・メアリ・ミード村は大騒ぎ。やがて若い画家が自首し、誰もが事件は解決と思った……だが、鋭い観察力と深い洞察力を持った老婦人、ミス・マープルだけは別だった!ミス・マープルの長篇初登場作を最新訳で贈る。(
こんにちは、本田健です。僕の本棚からおすすめの一冊をお届けしている「読書日記」。今日の読書日記は、力を抜いたときに、流れが動き出すことを教えてくれる一冊です。『まったりしながら引き寄せる』こうちゃん(著)引き寄せ、と聞くと、強く願うことや、ポジティブでい続ける努力を思い浮かべるかもしれません。でも、この本が伝えているのは、違います。引き寄せは、努力の量ではなく、“リラックスの質”で決まる。ここで言う「まったり」は、だらけることでも、何もしないことでも
「掬えば手には」瀬尾まいこ著講談社2022年7月4日発行瀬尾まいこさんは1974年生まれ。「卵の緒」で坊ちゃん文学大賞を受賞、「幸福な食卓」で吉川英治文学新人賞、「戸村飯店青春100連発」で坪田譲治文学賞、「そして、バトンは渡された」で本屋大賞を受賞、著書多数ありこの作品は小さな26話に分かれて書かれている主人公は大学生の何の取柄もないと思っている梨木巧だが文中から引用すると...やっぱり、ぼくには人の心の中が読み取れる能力があ
毛内拡さんの『読書する脳』のレビューになります。ザックリと要約すると、以下のような本でした↓①読書の科学的な意味がわかる一冊読書が私たちの思考力や想像力を高めるメカニズムについて、脳科学を用いて解説しています。②どこかで見聞きした内容かも読書は読んだ冊数よりも質が大事!紙の読書は大事!文字離れは誤解で(電子書籍やAudIbleなど)読書スタイルが変化しているだけ!日本語の言語処理は凄い!音読は大事!など、既にどこかで見聞きした内容がほとんど。どちからかと言うと、これから読書生活をし
読書日記アクロイド殺し(クリスティー文庫)Amazon(アマゾン)『アクロイド殺し』(ハヤカワ文庫クリスティー文庫)アガサクリスティー《あらすじ》不可解な謎に包まれた名士刺殺事件にポアロが挑む!著者最高最大の問題作名士アクロイドが刺殺されているのが発見された。シェパード医師は警察の調査を克明に記録しようとしたが、事件は迷宮入りの様相を呈しはじめた。しかし、村に住む風変わりな男が名探偵ポアロであることが判明し、局面は新たな展開を見せる。ミステリ界に大きな
こんにちは、本田健です。僕の本棚からおすすめの一冊をお届けしている「読書日記」。金曜日の夜の読書日記は、ズバリ「金運」です。『金運ハウス一生お金に恵まれる家の秘密』八納啓創(著)お金の流れをよくしようとするとき、私たちはつい、「どう稼ぐか」「どう増やすか」に意識を向けがちです。でも、この本が示しているのは、少し違う視点です。お金の流れは、住環境の影響を強く受ける。著者の八納さんは建築家。スピリチュアルな話だけでなく、具体的な設計視点から、金運を解
あと二日で、四人死ぬ――閉ざされた“匣"の中で告げられた死の予言は成就するのか。ミステリ界を席巻した『屍人荘の殺人』シリーズ待望の第二弾!その日、“魔眼の匣"を九人が訪れた。人里離れた施設の孤独な主は予言者と恐れられる老女だ。彼女は葉村譲と剣崎比留子をはじめとする来訪者に「あと二日のうちに、この地で四人死ぬ」と告げた。外界と唯一繋がる橋が燃え落ちた直後、予言が成就するがごとく一人が死に、閉じ込められた葉村たちを混乱と恐怖が襲う。さらに客の一人である女子高生も予知能力を持つと告白し――。ミス
アンディ・ウィアーさんの『プロジェクト・ヘイル・メアリー』下巻のレビューになります。上巻の内容はこちらからどうぞ『プロジェクト・ヘイル・メアリー|原作を簡単に解説①』アンディ・ウィアーの『プロジェクト・ヘイル・メアリー』のレビューになります。超面白いと評判の、このSF小説ですが、ネットであらすじを調べても「難しくてよくわ…ameblo.jp↑長いので上下巻わけてレビューしています。上巻はあらすじ解説、下巻ではネタバレを含む感想になるのでご注意ください。さっそくですが、今回も難しい
読書日記新装版匣の中の失楽(講談社文庫)Amazon(アマゾン)『匣の中の失楽』(講談社ノベルスタD-3)竹本健治《あらすじ》推理小説マニアの大学生・曳間が、密室で殺害された。しかも仲間が書いている小説の予言通りに。現実と虚構の狭間に出現する5つの《さかさまの密室》とは?'78年、弱冠22歳の青年によって書かれたこの処女作は「新本格の原点」、「第4の奇書」と呼ばれる伝説の書となった。いまだ色褪せない未体験の読書を今こそ!日本四大奇書の一つらし
「ミ・ト・ン」小川糸著、平澤まりこ画白泉社2017年11月1日発行小川糸さんの作品を読むのは二度目だがどれも自然の中の人間を表現している自然と一体の人間を表現していて読んでいるとどんな状況にいても心が癒されるこの「ミ・ト・ン」の目次は第1章生まれた日の黒パン「一番下の弟に、たくさん食べさせるんだ。だってまだ小さいから。それで、まんなかの子は少しだけ、一番上の兄は、がまんして食べない」「が
相続ゲーム2ホーソーン家の遺産エイブリーと秘密の家系図マガジンハウス/日之出出版ジェニファー・リン・バーンズ著代田亜香子訳シリーズ第二巻はちょっとせつない内容でした。カリーム、シリアとアメリカのはざまで(金原瑞人選モダン・クラシックYA)作品社シファー・サルタージ・サファディ著山田文訳簡潔な文体、わかりやすいそしてとても重要な内容、米国における移民問題の実情。課題図書にぴったりの内容と感じました。わたしが幽霊だった時創元推理文庫ダイアナ
こんばんは。今回の読書はこちら父小泉八雲小泉一雄集(古典名作文庫)Amazon(アマゾン)感想朝ドラ「ばけばけ」のおかげで、すっかり“小泉八雲ブーム”となった私。小泉八雲の作品はもとより、その周辺からも小泉八雲=ラフカディオ・ハーンがどんな人だったかを知りたくて、今度は長男、一雄さんの本を読んでみることにしました。すると単なる父への追憶に留まらず、現代にもなお横たわる問題についてであったり、老いていく親に対しての複雑な思いであったり、なんと言うか、
アンディ・ウィアーの『プロジェクト・ヘイル・メアリー』のレビューになります。超面白いと評判の、このSF小説ですが、ネットであらすじを調べても「難しくてよくわからん」と言う方が多いのではないでしょうか?実際、私もその一人で、各サイトの解説を読んでもちんぷんかんだったので、結局自分で読んでみることにしました。そして読み終えた今、はい、はい、はい、はい、なるほどねー。確かにこれは物理学や天文学の知識がないとスラスラ読めないタイプのストーリーかも!と思いました。そこで今回は小難しい説明は省略し
こんにちは、本田健です。僕の本棚からおすすめの一冊をお届けしている「読書日記」。今日の読書日記は、流れが止まっていると感じるときに、そっとヒントをくれる一冊です。『嫌なこと全部やめたらすごかった』小田桐あさぎ(著)うまくいかないとき、私たちはつい、こう考えがちです。「もっと頑張らなきゃ」「何かを足さなきゃ」「まだ足りないんだ」でも、この本を読んで感じたのは、流れが悪いときほど、足すより先に、減らしてみるという視点でした。小田桐さんが語っているのは、「
「とわの庭」小川糸著新潮社2020年10月30日発行小川糸さんは1973年生まれ。「食堂かたつむり」でデビュー。2010年に映画化され様々な国で出版されて、イタリアのバンカレッラ賞、フランスのウジェニー・ブラジェ賞を受賞する。「つるかめ助産院」、「ツバキ文具店」、「キラキラ共和国」、「ライオンのおやつ」「ファミリーツリー」、「リボン」、「あつあつを召し上がれ」、「ミ・ト・ン」など多数の著書あり小川糸さんの作品は初めて読んだ「とわの庭」は図書館でふ
悪人か。英雄か。戦国武将・松永久秀が挑んだ、壮大な夢――。歴史小説のトップランナーが放つ、圧倒的熱量の山田風太郎賞受賞作!【解説北方謙三】☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆AppleBooksが選ぶ10年間のベスト【歴史フィクション部門】☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆主家を乗っ取り、将軍を暗殺し、東大寺大仏殿を焼き払う。悪名高き武将・松永久秀は、織田信長に二度目の謀叛を起こしていた。だが信長は、「降伏すれば赦す」と言う。驚愕する小姓・狩野又九郎を相手に信長は、世人は知らぬ