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読書日記2024-66鴨川ホルモー万城目学(著)[角川文庫2009年2月発行]あらすじこのごろ都にはやるもの、勧誘、貧乏、一目ぼれ。葵祭の帰り道、ふと渡されたビラ一枚。腹を空かせた新入生、文句に誘われノコノコと、出向いた先で見たものは、世にも華麗な女(鼻)でした。このごろ都にはやるもの、協定、合戦、片思い。祗園祭の宵山に、待ち構えるは、いざ「ホルモー」。「ホルモン」ではない、是れ「ホルモー」。戦いのときは訪れて、大路小路にときの声。京都の街に巻き起こる、疾風怒濤の狂乱
51冊目「11ぴきのねこ」作馬場のぼるこぐま社1967年第1刷発行すっかりあいてしまいました・・・。3月4月と本業ばたついていたんですが、ちょっと落ち着いてきたので、ちょっとがんばって投稿!11ぴきののらねこたち、いつもおなかがぺこぺこ。ある日、じいさんねこ情報により、怪物みたいな大きなさかなをつかまえるため、遠くにある湖まででかけます。紆余曲折を経てのある晩、大きなさかなが、島の上で眠っているのをみつけます。そして、とうとうつかまえたのです!!
おはようございます小林桃子です。今日も読みに来てくださってありがとうございます昨日のブログにいいねしてくださった17名様、ツイッターやFBでもいいねやRT、リプ、本当に嬉しいです今朝は読書日記のお話☆先日、私は読書で神戸の異人館を旅していました~☆というのがこちら、『インド倶楽部の謎』有栖川有栖さん著☆火村・アリスのコンビのいわゆる大人アリスのシリーズで、国名シリーズの内の一作。久しぶりに大人アリスシリーズに触れました。安定の火村とアリスのコンビネーション!も
No.1502022.11.20(日)猫を棄てる父親について語るとき/村上春樹/文春文庫/2022.11.10第1刷660+10%文庫本で購入した訳は、表題にある。気分的なもので笑い事なのも理解するが、どうしても刊行時「猫を棄てる」という題名に反発する部分が【思ったより】多くて購入することが出来なかった。何故、文庫本なら良いのかと問われても正確に答えることなど不可能なのだが、それが【読み手の気分次第】という事なのだろうとウヤムヤにする。読み初めのいきなり飛び込んでくる「猫を
本書を初めて読んだ時の衝撃は忘れることができない。設定の凄さももちろんだが「生きる目的を失った人類」の行動が、とにかく形容し難いのだ。ラストも秀逸。昨年第二作も上梓され着実に進化しているようで楽しみだ。No.1272022.10.3(月)此の世の果ての殺人/荒木あかね/講談社/2022.8.22第1刷1650+10%第68回江戸川乱歩賞受賞作!今年の乱歩賞受賞作は凄い、と聞いていたのでワクワクしながら読み始め、あっと言う間に驚愕の世界に取り込まれてしまった。これは、まさしく
No.0952022.7.31(日)チョウセンアサガオの咲く夏/柚月裕子/角川書店/2022.4.6第1刷1600+10%ウ〜ム。これは思っていたのとだいぶ違っていたような……と頭に大きな「ハテナマーク」を付けながら読み進む。最後に収録の『ヒーロー』で検事・佐方貞人シリーズの検察事務官増田のエピソードでやっと一息ついた思いだ。収録作は「チョウセンアサガオの咲く夏」、「泣き虫の鈴」、「サクラ・サクラ」、「お薬増やしておきますね」、「初孫」、「原稿取り」、「愛しのルナ」、「泣く猫」、
No.0702022.6.12(日)レーテーの大河/斉藤詠一/講談社/2022.5.23第1刷1300+10%……僕は決して忘れないよ、と彼は言った。……僕は決して忘れないよ、と私は言った。福永武彦『忘却の河』の引文で始まる敗戦直後の中国から18年後、「奇跡の復興」を全世界に高らかに宣言するための『東京オリンピック』までが日本の戦争だったのか。占領から同盟国と言う呼び名の属国になる道を選んだ日本。しかし、宗主国U.S.A.は日本を「共産主義の防波堤」としての列島の意義を持
No.0672022.6.5(日)ファズイーター/深町秋生/幻冬舎/2022.3.25第1刷1700+10%シリーズ第5弾。前作で斐心組の組長で千波会の稼ぎ頭の甲斐が外国人犯罪者と元ヤクザの強盗団に殺害され、若頭の数佐もその強盗団の殺害犯として逮捕された千波組。その衝撃から4ヶ月。病気療養中だった組長の有馬がそれまでの覚醒剤禁止のだ。掟を破り、狂ったように金を集めるシノギを公然とやり始めた。上野署組対の八神瑛子も有馬のやり口に警戒し、千波組をターゲットに摘発に取り掛かる。八神は強
世の中は「ゴールデンウィーク」とか「最長何日間」とか。ずっと休みになってしまった人間にはあんまり関係ありません。毎日あっちこちにある本の山をひっくり返して次々に本を読んでいるだけの日々です。No.0692022.6.9(木)渚の螢火/坂上泉/双葉社/2022.4.24第1刷1700+10%琉球から沖縄へ。アメリカ「軍」せんりょうちから日本国へ。ドルから円へ。右側通行から左側通行へ。そして、パスポートから自由往来へ。日本が始めた戦争で沖縄は唯一の国土が戦場になった。凄惨を極め
花と紅茶で、日常に「ほっ」と一息の豊かな時間を♪白岡のプリザーブドフラワースクール&ショップのFlowersweetです。*お問い合わせ、ご予約もこちらからどうぞ(友達追加でメッセージのやり取りができます)Flowerswee公式LINEおはようございます♪連休、皆様いかがお過ごしでしょうか?今日はちょっと暑くなるようですね!暑い季節の定番のカレルチャペックさんの水出しシリーズが先週入荷するよう
読書日記2024-64白日月村了衛(著)[角川文庫2023年12月発行]あらすじ組織の論理の中、いかに、人間でいられるか―。風太郎賞受賞作家の会心作千日出版の教育部門で課長を務める秋吉は、[引きこもり・不登校対策]を標榜した新時代の高校を開校する一大プロジェクトを進めていた。梶原局長の中3の息子が、屋上から転落死したことでプロジェクトは一時中止となり、事故ではなく自殺という噂が社内で広まる。秋吉は部下の前島と独自に調査を行うが、会社の上層部は秋吉に隠蔽を働きかける――。
こんばんは。今回の読書はこちら始まりはあの夜エイミー・ベンセン(二見文庫ロマンス・コレクション)Amazon(アマゾン)感想少し間が空いてしましました。この前に2冊読んでいるのですが、少々納得できなかったもので…それを払しょくするかのように、と言うよりもうおもしろ過ぎて、あっという間に読めてしまいました。先が気になるサスペンスと、ドキドキが止まらないロマンス。最強のコンビネーションこんなストーリーがか書けたらどんなに良いだろうと思いました。な
1995年3月20日月曜日前日の日曜日と翌日の春分の日の間に挟まれたけだるい朝に丸の内線日比谷線千代田線で新聞紙に包まれたサリンの袋を三人の男が雨傘で突き破り遁走したオウム真理教の地下鉄サリン事件は換気しづらい地下鉄を狙った極悪非道な無差別テロだった本書はこの事件の被害者にインタビューした内容を記録したもの当日たまたまその電車のその車両に乗り合わせてしまった人またべっとり濡れた車両の床を職責から進んで処理をした職員が被害に会いま
娘っこ、ただいま学研や文春のマンガで解説するシリーズを片っ端から読んでいます母も便乗してみましたやはり、マンガはわかりやすいよね疲れていても、読めます(´∀`)b
No.0682022.6.7(火)午前0時の身代金/京橋史織/新潮社/2022.3.20第1刷1500+10%第8回新潮ミステリー大賞受賞よく分からなかったけど「午前0時」でなければならない理由。ただ24時間がリミットならば単純に納得出来ちゃうのだけど、他に大層な理由付けされてるのかが思い付けなかった。そう言うもんだと言われるとそうなのだが。確かにパッキリ24時間!!で分かりやすいのだが、まさかそれだけではないよな?疑り深い本読みは簡単に納得してるのかな。特殊詐欺の片棒を
No.0512024.4.21(日)成瀬は信じた道をいく/宮島未奈/新潮社/2024.1.25第1刷1600+10%デビュー作「成瀬は天下を取りにいく」(2023年、新潮社)で本屋大賞2024第21回を受賞。デビュー作で本屋大賞は湊かなえ、逢坂冬馬に続き3人目の快挙をつい先日成し遂げた宮島未奈。その続編が本書。主人公は無事京都大学へ進学した成瀬あかりと、相棒「ゼゼカラ」の島崎みゆき。本書から新登場は、成瀬を絶対的に「尊敬」している“大津市立ときめき小学校”四年生北川みらい。成
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こんばんは黄砂のせい?最近目がモーレツに痒いですしかも明日〜明後日にかけて気温差がすごいらしく頭痛になりそうで怖い読書日記64冊目(2024年6冊目)「子育てはもう卒業します」垣谷美雨さん男女雇用機会均等法ウーマンリブそんな言葉がよく聞かれた私よりも少しだけ上の世代に就職や結婚出産を経験した仲良しの女性3人組の物語です3人それぞれしかも様々な年齢の時の視点やその子ども達の視点で描かれていくスタイル嫁姑問題夫婦の問題子ども達の進学に就職自分と全く同じ立場
眠りの森』(ねむりのもり)は、東野圭吾の推理小説。加賀恭一郎シリーズの第2作。1989年5月8日に講談社から単行本が刊行され、1992年4月15日に講談社文庫版が刊行された。本作を原作としたテレビドラマも製作されている名門バレエ団「高柳バレエ団」の事務所において、画家の風間利之が殺された。被疑者はバレエ団の女性団員の一人・斎藤葉瑠子で、斎藤によると事務所に入ったところ何時の間にか背後に風間が立っており、襲い掛かってきたために正当防衛で風間を殺したという。斎藤とバレエ団側は正当防衛を主張す
読書日記2024-62にんげんぎらい大西智子(著)[光文社2018年3月発行]あらすじ来る日も来る日も、工場のラインで鉄板を曲げ続けるまり江。どうでもいい話題で盛り上がるパート達にも、煩わしい関係のママ友にも、怒りにも似た苛立ちを感じていた。そんなまり江の唯一の宝物は5歳の娘・咲季だけだ。この子を産んだことだけが、くだらない自分の人生の、たったひとつの功績に思える。夫は数ヵ月前、家を出て行った。理由はわからない。感想お邪魔したブログで知った作家さん。図書館の棚で
おはようございます小林桃子です。今日も読みに来てくださってありがとうございます昨日のブログにいいねしてくださった18名様、コメントくださったtakaiiotokoさん(桃ですか!季節的に桃には遅いかなと思っていました!教えてくださってありがとうございます☆)、ツイッターやFBでもいいねやRT、リプ、本当に嬉しいです今朝は久しぶりに読書日記のお話☆『准教授・高槻彰良の推察10帰る家は何処に』澤村御影さん著じんくんを好きになったことをきっかけで読み始めたシリーズ。(じんく
読書日記2024-60アンと幸福坂木司(著)[光文社2023年10月発行]あらすじ「みつ屋」以外にも目が届くようになってきた今日このごろ。別れと出会いと「なんで?」を乗り越えて、アンちゃんも新しい扉を開きます。東京デパートの食品売り場から、たくさんのはじめての場所へ……。甘酸っぱい謎と和菓子の世界が、あなたをお待ちしています。——人の転機は十人十色。甘いお菓子で一息いれて、さあ進みましょう。感想シリーズ4弾にして気付いたこと…登場人物の名字が"花が咲く木"だ
「無人島のふたり120日以上生きなくちゃ日記」山本文緒山本文緒さんの本は一時期たくさん読んでいて。初めて読んだのが「自転しながら公転する」。その感想をブログに書いたら当時交流していたブロガーさんに「がんで亡くなったらしい」と教えてもらった。でも、その時はそれが初めて読んだ本で知らない作家さんだったから、そうなんだ~くらいにしか思わなかった。けど、その後、彼女の本をたくさん読んで、うん、なんか好きだな~って思って。それから約2年後、たまたまこの本「無人島のふたり」
シリーズ第十弾。最新長編。今、明かされる「ガリレオの真実」。房総沖で男性の銃殺遺体が見つかった。失踪した恋人の行方をたどると、関係者として天才物理学者の名が浮上した。警視庁の刑事・草薙は、横須賀の両親のもとで過ごす湯川学を訪ねる。「愛する人を守ることは罪なのか」ガリレオシリーズ最大の秘密が明かされる。東野圭吾続きですねついつい偏りますいつものメンバーの草薙湯川内海薫でサラサラ読める読後感も悪くないが目新しさもないそんな物語悪口ではないですよ(笑)
「家族」の物語。犯罪を越えた本当の闇。この家に隠されている真実は彼らの手で解かれなければならない。ひとつの事件から見える家族の肖像。二日間の悪夢と孤独な愛情の物語。加賀恭一郎シリーズ第7弾前原昭夫は、妻子に疎まれ家に帰りたくないが故に残業に明け暮れる毎日だった。認知症となった母と同居し、息子は友人を作れず反抗的で引きこもりの傾向を持つ。それ以外は至って平凡な家庭だったが、ある日、妻の八重子からかかってきた一本の電話が一家の運命を変えてしまった。自宅の庭に放置された、行方不
花と紅茶で、日常に「ほっ」と一息の豊かな時間を♪白岡のプリザーブドフラワースクール&ショップのFlowersweetです。*お問い合わせ、ご予約もこちらからどうぞ(友達追加でメッセージのやり取りができます)Flowerswee公式LINEおはようございます♪今日も過ごしやすいお天気の埼玉です。今日は日曜日じゃなけど読書日記。ブログ記事がなかなか書けないので先日の読書用のインスタにアップした記事をご紹
幸せな日々は、もう手放さなければならない。遺体で発見された善良な弁護士。一人の男が殺害を自供し事件は解決――のはずだった。「すべて、私がやりました。すべての事件の犯人は私です」2017年東京、1984年愛知を繋ぐ、ある男の"告白"、その絶望――そして希望。「罪と罰の問題はとても難しくて、簡単に答えを出せるものじゃない」私たちは未知なる迷宮に引き込まれる――。作家生活35周年記念作品『白夜行』『手紙』……新たなる最高傑作、東野圭吾版『罪と罰』。読み終わっておもわずため息を
読書日記2024-57夫よ、死んでくれないか丸山正樹(著)[双葉社2023年10月発行]あらすじ大学の同級生だった麻矢、璃子、由里香。卒業後疎遠だった3人は、三十代半ばで璃子の離婚騒動をきっかけに再び集まるようになる。既婚、バツイチ、子持ちと立場は異なるが夫への不満という共通点のある彼女たちの集まりの最後は、大抵この言葉で締めくくられる。「うちの夫、死んでくれないかしら」。そんなある日、麻矢の夫が何の前触れもなく姿を消してしまう。会社も無断欠勤しているらしい。夫は一体ど
昭和29年9月青函連絡船洞爺丸遭難事故と積丹半島岩内を焼き尽くした大火事から着想した小説です推理小説とも言われていますが戦後の混乱期を生き抜くために犯罪に手を染めざるを得なかった人間のドラマではないかと思います舞台は北海道岩内倶知安函館札幌朝日温泉東京は神田池袋亀有そして京都舞鶴と変遷します僕は北海道札幌に4年単身赴任していたことがあり出てくる地名ほぼ土地勘があるので楽しい読書時間となりました朝日温泉岩