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図書館に予約を入れてからどのくらい待ったかな。順番待ちを100人以上したはず。やっと手元に来たので急いで読みました。次に待ってる人もたくさんいるからね。買うといつでも読めるからね。つい積読にしてしまいがちなので、図書館を利用することにしています。節約も兼ねてます。サブタイトルが「あなたの人生を変える最後の時間術」すっごく期待しちゃいます。私の要約は「もっとも幸福な時間は時間を忘れているときだ」です。そのためには時間を忘れられるほど熱中できる生きがいを見つけること。
高田崇史さんの小余綾俊輔シリーズ『源平の怨霊』を読みました。高田先生の手にかかると伝説の人物が全部「怨霊」になってしまうんじゃないかと思うくらい(笑)またや、タイトルは「怨霊」です。でも、この本の内容に関しては歴史上に人物が「怨霊」だというよりも、なぜ「怨霊」になっていないのか?の論証にになっているようです。何故、平清盛は源頼朝を処刑しなかったのか?その疑問から端を発し、源平合戦が歴史の上でどんな流れとなっていたのか、源平合戦の真の姿とはどんなものなのか、を解明する歴史ミステリー
速筆シリーズ(3)二つの祖国。ご笑読くださった方より読後感想を「AMAZONの本サイトのレビュー」に書いて下さいました。感謝です。ありがとう!、今後の励みになります。QUOTE:Kindleのお客様、5つ星のうち5.0祖国…2024年3月28日に日本でレビュー済みAmazonで購入祖国は1つ。多くの人がそうだと思います。中には国際結婚で2つの祖国を持つ人もいるかもしれない。自分の意志とは反して2つの祖国を持たざる負えなかった人々。日本人の強さを感じます。後半は高知の酒や食、人のつなが
「太陽の座る場所」辻村深月著卒業した高校の10年後の同窓会で・・・高校時代の当時の人間関係や思いが、10年経ってもこんなに関係するものなのか、ちょっと疑問に思った。一方、人間の表裏、そして三つ子の魂百までではないが、学生時代の性格が成人しても変わらない、というところは怖いくらいに理解ができた。10年後でも色々あるだろうが、私の様にアラカンになると、自分だけではなく夫や子どもの色々も同窓会の会話では関わってくる。そして、ああ面倒くさい、と思う事も多い。自分が自分の思うがまま
ながらく積読になっていた『殺人鬼フジコの衝動』(真梨幸子・著)を読みました。さすがイヤミスの女王!これでもかと心の闇を救い上げ白日の下に晒すグロテスクさ。そして作品全体に仕掛けられたトリックに舌を巻きます。主人公の置かれた立場が、あまりにも息苦しくて、だんだん正気を失っていくさまが恐ろしくて、一気にラストまで読んでしまいました。これ、舞台・ドラマ化もされているそうで…、この後味の悪さをどう昇華したのか、気になるところです。読んだのはこの本殺人鬼フジコの衝動(
芦沢央さんの『汚れた手をそこで拭かない』を読了。芦沢央さんと言えば、いままで読んだ作品からイヤミスを連想します。読み終わった後も、なんだかその世界に捉えられているような、いわゆる「引き摺る」お話が多い印象です。なのに読んでいてゾクゾクする内容で、クセになりそうなのです。『芦沢央『許されようとは思いません』』何か読みやすそうな本を…と書店で平積みになっていたのをファーストインプレッションで購入しました。芦沢央さんの作品は、アンソロジーなどで何作か拝読しましたが、1…ameblo
高田崇史さんの小余綾俊輔シリーズ、「源平の怨霊」「采女の怨霊」に続く最新作『猿田彦の怨霊』を読みました。『高田崇史『采女の怨霊ー小余綾俊輔の不在講義ー』』高田崇史さんの『采女の怨霊ー小余綾俊輔の不在講義ー』を読みました。高田先生のシリーズものの中で、わりと新しい「小余綾俊輔(こゆるぎしゅんすけ)」のシリーズ。…ameblo.jp高田先生にかかると祀られている対象がすべて怨霊になってしまうのではないかとすら思えるタイトルが続きます。今回も、編集者である主人公・加藤橙子が、母校
『三輪山何方にありや~古事記中つ巻異書長髄彦伝より~』を読了しました。作者の鈴木慧さんは、サラリーマン退職後にこの本を書かれたそうで、ご本人曰く「ビジネス書」だそうです。長髄彦(ナガスネヒコ)は、謎の多い人物。神武東征における最後の抵抗者で、主君である饒速日命(ニギハヤヒ)により成敗されその後、奈良の地で神武天皇が即位したとされています。そんな長髄彦を主人公とした歴史異聞。とても面白く読みました。PickItem三輪山何方にありや古事記中つ巻
さてこの本も再読せねばと思っていたのですが、ようやく完了しました。それで再読後の感想はどうかと言うと、まずその前に前回の感想の復習から。何と言ってもポイントは、他の作品と違って主人公の行動に共感出来なかった件。これまでの作品では法的には加害者に当たる場合でも主人公に共感しました。そう特にこの前に読んだ「死のドレスを花婿に」で顕著でした。しかしこの作品については最初に読んだ時と同様に、やはり主人公に共感出来ませんでした。ストーリーとしてはハッピーエンドと言えるかもしれないし、弱者が
やらかしたーとか、恥ずかしいなーとか、そういう経験ありますよね。そういう経験は全てプラスに転化しましょう!早い話、笑い話になるとでも思っておけばいいのです。完璧な人間はいません。要は考え方です。喧嘩してもいい、萎縮してもいい。全てをプラスに変えていきましょうこれだけ知っておくだけでも生きることが楽しくなるんじゃないかな。次の記事では亀田史郎さん著作の「闘育論」の読後感想でもしたいと思います。
辻村深月さんの『ツナグ』を読みました。『ツナグ』は2010年に単行本で、2012年に文庫化され、第32回吉川英治文学新人賞、そして同年に映画化もされています。最近、(と言っても2022年に)続編の『ツナグ想い人の心得』も文庫本で出ています。特殊な設定のお話ではありますが、描かれているのは人間の生き方だと感じます。5作の連続短編となっていて、まるで円環が閉じるように終わる…読みやすい文章だけれど、内容は意外なほどヘビィ。読み手によっては最後のページを読み終わったあとも、
高田崇史さんの「神の時空(とき)」シリーズ2作目の『倭(やまと)の水霊』を読了。今回は、日本武尊(やまとたけるのみこと)と、彼のために自ら海神に身を捧げたとされる弟橘媛(おとたちばなひめ)に関連するお話です。古代史における日本武尊の英雄的イメージは、事実を改ざんして創られたものなのか…?今回も興味深い内容でした。PickItem神の時空倭の水霊(講談社文庫)[高田崇史]楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}楽天市場で詳細を見
使命と魂のリミット(角川文庫)[東野圭吾]楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}【中古】使命と魂のリミット/角川書店/東野圭吾(文庫)楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}【中古】【全品3倍!3/1限定】使命と魂のリミット/東野圭吾楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}【中古】【全品3倍!3/1限定】使命と魂のリミット/東野圭吾楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}
高田崇史さんの「神の時空(とき)」シリーズ、第1作目である『鎌倉の地龍』を読了。シリーズのうち先に読んでしまった作品があるため、登場人物たちに隠された秘密に関して、新鮮に驚けなかったのが残念。それでも、シリーズ原点というべき1作目に詰め込まれたテーマの源流を垣間見ることが出来、これからシリーズを読んでいくうえで、触れられてよかったなと思います。1作目の舞台は、鎌倉。鎌倉と言えば、源頼朝が開いた鎌倉幕府の中心地であり、また、たくさんの血が流された場所でもあります。鶴岡八幡宮の結界
※当初、シリーズ3作目と書いていましたが、4作目の間違いでしたので、訂正しました。高田崇史さんの「神の時空(とき)」シリーズ4作目『三輪の山祇(みわのやまつみ)』を読みました。大胆な古代史考察が魅力の高田崇史さん。「神の時空」のシリーズは、実際にある神社や祀られている神に恣意的な異変が起こり、混乱を阻止しようとする兄弟たちの物語。同時に十種神宝を探しています。シリーズもので、お話は繋がっていますが、ちゃんと解説がされているので単体で読んでも楽しめます。わたしも実は順を追って
『変な家』『変な絵』に続く、雨穴さんの最新作『変な家2』を読みました。『雨穴『変な家』』いろいろ想像を巡らせつつ、間取り図を見るのは面白いですよね。間取り図にタイトルだけの表紙、雨穴さんの『変な家』を読みました。以前読んだ『変な絵』よりも先に発行…ameblo.jp『雨穴『変な絵』』雨穴さんのYouTubeは好きで、更新を楽しみに見させてもらっています。ホラー系ですが、謎解き要素も多めのエンターテイメント。家の見取り図から奇妙な真実にた…ameblo.jp実際の空間を想像
レイ・ブラッドベリのSF短編集『太陽の黄金の林檎』を読みました。レイ・ブラッドベリはアメリカを代表する作家で、『火星年代記』などが有名。タイトルの『太陽の黄金の林檎』は、アイルランドの詩人イエーツの詩「さまようイーンガスの歌」AndplucktilltimeandtimesaredoneThesilverapplesofthemoon,Thegoldenapplesofthesun.から採られているそうです。映画『マディソン郡の橋』でも
榎田ユウリさんの『この春、とうに死んでるあなたを探して』を読了。2018年に筑摩書房からソフトカバーで、2021年に文藝春秋から文庫で出版されています。榎田さんの「死神シリーズ」を読んでいたのでシリアスな内容かと勝手に想像していたのですが、そんなことはなく、亡くなった先生の死の原因を探す、ミステリー仕立ての内容で、軽快な筆致でテンポよくお話が進んでいきます。まじめな主人公と、バディを組むチャラ男のコンビが面白く、BL要素などもあり面白かったです。PickItemこ
さて先日公開した芥川賞作品の件ですが、どうでもいい様な思いも交錯したので追記という形で別のエントリーとしました。『【読後感想】東京都同情塔via@qudanrie』さてよくよく考えると私としては珍しく、芥川賞を受賞した作品を受賞して間もない時間間隔で読了しました。そのきっかけはやはりこのポストでしょう。この件をまるで…ameblo.jpこの作品が世間で騒がれた様なAI云々とは無関係な傑作である事は再度言うまでもありません。しかし本来の主題である政治的正しさだの、犯罪者を
さてよくよく考えると私としては珍しく、芥川賞を受賞した作品を受賞して間もない時間間隔で読了しました。そのきっかけはやはりこのポストでしょう。この件をまるでAIでお気楽に生成した本で芥川賞を取ったみたいに思ってる人が多い様ですが実態はAIを有効活用しただけですね。早速サンプルをDLして読んでますが/芥川賞作「ChatGPTなど駆使」「5%は生成AIの文章そのまま」九段理江さん「東京都同情塔」https://t.co/hT7BRhMV39—KKケイケイ(@Kei_Kay)Janua
さて今年やる100の事の中に月1冊以上のまともな書物を読了するというのが有る私ですが、今年は本関係では今回が初めての投稿です。しかも例によって昨年大変感銘を受けた著者の再読。まあ前にも書いた様にFIRE後の読書は純粋に趣味に走ろうと決めた中で次に読む本がなかなk決まらなかったのですね。それでそれまでのつなぎも有ってこの本を再読。結論はリブログした最初の感想と同様、どうしてもこの主人公のソフィーには感情移入してしまいます。それは絶対正しいと正当化します。たとえ彼女が犯罪者であろうと
「8050」は、80代の親が50代の子どもの生活の面倒をみる、経済的にも精神的にも子が親にぶら下がっている状態。2010年ごろ以降、社会問題となっている。林真理子さんの『小説8050』は、実際に80代、50代の親子が登場するわけでなく、近所の8050世代を目の当たりにした主人公が、引きこもってる自分の息子をなんとかしようと動き始める物語。親子関係で何が大切なのか、教えてくれる物語です。PickItem小説8050[林真理子]楽天市場${EVENT_
「正欲」を読んで気付いたコトこんにちはいやぁ~マスクって偉大だ去年はこんなコトなかったんだけどな~今年は室内ではマスク外してるからですかねエアコンの乾燥にノドをヤられましてねその痛みに耐えながら仕事をしつつ帰宅後の時間をほぼ治療いう名の睡眠に充てていたためすっかりブログが後回しになってました風邪は寝て治す派オールドソウルのふるたまあやですさて前置きはこれぐらいにして…かなり時間が経っちゃいましたが前回に引き続き小説「正欲」の話『ふるたま、読書はじめるってよ
知念実希人さんの『ヨモツイクサ』を読了。怖かった~!表紙のタイトル文字の奥に赤くうっすら浮かんでいる「黄泉軍」の文字…。「ヨモツイクサ」とは、「黄泉軍」。どうして人々は殺されたのか、何に殺されたのか。謎を追うミステリーでもあり、命がけのサスペンスでもあり、正体に慄くバイオホラーでもあり、正直、これまでの知念実希人さんの作品イメージとは全く違う新しい扉が開かれた感じがしました。PickItemヨモツイクサ[知念実希人]楽天市場楽天市場で詳細を見る
第2回本屋大賞・第26回吉川英治文学新人賞受賞作、恩田陸さんの『夜のピクニック』を読みました。雑誌連載は2002年~2004年。2006年には映画化もされています。学園ものに苦手意識があり、ハードルが高かったのですが、読んでみると引き込まれて一気読みしてしまいました。郷愁と、若者ならではのほろ苦さと、いろんな感情が入り混じった読後感で、読んでよかったと思います。ただ、夜を通してみんなで歩いているだけなのに、ぐいぐい引っ張られる文章力は、恩田先生ならではかもしれません。
榎田ユウリさんの死神シリーズ4作目『死神と弟子とかなり残念な小説家。』を読了。前3作『ここで死神から残念なお知らせです。』『死神もたまには間違えるものです。』『ところで死神は何処から来たのでしょう?』と、どんどん筆が乗ってきている感がありますが、今作はいよいよ死神・余見にも弟子が!弟子となるのは、お仕事ネーム「ナナ」享年17歳のヤンキー兄ちゃん。余見とナナの掛け合いが楽しく、かつ、サスペンスありで、ラストはホロリとさせ、エンターテイメント性も抜群。面白くて一気読みでした。
今年映画が公開になった『ある閉ざされた雪の山荘で』。ミステリ好きが食いつきそうな「いかにも」なタイトルが気になりつつ、まずは東野圭吾さんの原作本を読んでみようと思いました。原作自体は1992年にノベルスで、1996年に文庫で発行されたもので、30年ちかく前のもの。作中では、携帯電話も出てこないし、もちろんタブレットなどもない時代です。スクリーンにどう映し出されるのか、想像しながら読んでみました。映画の公式ページを見ると、少し設定等変更されているようですが。カメラワークとかで面白
杉井光さんの『世界でいちばん透きとおった物語』を読みました。「絶対に予測不能」「衝撃のラスト」「ネタバレ厳禁!」そんな帯の文言に煽られて(?)読んでみましたが、なるほど、このタイプの小説は初めてでしたし、きっと二度とは同じアイデアは使えないだろうと思いました。文庫書下ろしで、電子書籍では読めない内容なのも納得。ラストを予測しながら読んだんですが…予想を超えた展開でした。是非、いろんな方に読んでいただきたい本です。京極夏彦さんも実名で登場しています。
榎田ユウリさんの「死神シリーズ」3作目。『ところで死神は何処から来たのでしょう?』を読みました。前2作『ここで死神から残念なお知らせです。』『死神もたまには間違えるものです。』とも面白かったので、同じような感じで話が展開するのかと思いきや…!意外などんでん返しに吃驚し震えました(ちょと大げさ)。それにしてもこの作家さんの書かれる文章は、読みやすくイメージしやすく、テンポも良いし、それに何より真理を突いてグサッとくるセンテンスが散りばめられているのが魅力だと感じています。
去年の3月に出版した本は、まったく売れていません。本の売れ行きが生活に直結していたら、今ごろ寒さの中をホームレスとしてさまよっていることでしょう。でも、本業でしっかり稼いでいるので、本の売り上げ額はあくまでおまけです。それどころか、著者として、本がベストセラーになること以上に期待して、痛い目にあったことは、実際に本を読んだ人からの感想がとても少なかったことです。悪いことでもいいのですが・・・私は、何も怖くはないです。この本が、私の考え方の叩き台です。もし、内容にご不満があるなら、本という