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早いもんで今日からもう12月・・・今年最後の月になってしまったまだまだやらないといけないことがいっぱいあるのに・・・大掃除も早めに始めようと思っていたのに…すべて幻・・・。(笑)とりあえず、朔日参りに行ってきた神社のいたるところにモミジがあって紅葉が見ごろでした~今年最後の朔日参りなのでお守りと金平糖を頂いてきたノジギクも今が見頃かも~薄ピンクのノジギク?松の木のてっぺんで
10月中旬に4齢幼虫になった後、1週間見ない間にいつの間にかツノが丸っこく変化しお馴染みの越冬幼虫の姿になったゴマちゃん。↑左の4齢から、右になるまでの1週間の間に脱皮したかどうか不明。5齢かもしれない右。自分の居場所と決めた葉っぱの葉柄を糸で留めているようで、その後数日は他の葉っぱに出かけて食べては元の葉っぱの台座に戻り、食べては戻りを繰り返していた。↑糸で留めた葉っぱの隣近所を食べ尽くすゴマちゃん最終的には留めてあった葉っぱも食べてしまい別の枝に移動していったが、移動した先でも1枚の
私はゴマダラチョウの幼虫が大好きだ。先日、お散歩中に樹高30cmくらいの小さな小さなエノキの幼木に、なんとゴマダラチョウの2齢幼虫が1匹ついていた。東京都区部〜多摩地区でエノキの幼木上で見つかるゴマダラ系の幼虫はほとんどが特定外来生物の「アカボシゴマダラ」だが、200回に1回くらいはゴマダラチョウを見つけることが出来る(気がする)。で、歓喜して持ち帰り、飼育。これまでもゴマダラチョウの越冬幼虫を持ち帰って飼育し羽化させたり、夏型の幼虫を見つけて持ち帰って飼育し羽化させたりしたことはあった
自宅から数軒先の道路上をセスジスズメ終齢幼虫が歩いていたので保護して飼育。昨シーズンは寄生蜂と寄生バエにやられて羽化率15%の散々な成績だったが、今年はなんだか上手く行っている。保護したセスジスズメ終齢幼虫ちゃんは無事に蛹化し、今朝羽化したところを娘が気付いて教えてくれた。急いで写真を撮る私。あー可愛い可愛いね〜可愛いね〜と言って撮った写真を娘と一緒に見返していた時、気付いた。スズメガの顔って、マズルがあって哺乳類みたいで可愛いなーと思っていたけど、このマズル、、、羽化した
スズメガの幼虫飼育にどハマりして2シーズン目。羽化したスズメガ成虫たちの観察・飼育を通して、大きなクエスチョンが浮き彫りになってきた。巷のネット情報や学術的な文献によれば、スズメガやヤママユ等の仲間の中には、成虫になると口吻が退化していて摂食しない種が少なくないという。しかし、摂食しないといっても彼らには口が無いわけではないのだ。なぜ食べられないのか?「退化」とはどういうことなのか。どの程度の形態変化なのか。ネット上でいくら検索しても、それにきちんと答える形の記述は無さそうである。これは、
カイコの糸は2本のフィブロインという細長い繊維と、それを取り囲む糊の層であるセリシンというタンパク質から成るそうだ。糊物質となっているセリシンは熱水やアルカリ水で溶解するので、繭から糸を採る時には繭をお湯で煮てセリシンを溶かしてフィブロイン繊維を採るんだそうだ。カイコの成虫は、繭から出る際に口からタンパク質分解酵素を出して繊維同士を糊付けして固めているセリシンを溶かし、フィブロイン繊維を切断せず繊維と繊維の間を押し広げて出てくるらしい。だから、成虫が出た後の繭(出柄繭)であっても、繊維
我が家のカイコたち、1匹だけ営繭に失敗し繭を作らずに死んでしまったが、27匹が蔟の内外、ちぢれたクワの葉の間などで営繭した。繭にも個性があり、こんなおにぎり型🍙のものも。なんだか可愛い。カイコたちは羽化して繭から出てくる時、タンパク質を分解する酵素を口から分泌して繭に穴を空けて出てくる。穴の空いた繭からは、長い1本の糸としての絹糸は採れなくなるので、養蚕の産業的には羽化する前に繭を煮て中の蛹を殺してしまい、美しい長い絹糸を採っている。我が家の、愛情を
Day536齢幼虫のウンモンスズメちゃん、色は変わっていないけど地面に降りてどうやら蛹化準備に取り掛かったようです。ブドウスズメちゃんの蛹化失敗を受け、スズメガたちの蛹化場所として必ず土を準備することを誓った私。過去記事↓↓↓『ブドウスズメ飼育日記2025〜蛹化は決死のイベント〜』5月某日。某公園で見つけたブドウスズメ1齢幼虫の飼育を開始。昨シーズンのスズメガ飼育は、ヤドリバエやらスズメヤドリコマユバチやらに寄生されて羽化率15%程度と…ameblo.jp
昨年からスズメガ飼育に精を出している私。蛾の飼育の極みと言ったら、やはり養蚕に辿り着くのではないだろうか。5000年以上という、カイコと人類との深く長い付き合いに想いを馳せると、やってみたくなったのです。ということで、今年はカイコの飼育に挑戦しました。まずは卵の入手。カイコのタネ屋とでも言うのか、養蚕家へカイコの幼虫を卸す業者がいて、養蚕家はある程度強くて育て易くなった齢数である3齢幼虫で仕入れるんだそうだ。その卸売業者なのかどうなのか分からないけど、カイコの卵や幼虫、人工餌
2025年7月。涼し気なミストにつられて、だーれも居ない灼熱の公園の砂場にやってきた6歳娘とお友達と私。6歳になっても、時々砂場で遊ぶのは楽しいらしい。砂場で遊んでいる子供たちを横目に、今日も何か生き物いないか探していたところ、娘が叫んだ。「お母さん、コガネムシ!」えー?と見てみると、何コガネか分からないが、確かにコガネムシが砂場にもぐろうとしている。そう、ここは、3年前に謎のイモムシが出てきた砂場。飼育に失敗して結局正体が分からなかったが、コガネムシじゃな
5月某日。某公園で見つけたブドウスズメ1齢幼虫の飼育を開始。昨シーズンのスズメガ飼育は、ヤドリバエやらスズメヤドリコマユバチやらに寄生されて羽化率15%程度と大変悔しい思いをしたので、今年はヤブガラシの鉢を、春に葉っぱが展開する前からメッシュケースの中に入れて、絶対にヤドリバエがヤブガラシの葉っぱに産卵出来ないようにして室内で飼育することにした。その理由は、過去記事参照↓↓↓『コスズメ飼育日記②〜卵から室内で育てたのに寄生バエに寄生されていた話〜』コスズメが繭を作ってから6日目。そろそろ蛹
ウンモンスズメ飼育日記②で記したことだが、イモムシ達の脱皮直前の状態をよ〜〜〜く見ると、うなじの部分が盛り上がっていて、どうやら新しい頭頂部がそこに出来ているようだ。これを証明すべく、今現在飼育中のカイコちゃんたちを熱心に観察した私。こちら、通販で購入し卵から育てているカイコちゃんたち30匹。同じタイミングで孵化したのでみんな一斉に脱皮する。脱皮前の休眠に入ると、頭をもたげてじっとしているので「そろそろかな」と分かるのだ。こんな風に、カイコちゃんも
今までチョウやガの幼虫飼育を積み重ねてきて、観察し得た範囲において全てが5齢で終齢幼虫だった。セスジスズメ、ブドウスズメ、コスズメ、ホシホウジャクみんな5齢で終齢になり、その後脱皮して蛹になったと認識している。ゴマダラチョウも、アゲハチョウの仲間も、みんなそうだった。だから今回のウンモンスズメちゃんも、こんなに小さいけれど5齢になったので終齢幼虫なんだとばかり思っていた。ところが…day44、なななんと、5齢から脱皮して6齢幼虫になったのだ!何ということだ。これまでの私
5月初旬の某日。幼稚園からの降園後に公園でお友達と遊んでいる娘の見守りをしていたら、子供達が遊んでいるすぐ傍の草地にボロッボロのウンモンスズメを発見。片側の羽が切れてしまって、もう飛べなさそうなウンモンスズメさん。子どもたちに踏まれないようにと、娘が手のひらに載せてケヤキの根元に置きに行ったところ、「きゃ〜!私の手に卵産んじゃった!」と言って走って戻ってきた。3個の緑色の卵。私のこれまでの浅い経験からだが、チョウはきちんと食草を探し出して食草の上に産卵するが、スズメガは食草以外のモノにも平
先日、多摩六都科学館主催の幼児向け親子自然観察会のスタッフとして観察会に参加したときのこと。テーマは虫探しだったのだが、前日の晩から当日の観察会開始直前まで冷たい雨が降り続いたせいで昆虫たちが身を隠してしまい、全然見つからない。観察会では子どもたちに自由採集してもらう予定だったのだが、急遽、スタッフによる当日直前下見で見つかった昆虫を観察用ケースに確保しておき、観察会で子どもたちに見せる方針にプログラムを変更した。その直前下見の際、クヌギの木の低い枝に停まっている小さな
羽化から2週間。グズついた天気と夜の冷え込みを気にするあまり、外に放せずに飼育ケースの中で飼い続けてしまったサザナミスズメの一方が、朝見たらひっくり返って下に落ちていた。瀕死の状態だ。2週間飲まず食わずでついに寿命を迎えたようだ。腹部が凹んでいるので、産卵を終えたメスだろうか。片方の個体より一回り体が小さい。で、口はどーなっているんだい、と思って拾い上げて見てみると…ストローあるじゃないかィ❗️くるりと巻いたストローが顎のモシャモシャの中から出ている。まだ息
あれは半年前。娘とのお出掛けの途中で新宿の某公園に立ち寄る機会があったので、いつも通り虫探しに励んでいた私たち。エノキの幼木を探して片っ端から見ていくと、あちこちにアカボシゴマダラの幼虫を発見。さすが特定外来生物アカボシゴマダラ。都会のど真ん中でも逞しく生きているのだな。↑エノキの幼木にかじられた痕(食痕)があったらよ~く探そう。↑擦れてない綺麗なアカボシゴマダラ成虫も居ましたそしてヤブガラシも片っ端から探して見ていったところ、ヤブガラシの蔓にしがみついている、見たことの無
昨年の秋に蛹化し、冬の間大切に見守ってきたサザナミスズメの蛹2匹。↑サザナミスズメ、エビガラスズメ、ウンモンスズメ、セスジスズメ、種不明(娘が外で拾ってきた)の蛹たち。去る3月28日、夏日で気温が上がった日の日没後に2匹ほぼ同時に羽化していた。厳しい冬を乗り越えての(今年は暖かかったけど)、待ちに待った羽化。感無量である。↑手に乗せていると分かりにくいが、苔っぽい樹皮上で見ると見事な擬態になっているのだ。↑5歳が持つとこんなに大きく見えるが、大人の指と比べると小さい。↑
昨年の秋、娘の幼稚園の先生が「家のオリーブの木を剪定したら大きなイモムシがたくさんついてたんだけど、何のイモムシだろう?」と私に写真を見せてくださった。緑色の体に斜めのストライプ模様、三角形の頭。ネットで画像検索すると、どうやらサザナミスズメのようだ。「漣」とはなんと素敵なネーミング。私の頭の中にspitzのBGMが流れる。「先生が要らないなら、欲しいです〜!」と言うと先生は快諾してくださり、翌週丸々太った4齢〜5齢幼虫を5匹お譲りくださったのだ。大きなダンボール箱にオ
2024.12.15東村山中央公園冬の自然観察会「生き物たちのふゆごし」抜けるような青空の下、紅葉に彩られ落ち葉が降り積もる雑木林で、「生き物たちの冬越し」をテーマとした親子観察会が東村山中央公園サービスセンター主催で開催されました。今回も私は講師陣のうちの1人として参加。集まったのは15組36名の親子たち。↑青空の下、まばゆい陽の光に照らされた美しい武蔵野の雑木林。↑紅葉真っ盛り。プログラム進行①ネイチャーゲーム「カモフラージュ」いつもは「五感」を使って観察するのだけ
とある施設からお譲り頂いた、駆除されたコガタスズメバチの巣。解体して中の幼虫・蛹・成虫を全て取り出し処分したつもりになっていたが、最下段の巣盤の支柱の基部で固められ封鎖された育房から、1匹の成虫が羽化して出て来てしまった。巣とハチをプラケースに隔離し昆虫ゼリーを入れることに成功したは良いが、とりあえずすぐに手の届くところにあったケースを使ったので、中がクリアに見えない。せっかくの機会なのでこの子がオスなのかメスなのか、日々何をして過ごしているのか、つぶさに観察したいのだが、
外壁を取っ払って巣盤の構造を見えるようにし、中身(幼虫と蛹と死滅した成虫)を全部取り除いたコガタスズメバチの巣。観察会や展示解説で使う時まで、とりあえずダンボール箱に入れて部屋で保管しとこうと、置いといた。数日後、娘と一緒に部屋で過ごしていたところ何処からかカサカサと小さな音がする。拾って来たどんぐりからどんぐり虫が出てくる時の音かな?部屋の中で脱走して居なくなってしまったオオスカシバがどっかで羽化して出てきた音かな?と、音源をあれかな、これかなと探して回る。そして最後に
娘とお散歩中のこと。スズメガ幼虫の魅力に取り憑かれた私たちは、どこを歩いていてもイモムシを探す目になっている。とある公園の植栽の上に、見た事ないイモムシを発見。ピンと伸びた尻尾があるってことは、これはスズメガの仲間⁉️そのイモムシがくっついているツル植物は、ヘクソカズラで間違いなさそう。「ヘクソカズラ・スズメガ」で検索すると「まさしくコレ!」といった画像にhitした。どうやらこれはホシホウジャクの幼虫のようだ。私たちは、当然の如くイモムシちゃんを連れて帰った。ヘクソ
某自然観察園の園路にコガタスズメバチの巣が落ちていて、スズメバチが群がって危ないということで駆除・回収したという情報をキャッチ。スズメバチに並々ならぬ畏敬の念を抱いている私は、かねてからスズメバチの空の巣が欲しいと思っていた。自然観察会でスズメバチを題材に取り上げることがあれば、この素晴らしき巣の構造や働きバチたちの驚くべき統制の取れた役割分担などを、実際の巣をお見せしながら解説出来ればいいなと常々思っていた。スズメバチの巣を譲って頂けないかと聞いてみたところ快くお譲り頂けることにな
カメムシの卵をくれた娘のシッターさんちのベランダのアサガオに、今度はエビガラスズメの幼虫がついていたということで、3匹の幼虫を飼育して蛹にまでしてから、我が家に譲ってくださった。↑カッコいい柄のイモムシ。↑この中に3匹のエビガラスズメの蛹が居るはず。エビガラスズメは主にヒルガオ科の植物(アサガオ、ヒルガオ、サツマイモなど)を食草とし、成虫は夜行性でヨルガオなどの花蜜を吸うという。どうやら日本全土に分布するようだ。土に潜ってから1週間ほど。もう蛹の外殻が固まっ
スズメガ幼虫飼育のために野外採集したヤブガラシ。毎回葉っぱをパパッと3〜4枚取ってくると、葉裏に何かのスズメガの卵が付いていることがしばしば。卵を採って来ても既に寄生蜂(タマゴクロバチ?)に寄生されていて生まれてこないこともしばしばなので、今回も「また卵ついてたけどどうせタマゴクロバチに寄生されてるんだろうな」と、たかを括って写真を撮らずにいた。採ってきたその日の寝る前に卵の様子をチラッとチェックしてみると、なんと既に生まれていた!オイオイ、卵の中に幼虫の顔が透けて見えてなかったから
9月。最高気温が久々に30度を切った、涼しい晴れの日。娘の幼稚園のお迎えに行ったら、園児たちに「もみちゃん、これ何?」と聞かれて指さされたもの。土の地面のそこかしこに淡黄色の疎な長毛に覆われた黒い毛虫が這っていた。これはッ!!昆虫食にトライしている私が、level1.イナゴ→level2.クロスズメバチ、と来て、次のlevel3で食べてみたいと思っていた「モンクロシャチホコの幼虫」ではないか!モンクロシャチホコはその幼虫がサクラやモモ、ウメ、リンゴなどバラ科
8月中旬、暑い暑い夏の日に、娘の縄跳び練習に付き合って最寄りの公園へ行った時に見つけたセスジスズメ幼虫たち。こちらは終齢幼虫のようで、立派な眼状紋をお持ちだ。この子が居たヤブガラシの株に同胞が他に居ないか探したところ、スズメヤドリコマユバチ(寄生蜂)の繭を背負った幼虫を発見。別の株でも、繭の痕跡のある中齢幼虫を発見。あぁ何という寄生率。。。そしてこちらには、可愛い尻尾がチラリと見えて発見した若齢幼虫(たぶん2齢)。寄生されていない2匹を連れて帰った。↑2齢
蝶の飼育あるあるですが、飼育ケースの側面で蛹化してしまって他の幼虫の毎日の餌交換時に傷つけてしまうリスクのある蛹や、糸が切れて落下してしまった蛹などが必ず出てくるので救済措置として紙を三角錐状に丸めた三角コーン(通称蛹カップ)に入れて安全な場所に保管します。救済蛹の数が増えてくるとだんだん管理が大変になってきます。そこで!・どこでも手に入る材料で作れる・管理しやすい(並べ替えが簡単、羽化後の片付けが簡単)・映える・羽化を妨げない配慮以上を全て兼ね備えたシステムを考えに考え、たど
自然観察会やお散歩などで虫探しをしながら草木をじっくり観察していると、時々見つける何かの卵。調べたところによると、これはカメムシの卵らしい。模様も無く、ただの白い丸い卵で何の面白味も無いと思って興味を持たなかった私。だがしかし!私が師事している樹木医兼インタープリターの瀬尾一樹さん瀬尾一樹@「街のスキマ植物図鑑」/Xx.comx.com瀬尾一樹|WILDMINDGO!GO!gogo.wildmind.jpに道端の雑草を教えて頂いている時