本書は幕末の儒学者・佐藤一斎の『言志四録(げんししろく)』による現代風の解説である。一斎は昌平坂学問所のトップ、朱子学、陽明学など東洋思想学問に精通した学者で、弟子は佐久間象山、吉田松陰、勝海舟、坂本龍馬、伊藤博文、西郷隆盛など幕末維新の志士を持ち、これは心に響く短い言葉・東洋の叡智書だ。気になる言葉は、「『忙しい』の9割は無駄な仕事」(効率の悪い日本の会社組織)、「急ぎの文章ほどゆっくり考え返答する事」、「挫折や苦労や努力を惜しまず経験、壁を乗り越えた経験を持つ事。そして「己を知る」(自分の器