ブログ記事508件
私的に祝日ではない1日。西村賢太の「苦役列車」を読み耽けて、半日が過ぎました。私の中にもある、厄介な自意識や、不安定な希望は、私そのものかもしれない。
○まずはこちらをご覧いただこう◇アニメ『ゴールデンカムイ』最終章ED主題歌くぅ~~、カッケェ~・・ッ!なんて挑戦的な映像表現、独創的なキャラの動き・・ッ!・・んん、絵コンテは原作者の野田サトル自身が書き下ろし?「不死身の杉元」こと主人公・杉元佐一の作品開始時からの身体動作を切り取り、旧い日本家屋の中でコンテンポラリーダンスのように激しく踊らせている。一部意味不明な動きは、原作ファンならニヤリとする場面の再現だ。なんか独特の雰囲気に引き込まれて録画とか動画を何度も見返して
『一私小説家の日乗新起の章堅忍の章這進の章』西村賢太角川文庫。最後の章は大好きな作品『雨滴は続く』を書き始める時期。最後の長編と分かっているので読んでて寂しさに襲われる。実にたびたび休載している。それさえなければ完結できてたかもと惜しまれる。イヤ未完だからいいのか。日記によると最終回も途中まで書いている。断り書きを付け刊本に付録として掲載してほしかった。まだ下書きだから作家の尊厳もあるし無理か。最後の中篇『蝙蝠か燕か』はなかなかの思い入れで書かれたようだ。■18ページ『イナズマンF』
資料として保存。読売新聞より。胸中の人、石原慎太郎氏を悼む…西村賢太2022/02/0205:00石原慎太郎氏の訃報に接し、虚脱の状態に陥っている。私ごとき五流の私小説書きが、かような状況下にあることを語るなど痴愚の沙汰だ。実におこがましい限りの話でもある。しかし十代の頃から愛読していた小説家の逝去は、やはり衝撃の度合が違う。これでもう、私が好んだ存命作家は唯の一人もいなくなってしまった。十六、七歳の頃の、日雇い労働後の娯楽はもっぱら読書であった。古本屋の均一台でカバーの
『一私小説家の日乗不屈の章』西村賢太2026年1月、同『野性の章』『遥道の章』と合冊で刊行された角川文庫で読んだ。■576ページ自分自身の「誇れる仕事」として藤澤淸造、田中英光の3冊の文庫復刊を挙げている。芥川賞まで取っているのに自作を挙げない。西村に惹かれる点は多数あるがこういう点も大好き。「自分の仕事を評価し判定するのは自分だけ。他者からの評価は一切考慮しない」という揺るがぬ姿勢。男たるもの、かくありたい。(西村も好きだった)『刑事コロンボ』の最終回に「男は自分自身の主であるべき」と
『一私小説家の日乗遥道の章』西村賢太2026年1月、同『野性の章』『不屈の章』と合冊で文庫化された。税込1650円。■307ページ。「サイゾー」ウェブサイトに「新刊が全く売れず焦りまくる西村賢太」との記事を書かれ猛烈反論の西村節が面白い。「私の本は『苦役列車』以外全部売れてないのだ。今さら焦りまくるわけがない。見損なっては困る。」たけし構文なんだが。■320ページ。ホリエモンに賞賛されたらしく感謝を述べている。■341ページ。『刑事コロンボ』をDVDで観たとの記述。あえてつまらない回
先日高松へ旅行した時に読んだ。西村の作品は面白く、また文庫本なら薄いのも多いので携行に最適。これは西村作品でも人気の高い一編らしい。久々に読んだので忘れていたが、秋恵は子供を授かりにくい事情を身体に抱えていたようである。貫多と別離後、子宝に恵まれたであろうか?秋恵のその後の幸せを願わずにいられない。その秋恵に対し、貫多は絶対言ってはならない言葉を吐いている。こういうことを言う人間は孤独になって当然。仮に私が秋恵と知り合いだったら貫多と別れるよう助言する。私の周りにもこの種の人間が何人かいた
みなさん、こんばんは。“四季の旅人”の山城道霞です。石川県七尾美術館を出て、しばらく歩いた先にあるのは、いつか七尾市に行くときに行ってみたい場所でした。石川県七尾市にある宇賀山西光寺。私小説作家の藤澤淸造さんと西村賢太さんのお墓参りです。藤澤淸造さん(1889~1932)は石川県七尾市出身で、貧困と持病に苦しみながら『根津権現裏』や短編小説などを執筆しました。しかし、性病の悪化によって精神が不安定になり、度重なる失踪の末、東京の芝公園の六角堂内で凍死体となっていたのを発見されま
『一私小説家の日乗野性の章』西村賢太角川書店、単行本・2014年初版、本体1600円。ブックオフで860円で買った。再読。また西村賢太の本を読んでしまった。この「日乗」シリーズ、来月(2026年1月)角川文庫から未文庫化の分が3冊合本という形で刊行される。持ってなかった分が多いので非常に有り難い。これが売れれば続刊もあるだろう。期待したい。読んでて感じるが、これは全力疾走の記録だね。西村は仕事、酒、メシ、フーゾク、ケンカ、藤澤愛、やりたいことすべて全速力で行なってた。そりゃ早死にするわ
『蝙蝠か燕か』西村賢太(再読)■完結した作品としては西村最後の小説。最晩年の心境が語られ、間近な死を予感していたような記述もあり、今となっては自らの人生を回想・総決算するために書かれているかのように読めてしまうフシもあり、意図せずして「最後の小説」にふさわしい内容となっている。実はこの人、「死に時」を心得た、「生き方の達人」だったのではとさえ思わせる。■『西村賢太殺人事件』を読んだのでこれを再読した。『…殺人事件』を読んだ上で再読すると面白さが倍加して感じられる。『…殺人事件』は格好の副読
2025年、飛鳥新社。単行本・ソフトカバー。税込1900円。■西村ファンなら必読の本。■どうせ元恋人による暴露本と思い、買うまいと思ってた本だが本屋でパラパラ、買わずにおれなくなった。西村の素顔がよく描かれている。■「松本清張と山田太一は天才だと思う」と西村は言ってたという。公式にはこういうことを発言しないので、西村の私的発言を読めるのはファンには有り難い。母親に対する思慕も、恋人には素直に吐露していたようである。■小林氏は西村と住んでいた部屋に阿部合成の絵を飾っていたという。阿部合成は
日帰り温泉はクソジジイのたわむれ、妖怪ダンス、ゾンビダンスです。だいぶ前、NHK「ドキュメント72時間」で別府温泉の回がありましたが、やはりそこでもヌシのような老人が居て、マナーを注意したり、観光者や一見さんにキビシイ感じを受けました。観光名所なのに行きたくても気楽に行けない、行きづらいと思いましたね。日帰り温泉、午前はじっくりクソジジイたちの群れ。夕方は料金が少し安くなり、そうすると仕事帰りの田舎オヤジたちや、年頃ムスメ嫌われ家風呂入れずオヤジの大群が来ます。これもマイッタものです。洗い
11/08(土)4:30起床。7時まで仕事をして妻と車でそばのスエヒロへ。お店の近くのパーキングメーターに車を停め、スエヒロの店頭へ。今日は店内満員で外待ちが5人。並んで順番を待つ。店内に入りきれず外で食べている人も数人いた。回転は早く、程なく入店。ちょうど店内客が数名退店したので運よく店内で食べれる事になった。注文は、たぬきそばに半ワカメ。妻はたぬきそばに半きつねを注文していた。代金と引き換えに丼を受け取り、店内のカウンターで立ち食い。ではいただきます。う
1960年生まれの北町寛多は、29歳の時から“藤澤清造〟の私小説にすがりつき「自分」を持たぬ身として『歿後弟子』を勝手に自認して生きている37歳になって自らの人生を半月かけた「けがれのない酒のへど」という120枚の私小説が購談社より掲載されるその後少しずつ小説依頼が舞い込むようになる著者自らの本来の乱れた私生活をさらけ出した内容雑誌『群青九月号』に掲載された180枚の長編私小説「どうで死ぬ身の一踊り」が芥川賞の候補になり同時に著者は不慮の事故で帰らぬ人となり作品はそこまでとなる。
こんばんは!今回紹介する小説は、芥川賞を受賞した作品「苦役列車」です!西村賢太といえば、文壇に再び現れた私小説家ですよね。私小説家でいえば、太宰治が有名ですが、今回紹介する西村賢太も有名です。あらすじ高校中退の青年・北町貫太は、父の犯罪の影響で孤独に生きる。日雇い労働をしながら、社会に馴染めず苦しい日々を送る。唯一の友人・日下部との関係も徐々にぎくしゃくしていく。性欲や暴力への衝動を抑えきれず、自暴自棄になる。社会の底辺であがきながらも、生きることへの執着を見せる。個人的に思
西村賢太の『蠕動で渉れ、汚泥の川を』を読んでる。『神々の深き欲望』今村昌平監督。沖縄の土人みたいな連中の生活を描いてるのか。よく分からん。長いし。火曜、名古屋行った。愛知県美術館で竹内栖鳳展見た。まあふつう。帰るまえ海老専門とかいうラーメンを食べた。
『疒ノ歌』(西村賢太:新潮社)を読みました。西村賢太さんは、3年前に亡くなられた私小説作家です。中学卒業後、高校には進学せず、日雇い労働をしながら作家になった人です。ハマってしまい、この人の作品は全て読みました。たまに読み返したくなるのですよ。
「嘆きの天使」山田花子西村賢太さんの「私小説書きの日乗」の中で、「この人の漫画は読む方もヘトヘトに疲れる」と紹介していた山田花子さんの代表作です。純真無垢で天使のような子供たち、よく笑い楽しそうな陽キャたち、白ユリの妖精のような女子高生、彼女に惚れる真面目で純情な優等生、愛をもって若手を教育指導する先輩社員・・・みんな妄想。「嘆きの天使」山田花子著ゴマブックス|向後善之西村賢太の「私小説書きの日乗」の中で、「この人の漫画は読む方もヘトヘトに疲れる」と紹介していた漫画で
「私小説書きの日乗」西村賢太著角川文庫芥川賞作家西村賢太さんの2011年3月から2012年5月までの日記です。しかし、西村さん、喧嘩っ早い。飲み屋では、よく客に絡まれ、喧嘩になっています。そして、意外な人が喧嘩の仲裁に入るんです。食欲もすごいなぁ。詳しくは↓「私小説書きの日乗」西村賢太著角川文庫|向後善之芥川賞作家西村賢太さんの2011年3月から2012年5月までの日記です。2011年3月11日の東日本大震災のことは、ほとんど触れられていません。当日のことは
西村賢太の『疒の歌』読んでる。『ア・フュー・グッドメン』見た。トムクルーズ、デミムーア、ジャックニコルソン。軍法廷もの。よく分からなかった。今週ら雨ばっかでうんこですね。明日やっと掃除できる。
『リトルブッダ』キアヌリーブスのやつ。まあまあ。キンドルアンリミテッドで西村賢太の短編集を3つくらい読んだ。面白過ぎ。暑い日が続きますな。
最近は、KindleUnlimitedで漫画や著名人の本を読み漁っていたのですが、この本を2日かけて読み終えました。今回は、金策の話に加え、警察に公務執行妨害の疑いで、警察署に連行され、留置場での出来事が体験談として描かれていました。最初から最後まで、呆れたり、どんよりする内容ですが、そういう人達もいて、まとめて社会なんだな…と、納得感もあります。時代が違うけど、日雇い労働者は、こんな荒れた生活なのかな…。前科持ち、父が性犯罪者、DV気質、買淫、芥川賞受賞者、家賃踏み倒しは日常茶飯事…
西村賢太に「一隅の夜」という掌編がある。ごく短いがレッキとした“北町貫多もの”の一編である。これは西村がNHKの「ようこそ先輩」に出演し児童らに「私小説を書いてみよう」という授業をした際手本として書いた作品で、番組内で作製され児童らに配布された文庫本(限定50部)に掲載されたが、むろん非売品で内容不明だった。7年後、平成30年刊行の単行本『羅針盤は壊れても』の挟み込み特別付録(紙1枚を折っただけのもの)に掲載されたが、現在入手可能な電子版は付録省略なので読むことが出来ない。紙の書籍版は古書市
西村の随筆集。西村ワールド全開。小説ではなく、随筆・エッセイだけにその西村節に少し引いてしまうところがあった。
本日も引き続き、生成型人工知能のchatGPTとの会話結果を、掲示していきます。本日の話題は、異色の芥川賞作家の、(故)西村賢太さんです。西村賢太さんは14年前に「苦役列車」で芥川賞を受賞した、異色の作家です。その作風は、永遠に報われないし脱出できない、自暴自棄のド底辺人生を赤裸々につづった私小説です。そして読者の注目先も主として、このド底辺世界のやじうま的なのぞき見なのですが、実はこの人の隠れた本領は、その卓越した日本語術にあります。言葉選びがうまく、文章が滑らかで、読み手の心
苦役列車(新潮文庫新潮文庫)[西村賢太]楽天市場572円苦役列車だけ読めば「ストゼロ感」で終わったかと思うのですが袖に涙のふりかかるこのフレーズが気になって調べてみました。落ちぶれて袖に涙のふりかかる串木野サノサ節の中にでてくるフレーズだそうです。ここまで読んだらストゼロ感なんて薄っぺらい言葉で若者がストゼロ感マウントを取り合うっていうのが正しい使い方なのかなと。ストゼロ感はマウント取るくらいエピソードトークの常連だけど袖に
「苦役列車」西村賢太著新潮文庫一気に読みました。作家は、ここまで書くんだ、ここまで書かなければならないんだと思いました。最後の3ページが切ない。著者の魂の叫び・・・だと思いました。詳しくは↓「苦役列車」西村賢太著新潮文庫|向後善之一気に読みました。作家は、ここまで書くんだ、ここまで書かなければならないんだと思いました。主人公北町貫多の父親は、性犯罪者として逮捕されます。その後の貫多の人生の10代、そして40代が描かれています。主人公の北町貫多の人生は、著者の人生
西村賢太「苦役列車」(「文藝春秋」2011年03月号)西村賢太「苦役列車」は、書き出しに驚いてしまった。曩時(のうじ)北町貫多の一日は、目が覚めるとまず廊下の突き当たりにある、年百年中糞臭い共同後架へと立ってゆくことから始まるのだった。いきなり「ことば」から始まるのだ。もちろん小説(文学)だから、それが「ことば」でつくられていることは承知しているのだが、しかし、私は驚いてしまうのである。「曩時」って何?私はこんなことばはつかわない。広辞苑で調べると「さきの時。むかし。以前。曩日
故人西村賢太著の瓦礫の死角を、数時間で読み終えました。あらすじを、図書館サイトの内容紹介から引用しました。(父の性犯罪により解体した、家族。その記憶の瓦礫の下から、影が動く。7年の月日を経て、服役を終えようとする、あの人の影が…。犯罪加害者家族の十字架を描く表題作)四章で纏められた内容の本ですが、第一章の瓦礫の死角第二章の病院裏に埋めるが、特に内容が良く、読み応えがありました。第一章は、主人公の性犯罪者の父が服役を終えて、出所するのを恐れて、家族(父と母は離婚済み)で怯えな