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高次脳機能障害の発症原因の約8割は脳卒中からで、残りの2割は脳炎、脳症、外傷性脳損傷と言われています。外傷性脳損傷は、自動車事故やケンカなどから受傷するケースが多いんです。高次脳機能障害当事者であり、交通事故被害者、犯罪被害者であること。この辛さを訴えることもできる、刑事裁判の被害者参加制度。この制度を創設した岡村勲先生が亡くなりました。岡村勲先生のおかげで、被害者が検察官の傘のもとで直接裁判に参加することができる今の被害者参加制度ができました。検察官の隣に座
岡村勲先生がいなければ、被害者参加制度は存在しなかったんだなぁ・・・多くの犯罪被害者たちが助けられた制度入院中だったから法廷には行けなかったけど、僕も利用させていただきました岡村勲先生は、こんなことを仰っていたそうですこの言葉も印象的だった。裁判官が被告人に反省しているかと聞く。はい、反省してますと答える。そうか、ならば執行猶予付きにしてやろうと判決する。言語道断だ。加害者を許せるのは被害者だけだ。裁判官がやっているのは越権行為だ。私の妻が殺されて、裁判官が法務大臣
「主張を知って絶句し、泣き崩れ、『被害申告なんてしなければよかった』とまで思った。一人で抱えて我慢すれば、こんなに苦しい思いをさせられることも、家族を苦しめることもなく、検事としてのキャリアを失わずにすんだ。組織のトップから受けた性犯罪被害を訴えることがこれほど恐ろしく、ひどく傷つけられ続けるとは思いもしなかった」大阪地方検察庁の元検事正が、部下の女性に性的暴行をした罪に問われている裁判で、元検事正が一転して無罪を主張したことを受けて、被害者の女性検事が記者会見で涙ながらに訴えた時の言葉である
https://ameblo.jp/azuki2018/entry-12831171840.html『闇に墜ちそうになるが、からくも踏みとどまる』母が長年それは熱心に打ち込んできた社会福祉団体を廃団することについて、ようやく目処がたったと知らせてくれた市の部署の方に私が感謝の気持ちをお伝えすると、その女…ameblo.jphttps://ameblo.jp/azuki2018/entry-12699397002.html『妹元義弟の話』8年ぶりに仲秋の名月と満月とが重なったそうですね
2024年9月24日、大阪地裁堺支部は、危険運転致死傷罪に問われた岩井拓弥被告(31才)に懲役12年の判決を言い渡しました。◼️判決までの経緯2023年12月30日午前7時ごろ、岩井被告は岸和田市内で、酒に酔った状態で自家用車を運転し、対向車線の路側帯を歩いていた大久保春江さん(82才)と次男の孝之さん(51才)をはねました。春江さんは死亡し、目が不自由な孝之さんは5カ月の重傷を負いました。岩井被告は29日20時すぎから忘年会で飲み始め、30日の朝まで飲んでいて、車で帰宅する途中でした。
認知症タクシー運転手の死亡事故裁判禁錮3年の実刑判決大阪地裁2024年9月4日、大阪地裁は自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致死傷)の罪に問われていた元個人タクシー運転手斉藤敏夫被告(76才)に禁錮3年の実刑判決を言い渡しました。裁判長は「被告が認知症に罹患していたことを考慮しても注意義務違反が認められる」と述べました。◼️判決までの経緯2023年3月20日13時ごろ、被告の運転するタクシーが、赤信号を無視して大阪市生野区の交差点に進入し、歩行者や他の車両にぶつかり、死者
2024年8月2日、札幌地裁は花田光夫被告(64才)に禁錮2年6カ月の実刑判決を言い渡しました。花田被告はインスリン注射をした後に食事をしなかったので、低血糖で意識障害になって死亡事故を起こしました。しかし、裁判長は食事をしないと低血糖になり、意識障害を起こすことは予期できたので、過失責任は大きく、実刑が相当と判断しました。◼️初公判2024年7月9日、札幌地裁で、札幌市小4男児死亡事故の初公判がありました。この死亡交通事故は、加害者(被告)の持病が糖尿病であり、インスリ
2024年7月9日、札幌地裁で、札幌市小4男児死亡事故の初公判がありました。この死亡交通事故は、加害者(被告)の持病が糖尿病であり、インスリン注射後、食事をしなかったために低血糖で意識障害に陥ったことが原因であり、求刑や判決の量刑及び執行猶予の有無が注目されました。花田光夫被告(64才)は「全部記憶にあるわけではないが、間違いないと思う」と、起訴内容を認めました。被害者参加制度で意見陳述した男児の父親(49才)は「被告が医師の指導や法律を守らなかった結果、起こるべくして起
こんにちは今日の読売新聞朝刊の25面(社会面)に、「犯罪被害の県職員に休暇制度。鳥取県、都道府県で初。」という見出しの記事が掲載されていました🦚読売新聞によると、職員本人や2親等以内の親族が犯罪(殺人、傷害、危険運転致死傷など)の被害者となった際に「犯罪被害支援休暇」を取得できるようになります。捜査協力や心身の回復のためで、6月1日(土)から開始予定。警察の事情聴取を受けたり裁判に出廷したりする場合は鳥取県が必要と認める期間、本人の不調や家族の看護の場合は5日以内だそうです🦉
私の公判を担当していた検事の在籍する名古屋地方検察庁に連絡してみました。月曜日に事前に問い合わせフォームから・今週中に担当検事宛に電話したいこと・私の立場や担当検事との関係・確認したいことの要点を送っておき、金曜日に電話しました。念の為、クレームではありません(笑)それは問い合わせフォームでも書いておき、警戒する話ではないと伝えておきました。これまで何回かに分けて書いたことについて、「当時私はどうすべきだったと思うか」を当時の担当検事に率直に聞いて、今ま
2024年2月13日、大阪地裁堺支部で堺市女子大学生殺人事件の判決がありました。裁判所は、被告に完全責任能力があったとして、求刑どおり懲役20年の判決を山本巧次郎被告に言い渡しました。弁護側の急性心神喪失で無罪とする主張は、退けらました。◼️事件の概要2022年8月26日22時40分ごろ、被害者宅に来た山本巧次郎被告が包丁で被害者を刺し、逃げようとした被害者は4階ベランダから転落しました。被告は路上に倒れている被害者を数回も包丁で刺して死亡させた。搬送先の病院で死亡が確
2024年2月5日、堺市女子大学生殺人事件は検察側の論告求刑と弁護側の最終弁論があり、結審しました。この裁判は、大阪地裁堺支部の裁判員裁判です。被告人は、山本巧次郎(24才、事件当時22才)被害者は、大田夏瑚(事件当時20才)訴因(罪名)は、傷害及び殺人検察側は「復縁を断られ、強い殺意で犯行に及んだ」として「被告に責任能力はあった」と主張して、懲役20年を求刑しました。弁護側は「突発性の精神疾患により、責任能力が無かった」として無罪を求めました。判決は2月13日に言い渡さ
【主張】京アニ放火に死刑結果の重大性かみしめよ強固な殺意に基づく計画的な犯行で36人もの命が奪われ、32人が重軽傷を負った。極めて残虐な犯行態様は社会不安を広げ、模倣犯を生んだ。死刑の判断は不可避だった。www.sankei.com控訴しないで結審して欲しい。
事件から4年経って、やっと初公判が始まった。青葉真司被告自身が、大火傷で死線を彷徨い、治療に時間がかかった事と、責任能力があるかないかを判定する為の、精神鑑定にも時間がかかったからだ。この事件についてはこれ。『何故?京都アニメ放火で33人死亡』最近は余り新しいアニメを見ない私でも知っている、ケイオン!や涼宮ハルヒの憂鬱。それらを製作していたアニメーション会社に、唐突にガソリンを持ち込み放火した犯人に…ameblo.jp『京アニ放火殺人犯、起訴』座間市の事件の判決に続いて、
人権教育啓発推進センターが発行する月刊誌「アイユ」のインタビュー取材で、性犯罪、性暴力のワンストップセンターであるSARC東京の協力弁護士を努めている川本瑞紀さんにお話を伺いました。〈魂の殺人〉とも言われる性犯罪。2017年に性犯罪に関する刑法がなんと110年ぶりに改正されましたが、実態に即したものではないと見直しを求める声が高まり今年さらに改正が行われています。「法律の根拠がないと何も出来ない」と正直に語る川本さん。刑法が実態を反映していないために、被害を訴えても多くのケースが構成要件に当
僕は事故に遭った。交通事故被害者であり、犯罪被害者。刑事裁判で、被害者参加制度はうまく使えなかったけど、思いは検事さんに届けた。危険運転致死傷罪もそうだけど、そのきっかけになった悲劇はある。犯罪被害者基本法も、眞苗さんの悲劇が生み出したものだった。眞苗さん、そして弁護士の岡村勲さん、どうもありがとうございました。94歳“それでも私は闘う”妻を失った弁護士の執念|NHK【NHK事件記者取材note】26年前、逆恨みした男に妻の命を奪われた弁護士。絶望から立ち上がり
2021年10月31日(ハロウィン)の夜、走行中の京王線電車内で13人を殺傷した服部恭太被告の判決公判が、2023年7月31日に東京地裁立川支部でありました。この裁判は、裁判員裁判で行われました。罪状は、殺人未遂、銃刀法違反及び現住建造物等放火です。この裁判では、被害者の一部が被害者参加制度を利用して証言しました。7月21日の第10回公判で、東京地検は懲役25年を求刑しました。7月31日の判決は、懲役23年でした。検察側、被告側双方が期限の8月14日までに控訴しなかったので、服部
先日刑事裁判がありました。被害者も法廷で意見を述べたりすることのできる被害者参加制度というものがありそちらを利用していたので、意見陳述書を書いて、法廷でお話ししました。自分の思いは伝えられたかなと思います。こうなって改めて思うのは、交通事故に対する量刑の軽さに尽きます。こうなる前から、交通事故の罪は軽すぎるって思っていたけれど、実体験を通して、なんか・・・あまりに軽すぎて。人の命だったり、被害者のその後の人生を何だと思っているんだろうって思いました。加害者が飲酒運転したり、逆走
2021年10月31日(ハロウィン)の夜、走行中の京王線電車内で13人を殺傷した服部恭太被告の初公判が2023年6月26日に東京地裁立川支部でありました。この裁判は、裁判員裁判で行われます。罪状は、殺人未遂、銃刀法違反及び現住建造物等放火です。この裁判では、被害者の一部が被害者参加制度を利用して証言しました。7月21日の第10回公判で、東京地検は懲役25年を求刑しました。7月31日の第11回公判で、判決が言い渡されます。服部被告は、全く反省してないので、求刑どおり懲役25年の判決に
関係者から、わたくしの段取りが悪かった点を指摘いただきまして、いえ、かなり強く非難されまして、それが的を得ていましたのでめちゃくちゃ落ち込みました。ず~っと引きずってます。愚痴ってすみません、他に愚痴れる場所がないので。短答式試験まであと81日。本日の学習、刑訴法短答過去問
池袋の母子死亡交通事故の飯塚幸三被告は、裁判で自らの過失責任を認めませんでした。90才代でしたが、実刑(執行猶予無し)判決でした。2022年11月に5人死傷事故を起こした波汐國芳被告(97才)は、過失責任を認めました。判決は、禁錮3年執行猶予5年でした。被害者参加制度で死亡した女性(42才)の夫は、妻を返せと言い、厳罰を求めました。しかし、自らの運転能力を過信して、一人を死亡させ、4人を負傷させたのに執行猶予付き判決は、被害者が納得しないと思います。せめて、執行猶予無しの禁錮1年という判決の
弁護士さんに「被害者心情意見陳述どうしますか?」と聞かれて言いたいことがありすぎてまとまらなくて書くには書いたが前日ギリギリまで迷い当日、それでもまだ迷ってた直前、大学ノートの読めないメモの半分だけ読むことにした何も言わないのは気持ちと違っててでも、恨み辛みを並べるのも場違いで裁判官や傍聴人もいて何より被告人に直接、言える機会は最後だろうと迷いに迷ってちょっとだけ読んだ。違う、もっともっと息子の代わりに母の代わりにみんなに聞いて欲しい事この2年どんなに泣
初めて見る被告人マスクをして目の下まで前髪を伸ばしまるで顔も表情も読み取れなかった事故後2か月ほど入院してそれからどう過ごして来たのだろう途中退院して弁護士が付いてから黙秘した煮え繰り返る怒りが湧いたが弁護士さんに拷問などにより自白強要を防ぐ弁護士さんがそれによってやりにくくならないための当然の権利だと聞くさっきまでどんなヤツだと思っていたもっと自分を擁護して決められたセリフを並べるのかと思っていたので本当の事を言ってる?謝罪文以外はそんな不自然さを感じない一
大阪天満女性パブオーナー殺人事件の裁判員裁判が、9月16日から大阪地裁で始まりました。2021年6月11日夜にカラオケパブで、常連客の宮本浩志被告が稲田真優子さんを殺害したとされる事件の裁判です。初公判で、宮本被告は裁判員に「判決は死刑でお願いします」などの不規則発言をしました。10月12日の公判では、被害者参加制度で、稲田さんの母親と兄が発言しましたが、宮本被告からは反省の言葉はありませんでした。大阪地検の求刑は、無期懲役でした。弁護側は、無罪を主張しました。そのあと、裁判長に何
大阪天満女性パブオーナー殺人事件の裁判員裁判の初公判が、9月16日に大阪地裁でありました。宮本浩志被告は、裁判長の罪状認否で黙秘する一方、裁判員に対して「死刑判決をお願いします」と不規則発言をしました。何の落ち度もない女性が、被告の身勝手な理由で殺害された場合、実際の判決がどうなるか、と思って、思い出した事件が、熊本大学女性研究員殺人事件です。2020年9月6日、35才の女性研究員の楢原知里さんが絞殺され、遺体で発見されました。犯人は、楢原さんが住んでいた大学近くのマンションの清掃員(熊
大阪天満女性パブオーナー殺人事件の初公判が、9月16日10時から大阪地裁で開廷しました。2021年6月11日夜にカラオケパブで、稲田真優子さんが殺害された事件の裁判員裁判です。常連客の宮本浩志が殺人罪で起訴されました。宮本被告は警察や地検の取り調べで「店に行ったが、やってない」と否認してました。関西のテレビ局のABCニュース、MBSニュースや朝日新聞デジタル、産経ニュースなどを見ました。取り調べ段階で否認していたので、宮本被告が初公判の罪状認否では当然否認すると思っていましたが、無言(
幸せな日々は、もう手放さなければならない。遺体で発見された善良な弁護士。一人の男が殺害を自供し事件は解決――のはずだった。「すべて、私がやりました。すべての事件の犯人は私です」2017年東京、1984年愛知を繋ぐ、ある男の"告白"、その絶望――そして希望。「罪と罰の問題はとても難しくて、簡単に答えを出せるものじゃない」私たちは未知なる迷宮に引き込まれる――。作家生活35周年記念作品『白夜行』『手紙』……新たなる最高傑作、東野圭吾版『罪と罰』。長編ですがグイグイと引