ブログ記事109件
俳優の綾野剛(42)が6日に都内で行われた、「第33回日本映画プロフェッショナル大賞」授賞式にサプライズ登場。主演を務めた映画「花腐し」で「監督賞」を受賞した荒井晴彦監督に花束を贈り、祝福した。同作は、「監督賞」と「作品賞」のダブル受賞。栩谷修一(綾野剛)と伊関貴久(柄本佑)から思いを寄せられる桐岡祥子を演じた女優のさとうほなみも「新進女優賞」を受賞した。花束を手に登場した綾野。監督に笑顔で花束を渡すと、「本日受賞された皆さん本当におめでとうございます」と祝福し、荒井監督に向けて「撮
俳優、綾野剛(42)が6日、東京都内で行われた2023年度の「第33回日本映画プロフェッショナル大賞」の授賞式にサプライズで登壇した。昨年11月公開の「花腐し(はなくたし)」で監督賞を受賞した荒井晴彦監督(77)が登壇した際に花束を贈呈。綾野はピンク映画の監督役で同作に主演し、脚本も手掛けた荒井監督に「せりふや描写にうっとりしまして、俳優としては家宝でかけがえのない作品になった」と感謝した。同大賞は映画監督、脚本家、評論家、ミニシアターの支配人ら選考委員31人の投票などで決定。
今週はキネマ旬ベストテン邦画部門入賞作品紹介週間。2日目は6位入賞作。「花腐し」荒井晴彦監督荒井監督と言えばピンク映画出身で、(火口のふたり)が滅茶苦茶よかった!2020年のマイベストテンにも入れた作品です。白石文学初の映画化(「火口のふたり」荒井晴彦監督)|「天に月、地に山」愛知・豊橋で日本酒なら(ameblo.jp)今作は松浦寿輝原作の芥川賞作品の映画化です。さてどうでしょうか?主人公は仕事が亡くなったピンク映画の監督。
日本映画プロフェッショナル大賞が、発表されましたので紹介します。私的には、しっくりくるベストテンでした。授賞式は2024年7月6日(土)夜、東京・テアトル新宿で開催を予定されています。🎦2024年、第33回日本映画プロフェッショナル大賞の受賞内容は、詳細は下記のHPを参照くださいhttps://nichipro-award.com/🎦日本映画プロフェッショナル大賞については、下記HPを参照ください。https://nichipro-award.com/about/受賞内容の概
花腐しいろんな意味で感動しまくった「花腐し」が、キネカ大森で、復活上映されていると聞き、東京の下町・大森まで足を運びました。これまで何度かお邪魔したことはありますが、キネカ大森、いいです。シネコンの拡大とともに単館がどんどん減っていて、昔ながらの単館は数えるほどしか残っていません。確かに、前席の人の頭がスクリーンに被るとか、ストレスがないわけではありません。でも、大型のシネコンは、どこも同じような作品ばかり上映していて、映画館ごとのキャラクターやアイデンテ
監督:荒井晴彦出演:綾野剛柄本佑松浦寿輝の芥川賞受賞作を実写映画化。原作に「ピンク映画へのレクイエム」という荒井監督ならではのモチーフを取り込んで大胆に脚色し、2人の男と1人の女が織りなす切なくも純粋な愛を描く。ピンク映画監督の栩谷はここ5年、映画を撮れずにいた。ある日、栩谷は大家に頼まれ、伊関という男にアパートから立ち退くよう説得しにくる。栩谷と伊関は会話を重ねるうちに、自分たちが過去に本気で愛した女が同じ女優祥子であることに気づく。3人がしがみついてきた映画への夢が崩れはじめる中
えった非人なら殺してもええんか『福田村事件』Blu-ray&DVD2024/4/3(水)発売!関東大震災から100年いま見たことを、伝えたい100年の時を超え、遂に、実話に基づいたかつてない日本映画が公開された。日本映画史に残る大ヒット問題作がついにソフト化!★商品情報『#福田村事件』Blu-ray&DVD2024年4月3(水)発売!(レンタルDVD同日リリース)Blu-ray6,380円(税込)、DV...www.youtube.com福田村事件関東大震災直後に流言飛語が飛び交い
綾野剛、柄本佑主演他。朽ちてなお、生きていく。ピンク映画の監督と脚本家志望だった男。ふたりが愛した女は、同じ女だった―。斜陽の一途にあるピンク映画業界。栩谷(綾野剛)は監督だが、もう5年も映画を撮れていない。梅雨のある日、栩谷は大家から、とあるアパートの住人への立ち退き交渉を頼まれる。その男・伊関(柄本佑)は、かつてシナリオを書いていた。映画を夢見たふたりの男の人生は、ある女優(さとうほなみ)との奇縁によって交錯していく。ふたりの男とひとりの女が織りなす、切なくも純粋な愛の物語。5/10点
日本映画ペンクラブ賞も随分昔に発表されていた。↓↓以下、ネットニュースから。日本映画ペンクラブは、2023年度の同賞に映画監督や脚本家の活動と並行して専門誌「映画芸術」を発行する荒井晴彦を選んだ。功労賞には映画プロデューサー角谷優、特別賞に女優片桐はいりが選ばれた。会員選出によるベスト映画は、日本映画が「PERFECTDAYS」(ヴィム・ヴェンダース監督)、外国映画が「TAR/ター」(トッド・フィールド監督)、文化映画が「国葬の日」(大島新監督)、「妖怪の孫」(内山雄人監督)となっ
ひとつ前の当ブログで、4年前の2020年に「文京シビックホール」で観た「第93回キネマ旬報ベストテン表彰式」のことを書きました。監督作の『火口のふたり』(2019荒井晴彦監督)がベストワンに輝いた荒井晴彦さんですが、監督賞は若松プロの後輩・白石和彌さん、脚本賞はかつて『大鹿村騒動記』(2011阪本順治監督)を脚本共作した阪本順治さんと、後輩ふたりにさらわれました。特に、荒井さんの本業である「脚本賞」が獲れなかったことが悔しかったらしく、阪本さんに「脚本の書き方を教えてもらおうかな」と冗談ま
このところの当ブログで、5年前の2019年2月10日に観に行った「第92回キネマ旬報ベストテン表彰式」(受賞対象は2018年作品)のレポートを書いています。その翌年の2020年、「第93回キネマ旬報ベストテン表彰式」が同じ「文京シビックホール」で行われ、僕はこれも観に行きました。このとき、日本映画1位に輝いたのは『火口のふたり』(2019荒井晴彦監督)です。荒井晴彦さんが編集長をつとめる「映画芸術」誌も当然ながら?1位なのですが、今年は何と、2位の『半世界』(2019阪本順治監督)、3位『
ずいぶん空いてしまいましたが、あきた十文字映画祭リポート第3弾です!これは、4本目に見た、映画祭のクロージング作品です!(3本目に見たやつは、実はまだ公開されていないので、もう少しまとめるのを控えようと思っています)綾野剛・柄本佑・さとうほなみの3人が主演ということになるのかな?映画「花腐し(はなくたし)」でございます!この日の上映では、監督の荒井晴彦さん、脚本の中野太さん、プロデューサーの佐藤現さん、主演女優のさとうほなみさんが、ゲストで登壇、舞台挨拶・トークショーを繰り広げてくれ
2023年ベストテンイベントの集計結果の連絡です。フォーラムでの参加者が何を選んでいるか、見るのが楽しみでしたしこんな映画あったんだと思ったり、集計しながら「あー、見逃した!」と思ったりと。みなさんが、これから映画を見るときの、参考になれば幸いです。🔷【FJMOVIE】2023年度日本映画ベストテン結果詳細は、下記のベストテン結果一覧を参照くださいhttp://fjmovie.la.coocan.jp/other/tokusetu/2023best10j.html【作品賞】
映画雑誌「映画芸術」が選ぶ2023年のベスト&ワーストが発表された。ベスト1位は「花腐し」。えー!これが1位?荒井晴彦が監督した作品でしょ。それを荒井が編集長を務める雑誌の1位に選んじゃうの?そんなのあり?忖度?↓↓以下、ネットニュースから。季刊誌「映画芸術」が2023年作品の「日本映画ベストテン&ワーストテン」を発表した。荒井晴彦が監督し、綾野剛が主演を務めた映画「花腐し」がベストテンの1位に選ばれた。映画芸術は脚本家として知られる荒井が編集長を務める映画批評誌。選者には映画評論家、映
岐阜新聞映画部のライター7名によって選出された「2023年岐阜新聞映画部ベスト・テン」が発表されていましたので紹介します。第01位:花腐し、監督賞:荒井晴彦『花腐し』という結果。ランプリングファンとしては、助演女優賞:シャーロット・ランプリング『ベネデッタ』が嬉しい^^)岐阜新聞映画部ニュースより2023年岐阜新聞映画部ベスト・テン岐阜新聞映画部のライター7名によって選出された「2023年岐阜新聞映画部ベスト・テン」を発表!日本映画、外国映画のベスト・テンと各部門賞が決定しまし
小説が映像化される際、どのような脚色がなされたのかを検証する連載「映像と小説のあいだ」の最新回が更新されました。今回は「Wの悲劇」原作を劇中劇として内包した上に、その劇中劇のラストも原作から改変するという大胆な脚色がもたらす効果について解説しています。https://shosetsu-maru.com/yomimono/essay/eizotosyosetu/13連載第13回「映像と小説のあいだ」春日太一小説を原作にした映画やテレビドラマが成功した場合、「原作/原作者の力」として語
『あちらにいる鬼』2022,廣木隆一うーん、どーなんでしょう。これほんとに荒井晴彦なの?原作が悪いのか、脚本が悪いのか、はたまた監督のせいなのか、今のところ今年のワーストです。ひでーもんだ。なんじゃこりゃ?舐めてんのか?大人のファンタジーっすか?大人のメルヘン童話?いい歳していい加減にしなはれ。アップ、アップ、アップ、クローズアップ!なんじゃこりゃ。おまけになんだかよーわからん長回し。浜辺の横移動はちょっと良かった。キャスティングも最悪。全く冒険していない。寺島は寺島らしく、広末は広
正月2日、すでに明けておりますが、元旦早々に北陸・能登半島を震源とする大きな地震があり、被災に遭われた方々にはお見舞いを申し上げます。海に面していない岐阜の田舎町で、どうでもいいようなブログ記事を書くわが身を恥じ入るばかり…。本日も昨年11月鑑賞の映画の“2本立て”記事です。1本目の映画『花腐し』は、『火口のふたり』の荒井晴彦監督が綾野剛を主演に迎え、芥川賞を受賞した松浦寿輝の同名小説を映画化した作品。劇場は伏見ミリオン座(10ポイント獲得の無料鑑賞)。2本目の映画『首』は、北野武が
井浦新、田中麗奈、永山瑛太主演他。関東大震災から100年、いま見たことを、伝えたい。関東大震災の発生からわずか5日後の9月6日のこと。千葉県東葛飾郡福田村に住む自警団を含む100人以上の村人たちにより、利根川沿いで香川から訪れた薬売りの行商商談15人の内、幼児や妊婦を含む9人が殺された。震災の混乱下で「朝鮮人が集団で襲ってくる」「朝鮮人が略奪や放火をした」との噂が瞬く間に広がり、福田村にも届いたのだ。行商団は、讃岐弁で話していたことで朝鮮人と疑われ殺害されたのだ。逮捕されたのは自警団員8人。
「花腐し」を観てきました。家賃を払えなくなった5年間映画を撮っていないポルノ監督の栩谷(綾野剛)が、家主に頼まれて古アパートの立ち退きの説得に出向いた先にいたのが元シナリオライター志望の男の伊関(柄本佑)。栩谷と同棲していた女と伊関の女が同じだったことに後から気づく。梅雨空の季節、2人のシーンはモノクロ。そしてさとうほなみのいるシーンはカラー。夢を持っていた男がどっちも女優志望の女を幸せにできないまま手放し、希望をなくす。男女の感情・関係も腐ってゆく。妙にリアリティのある作品。そして
荒井晴彦さんの作品に惹かれる。脚本家であり映画監督でもあるが、男と女のどうしようもなさを、そのみっともなさも含めて曝け出し、描く。若かりし頃を思い出し、ぐっと来た中年男性も多いのではないか?代表作に、ポルノ映画の最高峰「赫い髪の女」や、「遠雷」、「ヴァイブレータ」、「幼な子、われらに生まれ」等。前監督作「火口のふたり」は絶賛された。エロスを追求した映画であった。新作「花腐し」も、ピンク映画にオマージュを捧げられた作品だ。1970年代のポルノ映画を思わせ、大胆な描写が続く。主人公も
綾野剛主演『花腐し』11月10日公開決定!本予告&本ポスターが解禁!|Fan'sVoice|ファンズボイス芥川賞受賞作を荒井晴彦監督が大胆に翻案した映画『花腐し』の公開日が11月10日(金)に決定し、本予告と本ポスタービジュアル、追加キャストが解禁されました。本予告は、廃れていくピンク映画業界で生きる映画監督・栩谷(綾野剛…fansvoice.jp
【監督】荒井晴彦【原作】松浦寿輝【制作国】日本【上映時間】137分【配給】東映ビデオ【出演】綾野剛(栩谷修一)柄本佑(伊関貴久)さとうほなみ(桐岡祥子)【公式サイト】映画『花腐し』公式サイト|11月10日(金)テアトル新宿ほか全国公開荒井晴彦監督作品『花腐し』公式サイト主演:綾野剛共演:柄本佑さとうほなみ11月10日(金)テアトル新宿ほか全国公開hanakutashi.com2000年に発表され、同年の芥川賞を受賞した松浦寿輝の同名小説を映画化した
最近、オールタイムベストテンを選ぶタイミングがあり、その時の、2023年・監督編(日本映画)の私のベスト20です。🔷日本映画の監督編(1/2)はじめどのように投票するか悩みましたが、20名枠があるけど、無造作に選ぶとまとまらないと考え、今作品が上映されれば無条件で観る監督をベースに「リアルタイム・ベストテン」として5~10名を選び、1980年代の学生時代にTVや劇場で映画の面白さを教わった監督を「オールドタイム・ベスト」として10名以内で選び、今回のオールタイム・ベストテンとし
久しぶりに山口百恵さんの新盤CDが出るということで楽しみにしていた「GOLDEN☆BESTMOMOEDISCO&SOUL」。もちろん早々にAmazonで購入し、夜ごとネット検索やブログの記事を書きながら愛聴しております。山口百恵さんが残した全作品の中からダンサブルな要素の色濃い楽曲だけで構成されたセレクト集という体裁のCD。収録曲は19曲、CDの値段は2,530円(税込)です。「いま目覚めた子供のように」「赤い衝撃」「ICAMEFROM横須賀」「喪服さが
和歌や俳句の世界では「卯の花腐し」の七音で使われます。単に「花腐し」の用例は、、、、俳句では夏の季語初夏の白い卯の花を腐りしおらす梅雨に先立つ長雨のことだそうです。いわゆる、、、はしり梅雨との解説もありますが、五月雨がその後に続くとも(ネット解説だけだとようわからん)ともあれ、万葉集に始まる由緒ある歌語なんだが、昨今は絶滅危惧種。俳句はともかく、短歌の世界はついど見かけない。王朝歌論書にはこの万葉集の和歌が最古の用例だとかの記述があるとあるらしいが、素直に詠めば雨の風景でもない。
ひとつ前の当ブログで書いたように『福田村事件』(2023年森達也監督)を観に、関内のまで遠征しました。「横浜シネマリン」を応援しているのと、脚本を担当した井上淳一さん(荒井晴彦さん、佐伯俊道さんと共同)、出演されたMIOKOさんのトークショーもあったからです。一通り、トークがあったあとで、客席からの質問を受け付けました。「不倫する女性が3人出てきますが……」という質問には、「これは普通の人たちの物語で、当時の人たちの農村共同体というものを描くのに“性”を持ち込むのは避けられない」とのことで
どうしてそんなに濡れるの、肩も背中もずぶ濡れじゃないのとずいぶん昔にほんの二年ほど一緒に暮らしていた女がよく言ったものだった。変なひとねぇ、ずっと傘をさしてたのにさあ、いったいどうしてこんなにぐしょぐしょになるのよ、傘のさしかた知らないの。(松浦寿輝「花腐し」講談社文庫)
ツイート転載立ち退き迫られるボロアパートで酒場で2人の男が語るのは朽ち逝く恋と夢のこと。腐らされた女の発酵を肴にした懺悔録。映画は懐古で朽ちることなく「今」で飛躍するのがいい。強い中国女がいい。吉岡さん演じる監督の哀愁がいい。エンドロールもいい。エロ哀しい。佳い映画
ピンク映画監督の栩谷(綾野剛)は、斜陽の業界にあって、もう5年も作品を撮れていない。同棲相手の祥子(さとうほなみ)は流産の後、実家に帰省すると家を出た3日後、栩谷の同胞の桑山(吉岡睦雄)と共に心中死体として海岸に上がる。失意の栩谷は事務所の家主の依頼で、取り壊し予定のアパートに居座る伊関(柄本佑)に立退き勧告を告げるが、彼がかつて脚本家を志し、AVの台本などを書いていた事が分かり次第に意気投合。新大久保辺りのディープな裏通りのバーで飲みながら、互いがかつて愛し別れた女の事を語りあう。それは同じ