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ひとつ前の当ブログで、『極道VSまむし』(1974中島貞夫監督)を取り上げました。『極道』シリーズ(1968~1972山下耕作監督など)と『まむしの兄弟』シリーズ(1971~1975中島貞夫監督など)という、東映の人気シリーズの合体映画です。『極道』シリーズは、釜ヶ崎を舞台に山高帽に黒のダボシャツのコテコテ・スタイルの天衣無縫な島村清吉を若山富三郎さんが演じました。第1作『極道』(1968山下耕作監督)が封切られた時に全盛だった、高倉健さんや鶴田浩二さんが演じたストイックなヒーローと真
ひとつ前の当ブログで、『まむしと青大将』(1975中島貞夫監督)を取り上げました。『まむしの兄弟』シリーズ(1971~1975中島貞夫監督ほか)の最終作で、中島貞夫監督の映画において重要人物の荒木一郎さんも出ています。『まむしの兄弟』シリーズは、『懲役太郎まむしの兄弟』(1971中島貞夫監督)を第1作として、菅原文太さん演じる「ゴロ政」と川地民夫さんの「不死身の勝」のふたりが暴れまわるバディ・ムービーです。このふたりは刑務所とシャバを行ったり来たりしていますが、大物ではなくチンピラと
タイトル人形佐七捕物帖くらやみ坂の死美人公開年1960年監督山崎大助脚本結束信二主演若山富三郎制作国日本本作は、横溝正史の原作「人形左室捕物帖」を若山富三郎主演で描く東映でのシリーズ第2弾となる。このシリーズは、白塗りの優男を演じる若山富三郎が受け入れられるか否かで評価が違ってくると思うが、横溝正史らしいおどろおどろしさや、ミステリー要素が皆無なうえに、佐七を原作にはない法善流棒術の達人にして、立ち廻りが得意な若山富三郎に思う存分立ち回りをさせているだけに、殺陣だ
若山富三郎のヒットシリーズとなった“子連れ狼”は全6作あり、『子連れ狼・親の心子の心』(1972年・東宝/監督:斎藤武市)は、シリーズ4作目。かつて拝一刀(若山富三郎)に敗れた柳生軍兵衛(林与一)は、偶然出会った大五郎(富川晶宏)の後をつけ、再び一刀と立ちあいますが敗れます。追手の尾張藩士を次々に殺害する別色女・お雪(東三千)の暗殺を、藩士の家族から依頼を受けた一刀はお雪の出身地・乞胸村へ。村の長・仁太夫(山村聰)からお雪の居所をそれとなく知らされます。お雪は自分を凌辱した剣術指南役・孤塚円鬼
1970年から76年にかけて週刊『漫画アクション』に連載された、小池一雄:作、小島剛夕:画の『子連れ狼』は大人気となり、若山富三郎主演で映画化されました。『子連れ狼・子を貸し腕貸しつまつる』(1972年・東宝/監督:三隅研次)公儀介錯人の役職を狙う柳生烈堂(伊藤雄之助)に反逆の汚名を着せられた拝一刀(若山富三郎)は、捕縛にきた柳生備前(渡辺文雄)と柳生蔵人(露口茂)を斬り、息子・大五郎(富川晶宏)と柳生一族への復讐のため冥府魔道の道を歩むことになります。刺客となった一刀は、小山田藩江戸家老(
毎年、桜が満開というとこの映画を思い出します。坂口安吾の小説ですが、もうタイトルだけでベストセラーって思いません?この映画は篠田正弘監督ので奥様の岩下志麻さんが主演しています。本当にお綺麗。山賊に首を狩ってこさせる残虐な美しい女という設定は、彼女の為にあるような気がします。美し過ぎる狂気みたいなものをまとっていて、普段は見せないけれど一度あふれ出すと止まらないデビュー作の『五辨の椿』のおしのが、凄絶に綺麗。清純であるがゆえの潔癖と妖艶の狭間に立っている_岩下志麻さんはそういう女優
m(__)m💕
CriticalValue(ExtendedMix)ProvidedtoYouTubebyLabelWorxLimitedCriticalValue(ExtendedMix)·XengerOneCriticalValue℗StateControlRecordsReleasedon:2020-03-16Producer:Raul...youtu.be横田空域・岩国空域『横田空域』の知られざる事実。首都圏の戦後70年空のタブー|女性のラ
『緋牡丹博徒花札勝負』映画トーキー98分カラー昭和四十四年(1969年)二月一日公開製作国日本製作東映京都企画俊藤浩滋日下部五朗脚本鈴木則文鳥居元宏音楽渡辺岳夫美術富田治郎撮影古谷伸照明和多田弘編集宮本信太郎照明金子凱美助監督本田達男牧口雄二関本郁夫記録梅津泰子装置稲田源兵衛装飾布部栄一美粧佐藤宇之助結髪妹尾茂
タイトル人形佐七捕物帖般若の面公開年1960年監督山崎大助脚本結束信二主演若山富三郎制作国日本本作は、脚本・結束信二。監督山崎大助。主演・若山富三郎で横溝正史・原作の「人形佐七・シリーズ」を映画化した時代劇。横溝正史と言えば、戦後に活躍する金田一耕助が有名だが、戦前の名探偵は由利麟太郎が定番。並んで捕物帳を執筆していた。そこで活躍したのが人形佐七。人形のように美男子な事からそう呼ばれたのだが、厳つい若山富三郎とはどう考えてもあっていない。後にテレビで2回も佐七を演じ
中村玉緒さんの元夫であり、ハワイの空港で麻薬所持の現行犯で逮捕され、会見で「もうパンツは履かない」という迷言を残した伝説的俳優といえば、勝新太郎さん(↓)。『破天荒』〝座頭市〟というと、若い方は北野武監督の映画をイメージすると思いますが、私のような昭和世代ならこの方を思い出すはず。勝新太郎さん今日は、昭和時代を代表す…ameblo.jp今日は、その勝新が一目置く名優であり、彼の実兄でもあった若山富三郎さんの命日・三十三回忌にあたります。若山(本名
4月2日が命日・忌日の有名人・著名人1872年満80歳没(肺炎)サミュエル・モールスさん発明家モールス電信機を発明1914年84歳没(?)パウル・フォン・ハイゼさん作家ノーベル文学賞1928年60歳没(?)セオドア・リチャーズさん物理化学者原子量の精密測定ノーベル化学賞1929年満29歳没(腎臓病)松井千枝子さん女優『金色夜叉』1953年68歳没(?)フーゴ・シュペルレさんドイツ空軍元帥1966年66歳没(?)セシル・スコット・フォレスター
“俺は、ただのケチな人殺しだ。”「博奕打ち総長賭博」『昭和9年。天竜一家総長荒川が倒れた。後継者に推薦された中井は外様を理由に辞退し、後継者は荒川の娘婿である石戸に決まった。しかし中井と兄弟分である松田がそれを許さなかった。』1968年公開。監督:山下耕作。脚本:笠原和夫。出演:鶴田浩二、藤純子、桜町弘子、名和宏、曽根晴美、佐々木孝丸、三上真一郎、沼田曜一、香川良介、原健策、小島慶四郎、金子信雄、曾我廼家明蝶、若山富三郎。シリーズ第4弾。作家・三島由紀夫に絶賛された作品。
【タイトル】ブラック・レイン(原題:BlackRain)【概要】1989年のアメリカ/日本合作映画上映時間は125分【あらすじ】ニューヨーク市警のニックとチャーリーは逮捕した佐藤を日本に護送するが、空港で警察に扮した佐藤の手下に佐藤を引き渡してしまう。何とか佐藤を捕まえたいニックらは松本警部補監視のもと行動することになる。【スタッフ】監督はリドリー・スコット音楽はハンス・ジマー撮影はヤン・デ・ボン【キャスト】マイケル・ダグラス(ニック・コンクリン)高倉健(松本正博警部
町工場を経営する川瀬の一人息子・武志が不良少年に刺されて死んだ。少年にさしたる動機はなく、誰でもいいから人を殺したくて犯行に及んだという。一時は怒りと悲しみに憔悴しきる川瀬ではあったが、やがて一念発起して被害者遺族の保証制度を国に訴えかけていく、、。こちらは1979年公開の松竹映画でありますたまに日本映画を観たくなるのですが、なかなか興味のある作品が置いておらず、最近の作品も観ねば、と思うのですが、三池崇史作品や、堤幸彦作品のようなものばかりで観る気
任侠映画の名作、鶴田浩二主演の「博奕打ち総長賭博」を見た。天龍一家の総長・荒川(香川良介)が病に倒れ、跡目に押された中井信次郎(鶴田浩二)は外様であることを理由に固辞し、兄弟分の生え抜き・松田(若山富三郎)を押すが、服役中の松田を待てないと主張するオジキ分の仙波(金子信夫)の思惑通り、2代目には弟分の石戸(名和宏)に決定する。しかし、仮釈放になった松田は、その決定に納得せず……。傑作である。様式美のすべてが完璧に再現されていて、どこをとっても非の打ち所がない。素
#何度でも観てしまう映画『魔界転生』1981年よくよく観ると設定など結構アラも目立ってますが、転生した魔人たちが単に欲望の赴くまま勝手に行動しているうちに、いつのまにか徳川幕府崩壊の危機と化しているトンデモ感は嫌いではありません。そして何といっても若山富三郎!クライマックスの江戸城炎上における壮絶な殺陣もさながら、転生して以降は一切瞼を閉じない魔人の恐怖に戦慄!
1973年、東宝製作のポリス・アクション「桜の代紋」を久しぶりに鑑賞しました。米軍から横流しされた拳銃を購入した関西の暴力団西神会の杉山は職務質問をしてきた警察官を射殺する。大阪府警の奥村と加藤は杉山を逮捕し拳銃の隠し場所を突き止めるが、拳銃は無くなっていた。奥村の同僚刑事滝本が西神会と繋がっている事を加藤が突き止めるが加藤は殺されてしまう。奥村は滝本を射殺し杉山の愛人ミチを監禁し西神会に迫るが。東宝から東映の任侠映画に対抗する作品をとの依頼で若山富三郎が原作と製作も手がけ主演したハー
YouTube東映シアターオンラインにて2週間限定無料配信中『博奕打ち総長賭博』(1968年)監督:山下耕作脚本:笠原和夫『仁義なき戦い』の笠原和夫が脚本というだけでも初めて視聴してみたが、三島由紀夫が絶賛したというのも納得な面白さ!!公開から1年後の1969年、小説家の三島由紀夫が『映画芸術』同年3月号にて批評「『総長賭博』と『飛車角と吉良常』のなかの鶴田浩二」を寄せて流れが変わる。三島は「これは何の誇張もなしに『名画』だと思った」などと述べ、ギリシア悲劇にも通じる構成と絶
豪華キャスト過ぎて菅原文太や待田京介らの活躍はあまり見れずに残念。悪役も河津さん天津さん以外の見どころ薄し。大木実は予想通りの展開。健さんサブちゃんも出番少ないので主役の鶴田浩二と若山富三郎のカッコ良さ。藤純子はいつもながらいじらしさ。豪華なキャストに話も薄れたかな。
図書館に行ったら、新着DVDのコーナーに、化け猫と四谷怪談、はい、借りました(^^)昔観た四谷怪談は田中絹代、上原謙、監督木下恵介、愛染かつら大ヒット中のキャスト、田中絹代は特殊メイクなしのお岩さま、これは怖かった。今回は若山冨三郎の四谷怪談。今夜はこの2作を観ます、夜食は猫缶(嘘です)幽霊もお化けも怖くない、ホントに怖いのは生きた人間なんだよ、と大人たちは言っていたけど、この歳になればそう思うけど、幽霊やお化けが怖かった頃が今となっては、なつかしい。👻👻👻👻
何度も何度も繰り返し見た作品だけれど、やはり良いなあ。改めてこれは数あるリドリー・スコット作品の中でも、彼の代表作のひとつと言って良いほどのクオリティだと思う。1989年制作だから実に35年前。しかしながら全く古臭くなく、色褪せることのない映像。マイケル・ダグラス、アンディ・ガルシアの演技もさることながら、日本人キャストが意外なほど良いんだよなあ。彼らがこの作品の質を格段に上げているのは間違いない。高倉健、松田優作、若山富三郎、神山繁ら名優が豪華にキャスティング。さらにチョイ役
【60点】1983年。監督:森谷司郎、撮影:木村大作戦後の政局絵巻的な大河ドラマ。飽きないのですが、心に響かず……m(__)mオールスターを投入しての、「再現ドラマ」に感じました。原作:戸川猪佐武、未読。戦後GHQ占領下の日本。独立のために首相・吉田茂(森繁久彌)は、ライバル政党との確執や闘争を続けながら、ついに日本独立という悲願が達成させていく。しかし、吉田は次第に政権にしがみつくようになり、三木武吉(若山富三郎)は、吉田を首相の座から引きずり下ろすべく、有力政治家たち
「ブラック・レイン」(1989)大阪ロケ満載のハリウッド大作をひさびさにAmazonプライムビデオで観ました。監督はリドリー・スコット。予告編はコチラ。日の丸っぽいオープニングの後に出てくるワイルドなバイク野郎は、NY市警のハミ出し刑事ニック(マイケル・ダグラス)。バツイチで養育費に金がかかったり、ある事件の金を横領した容疑で調査をされてたりしますが、刑事としての腕は一流。ある日、彼を慕う同僚チャーリー(アンディ・ガルシア)と昼メシを食ってるレストランで、マフィアのボスが日
人生、勉強することだらけ!笑福亭仁鶴が「3分間待つのだぞ!」というボンカレーCMの名ゼリフを懐かしのTV特集でみたりTV版の子役の子(西川和幸)が成長して新潟県の市議会議員になるも強盗殺人・死体遺棄などの罪に問われ無期懲役中などとその存在は知っていたが今まで一度も観た事が無かった映画版【子連れ狼】シリーズ!今回、肥後橋アワーズルームでその第二作【子連れ狼三途の川の乳母車】を研究する会がありはせ参じて来た次第ですが乳母車に子
https://article.yahoo.co.jp/detail/52ef1867fe48871dd9a65f9c1da624c5b6eeb899勝新太郎市川雷蔵萬屋錦之介大川橋蔵藤田まこと山崎努中村吉右衛門若山富三郎片岡千恵蔵市川歌右衛門…これらの名優を超えてから言って欲しいそして我らが千葉ちゃんの柳生十兵衛!息子さんなら行けるか?
小説が映像化される際、どのような脚色がなされたのかを検証する連載「映像と小説のあいだ」の最新回が更新されました。今回は「悪魔の手毬唄」磯川警部のラブストーリーとして際立たせた、原作からの繊細で丁寧な変更について。思い入れが強すぎて過去最大のボリュームになっております。https://shosetsu-maru.com/yomimono/essay/eizotosyosetu/14連載第14回「映像と小説のあいだ」春日太一小説を原作にした映画やテレビドラマが成功した場合、「原作/原
『ブラック・レイン』BlackRain映画125分カラー1989年9月22日アメリカ公開1989年10月7日日本公開製作国アメリカ製作スタンリー・R・ジャッフェシェリー・ランシング脚本クレイグ・ボロディンウォーレン・ルイス音楽ハンス・ジマー撮影ヤン・デ・ボン出演マイケル・ダグラス(ニック・コンクリン)アンディ・ガルシア(チャーリー・ビンセント)高倉健(松本正博)ケ
「純子引退記念映画関東緋桜一家」(1972)藤純子が花道を飾るオールスター映画をU-NEXTで久しぶりに観ました。監督はマキノ雅弘。予告編はコチラ。明治末期の東京柳橋。鶴次(藤純子)は鳶『に組』副組頭の河岸政(水島道太郎)の一人娘です。講釈師で北辰一刀流の達人である東風斉呑竜(若山富三郎)仕込みの剣術で、絡んでくるチンピラを一網打尽にする腕前もありながら、日本舞踊を華麗に舞う売れっ子芸者でもあります。鶴次には『に組』組頭の吉五郎(片岡千恵蔵)の一人息子の信三(高倉健)とい
年間574本目(12月92本目)1960年公開邦画176位全188本中通算邦画8,888本洋画7,143本合計16,031本シリーズであった市川右太衛門の大岡越前もの今回は、可哀そうな武士=若山富三郎が一人二役で大岡は敵討ちの若山に対して人情裁定