2020年3月、東京都葛飾区の横断歩道を渡っていた小学5年、波多野耀子さん(当時11)を軽貨物車ではね、司法させたとして、自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)の罪に問われた元運送業高久浩二被告(69)の裁判員裁判初公判が8日、東京地裁(西野吾一裁判長)で開かれた。被告は赤信号を認識した地点が異なる趣旨の主張をし、起訴内容を一部否認した。検察側の冒頭陳述によると、被告は走っていた車線の交差点先に止まっている車を確認。赤信号に気付いたが「交差点内で車線変更できる」と思って進入し、横断歩道を渡ってい