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昨日、2次対策をやっているみなさんを対象にした個別相談をやりました。この場で共有しておきましょう。ひとつは、「知らないことが出たらどうしよう?」タイプ。具体的には、以下のような相談です。・今年の1次試験の内容は確認しておいたほうがいいか?・事例4の知識問題の対策はどうしたらいいか?・1次のマーケ関連の用語は覚えておいたほうがいいか?省略されているのは、「今までやっていないのだけど」もしくは、「今までやってきたことに加え」です。今までやってきたこと以外
試験問題の処理のベースは、問題を読むこと。読むことに支障があると、読み取る、読み換える、といった大事なことができません。結果、極めて表面的な対応になってしまう。だから、読み慣れた状態になっていよう。というわけで、毎日(のように)試験問題を読むことを続けていると思います。(もし、やっていないなら、今日から試験前日まで欠かさずやりましょう。)それでも、不安になることがあります。直前期ですから。そんなときは、問題を書き写す。受験者の中では「写経」と呼ば
2次試験の合格率は2割弱。合格はざっくり10人中2人ということになります。問題には、ほとんどの受験者がまともに得点できないものもあれば、一定割合の受験者がほどほどの得点をするものもあります。合格率が2割弱というと、前者(ほとんどの受験者が得点できないやつ)で得点するイメージになりやすいですが、そうではありません。後者で確実に得点できれば合格です。後者の問題ってどういうのでしょう?まず、4つの事例共通で、第1問。診断だけの問題ですからね。半数近くの答案は7割
[根拠として示したいこと]強みはあるのに十分に発揮できていない。(発揮する余地がある。)[書き換え例]・強みが発揮しにくい事業も行っている。・強みに十分な経営資源を投入していない。・強みが2つの要素で構成され、片方は発揮できる状況であることを示す。(R7事例Ⅱ)さらに、上記のものは、↓・4つの事業のうち2つでは強みを十分発揮できている。とか、・短期間のうちに新規事業を3つ立ち上げた。といったバリエーションがあります。3つ目のR7は、心も体もほぐすこと
2次試験の出題者側は、作成した解答が妥当性を持つように、問題文と問題本文中に示す根拠を整えます。根拠は誰でもすぐに特定できてしまっては、試験になりませんから、"変換(書き換え)"します。よって、受験者側は、解答するために"変換(読み換え)"することが求められます。ここが2次試験のポイントといってよいところです。読み換えは、書き換えの裏返しです。読み換えの知識・スキルがついてきているかどうかは、どの程度書き換えができるかによって、診断できます。少し
課題は、作業者の経験と勘に依存しない作業方法の確立である。改善策は、作業標準化に取り組み、ロスや作り直し等を回避する。これは、令和7年度事例3第2問の解答例の1つ目です。課題と改善策・対応策を要求された場合、どこまでを課題にして、どこまでを改善策・対応策にするか、迷うことがありますね。理由は簡単で、いろいろな編集が可能だから。例えば、上記の解答例は、課題は、作業者の経験と勘に依存しない作業方法の確立によるロスや作り直し等の回避である。改善策は、作業標準化に取
事例1から3では、第1問で事例企業の強みを診断することが多いです。"強み"ってどういうやつ?事例1なら、競争優位になることに役立っている経営資源やネットワーク事例2なら、売上増加に役立っている経営資源やネットワーク事例3なら、利益確保に役立っている経営資源やネットワーク強みは"関係"で決まります。例えば、デザイン・設計力↓独自性がある製品↓顧客から高い支持(競争優位)みたいなやつ。ここで少し困るのは、編集です。A
前回取り上げた根拠は、仕様の把握が曖昧なまま確認したつもりで進めてしまうとその後、時間がかかったり、設計変更になったり・・・と大変なことになる、という話でした。これは、そのまま2次試験の解答作成にあてはまりますね。問題文(要求仕様)は、抽象度が高いです。それをただ読むだけで、把握・確認したつもりで問題本文を読み始めてしまうと、その後大変なことになる。「これってどういうこと?」ひとつの問題で、という問いが1つや2つは浮かぶのが当然です。例えば、
優秀賞:形状やサイズの概要を表したデザイン図『この根拠の示し方がすごい大賞』の惜しくも2位はこれです。令和4年度の事例3の根拠。これは事例3としては、助言の余地を読み取らせる典型的なものですが、その中でも"さらり"とした示し方が最高です。通常は、「顧客企業が作成した製品仕様書および製品図面(令和6年度)」であったりします。ところがこの令和4年度のC社は、「形状やサイズの概要を表したデザイン図」をもとに仕様確認をして金型設計をしてしまい、結果、仕様確認が遅くなっ
いきなりですが、次の要求と根拠を確認ください。問題要求:売り上げ増加のための品揃えの見直し。根拠:B社の売り場は約30平米である。さて、この場合、解答の主要な要素は何になるか?売り上げ増加のためには、新たな商品を売り場に並べることが必要です。まったく新規の商品か、既存商品のバリエーションを増やす、といったことになります。ここまではいい。しかし、その場合、「B社の売り場は約30平米である。」は何の根拠になるのか?ピンときましたね?新た
この場でも何度か触れているように、個人(みよし)的には、大賞:「30分で4,000円、60分で8,000円」これです。これ1発で、決定的な根拠に仕立て上げているところがすごい。仮に問題設定が、「混雑時を30分の利用客を中心にして、予約を取りやすくするために現状の価格をどう変えるか答えなさい。」とか、もっと直接的に、「混雑時の60分の利用客に空いている時間帯の利用を促すために現状の価格をどう変えるか答えなさい。」といったものであれば、大賞には選びません。
2次試験において、解答内容を特定する根拠の示し方は独特と言えば独特です。知らないと使えない。知っていても使えないこともある。厄介と言えば厄介です。ただ、いいところもあります。色々な種類があることは確かですけれども、結局のところ、やることはひとつ。"読み替える"こと。ひとつしかないわけですから、どれかひとつ選び、それを徹底的に探求し、頭はもちろん、体に染み込ませるくらいにしておくと、他のものや初めて見るものでも対応できる確率が上がります。
顧客に提案を持っていったら、他社が採用された。複数のコンペになった場合、コンサルではよくあることです。自分も何度も経験しました。「またXに持って行かれた。あそこは安いからね。」「提案額が1ケタ違うから話にならない。」「コンペなんてする意味ないじゃん。」・・・・たかが提案といっても、場合によっては2、3日徹夜したとか、そういうことも重なり、愚痴のひとつも言いたくなる(ひとつでは済まないわけですが)。でもみんなブツブツ言いながらも頭は悪くないので、顧客や
試験対策では、知識を"使える知識"に変換しておくことが重要です。というより、「適切な場面で適切に使う方法」も知識に含まれている、と位置付けておく必要があります。いまさらと思うかもしれませんが、もう試験まで48日。50日を切っていますのでね。知識で何とかなるなら何とかしたい。手っ取り早いですから。使えるかどうかの点検は簡単です。実際に使う場面を設定して試してみるだけです。例えば、事例1の知識試したい知識:組織体制(R7とR4で出ている)どういう場面で
A対応をどのように進めるべきか。助言せよ。B対応策を助言せよ。助言は「実施すること=何をするか」の内容がメインです。Bのタイプはそれをストレートに表現していると言えます。ではAは?事例ⅠやⅢで時々見かけるやつですね。「進め方」ですから、やることに順序がある、順序にも意味がある、ことになります。それを解答で表現する。まず、・・・・、次に、・・・、そして(さらに)、・・・みたいな感じ。まず、・・・・。その上で、・・・・という準備(前提を整え
事例Ⅳ対策では、複数の算出式が出てきます。ポイントは、「覚えるのではなく理解する。」これはいいとして、理解しているかどうかをどうやって判断すればいい?直前期ですからね。気になりますね。・他人に式の導出過程を説明してみる。・具体的な問題を解説してみる。これらが典型的な手段です。でも、直前期で他にやりたいこともあるわけですから、式を理解しているかどうか試すだけのために、時間をかけたくない。それもそうです。もっと簡単な手段があります。
手応えがあり合格。これは素晴らしい。望むところ。手応えがなかった・・・でも合格。これもOK。手応えがなく不合格。これはイヤだ。手応えがあった・・・それなのに不合格。これだけは絶対に避けたい。手応えは思いついた答え(結果)からではなく、自分がやったこと(過程)から得られる。NPVの算出結果の13,526,220円がいい感じだから、手応えを感じるなんてことはない。そうではなくて、適切な算出式で適切な数値を使い適切なタイミングで確認処理もしたし・・・という自分が行った一連の
前回、"どの程度合格しやすい状態なのか"の自己評価について取り上げました。自己評価ではあるものの、適切に評価するには、客観性や自分の評価の妥当性を検証・更新していく姿勢が求められます。今回は、似ているようでまったく異なる"どの程度合格する気になっているか"です。いま現在、0から10の11段階だと、いくつでしょう?(10がMAX)俗に言う"意気込み"とか"決意"ということですが、その大きさ、強さは?例えとしては被害も出るのでよろしくないですが、台風の
試験対策では、模試などで合格判定が出たります。これは、どの程度合格しやすい状態なのかの目安です。一般には、客観性が重視されます。でもよく考えると、試験場では自分しかいないわけですから、自分の判断がすべてです。「自分はどの程度合格しやすい状態なのか」の自己評価(判定)ができないなら、答案を作成する際の指針がないことになります。あるいはその精度が低い、狂いがあるなら、適切な対応は期待できません。どういう対応ができればまずまずなのか、どういうことだけはやっちゃう
9月になりました。9月が30日間。10月25日が試験日。ということで試験日まで残すところ54日です。2ヶ月近く、あるいはほぼ8週間あると考えると「まだまだあるな」という感じもしますね。80分間で行われる2次試験も、つねに残り時間と残りの作業でマネジメントするように、試験対策も残り時間と残りの作業でマネジメントする。この時点で残り作業は明確になっていますか?合格を邪魔する最大のリスクは何ですか?仮に最大のリスクが8個あるなら、1週間に一つずつ潰し
試験官「では、始めます。」受験者「よろしくお願いします。」試験官「経営者は、この問題を、ターゲット層を意識した価格戦略によって解決したと考えています。どのように対応すべきですか?」さて、あなたがこの受験者だったらどうします?質問しますよね。このままでは答えられませんから。例えば、こんな感じ。受験者「いくつか確認させてください。まず、"この問題"とはどういったことでしょうか?具体的に教えてください。次に、"ターゲット層"というのは、現在ターゲットに
A新規事業の展開を成功させるために必要な施策を答えよ。B新規事業の展開を成功させるための施策を答えよ。この2つの違いは?読み取った瞬間に浮かびますか?浮かべばOK。浮かばなければ練習不足。または知識不足です。問題文の一部を変えて比べる対象を作り理解を深める練習。毎日やって、何も考えなくても問題文を読んだら、やっている状態を目指す。2次試験において解答欄に記述した内容が思うような点にならない場合、その原因は、問題文の解釈にあります。ただ、その
「つまらないミスをしてしまった・・・」演習でも、本番でも、ありえますし、わりとよく耳にします。事例Ⅳの計算処理とか。やらずに済んだことなのに、やってしまったというやらかした感があります。では、⭐︎「つまらなくないミス」は?解釈のポイント:対比して考えることが理解を深める(2次対策でやっていることを活用する。)こちらは耳にしたことありません。どういうのでしょう?うっかり感がないミス?例えば、「問題の処理順を決めず第1問から処理した。
前回のつづき。「試験当日の手応えはあったのに、不合格だった・・・」これはなんとなく、かなり惜しいところまで行っていた雰囲気があります。しかし、実際は、手応えそのものがかなり狂っていることを表してる。(上振れしている、甘くなっている)これでは合格しにくいです。試験対策を相当やった上での結果であれば、残念な状況です。手応えはどこからやってくるのか?その精度をどうやって高めるのか?そもそも手応えって何?試験における手応えは、試験中に自分がやったこと
試験後のことを想定してみます。結果発表を確認し、その結果を受けて、「試験当日の手応えはあったのですが・・・」というセリフを自分が言っている。これは避けたいですよね。避けたいのは、「・・・・(結果が出なかった。不合格だった)」という試験の判定そものではなく、「手応えがあったのに、手応えと結果が大きく異なったこと」です。つまり、「試験当日の対応に関する自分自身の判定精度の低さ」です。手応えの感触(判断基準と判断)が多少ずれていても、手応えがあるの
毎日コンスタントに試験対策をするために、早起きして勉強している。そういう方たち、少なくないと思います。自分もそうしていました。ただし、これからの時期は、本番を想定し、"疲れている時に、事例Ⅳの対策を行う"。こちらも重要です。事例Ⅳは4番目の事例です。やる際には、かなり消耗しています。身体だけでなく、気持ち的にも疲れているかもしれません。すでに終了した3つの事例が思うようにいかなかった・・・みたいなこともありえますから。そんな状況で、事例Ⅳをやるわ
8月も下旬になりました。試験対策の調子はいかがでしょう?「ギアを上げる」という表現があります。まさに、このへんからギアを一段上げたいところです。でも、車と違って、自分のギアは自由に操作できないように思います。そういうわけで、適切に表現するなら、「ギアが上がる」何がきっかけになるかは、わかりません。というか、実にさまざまなこと、ちょっとしたこと、馬鹿げたこと、まったく関係なさそうなこと、がきっかけになることが多いように思います。自分の場
次の一文から想定されることをどんどん出してみましょう。口頭でも、書き出しても、どちらでもよいです。制限時間はそれぞれ30秒。1)新規受注は従来に比べ納期が短い傾向にある。次。2)2代目経営者時代に業績が低下したことがあった。次。3)経営者は、自社の強みを活かして顧客増加を図る余地があると考えている。終了。いずれも事例の問題本文にありそうな記述です。問題を処理する際には、これらの一文は、問題指示および他の問題本文の内容との関
前回、想像力の話をしました。その続きです。今年の2次試験当日の朝、「やるべきことはすべてやった。」と実感している。試験終了後、「試験当日、持っている力は十分発揮できた。」感触がある。このような状況になったとします。そして、結果発表で、「合格していない」ことを知る。そうなったとき、自分はどう反応するだろう?運のせいにする?するかもしれない。実際、運も作用しているわけですから。でも、それと同時に、以下のようなことも考えるかもしれない。
【前回の話】2次試験の結果が出ました。結果は不合格。結果を知ってから1週間経ちました。あらためて試験対策を振り返り、思いました。「◯◯が不足していたな。」さて、この◯◯に入ることは?わかりきったことですが、これを試験対策中に検討するのは、このような事態になることを避けるためです。合格を確実にするためには欠かせないことです。長年この仕事(講師)をしているので心底そう思います。試験対策には"想像力"が必要です。演習では、"本番の自分"を想像します。