今から数千年後、地球は完全に崩壊し、一切の生物が住めなくなった。それに伴い科学技術も飛躍的に進歩し、地球上の人間や動植物は宇宙空間に建設されたスペースコロニーへと移住していた。だが、そんな中、一定の居住地を持たず、彷徨い歩く集団があった。それがスペースノマド(宇宙の放浪者)と呼ばれる人たちだった。彼らは元々特定のグループに留まる事を嫌う人だったり、何かの理由で元居たコロニーを追い出された人の集まりだった。どこかにあるはずの安住の地を求め、銀河(はて)から銀河(はて)まで今日も明日も根無し草の様に