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見なきゃいいのに見てしまう。聞かなきゃいいのに、それが出来ない。嫌いになれたらいいのに、なんて。全く叶いそうにもない事を思ってしまう。そんなこと考えても無駄なのに。絶対ありえないのに。フッと息を吐き、彼の方を見る。その手の中にある小さな機械でのやり取りは続いてる。ネットで繋がってる相手は誰?この前知り合ったあの人?それとも前々から仲良しのあいつだろうか?取り上げて確認したい衝動に駆られるが、短気な彼にそんなことをしたら一巻の終わりだ。この気持ちに気付いてから慎重に慎重を重
あの夜と同じ場所、同じ湖に映る蒼い月を眺めた。ただ違うのはあの日は半月、今夜は満月だってことだ。今回は手を伸ばさずに、静かに水面を見る。不自然なほど蒼い色は妖しげで、あの時の月もこんな色だったのを思い出した。10分くらい経過しただろうか?ここ数ヶ月疼いていた背中が急に熱くなってきた。なんとも言い難い感覚におもわずうっと唸り、地面に膝をつく。自分を抱きしめるように腕を交差して自分の背中に手を回し、痛みに耐える。ちらっと目に映った松本は、そんな俺を見て顔を歪めていた。そして数分後
「…って事でまたウチに来たと?」「うん。夜遅くにごめん。でも考えてもわかんなくて…」時間は24時をとっくに過ぎていて、友人宅を訪ねる時間としては遅すぎる。だが、非常識とはわかってても自分達に残された時間のことを考えるといてもたってもいられずニノに連絡をしたんだ。「いや、謝らなくてもいいけど」どうぞ、と促され数日前に来たばかりの無機質な部屋の中に入る。どうにもわからなくなってきた翔君の事をニノに相談しにきた。「人格が変わったような気がしたって?そりゃ当然だよ。潤君の事は手帳があるから
「なんで嫌がんないの?」勉強で机に向かってる俺の肩をトントンと軽く叩き、振り向いたところでキスをされるのはいつものこと。最初こそ振り払ってたが、今ではされるがままだ。拒否しないことに気を良くした松本のそれは。日に日に深くなっていった。「…なんでだろうな?俺もわかんね」背中から抱きしめてくる松本の腕に自分の手を重ねた。なんかこうやってると本当に恋人同士みたいだな。だが、本音を言うと自分自身の気持ちなんてよくわかってないんだけど。「…翔君」「なに?」「…いや、やっぱいい」
しばらくすると翔君は喋らなくなった。「疲れた?休憩しようか?」あとは仕上げだし、なんとかなるだろうと筆を置いた。「ねえ、今日までの二人の出来事を詳しく教えてもらえるかな」「詳しく?どうして?」取り出してきたのは紫の手帳。散々迷って中身を見た手帳だが、そこにはなにも書いてなかった。「俺はこれから松本さん…潤…くんに赤い手帳見せるんだよね?実はあれは5年前の15歳の俺が5年後の25歳の君から聞いて忘れないように大雑把に書き留めたものなんだれ「俺が伝えた?」「そう。今、書いてる絵を俺
不思議な事にそれ以降、松本は『思い出して』と言うことはなかった。あれほど感じた視線も前ほどではない。だからと言って接近してこなかったかと言えばそうでもなく、自宅にふらっと遊びに来ることは何度もあった。松本は俺の部屋で何をするでもなく一緒にテレビを見たり、時に飯を作ってくれたりした。外食一択の俺としてはこれはありがたかった。一応受験生なので勉強をするからと断った時もあったが、邪魔しないからと入ってきて、その言葉通り大人なしくソファに座り本を読んでいることも多かった。あの夜、松本がどうや
「…この絵貰ってくれる?」「今日はダメ。5年後受け取りに行くよ。15歳の俺が25歳の潤に会いに行く。だからそれまで潤が持ってて」そう言って顔を歪める翔君。つまり15歳の翔君は、完成した絵を知ってるってことか。「でも少しくらい変えても…」「俺だって持って帰りたい。でもダメなんだよ。5歳の潤に渡したあの箱や俺を書いた絵は大切なキーワード。ここに来るためには…潤に会うためには理由がいる。だから持っててよ頼むから」最後の方は声が小さくなった翔君に切なさがこみ上げる。「…俺と翔君は…」「う
靴を履いてると目をゴシゴシさせながら着いてきたやつがいた。「どこいくの?」「どっか」「ぼくも行く」急いで靴を履いてる子をじっと待ち、手を繋いで2人で歩き出した。特にどこに行きたいって訳じゃない。今思えば、誰かに呼ばれたような、何かに導かれてるような気もする。大きな木々の先にはぽっかり浮いて見える水の塊。繋いでいた手を振りほどき、小走りで向かう。「しょーくん、危ないよ」潤が追いかけてきて、背中を掴んだ。「大丈夫だって」同じく小さな俺が指差したのは水面に映る蒼い月。空に輝く
本日、翔潤妄想galleryは、更新アリのスケジュールではありませんが、昨夜サラッと更新されたOffshotに押し出されるようにmjmの個人的活用法をご案内しますあくまでもサムネ用に仕立てた画以下、バリエーションとして制作水彩画風RemixbyGoogleフォト画面上に究極のヒーリング空間の登場です去る8月5日記事にて取り上げた『★潤くんストーリーにてカウントダウン開始!!!』本日、翔潤妄想galleryは、昼から動いた
手帳が2つ。そんなの聞いてない。翔君の完璧プライベートものだとしたら、俺の世界のごちゃごちゃとは関係のないものかもしれないが、それにしても翔君が手にしてるところは見たことがないのが不思議だ。他人の手帳を見るなんて、そんな道徳心から外れたことする気はさらさらない。だが、これに関しては見たいし確かめたいのが本心だ。机の上に置き、紫のそれをしばし眺める。窓は開けたままなのでまだ時折風が吹いてくる。いっそ自然の力でページが開かないかすら思ってしまう。だが小型の手帳のせいか、はたまた表紙が
それは少し触れるだけの軽いもの。唖然としてるうちに松本の唇は離れていった。固まって動けなくなってる俺をぎゅっと抱きしめ「まだ無理か…これでも変わらないんだな」とボソッと呟く松本。「な、なに?俺の何かが変わんの?ってか、お前なにしてくれてんの?」松本の腕の中から出ようとしないのは。不思議な感情が流れてきたから。こうやってることが不自然ではないと身体がわかってるから。なぜ?どうしてそう思う?多分、こんなことをされたのは初めてじゃない。「…お前さ、ガキの頃もしてこなかった?」「えっ
「・・・ちょっと羨ましい」「え?」櫻井さんが真剣な顔で呟いた言葉。・・・そ、れはどういう意味デスカ?「さとにぃ、アイス買って!アチいもん」「おお、チューペットならいいぞ」「「チューペットやだーーー」」「ホームランバーならいいけど」「えーー。ワタシ、しろくまアイス」わーわーわー「ああ、もうわかった。アイス買いに行くぞ」「「いやったーー!!」智兄が根負けしたようだ。ニノと雅紀が喜んでいる。「じゃあ、二人連れてアイス買ってくるから。翔くんは何アイスがいい?
「・・・ほんとにきた」(まさか、本当に来てるなんて・・・)(あ、潤ちゃんの言った通り、本当にイケメンさんだぁ)今日はニノと雅紀も一緒に家に帰ってきたら、すでに二人分の靴が玄関にある。一足は智兄ので、見覚えのあるもう一足はもちろん櫻井さんの靴だ。リビングで初めてニノと雅紀を見た櫻井さんはちょっと驚いた顔をした。「こんにちは。櫻井さんいらっしゃい」「。潤くんこんにちは」「あー、ニノと雅紀か。久しぶりだな」「さとにぃ、相変わらず日焼けしてる。文化部なのに運動部みたいな焼け方
本日、翔潤妄想galleryは、定期更新アリのスケジュールではありませんが、近況報告的にmjmの個人的活用法をご案内しますPCもお使いになる場合の楽しみ方の一つとして僭越ではありますがご参考までの提案です何かしら動きが有った時にスマホのメール通知を受けて即時大画面で見られるようにPCのタブの一つとしてスクリーンセーバー代わりに常駐させていますまぁ、言ってみれば、スマホのホーム画面に開きっぱみたいな
それからは3日と明けずに櫻井さんはうちにきてくれる。「生徒会の話を智くんとしたくて」とか「次のテストのポイントを智くんに教えに」だの「あ〜、もう!口を開けば『智くん』『智くん』って。俺の顔見にきたんじゃないの?!」挨拶もそこそこに智兄の部屋に行ってしまうのに、部屋に篭れば『潤くんが挨拶してくれた』『笑ってくれた』とか、聞こえているのである。(まあ、伝えてしまったらきっと櫻井さんの本音を知ることができないだろうから、あえて言ってないんだけど)「もうそいつ、ヘタレだ
手帳を付けてる時点で運命は変えられない。ただそこに加筆して少しだけ変化をもたらすことは可能だと。それが出来ればこっちの世界に留まる事も、同じ時を過ごすかもしれない。ただ、それは本人の了解なしでは難しい。翔君が向こうの世界で何かしらの重要人物だとしたら、それはハードルはもっと上がることになる。「…重要ってなんだ?翔君は松潤と同じ年だろ?そんな20歳そこそこで国の重要人物になるなんてあるかな」パンを食べ終えた大野君は手持ち無沙汰なのか、スマホをいじっていた。てっきり聞いてないと思ってた
「おいっ、何してんのここで?」アパートのエントランスではなく、裏の非常口から出てワザワザ遠回りして松本に近づいたのびっくりさせるつもりだったから。「あ、あれ翔君、今帰ってきた?」「うんにゃ、帰ってたよ。電気はつけてないけど。窓からお前の姿が見えたから驚かそうと裏から回ったんだよ」「そっか。だよね。もう遅いからおかしいなと思ってたんだ。だっていつもなら…」いつもなら、ってなんだ?コイツいつ位俺の事見てたんだろ?「なあ、なんでそこまで俺見てんのよ?ってか見張ってるように思えるんだけど」
妄想小説です。BLの意味が分からない方&不快に感じる方はブラウザバックでお願いします。「・・・・・・」咄嗟に名前を呼んで起こそうとしたけれど、「・・・ま、いっか」ソファから降りて寝入って四肢から力が抜けているその身体を抱き上げる。「軽くはねーなww」そりゃ男だし俺と体格似たり寄ったりだし当たり前か。目ぇ覚ますかな?とか思ったけれど、全然起きないし←なんかすっげーいい匂いするし。なんなの、コイツマジで。意識のない成人男性をお姫様抱っこをしてベッドルームへと運
本日、翔潤妄想galleryは、朝0830Join➡10:30年貢を納めカード決済の連絡は即時来るも手続き完了のお知らせは来ない儘…潤くんのストーリーで経緯を知らせてくれたので、心配せずに休日出勤➡14:30無事手続き完了のメールが届いていましたLoginして最初の一歩を踏み入れた途端そこには楽園が…な、何とか良識を保って既出のサムネを使用しています😅Galleryで潤い、オシャレで美しいMem
「俺の場合はとある時空扉開閉…肩苦しいからタイムガードって言ってんだけど、そこから来たんだ。ちょっと探し物があってね。で、潤君の想い人は俺とは違って正式な段階を踏んでこっちに来たんだと思う」「どういう事?ニノは正式にここに来てないの?」「うん。早く言えば不法侵入だね」あっけらかんというニノ。だけど、そうなると次々と疑問が出てくる。だってここに数年住んでて学校に通っててさ。戸籍とかどうなってんだろ?「それはどうとでもなるの。俺のことより潤君の方でしょ?結局、その潤君の想い人が…」「
妄想小説です。BLの意味が分からない方&不快に感じる方はブラウザバックでお願いします。それでも、「帰宅は何時くらい?」と聞いてきたから、「仕事は8時までで当直明けはフリーなんだけど、やっぱ患者さんのことが気になるから病棟回って色々とやらなくちゃいけないことがあるから、早くても午前11時頃かな」いつものスケジュールをイメージしながら説明すると、「もうお昼近い時間帯・・・お医者さんって本当に大変なんだね」労わるような顔で言ってくれた。「いや、これでもマシになったんだよ
校門へ向かって歩いてる翔君の姿が見えた。ホームルームから1時間以上過ぎているが、今まで何をしてたのだろうか。隣には見慣れない奴がいた。翔君と同じクラスではない事は確かだが、それにしては親しげでなんとなく面白くない。こっちを向かせたくてじっと翔君の背中を見た。案の定、すぐに気がつき振り向いた彼に手を振ると、翔君は苦々しそうな顔を隠しもしなかった。「…潤君、やりすぎじゃない?」「何が?」「そんな事してると翔さん逃げちゃうよ。しつこいと嫌われんじゃない?」「翔君が俺を嫌うわけないだろ
本日、翔潤妄想galleryは、先程から動いた潤くんのmjmインスタを追尾しておりますInstagramCreateanaccountorlogintoInstagram-Sharewhatyou'reintowiththepeoplewhogetyou.www.instagram.com492〇18さん、お時間を割いて頂きやる気を起こさせてくれた過去作の縦横断をありがとうございました
こんなに身近にいたとは。全く気がつかなかった。ニノとは仲はいい方だと思う。よく話すし、外で会って2人で飲んだりもしてたし、俺の部屋に来たこともある。一度『ニノの家で飲もう』と言ったことがある。だが、なんとなくはぐらかされてしまい、それからは行きたいとは言いださなかった。白い壁にテレビや冷蔵庫なのどの最低限の家電製品や家具。床はゲームのせいだろうか配線がごちゃごちゃとしている。部屋の飾り付けはほぼしてなくて、どこか冷たく無機質に感じるのはやはりあちらの世界の住人だということが関係し
妄想小説です。BLの意味が分からない方&不快に感じる方はブラウザバックでお願いします。「櫻井さん、優しいよ」「そう?でもさ、潤は俺よりもっとずっと優しくて強いと思うんだけど」「そんなことないってば。俺は弱いだけ」「・・・じゃあさ、お互いに優しくしていこうぜ」真顔で言われて、今度は俺の方がフリーズしてしまう。櫻井さんってば、びっくりするようなことをサラッと言っちゃう人だよね?・・・なかなかこんなこと言える人っていないと思う。本当に凄い人。*****(
ハーフムーンhalfmoon,…ですか。半月は上弦の月。いや、ハーフムーンだしやっぱ半月か。そのまんまだよな。むしろ、それ以外の意味あんのかな?あの時の松本の言葉には適当に言っただけかもしれない。だけど、何か妙に引っかかる。…月ね。『あなたは月と…を…まで直視してはダメ』と誰かに言われてたような気がする。今思い出したくらいだから、全く見てないかといえばそんなこともない。だからといって夜空を見上げるほどロマンティックでもないが。誰に言われたのだろうか?月ともう一つはなん
もう1つの手帳。その存在はこの後すぐ分かることになる。ガタン風が少し強くなったせいか、翔君のカバンが机から落ちた。「あーあ、ファスナー開けっぱなしにしてるから」とは言っても中身はそんなに多くない。飲み物を買うために小銭を抜き取った後の財布とボールペンと手帳くらいなものだ。「この手帳から始まったんだよな…」眺めてるとあることに気づく。これ、あの手帳ではない。似てるけど少し小さいし、何より色が紫だ。「2つ持ってるってことか」でもなんの為?翔君はスケジュールはスマホで管理して
妄想小説です。BLの意味が分からない方&不快に感じる方はブラウザバックでお願いします。*本当に申し訳ないのですが、現在UPしている大宮のお話と【契約】と言う設定が丸かぶりです。この流れは最初から決めていたので変更はしません。どっちも読んでくださっている方、ごめんね*揚げたてのトンカツは衣はサクッと、中はジューシーで思った以上に厚みもあって食べ応えがある。ご飯にもよく合うし白米が進む進む。夢中で頬張っていると、潤がトレイに二人分の水を乗せてやって来た。「・・・先に食っ
「で?それからはなんか言われたの?」大野君の話はいつも突然だ。試験勉強の為黙々とペンを走らせていたはずなのに、いきなり前の話に戻る。「いや、さすがに電車の中ではなかったけど」「翔ちゃんの家の近くの駅からここまでそんなにかかんねえもんな」乗車時間は約10分。その間、確かに何も言われなかった。だが密着度が凄くて、何度も胸を押した。そんなに混んでもない電車の中、男2人がくっついてたら変だろう?最終的には諦めて窓の方を向き、松本に背を向ける格好を選んだ。そうなると、ヤツは今度は背中を
確かに、櫻井さんはイケメンでかっこいい。爽やかな笑顔に意志の強そうな瞳。智兄たちの学校は男子校だからそんな目に会うことはないだろうけれど、俺の行っているような共学だったら、毎日女子をゾロゾロと連れて歩いているだろう。男の俺から見ても「かっこいいな〜」と思うくらいだから、きっと女子たちは放っておかないはず。・・・いや、もしかしたら学校外にファンクラブがあったりして。(なぜなら、智兄が去年一昨年とバレンタインシーズンにたくさんのプレゼントをもらってきたからだ。「どうしたの?」と聞