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人はいさ心も知らずふるさとは花ぞ昔の香ににほひける初瀬にまうづるごとやどりける人の家に久しくやどらでに程へてのちにいたれりければかの家の主かくさだかにやどりなんあると言ひだして侍りければそこにたてりける梅の花を折りてよめるつらゆき古今和歌集巻第一春歌上(42)よく知るこの地にも、春がめぐってきた。人は、──よく知る人であっても、その
日本初の仮名文の日記『土佐日記』の作者でもある『古今和歌集』の撰者の一人は誰か?平安前期の貴族・紀貫之は、国司を歴任した政治家であり、文人・歌人として著名。延喜5年完成の『古今和歌集』の編纂に主導的な役割を果たし、執筆したその序文「仮名序」は、仮名書きで和文の神髄を端的に表した画期的な名文として周知。土佐守の任期を終えた承平4年の帰京の旅の様子を日記風に記した『土佐日記』は、仮名で書かれた文学の代表作として名高い。古今集「仮名序」原文現代語・訳やまと歌は
子供のころから、違和感を抱き続けてきたことの一つに、平安時代の天皇のお后の名前が、音読みされていることがありまあす。現在放送されているNHK大河ドラマの『光る君へ』でも、定子(ていし)、彰子(しょうし)など、一人も、日本風の読み方は出てこない印象です。この時代の100年少し前に、遣唐使が止まり、50年以上前に、紀貫之がカナ文化を流行らせて、日本風ブームが、最高潮だったと思うのに。。。歴史書や日記など、残っている文書には
[Amebaグルっぽ]節分の翌日は立春。立春と言えば思い出すのはこちらの和歌と唱歌。袖ひちて結びし水のこほれるを春立つけふの風や溶くらむ平安期の歌人、「古今和歌集」の編者としても名高い紀貫之の名歌です。去年の夏、袖を濡らして掬い、秋を経て冬に凍った水を、立春の今日の風が溶かしているだろうか、という意味ですね。もちろん、立春を迎えたからといって、すぐに暖かくなるわけではない、特に、旧暦と新暦にはずれがあり、今の時代は体感的に一番寒い時期です。だから、観念的(
◯かなり以前の話になるが、2022年2月1日から4日に掛けて、京都を旅した。題して『京都ぶらり旅』。これで、京都への旅は終了のつもりだった。次のブログを書いている。・テーマ「京都ぶらり旅」:133個のブログ◯ただその後、あれこれ、気になって仕方が無い。それでやむなく二回目の京都旅行を企てた。それが『仁和寺にある法師』旅で、それは2022年10月30日から11月2日に掛けての旅だった。その最初のブログが、次のブログで、2023年5月17日に書いている。・テーマ「京都奈良大阪を歩
袖ひちてむすびし水のこほれるを春立つけふの風やとくらむ紀貫之寒かった今日ですが何はともあれ立春を迎えましたどれほどこの日を待ちわびていたことか🍀渡邊真由子SNS🍀渡邊真由子lit.link(リットリンク)SNS、Youtube、ブログ、商品、HPなど、いま見て欲しいリンクを、まとめてシェアlit.link
やまと歌は紀貫之やまと歌は人の心の種として萬の言葉とぞなれりけるやまとうたはひとのこころのたねとしてよろづのことばとぞなれりける沓冠はやひたよとはのてばるから豊多日や、葉の出ばると取る葉よ、立ての日や葉とや、葉の日、立て葉よ取るとや、日多代取る果ての葉と詠むまた豊多秘や、葉の出ばると取る葉よ、立ての秘や葉とや、葉の秘、立て葉よ取るとや、秘多代取る果ての葉とも詠む沓冠はやまと歌は秘との心のた寝として萬の言葉とぞなれりけるや
今日は立春!気持ちも新たに春の足音を待ちたいものですね。立春と言えば、この和歌。紀貫之の和歌をご紹介します。『立春!!紀貫之の歌』今日は立春!!暦の上では春になりましたね今年の節分は、昨日でした。2月2日が節分になったのは、124年ぶり!と、テレビで強調されていました。節分night…ameblo.jpそして、もう一つ。こちらは、昨年のブログですが、「立春大福」のお話です。『立春大福!?ーー「暮らしのヒント集」(『暮しの手帖』2023年早春号)』
紀貫之の春のうた袖ひちてむすびし水のこほれるを春立つけふの風やとくらむまだまだ寒いけれど「暦の上では春となりました」のフレーズを見かけるようになるね昨日の夜のスーパーマーケット節分の撤収後バレンタインデーのチョコレート売り場の拡大と雛祭りへのディスプレイが始められていた冬の土用も終わったのでそろそろ庭いじりしようかな春らしい明るい色の花の鉢植えが欲しいな
鶯宿梅(オウシュクバイ)ウグイスが宿にする梅………なんかぁ〜いいなぁ〜〜(*^^*)鶯宿梅は鶯(うぐいす)の宿る梅の意で、紀貫之の娘である紀内侍(きのないし)の家にあった逸話のある梅です。村上(むらかみ)天皇の時代、清涼殿(せいりょうでん)の前の梅が枯れたため、西京(にしのきょう)にあった紀貫之の家から代わりの梅の木を掘り取らせてきたところ、いつも見ていた梅の木が無くなっていることに気付いた娘紀内侍が、木の枝に「勅なればいともかしこし鶯の宿はと問はばいかが答へん」(勅命であれば、
2024/1/30火曜日今日も好天お出かけ日和です♥昨日は東陽町来月定食屋さん開店予定masaさんの店舗をさがすありました!開店が楽しみです♥今日も元気にね〜♥
『古今和歌集』仮名序とは…日本文化の原点にして精華|渡部泰明テンミニッツTV-1話10分で学ぶ大人の教養講座#渡部泰明#日本文化#古今和歌集続きはコチラ⇒https://10mtv.jp/pc/content/detail.ph...テンミニッツTVについて⇒https://10mtv.jp/lp/v21/?utm_source=y...「やまとうたは、ひとのこころをたねとして」と始まる『古今和歌集』の「仮名序」は、歴史を超えて人の心に響く名文とし
杮(こけら)と柿(かき)5年前の日記を再掲します。土佐の苔寺と言われる国分寺を訪ねた時の日記です。杮ぶき(こけらぶき)の本堂(国重文)を見ながら、ふと思ったことです。「こけら」と「かき」は漢字が同じではないか…と。調べてみました。筆文字にすると違いは明白なのですが活字では…杮(こけら)と柿(かき)説明は難しい。興味のある方は古い日記を覗いてみてください。どうでもいいことに拘っています^^。↓寺の近くには土佐日記で知られる紀貫之が4年間住んだ邸宅跡が公園(まほろばの
紀貫之作の『土佐日記』の書き始め「男もすなる日記といふものを、女もしてみむとてするなり」というのがあります。今時、男女差を言うのはナンセンスですが、なんか書いてみよう、と思いました。70の手習いです。元々文章を書くのは好きで、新聞の投稿で入賞したり、、色々ありましたが、動機は、ただ書こう!と思ったのです。B型のせいか、興味の方向が大多数の人とは違っているようです。私の感動のポイントは、家族にも同意が得られない事が多いので、投網にかける様に広く発信すれば、シンパシーを感じてもら
紀貫之が土佐ブログを始めたから真似、というか真似の真似をした。
本日も訪問ありがとうございます😊✨温活茶屋今日は、桜の花びらを入れてまったりしてみました。桜の塩漬けは、先にお湯で塩抜きします。そのあと、緑茶に入れて口に含むと、春の匂いが一足早めに感じることができました。桜の塩漬けを見る度に、百人一首人はいさ心も知らずふるさとは花ぞ昔の香にほひけるこの和歌をふと思い出しました。和歌に示された【香】とは、桜ではなく梅のことというのは、周知の事実ですが、日本人が古くから香りを大切にしてきたのは、忘れてはい
JEFFERSONSTARSHIP~REDOCTOPUS~19751月7日(日)、6:23彦根で車中泊の翌朝。昨年通りかかった佐々木道誉ゆかりの勝楽寺城址へ向かいます。ところがさすがに北近江。彦根から近江八幡にかけて雨雲がひろがっており、登れそうにありません。そんなわけで本日2山目を予定していた栗東の安養寺山へ来ました。安養寺さんの山だから安養寺山です。平地にハナクソくっつけたような小さい山。何
…その「仮名序」を記したのは誰?紀貫之である。平安前期の歌人・歌学者で、三十六歌仙の一人。加賀介(スケ・国司の次官)・土佐守などを歴任し、木工権守(モクノゴンノカミ)に至る。醍醐天皇の勅命により、紀友則・凡河内躬恒・壬生忠岑と共に『古今和歌集』を撰し、その「仮名序」を執筆する。歌風は理知的で技巧に優れ、心と詞の調和、花実兼備を説いて古今調を作り出した。漢詩文の素養が深く、『土佐日記』は、仮名文日記文学の先駆。
女帝の怨念雲場池(スワンレイク)の小百合さん投稿日時:2008/09/2203:58(ロンドン時間)日本時間:9月22日午前11時58分バンクーバー時間:9月21日午後7時58分防人の歌碑のところまで行って、新しい道を探して見つかった時の新鮮さ。長男や次男のこと、デンマンさんのことも忘れて自分だけのことで走り回ってました。■『ビバ!白鳥の湖(2008年6月15日)』(防人の歌碑については上の記事を読んでみてね。)“防人の歌”。。。懐かしいです
《新古今和歌集・巻第七・賀歌》718延喜御時、屏風歌紀貫之祈りつつなほ長月(ながつき)の菊の花いづれの秋か植ゑて見ざらん☆☆☆☆☆【新編日本古典文学全集「新古今和歌集」☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆(訳者・峯村文人・小学館)の訳】☆☆☆☆☆☆☆☆延喜の御代、屏風の歌紀貫之仏に長寿を祈りながら、なおそのうえに、長寿を願う九月の菊の花よ。いつの年の秋に、植えて見ないことがあろうか。☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆✴︎✴
今年始めての浜松へお稽古はじめ基本の楷書、調和体・仮名のお稽古暮れで、忙しくしていたので、出来はイマイチ蘭亭の叙紀貫之見てもらう帰りに東照宮へ毎年お参りしていますが今年は大勢の参拝客が賑やか下に朱印状とお店がびっくり大河ドラマのおかげですね~いつまでも賑やかでありますように松潤もう来ないけどね
ChatGPT。使ったら便利なんだろうなと思いつつこの手のものに苦手意識が強い私。やっと重い腰をあげて始めてみた。あら、ずいぶん簡単じゃない。口調が丁寧で好感持てるわ。昨日の「光る君へ」の余韻から、ChatGPTに「紫式部と藤原道長はいつ知り合ったのですか?」と聞いてみる。いろいろ丁寧に答えてくださったが、紫式部と藤原定子を同一人物としていたり、道長は紀貫之と共に文学活動をしていたと解説していたり、結構ムチャクチャ。でも、なんかかえって安心する。ChatGPTが完
《新古今和歌集・巻第七・賀歌》715延喜御時、屏風歌紀貫之年ごとに生(お)ひ添(そ)ふ竹の代々(よよ)を経(へ)て変らぬ色をたれとかは見ん☆☆☆☆☆【新編日本古典文学全集「新古今和歌集」☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆(訳者・峯村文人・小学館)の訳】☆☆☆☆☆☆☆☆延喜の御代、屏風の歌紀貫之年ごとに生え加わる竹の、代々を経て変わらない色を、誰と見立てようか。☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴
年末に生徒様にカレンダーを作成してもらいましたが、私も毎年自分用にカレンダーを作成しています。太筆で毎年書いていましたが、今年は仮名で書いてみました。仮名の繊細な線が大好きで、仮名はまだまだ初心者ですが、今年も頑張って練習していこうと思っています。作品がこちら。紀貫之の歌です。「月」「紅葉」という単語は美しくて好きなので、こちらを選んでみました。新年早々、地震など色々と大変ですが、今年もきっと良い年になると信じて、笑顔で過ごしていきたいと思います
《新古今和歌集・巻第七・賀歌》712延喜(えんぎ)御時、屏風歌紀貫之木綿(ゆふ)だすき千年(ちとせ)をかけてあしひきの山藍(やまあゐ)の色は変らざりけり☆☆☆☆☆【新編日本古典文学全集「新古今和歌集」☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆(訳者・峯村文人・小学館)の訳】☆☆☆☆☆☆☆☆延喜の御代、屏風の歌紀貫之木綿だすきを掛け、山藍染めの衣を着てお仕え申しあげる、その衣の山藍の色は永久に変わらないことだ。☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
【初詣特集】釣りとポタリング編今回の自転車で行く初詣場所は、魚釣りの初詣として①太公望のメッカ「茅渟神社」ポタリングの初詣として②紀貫之由来の「蟻通神社」の2か所へ行ってきた。趣味別に「初詣」をするのが自分流であるさて、久々の「里海公園」に着いたのは「7:35」だった。斜めから差し込む朝日を受けながら、黄色い岩がより黄色に染まっていた。吹く風は微風でも放射冷却で早朝は冷え込んでいた。「里海公園」を一巡した後は、「茅渟神社」から「蟻通神社」へと順番に巡って行く。泉南
《新古今和歌集・巻第七・賀歌》711亭子院六十御賀屏風(ていじのゐんのむそぢのおほんがのびやうぶ)に、若菜(わかな)摘める所をよみ侍りける紀貫之若菜生(お)ふる野べといふ野べを君がため万代(よろづよ)しめて摘まんとぞ思ふ☆☆☆☆☆【新編日本古典文学全集「新古今和歌集」☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆(訳者・峯村文人・小学館)の訳】☆☆☆☆☆☆☆☆亭子院の六十の御賀の屏風に、若菜を摘んでいる所を詠みました歌紀貫之若菜の生えている野辺という野辺を、皆、君のために、い
《新古今和歌集・巻第七・賀歌》710題知らず紀貫之君が代の年の数をば白妙(しろたへ)の浜の真砂(まさご)とたれか敷きけん☆☆☆☆☆【新編日本古典文学全集「新古今和歌集」☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆(訳者・峯村文人・小学館)の訳】☆☆☆☆☆☆☆☆題知らず紀貫之わが君のご寿命の年の数を、白い白浜の真砂の数として誰が敷いたのであろうか。☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎《和歌コードで読み解い
⛩️あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。✨日々の暮らしに彩りをリーフです。🍃🍃お正月は日本で最も古い行事とも言われています。お正月には正月料理やお屠蘇門松正月飾りとまだまだありますが今回は中医薬膳師の立場でお屠蘇の事を書いてみますねお屠蘇は平安時代に中国から伝わってきました。(紀貫之土佐日記)中医学の中でも名医として知られる『華佗(かだ)』が作ったものとされています。
12月30日【降る雪を】降る雪を空に幣とぞ手向けつる春のさかひに年の越ゆれば紀貫之ーーーーー新勅撰和歌集の巻第六、冬の末尾の歌年を越し、やがて春へと季節は移り変わっていくーーーーー本年は一日一首、和歌を紹介してまいりました一年間、ご拝読頂きありがとうございました#和歌#降る雪を#紀貫之