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こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第52回試験・一般知識①気象業務法第20条第17条の規定により許可を受けた者は、当該予報業務の目的及び範囲に係る気象庁の警報事項を当該予報業務の利用者に迅速に伝達するように努めなければならない。警報事項の伝達を規定した気象業務法第20条の内容です。予報業務の許可を受けた事業者は、その利用者に対して、事業者の予報業務の目的と範囲に係る気象庁の警報事項を迅速に伝達することによって、早めの防災対応を促すよう、努力義務を課
こんばんは。今回最後の一般知識は、気象業務法から、特別警報に係る警報事項を除く警報事項の通知を受けた各機関が行うよう規定されている措置についての問題です。問題では、民間の気象予報会社などの予報業務の許可を受けた者、海上保安庁の機関、国土交通省の機関、市町村長、日本放送協会(NHK)が挙げられていますが、1つだけ誤っているのはどれか、次回一緒に考えてみたいと思います。第52回試験・一般知識※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用してい
こんばんは。早速ですが考えてみたいと思います。第52回試験・一般知識(a)気象業務法第2条第1項この法律において「気象」とは、大気(電離層を除く。)の諸現象をいう。(中略)第5項この法律において「観測」とは、自然科学的方法による現象の観察及び測定をいう。定義を規定した、気象業務法第2条第1項及び第5項についての文です。第1項では地上から約60km〜90km以上の電離層は空気が希薄で、窒素分子や酸素分子が太陽光線に含まれる紫外線の吸収によって光電離を起こし、イオンと電
こんばんは。今回の一般知識は、引き続き気象業務法からの問題です。気象業務法では、気象観測についての規定が設けられていますが、どのような規定なのか、(a)~(c)の正誤を検討しながら、次回一緒に考えてみたいと思います。第52回試験・一般知識※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。19日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第52回試験・専門知識(気象庁HP:知識・解説>海上警報・予報より)(a)熱帯の海上で発生する低気圧を熱帯低気圧とよんでいます。この熱帯低気圧に対して海上強風警報が発表された場合を考えてみます。上にあります海上警報の種類を見ますと、海上強風警報は現在あるいは24時間以内に最大風速が34ノット以上48ノット未満になると予想される場合に発表されることになります。一方、台風は中心付近の最大風速が34ノット以上の熱帯
こんばんは。今回の専門知識は、特に海上の船舶の航行において重要な海上の気象に関する警報である「全般海上警報」についての問題です。全般海上警報にはどのような種類があり、どのようなときに発表されるのか、問題の(a)~(d)の正誤を検討しながら、次回一緒に考えてみたいと思います。第52回試験・専門知識※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。11日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第52回試験・一般知識(a)南側に行くにしたがって、850hPa面における等高度線の間隔が狭くなっており、気圧傾度が大きくなっていることを示しています。したがって、風速の絶対値は南側ほど大きくなり、本文の内容は正しいとなります。(b)(c)問題の冒頭にある内容について、模式図を描いてみました。大気下層の850hPaでは西の風、上層の500hPaでは南の風になっていますので、下層から上層の矢印の先端を結んだ地衡風の差のベク
こんばんは。今回の一般知識は、大気の力学から風と気圧場と温度場の関係の問題についての問題です。850hPa面では問題の右下にあるような条件になっている一方で500hPa面では全域で同じ風速の南風が吹いているとするときの(a)~(d)の文の正誤について考えてみます。これは実技試験における基本ともなりますので確認しておきましょう。次回一緒に考えてみたいと思います。第52回試験・一般知識※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第52回試験・専門知識(気象庁HP「気象レーダーによる観測の概要」より)(大阪・高安山気象レーダー2018.03.22「大阪・高安山の気象レーダーへゆく」より)(a)気象レーダーでは、最上部のレドームとよばれる球体の風雨や雪などから守る覆いの中にあるアンテナから、パルス状の電波を発射して降水粒子に当たって戻ってきた電波の強さを利用して降水強度を観測します。また、発射した電波と戻ってきた電波の周波数のずれ
こんばんは。今回の専門知識は気象レーダー観測についての問題です。問題につきましては、特に難しい知識が問われているわけではありませんので、しっかり確認しておきましょう。次回、一緒に考えてみたいと思います。第52回試験・専門知識※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。3日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが考えてみたいと思います。第52回試験・専門知識《図ア》3枚の図を見て、いちばんわかりやすそうなアの図から見てみます。明らかな特徴としては太平洋から東シナ海にかけて、負の渦度域が広がっており、太平洋高気圧の勢力の目安となる5880mの等高度線が確認できるところにあります。ちなみに等高度線は60mごとに描かれています。このことから、「どうも梅雨期から夏の気圧配置だな。」と概ね見当がついたところで、(a)~(c)の文を読みますと、(b)かもということでもう少し検討して
こんばんは。今回の専門知識は500hPa高度・渦度解析図についてです。問題ではア~ウの3枚の図のトラフの位置、等高度線、正渦度域の特徴を読み取り、地上における気象状況を説明した(a)~(c)の文との対応の組み合わせを解答するものです。これら3枚の図のどこの特徴に着目すればいいのでしょうか。実技試験では問題を考える上で大切な知識ですのでしっかり復習しておきましょう。次回、一緒に考えてみたいと思います。第52回試験・専門知識問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの
こんばんは。今回から学科試験の問題から、重要な知識を確認しながら、設問を考えていきたいと思います。まず初めは、大気の熱力学から、温位についての基本的な知識を問う設問を次回、一緒に考えてみたいと思います。第9回試験・一般知識※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。10日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第52回試験・実技2・問3図13に基づいて、屋久島における6月7日の各気象要素の経過について、①と④は16方位で、②と③は時刻(24時制)を10分刻みで、⑤は整数値で穴埋めしていくという設問です。①これまでの設問で帯状エコーP-Q-Rは地上の前線に対応しているということで、各設問について考察してきました。図10(上)の7日16時、図10(下)の7日18時の両方とも、前線は屋久島の位置からは北西にあることがわかります
こんばんは。今回で、第52回試験・実技2の最後の設問になります。最後は、図13の屋久島における各気象要素の時系列図を用いて6月7日の気象経過についての文を穴埋めしていくという設問です。次回、一緒に考えてみたいと思います。第52回試験・実技2・問3※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。8日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第52回試験・実技2・問3帯状エコーP-Q-Rの7日16時から7日18時の2時間における移動の状況を、7日16時のP-Q-Rを図10(下)に重ねる形で表わしてみました。帯状エコーP-Q-Rは7日16時には東経129°で北緯30.0°の位置を通っています。この2時間後の18時では、東経129°で北緯29.3°の位置まで南下していることがわかります。すなわち、2時間で0.7°移動していることになります。緯度1°
こんばんは。今回は、図10の(上)(下)に基づいて、帯状エコーP-Q-Rの東経129°に沿った7日16時から18時までの平均の南下の速さを求める問題を次回一緒に考えてみたいと思います。第52回試験・実技2・問3※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。6日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第52回試験・実技2・問3帯状エコーP-Q-Rの位置が地上の前線に対応しているとし、図12でわかる850hPa面の前線こ勾配の大きさを求めるという設問です。図12の850hPa面の前線の位置は、地上前線の後面にある等相当温位線の集中帯の南東縁にあたります。これを赤の線で入れてみました。850hPa面の前線の位置がわかったところで、設問から、地上前線の地点Q付近における前線の勾配を求めていきます。地点Qから8
こんばんは。今回は、帯状エコーP-Q-Rが地上の前線に対応しており、この地上前線の位置と、図12から850hPa面の前線の位置を求め、さらに地上から850hPa面にかけての前線の勾配を求めるという設問です。850hPaの前線の位置、距離の求め方を復習しながら、次回、一緒に考えてみたいと思います。第52回試験・実技2・問3※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。4日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第52回試験・実技2・問3今回の設問では、図12において、図10と同様にP-Q-Rが示されています。そこで見てみますと、P-Q-Rを結ぶところを境に北西側では、北西風が卓越しており、南東側では、南西風が卓越していて、このP-Q-Rのところに沿って風のシアーが続いている、すなわちシアーラインが形成されていることがわかります。つまり、問3(1)で解答した積乱雲は北西風と南西風の異なる風向がぶつかり合うことで上昇流となることに
新年あけましておめでとうございます。本年も「てるてる風雲録」をよろしくお願い申し上げます。さて、1月の受験を控えている方におきましては、「正月は関係ない。」とストイックに頑張っておられるかと思いますので、早速、実技2・問3の設問の続きに入りたいと思います。今回は、図10(上)の帯状エコーP-Q-Rについて、今度は図12の地上風分布との対応の特徴を風向に言及して述べよとの設問を次回、一緒に考えてみたいと思います。第52回試験・実技2・問3※記事中の問題文及び図表は一
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第52回試験・実技2図10(上)のP-Q-Rを構成している帯状エコーについて図11の赤外画像と併せて見ますと、明白色であることから雲頂高度の高い雲、あるいは雲頂温度の低い雲で団塊状になっており、さらに個々の団塊状の雲が帯状の雲列を形成していることから、雲は積乱雲で、その積乱雲で構成されている帯状の雲列であることがわかります。したがって、設問の下枠から選ばれるのは「積乱雲」、その根拠は、明白色の団塊状の雲が帯状の雲列を
こんばんは。今回は、レーダーエコー合成図の帯状エコーP-Q-Rについて、これを構成する雲の種類を設問の下枠内から選んで解答し、その根拠について気象衛星赤外画像に基づいて解答せよ、という問題です。専門知識の気象衛星画像の復習としてしっかりと確認しておきましょう。次回、一緒に考えてみたいと思います。第52回試験・実技2※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。31日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第52回試験・実技2・問2(2)図9(下)に四国付近に予想されている低気圧の中心位置と、8日9時に予想されるトラフAの位置を重ねてみますとこのようになります。設問で求められている解答の要素として、一つは500hPa面のトラフAに対して低気圧の中心はどういう位置にあるのか。もう一つは下層の暖湿空気に対してどのような位置にあるのかの2点についてまとめる必要があります。まず、トラフAに対する低気圧の中心につきまし
こんばんは。今回は、四国付近で発生が予想されている低気圧の中心が、今度はトラフAと暖湿空気に対してどのような位置にあるかという設問について、次回一緒に考えてみたいと思います。第52回試験・実技2・問2(2)※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。29日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第52回試験・実技2・問2(2)【850hPaの相当温位場】図9に図8(左下)で四国付近に予想されている低気圧の中心位置を重ねますとこのようになります。解答では低気圧の中心位置がどういうところにあるのかを述べればよいのですが、この位置の状況をどう説明すればよいのか結構悩みましたがどうだったでしょうか?まず「傾度に言及して」という部分から考えた方がわかりやすそうです。相当温位の傾度については、ほぼ「大き
こんばんは。今回は図8(右下)の地上予想図予想されている四国付近の低気圧について、この低気圧の中心が、850hPa面の相当温位場と、700hPa面の湿数の場のそれぞれにおいて、傾度に言及しながら述べよとの設問です。なかなか解答へ落とし込むときの表現が難しい問題ではありますが、次回、一緒に考えてみたいと思います。第52回試験・実技2・問2(2)②※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。27日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第52回試験・実技2・問2【7日9時の交点】図7(上)において、等高度線の5700mと5760mに着目して曲率の大きいところ、さらに-79×10-6/sの極大値を含む渦度の極大域も考慮しますと、図のように描けるかと思います。その予想されるトラフAと5700mの等高度線との交点の経度を読み取りますと、1°刻みで東経122°となります。【8日9時の交点】図8(上)において、先ほどと同様に追跡してみます。6日9時と7日
こんばんは。今回から、6日9時に中国大陸にあるトラフAに関連する設問になります。はじめは、24時間後の7日9時と48時間後の8日9時に予想される、トラフAと5700mの等高度線との交点の経度を解答し、さらにトラフAの6日9時から8日9時までの平均の移動速度を解答せよ、との設問です。8日9時のトラフAの位置がちょっと難しいかもしれませんね。次回、一緒に考えてみたいと思います。第52回試験・実技2・問2※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂い
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第52回試験・実技2・問2(1)【トラフとの対応関係の変化】(1)④の設問では7日9時におけるトラフBの予想位置を解析しました。低気圧が発達する根拠として7日9時と8日9時の地上の低気圧中心とトラフの位置関係の変化を見ますと、トラフはこの間に地上の低気圧中心に接近して、低気圧と結合する予想であると読み取ることができます。したがって、これを10字程度でまとめますと、トラフBと結合する。(10字)《気象業務支援センタ