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父親からの暴力に耐えかね、斧を振り下ろした史也。DV場面があまりにひどい。駐在さん!伯母さんがいてくれてよかった。梓に出会えてよかった。
精神科医の夫・旬とカウンセラーの妻・さおりが営む「椎木メンタルクリニック」を舞台にした連作短編集クリニックにやってくる人達は、みんな一生懸命で頑張りすぎていて。無理を重ねた結果、心が疲れ切って、限界を超えてしまったのだなと。決して特別な事ではなく、誰もがその立場になってもおかしくない。作中でさおり先生が言う「人間は完全な丸じゃないし、誰だってどこかが欠けているものなの」この言葉に救われるし、小説のタイトルにつながってるのかなと思った。また、表紙のタイトルのロゴの文字が、よく見
遊歩道沿いの池は、数日の雨の後だったせいか、水をたっぷりと湛えていた。道沿いには、盛りを迎えたネモフィラ通りが続き、水色の花と新緑を映した水面の輝きがコントラストを見せていたそして、池には水中から茎を伸ばしてきた蓮の葉が広がり始めているもう数週間もすれば、茎を空中に出し、葉もさらに大きく広がっていることだろうフーっと大きな息をするように伸びていく蓮の茎。人間も大きく息を吐き、規則正しい呼吸ができるようにと、願わずにはいられない窪美澄さんの『ぼくは青くて透明で』を読み終えて、まず、
先日寄ったブックオフ山鼻店で残りの外れくじを全て使い、本を2冊引き換えてきました。1冊目は、窪美澄著「たおやかに輪をえがいて」(中公文庫)です。最近お気に入りになった著者の作品です。たおやかに輪をえがいて(中公文庫)/窪美澄2冊目は白石一文著「プラスチックの祈り(下)」(朝日文庫)です。以前から大好きな著者の作品です。プラスチックの祈り下(朝日文庫)/白石一文
久しぶりの夫婦ふたり暮らしも2年目に入りました♫去年9月かはら新しい仕事をはじめWワークをしていますおはようごさいます、ことはです以前こちらのブログを投稿したときに『ルミネッセンス』久しぶりの夫婦ふたり暮らしも2年目になりました♫去年9月かはら新しい仕事をはじめWワークをしていますこんにちは、ことはです図書館で本を借り…ameblo.jpいつもブログを読ませていただいている方から窪美澄さんの一番好きな作品を教えてもらいました夜空に浮か
⭐️⭐️No.19「夏目家のそれから」半藤末利子2024.2.9夏目漱石の長女筆子の四女である著者から見た漱石と没後の暮らし妻鏡子と弟子達の様子が興味深い⭐️No.20「母の最終講義」最相葉月2024.1.22取材で出会った人々や旅のこと失敗談などをまとめたエッセイ集⭐️⭐️No.21「こちら空港警察」中山七里2023.11.14身長が少し足りなくてCAになれなかった咲良は空港のチェックインカウンターに勤務し、クレーマー.密輸事件.ハイジャックなどにみまわれる空港警察
宮島さん本屋大賞受賞おめでとうございます受賞時のゼゼカラのユニフォームが素敵でしたよ。元気が出て、入試まで出題されてお世話になった作品、嬉しいです忙しく、さあ腰を据えて本読むぞにはなかなかなれない、かと言ってSNS、YoutubeTiktok、Xポストには敏感な世代にオススメできるイマドキ本です。成瀬は天下を取りにいく「成瀬」シリーズAmazon(アマゾン)成瀬は信じた道をいく「成瀬」シリーズAmazon(アマゾン)惜しくも2位ではありましたが素晴らしい
久しぶりの夫婦ふたり暮らしも2年目になりました♫去年9月かはら新しい仕事をはじめWワークをしていますこんにちは、ことはです図書館で本を借りても、読み終わらないまま返却日を迎えてしまうことがよくありますでもこの本は貸出期間を残したまま読み終えることができましたルミネッセンス[窪美澄]楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}5つの物語からなる連作短編集団地、同級生がキーワード暗くて重いまま物
2024年3月10日に窪美澄「水やりはいつも深夜だけど」を読了しました「代理母、はじめました」からの、子育て繋がりの気持ちでしたが、家族を描いた小説でした。「サボテンの咆哮」はちょっと泣いてしまった。その他の短編も、何かしらの琴線に触れるものがあり…。余談ですが、巻末にNEWSの加藤シゲアキとの対談が掲載されています。「Burn.-バーン-」が話題に出てくるのですが、加藤シゲアキの結婚観のような話題もあり、最近、結婚を発表したところなので、感慨深い。末永くお幸せに
もし、実在するのなら行きたいです。話を聞いてほしいです。窪美澄さんの『夜空に浮かぶ欠けた月たち』を読みました。夜空に浮かぶ欠けた月たち(角川書店単行本)Amazon(アマゾン)先日神社で御朱印の行列に並びながらこの本を読んで、涙、鼻水を出しまくってました。現在休職中のこのときに読んだのは、いま読むときだったからかもしれません。東京の片隅にある、椎木メンタルクリニックに通う人々の連作短編集です。病んでるので、読んでいて苦しさがよくわかります。去年
4月3日函館の最高気温14時11分で11.9度捨てました、使い込み過ぎの手袋気温が2桁になったので…サラバじゃ!穴だらけの手袋(笑)ずーっと探してるのですが気に入った手袋に出会えずガツガツ穴を塞いで使ってた(⸝⸝>н<⸝⸝)でも捨てちゃったので今年は寒くなる前にお気に入りを探さないと💦4月1日月曜日の出来事カブちんをお迎えに行って来た引越し先では階段下が定位置意外と低かった:(;´꒳`;)傾けて侵入しないと風防が接触しますシーズン中はほぼ野ざらし可哀想と
家族に疲れた主婦。離婚するのかどうするのか…娘との関係は…読み応えアリ。
夕方は読書プログに変身結構、続けてますよ。夜に星を放つ[窪美澄]楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}直木賞受賞作だったのね。この作家さんは前から知っていて好みな話を書くから読んでいたのよね。『ふがいない僕は空を見た』とか『水やりはいつも深夜だけど』は感想書いたことあると思う前はタイトルに本の名前を入れてなかったから探せないんだけどね。ごめんなさい星座をモチーフにした短編集で5作品が収録されてます。どれもね、共通してるのは喪失かな。そして、その
こんばんは~日々節約にいそしみながら、物欲と闘うアラサーかあちゃんもんちゃん。ですご訪問ありがとうございますこのblogは、地方住みアラサー夫婦長男(小4)、長女(小3)の4人家族主人は会社員、私は130万円以内の扶養内パートだけどジュエリー大好き35年の住宅ローンあり、物欲と闘うアラサー主婦のblogです自己紹介はこちら→☆すべての始まり、ジュエリー沼にハマり生まれて初めて高額ネックレス買った話↓
今回の3冊です。辻村深月「朝が来る」タワマンの上階に住む清和と佐都子は数年にわたる不妊治療にも結果が出ず、二人での生活を考え始めた時に、特別養子縁組団体『ベビーバトン』を知る。両親が教師の中学生の片倉ひかりは、同級の巧と付き合い妊娠。親が探した広島の『ベビーバトン』で出産まで過ごし、生まれた子は特別養子縁組でもらわれ、ひかりは何もなかったように中学生生活に戻る。数年たち佐都子らはひかりを名乗る女性から『子供を返してほしい』と言われるが、夫婦はひかりではないと感じる…ひかりの
窪美澄さんのお話は、今まで読んだ本では、優しい?お話しが多かったと思うのですが、これはちょっと違いましたね8編の短編集かなり短い短編です8人の主人公たちの、楽しくはない、むしろ無様な人生のひとこま無様ではあるけど、何となくコミカルで可愛げがあって笑ってしまったのは、「猫降る曇天」小説家としてデビューして3年の中年男性が主人公かなりストイックな作家生活だし、女性にもモテて?クールな中年男性のイメージだけど大震災の後、ずっと前に離婚し、全く会ってもいない
子どもがいない人が主人公の小説、今日紹介するのはこちら↓子のない夫婦とネコ[群ようこ]楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}子のない夫婦とネコ(幻冬舎文庫)[群ようこ]楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}表題作を含め5篇のお話・子のない夫婦とネコ・男やもめとイヌ・中年姉妹とネコ・老母と5匹のおネコさま・歳の差夫婦とイヌとネコです。ここに出てくるのはとにかくネコ、イヌが好きでたまらん人たち。人間関係をうま
SNSで子なしのグループに入っていて、「ならでは」の悩みをわかちあったりしているのですが、そこで紹介されていた本を2冊続けて読みました。「いるいないみらい」窪美澄いるいないみらい[窪美澄]楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}いるいないみらい【電子書籍】[窪美澄]楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}短編集です。5編あります。それぞれさまざまな理由で子どもが居ない夫婦、男性と女性の人生が綴られています。
夜空に浮かぶ欠けた月たちByMisumiKubo傷ついた心にそっと寄り添ってくれる連作短編集ワシントン州シアトルの図書館から取り寄せました!生きづらさを抱えた男女の癒しと再生の物語。生きていると自分の力だけではどうしようもないことだってある。そして誰だって無理をしたら、心が疲れてしまう。そんな時は周りの人の優しさや力を借りて生きていけばいい。もっと自分を大切に、そして自分のことを気にかけてくれる周りの人も大切に、ゆっくり落ち着いて生きていきたいなと思いました。疲れた時に、そっと
直木賞受賞作「夜に星を放つ」読了星に絡めたストーリー短編集軽くサクサク読めるけどガッツリ泣きました(←涙腺故障オバサンww)面白いから、沢山の人に読んで欲しい……星だけに
アニバーサリーAmazon(アマゾン)${EVENT_LABEL_01_TEXT}アニバーサリー著者:窪美澄出版社新潮社(2013/3/22)発売日2013/3/22言語日本語単行本314ページ本の概要母親との確執を抱えて育ち、望まれない子を妊娠、たった一人で出産を迎えようとする三十代の真菜。七十歳を過ぎても、育児中に始めたマタニティスイミングの指導員を続ける晶子。あの日、あの震災が、二人を結びつけた――。食べること、働くこと。子供を産み、育
図書館から連絡があったから予約していた本を借りに行ったら…日曜日で閉館が早かったきらきらが図書館のドアの前に着いたら電気が消されたところでしたあと五分早く家を出ていたら間に合ってたぁ〜〜〜ってことで読んだ本のご紹介をさせてくださいねいつものように美貌…じゃなかった(笑)備忘録なのでコメント欄は閉じていますでは、いきます初読みの作家さん、標野凪さんの『こんな日は喫茶ドードーで雨宿り。』ちょっと風変わりな店主そろりさんが経営するお一人様専用の喫茶店に何かしらの悩みを抱える人が訪ねてき
札幌のブックオフで買った本の4冊です。1冊目は、豊田巧著「駅に泊まろう!コテージひらふの雪師走」(光文社文庫)です。シリーズ作品の第4作です。まだ読んではいませんが、第3作までは買っているので、一気に読んでしまおうかと思って買いました。駅に泊まろう!コテージひらふの雪師走(光文社文庫)/豊田巧2冊目は、窪美澄著「いるいないみらい」(角川文庫)です。今気になっている作家の作品で、まだ読んでいなかったので買いました。いるいないみらい(角川文
皆さんこんばんは。恒例の夜中の本紹介。「夜に星を放つ」窪美澄第167回直木賞受賞作。デビューからズーッと追っていた作家さんなんで直木賞受賞はホント嬉しかった!要約受賞作を読む事が出来ました。さてどうでしょうか?今作は星や天体をモチーフにした5編からなら短編集です。なのであらすじは省きます。少し不思議な物語や、現実にありそうな物語もあり、バラエティーに富んだ作品集です。元々筆力のある作家さんだし、直木賞作なんで軽く及第点は超えてます
こんにちはご訪問いただきありがとうございます今回ご紹介する本はこちら「よるのふくらみ」窪美澄商店街を舞台に幼なじみ3人の視点から描かれる物語📖みひろと圭祐は結婚を前提に同棲中そして圭祐の弟の裕太はみひろに想いを寄せていますいわゆる三角関係なのですが一番のテーマはずばりセックスレスではないでしょうか気持ちが繋がっていても全く体を繋ぐことがないという切なさその切なさが相手に伝わらないという苦しさを感じ、ついついみひろに激しく同情してしまうのですが圭祐には圭祐の抱える
人生を終わらせるつもりの3人の男女が主人公の物語。全然違うんだけど、乃南アサさんの「しゃぼん玉」を思い出したわ。由人は子供の頃から母親の愛情を受けずに育った。引きこもりの兄と、若くして母親になった妹と、母に逆らえずに酒浸りになった父の中で唯一の味方だった祖母が亡くなり、父の「母さんから離れろ」の言葉で東京の専門学校に入る。やがてデザイン会社に勤めたものの、休みもろくな睡眠も取れない激務と、恋人との別れによって、うつを発症する。潰れそうな会社と恋人への未練から、生きる意味を見失う由人
・単行本:2020年4月講談社・文庫本:2023年4月講談社文庫<内容紹介>一人の男を好きになった。自分にとって最後の恋になるだろう、という強い予感があった。圧倒的筆力で描く直木賞作家の衝撃的恋愛小説。赤澤奈美は47歳、美容皮膚科医の雇われ院長。カメラマンだった夫とは別れ、シングルマザーとしてひとり息子を育て、老いた母の面倒を見ながら、仕事一筋に生きてきた。ふとしたことから、元患者で14歳年下の業平公平と、事故に逢うように恋に落ちてしまう。心を閉ざすように
晶子は、75歳現役のマタニティスイミング講師そしてそのマタニティスイミングに友達に連れられて来た真菜ふたりは、3月11日震災の起こった日の東京の夜を一緒に過ごすことになる真菜の母は、有名美人料理研究家だけれど、いつも忙しく、真菜は、「愛されている」と実感したことがないいつも空虚を抱えていて高校の頃は1999年に地球は滅びる、ということだけ、それを希望にして過ごしてきたけど地球は終わらず続いていく、そのことに絶望している誘われて、援交を繰り返し、そのお金
・・・しました。窪美澄「ははのれんあい」寡黙だが優しい男性と結婚した主人公。間もなく子供に恵まれ、将来のことを考え働きに出始めた。が、双子の妊娠が発覚。主人は喜んでくれてはいるが、二人の間に溝が入り始める。ここから波乱が始まっていく。母の視点から物語が始まるが、そこに夫の視点が加わり、やがては長男の視点から物語が語られる。家族の物語、です。
この作品の中の「いる」「いない」というのは子供を指しています👪5編の短編集です📕「子供が嫌いと思い込んでいる女性」「幼い娘を亡くした夫婦」「妊活に疲れ果てた夫」「ずっと夫婦二人の生活を続けたい妻」……子供を巡る思いは、人それぞれ夫婦それぞれなのだと思います。理解してもらえない事に辛くなるよりも、分からないのが当たり前だと開き直る方が楽でしょう。でも、分かってほしい……そんなイライラが、本のあちこちから感じました。ただ…どのお話もすべて、明るい未来が感じられる終わり方だった事が救いか